ダチアダスターが気になる！

最近すっかりクルマに乗る機会のない自分としては、開幕したGeneva Motor Showからの話題が唯一のクルマに触れる機会になりつつあります。

自動車専門情報サイトなどから発信されたニュースは、ジュネーブで発表された、きらびやかなクルマたちを連日提供してくれていますよね。
例えばアルファロメオの新型スポーツカーなどは、その流麗なスタイルに、少しエロいくらいの雰囲気が、クルマの未来を発信するモーターショーに相応しいモデルだなぁ、なんてつくづく感じます。

しかし僕は相変わらず、"明日買えそうな"フツーのクルマに目移りしてしまっています。
自身のブログで今年のジュネーブ発の話題を取り上げるのも今回で3度目。初回はセアトレオン、2回目はルノーカングーでした。んー、なんか地味。
で、今回はさらに地味な雰囲気満載の（笑）、ダチアダスターに着目してみました。

ダチアをご存知ですか？
ルーマニアの自動車メーカーであるダチアは、ルノーグループの一員なんです。
Bセグハッチのサンドラ、セダン/ワゴンモデルのロガンなどを中心にコンパクトな低価格車を作り、主に欧州や南アジア、アフリカ、中南米などの新興国向けに販売しています。
ルノーグループなので、販売国によってはルノー、あるいは日産ブランドで売られていたりもします。
もちろん、日本への正規輸入はされていません。

そんなダチアブランドのダスターは、モデルラインナップの中でもコンパクトSUVクラスを担う存在。
わかりやすく表現すると、ルノーのコンパクトSUVであるコレオスや、日産キャッシュカイ(デュアリス)の兄弟ってことになります。

僕自身、実は普段SUVクラスには殆ど興味がないんです。
これ乗りたいなぁ、と思うのは前述のキャッシュカイ(日産のSUVは比較的どれも好き…単なる日産びいき？)と、トヨタハイラックスヴィーゴ(トヨタのグローバルIMVプロジェクトから生まれた、東南アジアや中南米、中近東などの新興国を中心に販売するSUV車種)くらい。
だから、SUVのニューモデルのニュースなんていつも素通りだったんですけど、このダスターはなんかカッコいい！

実は今回のジュネーブ出展車両のダスターというモデル自体は、別にニューカマーではありません。

通常のモデルは数年前にリリースされているんです。(文中の写真が通常モデル。ちなみに、欧州カーオブザイヤーのファイナリストでもあります)
で、今回の出展車両は、ちょっと味付けされた"本格オフローダー"をイメージした特別仕様の限定車になります。
少しパーツを変えただけで雰囲気が変わる事はよくあることなんですけど、今回の限定ダスターはなかなか良い方向性にまとまってます。
都会的なキレイ系デザインのコンパクトSUVが世界中で流行る中、ちょっと無骨な感じの雰囲気は意外と斬新だったりします。
何だか、パッと見は日産エクストレイルに雰囲気が似てると思っちゃうのは、やはりルノーグループの一員だからなんでしょうか。

このダスター、決して日本では見る事ができないというのも惹かれてしまう理由のひとつなのかもしれませんが、SUVに疎い僕でも気になる1台だったりもします。