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熱はなんとか下がったです・・・
も～、上がったり下がったりしてたので、体力ヘロヘロな中、NHK特集のシルクロードが放送されたので、がんばって観ました。

今月の放送は「天山を貫く・南疆（きょう）鉄道」ということで、まだ出来たばっかりのシルクロードを貫く鉄道のお話と、昔の対談放送でした。

25年も前の映像なので、本当に異国であり、もう訪れることの出来ない場所の物語に今回も圧倒されました。

静かな語り口と透明感溢れる音楽、そして決して高画質ではないフィルム映像が映し出す日本とは全く異なる異郷の地の映像。

苦労して取材した映像は、どうしても編集の段階で「どうだ、凄いだろう」という想いを入れてしまいがちで、鑑賞する側にとってはそんな思い入れが邪魔になり感動が薄れたりするのですが、初代シルクロードは、極力取材班の視点ではなく、視聴者がその場にいるかの様な視点で描かれているので、当時、15インチ程度しかなかったTVでも圧倒的な臨場感があったのだと改めて思いました。
（取材班の姿って本当に極力映らないようになってますし）

新シルクロードはお休み中（取材中？）らしいのですが、再会したときは、また美しい映像を見せて下さい。

でも、やっぱ、取材班の苦労が偲ばれる荒れた映像（フィルムだからだと思うけど）の方が臨場感があったりするなぁ（笑）

日曜日の絹の道再放送は、ブータンという町でした。
遅ればせながらHDDにHQ+で保存した映像を見ました。

８ｍｍフィルムのような荒い画質の映像ですけど、圧倒的な

　「日本ではない異国の地を訪問したドキュメンタリー」

という映像美に、今回もノックアウトです。
見渡す限りの砂漠と、鮮やかな衣装を纏った異国の娘さん達。

２５年以上前の映像なので、今はもう近代化されて見ることの叶わない映像なんですが、淡々と流れる映像と石坂浩二のコメントは今見ても「感動」の２文字以外の感想を書けません。

現在、デモで非常に危ない状態になってしまった中国ですが、行けるものなら一度は見に行ってみたいですね。

写真は、松崎町にある時計塔の天井絵です。
ここにも異国情緒が溢れています。

なんかあっという間の一ヶ月でしたが、シルクロード第２弾が放送されました。
デジタル技術で再生された壁画は・・・すみません、ゲームやりすぎかもしれません。（笑）
ゲームの一画面と同じ感覚で観てしまった。

んでもって２３時、２５年前のオリジナル？シルクロード上映。

圧倒的に出来が違います。
映像は今のほうが綺麗なのかもしれませんが、絵の構成が眠い為なのか、「すごぃ・・・」という感じが伝わってこない絵なんですね。素人なんで理由は全く判らないです。

ナレーションの違いは大きいですね。

気が付いたんですが、語りと語りの間が絶妙です。
今のシルクロードと違うのが、その間に当地の音がかぶさってくるんです。
馬のひづめの音とか、バザールの音とか。

存在感が圧倒的に違う。

透明感ある喜多朗のBGMが、遥かな彼の地の「風」をTVの中から運んで来ますしね。

この作品を越えるのは非常に厳しいかもしれませんが、頑張って欲しいですね。今のスタッフさん達に。

来月の作品、また楽しみです。

待望の新シルクロードが始まった。

～こっからは石坂浩二のナレーションで～
シルクロード。
数あるNHK特集の中でも、その映像の美しさと音楽の素晴らしさ、そしてナレーションのハーモニーが素晴らしい伝説の番組である。
～

新シルクロードのナレーターは松平アナウンサー。

・・すみません、語り熱いです・・・。（笑）

感情を抑え、淡々と語る石坂さんのナレーションが、いかに素晴らしかった事か・・・。
新年早々の放送では新作の後に旧作が再放送（映像はデジタルリマスター）された為に、否が応でも際立ってしまいました。

楼蘭というタクラマカン砂漠の奥地にある、一般人は訪れる事の非常に難しい場所の映像は非常に新鮮でした。
特集番組で石坂さんが語られていた、「TVでは映像と音は伝わるけれども、匂いが伝わらない」という事には、本当にそうだなぁと思いましたよ。

砂漠の匂いなんて、普通わからないですから。
海岸の砂浜とは全然違う匂いなんだろうなぁとしか判らないです。（笑）
これからの放送、楽しみにしています。
松平アナウンサーの語り、変化しますかねぇ？（＾＾；

☆1/5の深夜には再放送がありました。