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わんどらのブログ一覧

2019年10月30日 イイね!

from Tokyo Motor Show 2019 (後編:クルマのないモビリティワールド)

from Tokyo Motor Show 2019 (後編:クルマのないモビリティワールド)今年の"生まれ変わった"東京モーターショーを3回に分けて書いてきたブログもいよいよラストです。
東京のひと味違う国際展示会をウダウダと書き綴っているうちに、欧州ではVWから待望の新世代ゴルフが発表されたりして、こちらではワールドプレミアどころかブース出展もしていないメーカーの力の矛先を何となく感じたりもしています…。
が、とにかく私たち日本には誇るべきグローバル車種があるはず。
そう、トヨタヤリスとホンダフィットです。
ブログのラストは、その個人的期待であったグローバルBセグハッチを見に行きます。

まずはホンダ。
4輪、2輪、汎用製品と多彩な商品を持つホンダのブースは毎回楽しそうな雰囲気を醸し出しています。
特に2輪車は名機CBの歴史を紐解くコーナーなど、世界観がたっぷりと味わえるものとなっていました。
そんな中4輪車のエリアに行くと、主役はやはりこのTMSがワールドプレミアとなるフィットです。

あらまあ、今までエッジを効かせた方向にあったデザインも、この敢えて柔らかい雰囲気の顔つきにしたことにより随分と変わりましたね。
発表前のティーザー広告にて"性能を競っている場合じゃない"とか、"人がココチいいなら、クルマは嬉しい"というメッセージを発信していましたが、まさにそんな雰囲気が合っている、マインドが丸くなった出で立ちとなりました。
このデザイン、全く新しくないけど、悪くない。
目新しさという点では、どこかの軽自動車あたりでこのあたりのスタイリングは既に見たことあるような気がして、イマイチガツンとこない。
でも何故か、ほっこりしてしまうというか、見ていてニコニコしたくなってしまうような空気感があります。
しかも室内は意外や上質な雰囲気もあったりして、これまた悪くないし、そのコンセプト含め全体的に好意的に迎えることができる気がします。

(但し欧州を戦うにはこの方向性は厳しいかも、なんて想像してしまいます。いまやホンダはアジアとアメリカ、中国をホームにしていますので、たぶんホンダはそれでいいという舵切りをしたのかと思いますが…如何に?)
今回のフィットはバリエーション展開が多彩なことも特徴的で、ベーシックなもの、上級志向なもの、クロスオーバー風などが”Basic”"Home”"Luxe""クロスター"などのサブネームを伴い、いろいろ用意されているようです。
もしやこれが"人がココチいい"というパーソナライズ化の答えなの?なんて勘ぐってしまいますが、選択肢があるというのは小品種で勝負するメーカーにとっては大事な戦略なのかもしれません。

さてそんな、ある意味印象深いフィットとの出会いの脇には、これまた国内初お披露目の(確か)ホンダeが佇んでいます。

但し、ただ佇んでいるだけ。
私が訪れた際にはステージ演出がない時間帯だったためか、尚更そう感じただけなのかもしれませんが、それにしても、フィットと双璧を成すくらいに鳴り物入りデビューというのを想像していただけに、え、欧州では受注活動も始まり、あんなにメディアに取り上げられている話題のクルマがこれでいいの?と思ってしまいました。
4輪車エリアを改めて見渡すと、フィット推しが露骨で、今回は売れ筋Nシリーズでさえ脇役となっている様子。
もうひとつの日本初お披露目であるはずの新型アコードに至っては隅の方に置いてあるだけの有様です。
まあそれも良いのですが、ホンダeはもうちょっと並べて、触れさせて欲しかったなぁ…。

さて、フィットを見てある程度の納得感を得た私わんどらは、今回の個人的注目Bセグ3種の残りひとつ、トヨタヤリスを見に、トヨタグループの集まる青海展示場へと向かいます。
国際展示場からわざわざ電車に乗って(移動の煩わしさについては前編をご覧くださいませ)向かった青海展示場にあるトヨタブースに着いてみると…
え?クルマがない!
いくつかのクルマっぽい形をしたモビリティはあれど、展示車種がありません。
(前回は巨大ブースにフルラインナップ展示だったのに…)
例の香川さんがレポートするTVCMにて豊田社長が、"クルマの展示はありません、東京ヒューマンショーです"とにこやかに語っていたのは本当でした。
これは大胆で興味深い取り組みでありますが、個人的印象としてははっきり言って"期待外れ"です。
しばらくこのブースを定点観測してみたのですが、まず外国の方にはその意図や、混み合ったブース内で行われている体験型アトラクションが殆ど理解してもらえていない様子です。
かつては世界3大モーターショーと言われ、それが過去の話だと差し引いても国際ショーである以上、ダイバシティに対応しないといけないと思います。
しかも日本代表のトヨタへの期待や注目はこんなメーカーの思い上がりではないはず。
気のせいか海外の自動車専門メディアの扱いをWebでいくつか見てみると、トヨタは殆ど取り扱われていないように感じ取れます。
それに、実際にも受付には"自動車はどこにありますか?"という質問が多発しているようで、メガウェブなどに分散して展示されている見取図がパウチされたカードを用いてコンパニオンが説明しています。
これがトヨタの意図なら大成功なんでしょうけど、来場者はまた疲れた足をその点在する展示車に向けなければなりません。
果たして、来場者は何を求めているのでしょうか。
かくゆう私も受付で"あのー、クルマはどこですか?"と聞いてしまったクチ。
そしてパウチされた見取図で説明を受けると、クルマが点在する各会場に引き返してみたりしたのです。
例えばグランビアはトヨタ車体にて発見!

新型ミライはメガウェブ2Fの"Future Expo”内で見つけました。

クラウンとレクサスESの融合のようなキレイなスタイリングで、現行モデルの"いかにも未来感"というものとは異なる、ラグジュアリー感と実用性を併せ持つ雰囲気になりましたね。
さらにこのシティコミューターは同じくメガウェブの1階にて来場者に素通りされてます。

懐かしのiQを思い出す、なかなか良さげな雰囲気。

そしてヤリスは…どこにもいません。
おーい、これを見にきたんだよ、まさかの非公開?
なんて思いつつ再びトヨタブースの受付で聞くと、なんとヤリスは青海地区にあるショッピングモール、ヴィーナスフォートにあるというではないですか!
再び今度はそのショッピングモールを訪れると…ありました、鮮やかなカラーリングを放つコンパクトカーが!

既に発表済みにてWeb上ではその姿を眺めていましたが(あれ、もしや店頭でも発表済み?)、実物は抑揚ある立体的なデザインで、程よくエッジを利かせつつ、丸みをつけることでこれまでのモデルよりコンパクトに見える、なかなか素敵なスタイリングになっています。

ショッピングモールの通路に置かれたクルマの周りでは"良くなったね"という声もいくつか聞こえてきます。
何かの記事で、実はあまり使われていない後席は狭くなったとありましたが、確かにその雰囲気はありつつも、確実に若返り、カッコよさを身につけた新型ヤリスは、欧州にて大こけとなった現行型のイメージを覆し、例えばオペルコルサやフォードフィエスタという欧州メジャーと十分渡り合えるような気がします。
さらにはこれにWRCをターゲットにしたスポーツモデルが出たりしたら、さらにカッコよさが引き立つのではと期待してしまいます。
(その際はぜひフィエスタSTのようにボディから仕上げて欲しい…単なるモデリスタ風のエアロ加飾はいりません)

さて期待のヤリスを最後に見て納得感を得た私の今回のTMS行脚はこれでお終いです。
"生まれ変わった"事でいろいろな体験をした今回のモーターショーですが、このテーマパーク風イベントの是非は、東京オリンピックが終わって1年経った後に開催される次回に評価されてゆくのでしょうか。
いずれにせよ個人的には注目していた3大Bセグモデル、クリオ、フィット、ヤリスを観察することができたので良かったということで締めくくりたいと思います。
結局は未来を傍目に現実に終始してしまった…。
2019年10月29日 イイね!

from Tokyo Motor Show 2019 (中編:開かれた未来か現実か?)

from Tokyo Motor Show 2019 (中編:開かれた未来か現実か?)今年の東京モーターショーは自ら"生まれ変わった"と発信するだけあり、施設やコンテンツの展開にひと工夫がなされています。
前編ではその新しいアプローチの印象を全体観として書いてみましたが、今回はそのコンテンツの中心であるはずの"クルマ"について、各社ブースを巡り気になったモデルをピックアップしたいと思います。

今回のTMSはなんと言っても(繰り返し言いますが…)殆どの欧州メイクの出展見送りという寂しいものとなっていて、個人的にはそれかモーターショー自体の魅力を半減させていると感じてしまっています。
欧州メイクにて主に出展していたのはメルセデスとルノー、そしてアルピナくらい。
いやいや、まあイタフラメーカーは不在を理解するとしても、VW、アウディ、BMW、ミニ、あるいは勢いあるボルボといったメーカーがいないというのは、日本は販売の場であり、魅せる場ではないということなんでしょう。
そんな実に寂しい雰囲気はありつつですが、まずはその輸入車から見ていきましょう。

メルセデスはかなり大きなブースの構えとなっていて、出展車種も多彩でした。
改めてメルセデスって車種多いな…と思わせてくれるものでしたが、推しはAなどのコンパクトクラス(AやらBやらCLAやらAMG A45ジャパンプレミアやら…顔つきは同じであれどスタイリングやポジショニングが異なるモデルが並ぶ!)、あるいはシティカーからSUVまで充実の電気自動車ラインナップです。
ブース中央にはタイトル写真にある
ダイナミックで美しいVision EQSが鎮座しつつ、
販売開始となったEQC、

それに、EクラスのEV版なども展示されています。
これがメルセデスの少し先の未来、そして今手に入る現実というところでしょうか。
まあ、個人ニーズとしては気になる既販車種であるAクラスは既にDLRで体験済みだし、こんなに沢山のラインナップ展示があるのに、何となくお腹いっぱいな感じもしつつ…発見があったのはAクラスセダンとCLAは似て非なるものということくらいでしょうか。
ただ、輸入車ブランドにて出展してくれたことは何より称賛すべきことなのかもしれません。

次はルノー。
こちらのハイライトは、なんと言っても新型クリオ(ルーテシア)の日本初お披露目です。

実は個人的に今回のTMSでは見るべきものは3車種と考えていました。
それは欧州が主戦場となる話題のBセグハッチ、トヨタヤリス、ホンダフィット、そしてこのルノークリオです。
(まあフィットは欧州というよりメインステージはアジアかもですが…)
そんな期待のひとつ目であるクリオは、現行型を踏襲しつつも、何だか"スモールメガーヌ"そのものではないですか!
実際に少し離れた場所に並んでいたメガーヌと比べてみても…

スタイリングは瓜二つ!
大きさこそ実際は差がつけられているはずですが、個体で見る分にはあまり差がわかりません。
だから、すごく新鮮!と飛び跳ねて絶賛するような感動や驚きはなかったのが現実。
しかし、私わんどら的にはそもそもメガーヌのスタイリングには好感を持っていましたし、欧州ではほぼ同時に登場した新型プジョー208と比べても、少なくとも見た目においてはクリオに軍配を上げていただけに、実物が見れてよかったと思えたのでした。
そう、"実物が見れてよかった"というのもモーターショー訪問の醍醐味ですよね。

さてもうひとつの欧州メーカー、アルピナのブースを斜め見したら、もう欧州車のブース巡りはおしまい。
ただしやっぱり何か見つかるかもという淡い期待を抱いて、国産車メーカーを巡ってみます。
"Open Future"を謳う今回のTMSを回遊していると、未来のモビリティやコネクテッドを向こう側に見据えつつ、すぐそこにある"開かれた未来"はEVにあるというメッセージが読み取れます。
駆け足で見てみると…
スズキからはレトロな雰囲気の素敵なPHEVコンパクトクーペ、ワクスポ

レクサスはまもなく発表の量産EVを隠してLF-30 Electrifiedをショーらしく出展

マツダからは市販予定モデルMX-30

そしてEV大本命の日産アリヤコンセプト

そして軽自動車規格のiMk

日産は完成度高く、ステージでは"コンセプトじゃなく、実際に皆様にお届け"と市販化宣言をしていました。
海外向けモデルが活気付く中で、国内向けは長らく新型車の無かった日産がいよいよラインナップに動き出したという期待感もあります。

ただこれらの開かれた未来からは、フツーの現実にあるルノークリオに感じたような"実物が見れてよかった"と思えるものがなく、こんなに華やかなのに何だか物足りない…。
やっぱり自分がまだ生まれ変わったモーターショーに順応していないせいなのでしょうか、どこか今手に入れることができる現実を求めてしまっているような。

そんなことで、後半はいよいよ個人的期待のフィット、そしてヤリスを見に行こうと思います。(続く)
2019年10月27日 イイね!

from Tokyo Motor Show 2019 (前編:生まれ変わったって?)

from Tokyo Motor Show 2019 (前編:生まれ変わったって?)昨日まで開催されていた六本木でのプジョーのプライベートショーのあまりにもの充実ぶりに、もうすっかり自動車イベントを堪能した気になっていましたが、六本木から少し離れた湾岸エリアでは、大きな国際モーターショーが今週末から始まりました。
そこで、早速訪れてみた東京モーターショー、今年は少し趣向を凝らした展示会となっているとの話題は事前に聞いていましたが、行ってみると実際にも、これまでとはだいぶ雰囲気の違うイベントとなっていました。

そんなTMS、まずはその"生まれ変わった(と自らアピールする)新しいアプローチに対する印象をハイライトで書いてみると…。
今回のTMSは、国内販売500万台を必達させるべく、トヨタを筆頭とした国内の自動車メーカーが協力して来場者を誘致しようという大号令のもと、子供連れでも楽しめるイベントという趣向を凝らしたものとしたとされていますよね。
その裏話として、自動車メーカーは関係会社や取引先、家族などに対して来場誘致活動と、それによる来場予定者数を事前に問い合わせ集計するなど、来場者確保に躍起になっているという、いつもよりも生々しい仕込みがされていたりもしていました。
それだけ、国内需要の落ち込みは深刻ということなんでしょうね。
また会場を分散して様々なアトラクションで結ぶという施策は、国際展示場が東京オリンピックの関係で使えないという事情もあったりします。
それらの事情は、会場ごとに違う体験ができるようにするという努力と工夫につながっています。
だからトヨタの総合ショールームであるメガウェブが未来モビリティの世界になったり、

商業施設の多い青海地区側の展示場では子供向けのトミカブースや、

キッザニアとのコラボレーションブース

などがあり、確かに子供と一緒に来ても楽しそうです。
他にも、ふたつの展示場を結ぶ道を使ってパーソナルモビリティが体験できるプロムナードや、試乗が出来るスペースなど、エリア全体を使ってアトラクションが楽しめます。
(残念ながら私の訪れた日(10/25)は雨に降られ、それらの屋外アトラクションは中止でした…)

そう、ホントいろいろ工夫されていて"生まれ変わった"んです。
ただ…はっきり言って、会場間を移動しながらの観覧は疲れるし、どれも強い魅力がある訳ではないので、イマイチ何がしたいのかよくわからない。
特にクルマを見に行くという観点での訪問であればその不便さは尚更で、そこに家族の同行が加わると更に回遊が大変になるのではと感じてしまいます。
会場間は前述のように歩いて楽しめるようになっていますが、モビリティやら歩行者が大勢いるその2km近い距離を歩くのは楽ではありません。
それに雨の日だったり、体の不自由な方などが歩かない場合はシャトルバスを使いますが、バスは40分待ちだったりして、結局は2kmの距離を1時間近くかけて移動することになります。
(あるいは自身でゆりかもめorりんかい線という鉄道に乗らなければなりません)
私がもし家族で行くなら、TMSではクルマは見ずにトミカとキッザニアだけ、そして近隣商業施設でのお買い物という青海地区だけの訪問にするなかぁ…。
実際に、会場を歩く人々の会話には"見にくいね"とか"移動が面倒"という声を結構耳にしました。

まあ、時代と共にモーターショーのあり方も変わって行くという意味では、変革の意思は受け止めることできるのですが、これはもはや国際モーターショーではなく、かなりドメスティックな方向に振った、遊園地イベントのような、フェスのような感じに受け取られたのが、私の受けた全体的な印象でした。
変革できていないのは私の意識の方かもしれませんが、その旧態依然の心にして、ここに来たのはやはりクルマを見たいと思ってしまうのです…。

ということで、次回は出展されていた気になるクルマたちをピックアップしてみますね。
Posted at 2019/10/27 21:49:48 | コメント(0) | トラックバック(0)
2019年10月26日 イイね!

Peugeot Show 2019に行ってみると

Peugeot Show 2019に行ってみるといよいよ東京モーターショーか開幕しましたね。
ヤリスやフィットなど、いくつかの注目すべき新型車はあるものの、やはり欧州メイクの出展減は残念な感じもします。
そんなTMSの話題は後日改めるとして、まずはこちら、先週土曜から六本木ヒルズで開催されているプジョーのプライベートショーに行ってきました。
TMSに出展するよりも、感度の高い消費者に向けてダイレクトに新作を発表できる場の提供のほうが、より販売に効果があるとのインポーターの判断によるこのイベントは、何だかモーターショー以上の濃厚な出展となっています。
その内容は既にメディアなどが報じているように、なんと言ってもジャパンプレミアの新型208&e-208、そしてリフターが展示されているという充実振り。

しかもそれらはターンテーブルを眺めるだけのものではなく、実際に着座体験ができるという嬉しいものでした。

まずはオープンスペースに設えられたブース中央に堂々と展示されていた新型208&e-208から見てみます。

今回の展示にはフランス本国仕様をそのまま持ち込んだとのことで、室内ディスプレイオーディオの画面にはフランスのラジオ選局のアイコンが見えたりと、それはそれは直送感溢れるものがあります。
そんな、正直申しましてのファーストインプレッションは、"太い"ということ。
コンパクトであることは確かなのですが、比較的面で構成されたデザインや、ホイールアーチに描かれた黒いフェンダー加飾などのせいなのか、大きくそしてマッチョに見えます。
205から続くプジョーBセグハッチの系譜において、206によりスタイリッシュに磨かれ、207により大型化し、先代208は再びリサイズして原点に立ち返った(当時はこれぞ205の再来と発信していたような…)というデザインテイスト上の変遷がありますが、私の印象は、今回の新型こそが205の再来なのでは?と感じています。
全体感こそそんなリバイバルな雰囲気あれど、最新のデザインアイデンティティを身に纏った姿は凛々しく、また強さを感じさせてくれます。
ディテールを見ていくと、次に感じたのは上質感。
ボディのプレス、ライト周りの造形などの外観、ドアの厚み、そしてプラスティックを感じさせない樹脂部品の品の良さなどが508と一緒じゃん!と思わせるものがあります。
(ガンガンにライティングされている中での写真では伝わりにくいのですが…)



さらには3D iCockpitとか言う奥行き感あるインパネ周りのせいで視界が広く感じるという効果もあり、それがまたワンクラス上の上質を感じさせてくれる気がします。
聞けば、電気自動車版のe-208も含めて日本での発売は来年の夏を予定しているんだとか。
今度出会うのはまだ先のことになるのかと思いますが、次はDLRにて、ぜひe-208を試してみたいと思いました。

さてお次はヒルズカフェ内に展示されているリフターの現車確認をしてみます。

個人的ニーズとしては、新型208よりもこちらの新型MPVに触れる機会を楽しみにしていました。
早速見てみると、マイピカソよりも縦長感あるディメンションは、そもそもが商用車という感じが色濃く出ています。
このあたりは決してスタイリッシュとは言い難いものがありますが、その縦長な分、ユーティリティ重視のファミリーカーとして使い勝手は良さそうです。
実際に乗り込んでみると、そのサイズがもたらす居住性の良さを感じます。
一方でシボのないプラスティック部品が多用されたインテリアは、あーやっぱり商用車なんだなと感じさせられてしまう部分も。





さてこのカフェでは、インポーターの方と直接話をさせていただく機会を得て、このリフター&シトロエンベルランゴについてのいろいろな話を伺うことができました。
忘れないようにメモしておくと…
・今回の初回導入はリフター220台、ベルランゴ120台を用意した。ベルランゴは即完売して驚いているが、そもそも欧州で登場以降、日本導入への要望を消費者より頻度高く受けていたので今回の反響があってよかった。
・両モデルとも基本は同じだが、外観以外の装備差は、例えばバックドアの仕様を変えている(リフターはハッチゲート、ベルランゴは観音開き)。
・展示車両は後席が3席独立だが、実際の導入車種は1:2分割のシートになる(わんどら的に残念…)。
・日本導入が遅れた理由は、PCJとして"日本において商用車ベースとなるモデルの導入はブランド価値を下げるのではないか"という危惧を抱いていたから。但し、消費者の反響や、ラインナップの検証、カングーの成功や同種カテゴリーのマーケット状況なども鑑みて、今回の導入となった。
・本導入は来年の夏、カクタスのような限定車ではなく、レギュラーのカタログモデルとなる。
・今回の初回導入後は来年の本導入まで、基本はイベント展示活動やDLRでの参考展示は行わない(売るクルマがないのに店頭に出す訳にはいかない)。
・本導入車種はまだ詳細仕様が決定していない。例えば今回のディーゼルは本導入でも入れる予定だが、ガソリンモデルなど仕様や装備グレード体系、バリエーションは現在企画中とのこと。
などなど、自身が次期代替候補として参考になる情報を多くいただけました。
(対応いただきましたのはおそらくマーケターの方だと思いますが、とても丁寧にお話しいただき、ありがとうございます)

今回の208/e-208&リフター導入に合わせてプジョーが打ち出したキーメッセージは、"Unboring the Future"-退屈な未来はいらないということですが、実際に見たニューモデルからは、まだ走らせてもいないのに、退屈などは決して感じさせない予感がする好感触を得ることができました。
イベントではコーヒーをいただいたり、ミニカーをいただいたりと新型を眺めながらひと息つくこともでき、まさに退屈知らずの時間を過ごすことができました。

そして、次に出会う時には実際にハンドルを握り、走りを確かめることができることを今から楽しみにしていたいと思います。
2019年10月25日 イイね!

Sweet Suite Carlife 7周年!

Sweet Suite Carlife 7周年! 今から7年前、F30型BMW320dを購入したことをきっかけに、あれこれ話したかったクルマの事を書いてみよう!という動機で始めたこのみんカラブログ”Sweet Suite Carlife"も、開設7年が経ちました。
2年前からはクルマがシトロエンC4ピカソに変わりましたが、クルマのある生活はまずまずの楽しい時間となっています。
そして、思い立った時という気まぐれではありますが、自由奔放に書き連ね続けたブログも7年間で382本になります。
7年間もやってる割には、ようやく1年分しか書いていないという状況ではあるのですが、それでも自分の興味視点に皆さんが関心を寄せていただけているのは嬉しい事と感じています。
いつも訪問いただき本当にありがとうございます!

さて、毎年この周年機会に書いている恒例のネタですが、今回もこの1年間にピックアップした”気になるクルマ”たちの中から、皆さんが”気になってくれたクルマ”をランキングをしてみたいと思います。
僕の個人的興味関心により選んだクルマたちが、皆さんの興味に繋がった(=年間アクセスが多かった)順番に振り返ってみましょう。
昨年度は今が旬な新型車プジョーリフター&シトロエンベルランゴなどのPSAスモールバンを書いたブログが高アクセスとなり上位独占という結果でしたが、今年度はどんな感じでしょうか。

まず第1位は、シトロエンOrigins Collector’s Editionです。

今年は記念すべきシトロエン100周年という事で、なるべくしてなった1位なのかもしれませんが、私のブログを訪問いただく皆さんにとっても注目の話題だったこちら特別仕様車の話。
基本的に私のネタは欧州(主に英国)発信の情報からピックアップすることが多いので、ブログは日本仕向けの2モデル(ブログ記述以降含めると全3種ですね)についてではなく、主に本国フランスなどで展開された6種類のモデルと広告展開について書いたものでした。
特別仕様車は派手な加飾はないけれど、100周年キーカラーのゴールドなどがセンスよくあしらわれていて好感が持てますね。

第2位は、マツダ3です。

こちらはブログでは1年で2度話題にしているのですが、実際に試乗してみた事を書いたものが高アクセスとなりました。
デザインは攻めてるし、質感は良いし、ディーゼルエンジンから感じる走りもハンドリングもとっても良い感じに欧州車してるのに、ブレーキだけは全くフィーリング合わず…という多少残念なインプレッションを書いた記憶あります。
(アクセスの割には反響がなかったのは同意得られず?まあ、感性は人それぞれってことで…)

第3位は、トヨタプロエースシティです。

聞き慣れない名前のトヨタ車は、欧州専用のLCVです。
そう、このスタイリングの通り、今月国内導入が発表され、つい先日のファーストエディションの即日完売(ベルランゴは120台が即日、入荷台数の多いリフターは10/25現在まだ在庫ありとか)を遂げたプジョーリフター&シトロエンベルランゴ、加えて新たにPSAブランドに加わったオペルコンボの3車種に加わった4番目の兄弟なんです。
トヨタならでは?あるいはキーンルック強めな最近のトヨタらしからぬコンサバティブな顔つきですが、スペインザラゴザのオペルの工場ラインに4種並んで生産されていると思うと、こんな選択肢もひとつありかと。

第4位は、カローラスポーツです。

こちら再びトヨタの登場にて、やはりみんカラの特性上、不特定多数の自動車趣味の読者の皆さんの日本ブランドへの反応は高いというこということが伺えます。
一昨年"次期オーリス"の名で登場した欧州モーターショーでの発表から、その後の国内販売、ワゴンなど派生モデルの登場など、なんだかんだずっと気になり続けてのブログ登場回数は何と5回にものぼります。
そのうちの2回が試乗を通じたインプレッションの話。
そして、アクセス上位だったのはハイブリッドではなく、1.2Lのガソリン車のほうでした。
両方乗り比べをしてみての印象を書きましたが、個人的にはガソリン車のほうが個人的には断然相性良いという結果になりつつ、当時はまだ未発売だったワゴンに期待!と括った記憶があります。
あれからまた時が経ち、実は先日仕事中に通りがかったトヨタのDLRで(イマドキはチャネル統合によりクラウンのトヨタ店でもカローラが展示されている!)、新登場のカローラツーリングを初めて目の当たりにしたのですが、あれは超カッコいい!

ジャストサイズのワゴンの第一印象は申し分なく、思わずトヨタに勤める知人にメールをしてしまったくらい(笑)
こちらのガソリン車は1.8Lとのことで、これまたハイブリッド車との乗り比べが楽しそうです。
(近々トヨタのお店へGoですね)

さてさて第5位は、新型プジョー208でした。

こちらもタイムリーに今週六本木で国内初披露となっているニューモデル。
新型の注目は何と言ってもe-208、電気自動車のバリエーションがラインナップされるということにて、来年以降の国内販売も決定しているようです。
208についてはその六本木イベントを通じてまた改めてピックアップしてみたいと思いますが、かつての205以降歴代のコンパクトプジョーは、オシャレにもスポーツにもどちらの志向にも対応した、人気のあるモデルなので、この新型がどう受容されていくのか要注目です。

以上がこの1年間に書いたブログの人気トップ5でした。
ちなみに6位以下は、第6位:コンパクトSUVを選ぶなら絶賛したいシトロエンC3エアクロス、第7位:ワイドなデザインだけどハンドリングが好感触なプジョー508SW、第8位:コーナリングも音も超楽しいルノーメガーヌR.S.4、第9位:肥大化した3シリーズだけど、ワゴンならそれもいいかもと思えるG21型BMW3シリーズツーリング、そして第10位:私わんどらのブログではあまり登場しないイタリア車かつスポーツカーですが、何故かブログ受けしたアルファロメオ4C、というランキングとなりました。
実は今回ランクインしたブログの殆どは、私が実際に試乗など体験したクルマ。
やはり体験に勝るリアルはなく、その分興味深く読んでいただいているのかなと感じております。

毎度の事ながら私わんどら的興味関心に基づく偏重ネタが中心の”気になるクルマ”シリーズ。
駄文でありながらも同じ興味関心を持ったかたに読んでいただけるのはホントにありがたく、嬉しくなっちゃったりもします。

ブログアップの頻度は決して高くはない状況ではありますが、これからのシーズン8年目も、徒然なるままに、気になるクルマを体験し、書き綴ってみたいと思います。
皆さまよろしくお願いします。
Posted at 2019/10/25 08:38:26 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
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2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
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2018/11/26 22:35:36

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