
昨日、訪れたミニのトラブルですが、通勤途中にエンジンからガタガタ音がし始めました。
あぁ、又来たか。
久し振りの症状でしたが、多分ステディロッドのブッシュだなと直感しました。
今日は朝から早速、手術台へ載せました。
ステディロッドブッシュはミニのウィークポイントの一つで、寿命が来ると

発進、停止、曲がる、止まる、あらゆる場面でガコガコ音がし始めます。
そのステディロッド、要はエンジンの前後方向の揺れを抑える突っ張り棒です。

エンジンを手で前後に動かすと簡単にガタガタと揺れます。
このゴムブッシュ、90年代前半でも純正新品で1000㎞も持たない酷い物でした。
当時アフターマーケット品としてウレタン素材の物とかが、ミニのショップで販売されていましたが、一番持ちの良い物でもせいぜい3000㎞位でした。
その後、90年代途中からローバー社が本気を出して設定した圧入品が新車に設定され、補給用サービスパーツとしてもリリースされました。
ウチのミニも10年程前に交換して、その後数万キロは問題ありませんでした。
早速、摘出しましたが簡単には外れず、久し振りの作業でプチ往生しました。

ゴムブッシュ部分は、やはり緩くなっています。
過去に入手した中古ロッドに、

以前、新品ブッシュを入れましたが、
年式の違いでウチのミニには長くて合わずどうしたものか?

取り敢えずブッシュを抜いてみます。
男達の工具、油圧プレスが出番です。

何年振りかに登場した油圧プレスで、古いブッシュは簡単に抜けました。
続いて新しいブッシュを抜き、途中迄抜けたら、下に入れる方のロッドを重ねて、

そのまま現行ロッドに圧入してみました。
古いブッシュは端部のゴムが輪状に切れてしまいましたが、

新しいブッシュは無事に現行ロッドに挿入できて何とか復旧できそうでっせ。
新旧ロッド比較、品番は長い方が21A1817、短いウチのミニのロッドは

21A1109、どうやら1000ccと共通のようです。
ブッシュ交換したロッドで組み立て、しかしそう簡単にはいかず、

分解時と同様にプチ往生して、何とか復旧できました。
この使えないロッドに新しいブッシュを入れてしまったのが問題でしたが、

この油圧プレスのお陰で、何とか入れ換えできて良かったー。
初めてまともにこの工具を使った気がしますがな。
明日、試走して確認します。
Posted at 2021/12/11 18:14:52 | |
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