
先週のいちょう祭りで発覚した始動不良は自然治癒していたのも束の間、実は昨日も発生していました。
その場は、セルちょんスイッチで強制始動しましたが、今朝は問題なく始動できています。
どうもエンジンルームの温度が影響しているようで、冷えると正常になり、インヒビタースイッチの可能性もありそうなので、配線図を探してみました。
しかし、何故かSLの配線図だと出ていません。
W113 の場合、配線図はマニュアル車を基本としているようです。
サービスマニュアルに280SEの配線図が掲載されていたので、探してみるとありました。
スターターロックアウト アンド リバーシングライトスイッチという名称で写真の30番がそれです。
ちなみにスイッチの中の50という数字はスターターコントロールの番号(ボッシュの共通回路番号)を示していて、配線図上では電源が紫/白の線からスイッチを経由して紫の線に流れ、更にその先のスターターソレノイドへ通電する回路になっています。
では、現車で確認してみましょう。

インヒビタースイッチ本体
コネクターのカバーを上にずらすと、カバーが外れるんですね。→(本気で思っていました。)

うっ、既に素線がほつれています。
中身はこうなっていて、右の2本が始動回路、左の2本がバックランプ回路です。
右下の紫の線が始動時の電源で、スイッチが導通すると上の端子に送られ、灰色?線の先のスターターソレノイドへ通電します。

ゲッ、コネクター本体の角が欠けとるがな、ひょっとしてこれでカバーが外れるようになちゃってるじゃん。
カバーがスライドして外れるのは便利ですが、ちょっとマヌケな結果にガッカリ。
スイッチ本体のピンはシフトレバーがリバースポジションで左の上下2本が導通し、

パーキングとニュートラルポジションで右の上下2本が導通すれば正常です。
コネクターの端子を綿棒で清掃しておきました。

気休め程度か?
再び、カバーをスライドして?元に戻しておきました。

再度、不具合が発生したら、ココを確認して導通がなければスイッチの不良ということになります。
スイッチは分解できない構造で、不良だと交換になります。
このスイッチ高そうだな。
とりあえず、スライド式コネクター?を正常な状態に戻すため、コネクターを調達しておこうかな。
Posted at 2016/11/27 20:54:19 | |
トラックバック(0) |
W113 | クルマ