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わんどらのブログ一覧

2021年06月27日 イイね!

VW T7 マルチバンが気になる!

VW T7 マルチバンが気になる!偶然ながらもVWの話題を連投することになりましたが、こちらは欧州からの気になる話題です。
もはや一度出るとロングセラーモデルのド定番モデルであるVWの箱型MPVがいよいよ第7世代T7となっての登場となりました。

先代T6は日本に正規導入されずに終わったものの、おそらく見れば誰もがあのVWのミニパンだよねという明らかな、親しみというかお馴染み感がある不思議な存在だと感じるのがこのモデルのシリーズ。
やはりルーツにタイプ2やヴァナゴンというここ日本でも多く見かけた名車であること、あるいはキャンプやアウトドア、あるいはキッチンカーなどを通じて慣れ親しんでいるというのが要因でしょうか。
そして一度モデルチェンジされるとなかなかイメージが変わらないという"永遠の定番"的な見栄えもその親しみを誘う原因なのかもしれませんね。

実際、今回のT7を見ると、とりあえずの見た目は殆ど先代T6と変わらないじゃん…という印象を受けます。
T6自体、ビックマイナーチェンジ版をT6.1なんてまるでソフトウェアのアップデートのような呼称されたりしていたように、外見だけ見ればこの新型はT6.5くらいになった感じの、正常アップデート版という感じです。
顔はもちろん最新のゴルフ8やキャディ(フルゴネットタイプのMPV&バン)に採用されている細目のシャープな雰囲気を踏襲していて、そのフロント周りの意匠に倣ってボディラインがより立体的に描かれているのは、新世代であることを示すフレッシュさを醸し出しているように思えます。

しかしその新しい顔もうまい具合にミニバンに引き継いでいるのはさすがにVWのセンス。
どこぞやの国内向けオラオラ顔のミニバン群とは違うシンプルな顔は都会的で素敵です。

インテリアもとっても洗練されている雰囲気。
インパネ周りにせよ、シートアレンジにせよ、機能性とデザインを見事に両立させていて、何だかとってもドライブが楽しくなりそうな雰囲気です。


2列目シートは何だか高速列車TGVのようですね!
(あ、ドイツだからICEか!)
これを見ちゃうと、先日試乗したトゥーランは少し物足りなく感じてしまいますね。

そうそう、海外メディアの記事を読んでみると、今回のT7マルチバンMPVはシャランとトゥーランの代替となると書かれています。
読んだのがUKのメディアなので、もしかしたらUKならではの仕向け別のラインナップ整理なのかも知れませんが、同じ右ハンドル国がそう言うならば、日本も同じラインナップとなる可能性も高く、シャランとトゥーランは現行モデルでディスコンとなるのかと想像します。
(もしかしたらオフィシャルな事実ですかね?VW事情に疎いので…)
逆にいえば、シャランとトゥーランが消えて、こちらのT7が正規導入なんて流れがあるかも知れませんね。
ファミリーMPVのポジションをカバーするならVGJも考えてくれそうです。
新型キャディ(こちらのほうが個人的には導入に期待)も入れてくれれば、国産車からの代替需要も期待できるラインナップになるのではと想像しちゃいます。
こちらのT7は今回のゴルフ8やパサートに採用されているプラグインハイブリッドのモデルも用意されているとのこと。
パワーユニットもイマドキのニーズにマッチしていて、興味は深まるばかりです。

個人的には、結局はライフステージに応じた使い勝手を考えると"ノアがいいじゃん"と言う家族に対して十分な対抗策を探している中にあって、このクルマの存在は期待できるものがあります。
そんな選択肢となり得るか、実際にもっと触れて確かめてみたい!と感じる、気になるクルマです。

*ちなみに商用車版のトランスポルタは、こちらのT7マルチバンをベースに追って発表されるものと思われます。
そのニュースはまた改めて"LCVが好き"シリーズで取り上げたいと思います。
2021年06月24日 イイね!

VWゴルフトゥーランを試してみたら

VWゴルフトゥーランを試してみたら巷では新型ゴルフ8が遂に国内導入されて、この週末にデビューイベントを盛大に実施中のVW。
そのゴルフ8はぜひ試してみたい1台ではあるものの、そのニューモデルがいつ国内リリースかのチェックもせずに、その正式デビューイベントの2週間前のタイミングにて、超久々にVWのDLRを訪れてみました。
何故かって、それは決してゴルフ8の偵察でもなんでもなく、そういやT-ROCってどんなん?と気になっていたから。
繰り返しとはなりますが前回のメルセデスEQA試乗の際にも話した通り、決してSUVがクルマ選びの目線に入ってきたわけではないのですが、ヤリスクロス→ヴェゼル→EQAと体験を重ねていたら、まだ体験した事ないメーカーも試してみたい…なんて気になっちゃって…。
という事で6月初めの週末にDLRを訪れてみました。

店舗内にはT-CrossとT-ROCの2台が並んで展示されています。
両者とも街中で見かけることもあるけど今までしっかりと見たことがなかった2つのモデルは、こうして並んでいるとそう大きさが違うような気がしません。
実際は勿論T-Crossのほうが小さいのはそのセグメント差から想定はつきますが、実はT-Crossのほうが後席の足元が広かったりと、それぞれ特徴を持っているんだということ。
まあどちらでもイマドキVWを体験するには良い素材なんだと思いますが、ここはやっぱり欧州セールスベスト10モデルであるT-ROCを体験してみましょうかと思いきや、残念ながら試乗車が他店舗に出払ってしまったとのこと。
さらに展示車もバッテリーがあがり電動トランクでさえ開閉できないという失態にて、あーいいです、またの機会にします…という始末。
しかし私にとっては勇気を持って臨んだ久々のVW(笑)、折角だしいろいろ試したいということで試乗リクエストしてみたのが今回のお題、トゥーランなんです。
(前置き長くてすみません…)

さてそんなことで初体験となったトゥーラン試乗。
ゴルフシリーズのいちモデルであるからには今がモデル末期あるいは成熟期かと思われるこちらのMPVは、いつも街中で見かける度に横目で"あ、ライバルだ"と思いながら眺めていただけで、実は何にも知らない今更ながらのフレッシュな出会いなのでした。
(去年秋に体験したルノーカングーみたい)
今や日本で販売されるヒンジドアのMPV車と言えばC4スペースツアラーあるいはBMW2シリーズグランツアラー、そしてこのトゥーランくらいなものかと思うと、なんて貴重な存在なんでしょう!と感じるものがあります。
そんなトゥーランを我がマイピカソと並べてみると、あれれ実はほぼ同じ大きさだったのかと驚きます。

というのも、同じ7シーターであってもトゥーランのほうが小さく感じていたから。
それはボックス型のキャビンを持つ目の錯覚にて、細かいディメンションは不明ながらもスペースの取り方は似たようなものを感じ、違和感なく受け入れられるものを感じました。
ま、ここではお互い"使えない"3列目の事は棚上げにしたいと思いますが、このあたりも年に数回あるかの6人以上乗る際の予備と考えると同じポテンシャルにて、"あると嬉しい"予備機能(我が家的には)と言う位置付けもマイピカソとの違和感ないものがあります。
違い…はセンターコンソールの有無というあたりでしょうか。
実は我が家ではマイピカソのセンターコンソールのない前後席のウォークスルーが同乗者に好評で、それが故にベルランゴの上位車種に見るどかっと据わるコンソールは不評なのです。
(それもネックで代替話も進まずというのもあり…)
そこに照合すると我が家的には、トゥーランはマイピカソにマイナス1ポイントという感じになりますが、イマドキにセンターコンソールがないクルマを選ぶのはなかなか車種グレードも限られてくる訳で、そこをクルマ選びの主題にはしたくないなぁ…というのが夫の言い分なわけでして…。
生活感ある話題でスミマセン(笑)
ただこういう観点こそが生活者視点なのかもしれませんね。

さて今回はTDIエンジンのモデルをチョイス。
いやVWのディーゼルって試してみたかったんです。
最近は何もディーゼルでなくとも押し出し感あるトルクを体験できるモデルが増えてきていますが、トゥーランに乗って感じたのは、"あれ思ったよりグイグイ来ないぞ?"というもの。
勿論マイピカソの古きエンジンよりは遥かにスムーズな推進力を感じてとても自然な滑り出しを得られる(トランスミッションの感覚も相まって)のですが、"思ったほど"トルクで引っ張る感じがしません。
セールス氏曰く、"実はガソリン車のほうが加速感などは得られるんです"と、キビキビ走るならガソリン車であると教えていただきました。
そうなるとそっちを試したいんだけどな(また今度)。
そして久々に体験したトランスミッションDSGはいいですねぇ。
まあマイピカソの前時代的なEGSに比べるとイマドキの2ペダルミッションは何でも素晴らしいと感じてしまうのですが(笑)、DSGは最近よくある8速ATと何ら変わらないシームレス感があり、このファミリーカーにマッチしているような気がします。
たぶん、スポーティに走らせようとしたらそれも応えてくれるんでしょうね。
だってゴルフRやクプラレオンなどのニュルブルクリンクチャレンジャーたちも7速DSG搭載車なんですもん、トゥーランだってその気になればやれるはず!

そんなことで私個人的な趣向としては、見た目重視でスポーティ加飾の"Rライン"が良いぞ!なんて所有イメージを想像したりします。

こちらはガソリン車のみの設定とのことですが、前述の"加速感などはガソリン車"という走りの期待値を込めても、もしやディーゼルでなくともいいかもと考えたりして。
結論として私わんどら的には、この今更ながらの初体験(むしろアンチ的な食わず嫌い)にてトゥーランの魅力、そしてVWの魅力を感じさせてもらうことができて、むしろ代替候補にさえなってきてしまったのでした。
そして是非新型ゴルフも試してみたい…と。
それが次期ゴルフトゥーランへのイメトレにもつながるかもしれないし、ハイブリッドなVWも試してみたいし。

残念ながら今回のDLR訪問時は新型発表の2週間前にて、ヤードにて待機する現車を触れる事NGで見るばかりでしたが、見ただけでも"試したい"意欲はそそられる雰囲気がありますね、さすがグローバルスタンダード!

体験を終えDLRを出る頃、そういえばと思い出したのは、あれ今日の興味感心の対象はT-ROCじゃなかったっけ?と、コンパクトSUV一気乗りが当初目的だった事を思い出しました。
いつの間にかトゥーランやゴルフ8の方向に魅了されているなんて、やはり私のクルマ選び志向はそっちじゃないんだなと自覚したのでした。
2021年06月19日 イイね!

メルセデスEQAを試してみたら

メルセデスEQAを試してみたら冒頭から妙な切り口でお話させていただくと、ホントはSUVはクルマ選びの対象じゃないんです。
しかし今年に入ってから体験したモデルはフィット(2回目)、ヤリスとコンパクトカーを経つつも、その後はヤリスクロス、ヴェゼルと対象がSUVに変わりつつあります。
(フルサイズのプラドさえ試してみたりして…)
それぞれの試乗記は各ブログを読んでいただけますと嬉しい限りですが、いつの間にか自身の中のどこかで、ヤリスクロス、ヴェゼルと試したなら、コンパクトSUVをもっと試してやろうという気になっています。
こういう連鎖ってありますよね。
そんな事で今回は趣向を変えて、メルセデスから発売されたニューカマー、EQAを試してみました。

既に先行してEQCを発売し、日本でもEV展開を本格化させているメルセデス。
勿論以前より気になっていた商品群でありつつも、なかなか試してみる機会が得られずにいました。
メルセデスのEVってどんな感じなんだろうと興味を持ったのは、昨年秋にアウディe-tronに試乗した際に同乗セールス氏が伝えてくれた"メルセデスのEVはアウディとは違う特徴がありますよ"という言葉によるもの。
果たしてそれは一体?という知りたい試したい想いを持ちながら迎えた自分サイズのEQAのリリースにて、今回に至ったのであります。

早速現車を前にすると、基本はICE車GLAと同じボディというスタイリングに新鮮味はあまりありません。
但しこの丸くまとめられたデザインは実は自分好み。
しかもEQシリーズならではのスムージングされたフロントグリルがまたさりげなく未来感あり良い感じです。
やはりさすがメルセデス、小さくともどっしりとした質感ある雰囲気をもたらすのは、なんだか安心感ありますね。
ヴェゼルを体験した時もその上質感には驚き好感持ちましたが、それは"意外性"がもたらす驚きでありました。
このEQAには"メルセデスなんだから"というイメージも伴いそんな驚きはないけれども、やっぱりひとつひとつの素材や造形に丁寧さを感じたりします。
乗り込んでみると、基本的にはAクラス系コンパクトメルセデス同様の雰囲気で構成されているインパネ周りにフレッシュさは感じません。

むしろ個人的にはこの並んだ丸いエアコン吹き出し口がしつこいと感じてしまいます。
MBUXのモニターパネルも見慣れたし、何だかEVっぽさはないなぁなんて。
まあ今更"EVっぽい"なんて特別感を求める時代じゃなく、パワートレーンとしてのひとつの選択肢として当たり前の時代がきているんだなぁとつくづく感じさせてもらったのが、このEQAの印象となっています。
(昨年プジョーe208を体験した時も、そんな出来栄えを感じた事を思い出しました)
それを明らかに感じたのが、走り出してからの印象。
握りのフィットするハンドルを左右に切ると、回答性の良いステアリング感覚が得られて、特別でないけどスムーズに、すぐに自分の運転感覚とシンクロできる気がして良い感じの街乗り感が得られます。
そして、4段階に調整可能な回生ブレーキの効き目を自分好みにアジャストすると、あれれいつもこのクルマを乗りこなしているような感覚になります。
むしろしっかりと根を張った感覚のあるバタつきのないサスペンションフィールを相まって、マイピカソよりも乗りやすい!
とってもバランスが良いと感じると共に、これが電気で走っているということを忘れてしまいます。
まあ、青山赤坂界隈をチョイ乗りしただけでは大したインプレッションにはならないのですが、このまま郊外へとドライブに持ち出したい気持ちになりました。

私自身、かつては先代Aクラスを数千キロ乗り回す経験があり、あの時の好感触が忘れられずにどこかコンパクトメルセデス信者になっていることもあるため、今回のEQA体験もだいぶ贔屓目に見てしまっている面があるのかもしれません。
しかしそんな贔屓を差し引いても、このコンパクトEVには"もう電気自動車は特別ではない"という素晴らしく自然にドライブできる感覚を得ることができました。
良いクルマです。

メルセデスEQシリーズは今後続々と国内導入が予定されているとの事。
今春の上海モーターショーで披露された大型サルーンEQSはもう既に国内でテストが始まっているとも言われていて、次のリリースを待つ状態なんだそう。
そうなると私わんどら的に気になるのがこちらのEQT。

新型ルノーカングーベースのフルゴネットワゴンへの期待値は高く、このクルマの登場まではマイピカソのも継続維持しようかなどと、今秋待ち受ける車検への影響を考慮してしまう程ですが、現状は導入未定にて、むしろ日本は未導入となる可能性も高いとの情報もあります。
(ターゲットユーザーの被る既販のVクラスを推すとか、ルノーとの契約とか…?)
EQTのEVユニットはルノーのZ.Eシリーズのものを使っているとか言われているし、今回体験したEQAのものとは違うのかと思うけど、しっとりとしたハンドリングと赤坂見附の坂道とグイッと前進するスムーズな加速を感じながら、そんな期待のラインナップを想像していたのでした。
2021年06月04日 イイね!

ホンダヴェゼル2を試してみたら

ホンダヴェゼル2を試してみたら先日のヤリスクロス体験以来、すっかりコンパクトSUVの領域が興味の対象となりつつある私わんどら。
おそらく購入というアクションには至らぬはずという想いは持っているものの(ピカソに乗ってる分際で言うのもなんですが、まだ微かに背の低いクルマに乗りたい願望がある笑)、SUVというジャンルがグローバルレベルですっかりメインラインナップになっている今となっては、メーカーの最新に触れるためにはこれらのモデルを避けて通れない気がして、であれば体験、体験という気持ちになっております。
そんなことで今回は4月に発表され、そのスタイリングの劇的変化が話題になっている新型ヴェゼルを試しに近所のDLRへと出かけました。

既に発売から1ヶ月以上が経過している中、メディアからも伝わる通り販売は順調とのこと。
自身、2月のオンライン発表会を見た時は、果たしてこのデザインは受け入れられるのか?なんて思ったものでしたが、その多くの人が感じただろう問いは愚問だったようで、営業スタッフも"おかげさまで"と好調な様子。
うーむ、もしや新しいものなら何でも受容される世の中なのか?
このあたり消費者嗜好は研究してみたいものがあります。
TVCMなどを観るからにしてZ世代からヤングファミリーあたりをメインターゲットに据えた雰囲気を感じますが、DLRにてまず見せていただいたカタログからもそんな雰囲気が随所に。
何だかお洒落です。
さらにやたら"Hondaならではの"という謳い文句が多い気がするのもポイントのように感じます。
その一新された外観デザインのみならず、e:HEV(イーエイチイーヴィと呼ぶそうな、ややこしい…)にしろ、全グレード妥協なき装備が誇りのHonda SENSINGにしろ、コネクテッドにせよ、今一番新しいホンダらしい、経験すべき価値が詰まった感じ。
ラインナップを見ると、そのe:HEVモデルとは別にフツーのガソリン車もあるのですが、もはや売る気はほぼ無い様子にて、カタログにも殆どその情報はありません。
セールス氏曰く、新しいHondaの社長が2030年にカーボンフリー車を販売比率40%、2040年には100%との宣言してますから、とのこと。
であるならば、ガソリン車230万円、e:HEVの最上位車種330万(まあナビとか標準装備ですが)の価格差を早くどうにかしたほうが良いのではないでしょうか…。
まあこれはホンダに限ったことないのですが、電動車って普及の本気度よりもまだまだ付加価値商品としての取扱のような気がします。
(そういう自身もできれば電動車を選びたいんですけどね)

さてクルマとの対面です。
旧モデルと同じサイズとは思えないくらい存在感があって、おおヴェゼルよ、立派になったねぇと思わせるクルマは、その写真で見たデザインよりもスッと目に馴染む程よい新鮮さを感じます。
そっか、これは旧モデルからの続きと考えるから違和感があるのであって、これはヴェゼルという名の別物新型車なんだと思えば、すんなりと見ることができるのだなと。
感じるのは、随所で上質感を得ることができるということ。
フェンダーアーチのピアノブラック加飾や18インチホイールなど、なかなか贅沢な雰囲気を醸し出しています。
(まあ、SUVのホイールアーチが樹脂剥き出しなのは、悪路走行時の傷などによる交換時に安価で済むという実用面からの理由だった気がしますが…まあいいか、ヴェゼルで悪路は行かなそうだし(笑))
さらに室内に乗り込むと、パッドのうまくあしらわれたインパネや太巻きの手に馴染むステアリングなど、手に触れる部分の上質さが感じ取られ、これは他車、ヤリスクロスとは全く違う拘りを感じます。
それに、リア席のスペースの取り方がうまい気がします。
クーペSUV的なリアハッチの傾斜を持ちつつも、意外と頭&足元空間はある。
外観からもよくみてみるとリアドアが大きく間取されています。
これはなかなか上手い作り。
これで最上位グレードのPLaYに装着のガラスルーフであれば、明るさや心理的な広さは確保できているのではと思います。
そんな内装の質感に感心を抱きながらもクルマをスタートさせると、何か圧迫感が…。
感じたのは、フロントウィンドウの傾斜が寝かされすぎているのか、やけに上下幅が狭いと感じたもの。
これはマイピカソが頭上までガラスだということによる心理的なものではないはず。
前方視界の上下幅が狭く、何だか映画館のスクリーンのようですが、着座位置を高くして視界を見下ろすようなドラポジに設計をすることでその幅の狭さをカバーしているようです。
そんなことを思いつつアクセルを踏み込むと、何だか予想よりも重たい動き。
あれ、なんかモッサリしてるよ…これがe:HEVの特徴だっけ?
以前フィットを試した時はこんなに穏やかには感じなかったような…確かに感性性能重視の柔らか仕上げだったとは思うけど、こちらのヴェゼルはそのフィットとはまた違う"鈍さ"があります。
やはり上質な上物を載せてしまった重さが響いてる?
専門的な要因はわかりませんが、ヤリスクロスHVにて感じたキビキビ感やハンドリングの楽しさは全く感じませんでした。
ヤリスと比べるのは車格が違うのでしょうけど、それはC-HRでも同じ感覚、明らかに走りはヴェゼルが大人しい。
この良し悪しは個人的嗜好に寄るものなので、どんな走りを求めるかなのでしょうけど、ロングドライブなどあまりしない私にとっては、街中でも楽しい(キビキビとキレの良い走り)ことを重視してしまいます。
ただ動力面で好感持てたのは、回生ブレーキの効き具合を4段階に調整できること。
これはHonda eにて機能を体感済みでありましたが、このヴェゼルでも"ワンペダル"的な効き具合から、普通のエンジンブレーキ程度の段階まで気分や走り方によって調整できるのはいいなと感じます。

そんなことで随分と大人になって進化した新型ヴェゼル。
販売はとっても好調とのことで、最も売れてる中間グレードで納期11月、最上位グレードのPLaYはなんと来年の6月納車とのこと。
世界規模で起きている半導体不足の影響だけでなく、PLaYにおいては需給見込み違いもあったんだとか…。
しかしTVCMに見るような、アクティブに若々しく楽しめそうなグレードが売れているというのはメーカーにとっては嬉しい悲鳴なんでしょうかね。
初代の頃とは違い、このクラスのSUVも乱立状態になっていて、なかなか以前のようなNo.1モデルにはなりにくい世の中ではありますが、ホンダの元気な姿を牽引する存在となって欲しいと思います。
2021年06月03日 イイね!

クーペSUV、デザインの妙

クーペSUV、デザインの妙何だか巷ではクーペスタイルのSUVってのが流行ってるらしいぞ、なんて今さらながら思う今日この頃。
誰がこれをやり出したのか今となってはもうよくわからないけれど(おそらくBMW X4あたりが先駆者では?と想定)、空間に余裕のあるミドルサイズ(D/Eセグメント)SUVならともかく、ここのところコンパクトサイズにも浸透してきていますね。

そんな中、欧州ではルノーアルカナが発売されました。
まあ、要するにキャプチャーだかカジャーだかのクーペバージョンということになります。
また、VWもタイゴという新型コンパクトSUVを登場させる準備をしています。

こちらは言ってみるとT-RocだかT-Crossだかのクーペバージョンというところでしょうか。
(写真は南米向けの同型車Nivusです)
まあ、メーカーにとってはコンポーネントの多くを既存のアセットで作れて、ゼロからの開発コストをかけずに幅広い志向の顧客に商品が提供できるのですからとっても美味しいわけで、SUVのボディバリエーション化は作り手にとっては必然的な流れなんだろうと思います。
こんなバージョン違いを定番にしているのがアウディにて、Q3やe-tronには普通バージョンとスポーツバック(クーペバージョン)の2モデルが必ず用意されていますよね。
あるいはVW T-Rocにはカブリオレさえあります。

クーペスタイルはやはりカッコいい。
そう私自身、クーペSUVこそ所有経験ありませんが、クーペモデルには相当惹かれ、また所有していた経験があります。
BMW乗りだった頃、E46型3シリーズクーペは2台乗り換え、一旦はワゴンモデルを挟みつつもE92型3シリーズクーペを再度パートナーにするという自称"クーペモデル好き"(笑)。
4ドアの必要性をあまり感じずにいたライフスタイル(単身だったし)であったことむありますが、Cピラーがスッと斜めに下がるあのスタイリングに魅了されてしまっています。
そして今も、あの頃からライフスタイルは随分と変わってしまったけれど、例えばアウディA5スポーツバックやBMW4シリーズグランクーペなどのドアが4枚+リアハッチを備えたスタイリングは大好物で、そう考えるとSUVであってもこのクーペ風スタイリングに惹かれてしまうのです。


両者ともスタイリッシュでいい感じですよね。

しかし…。
やはりクーペ的なスタイルを実現するためにはどうしても犠牲になってしまう後席のスペースが、どうも気になってしまいます。
"リア席なんて荷物置き場"と思っていたかつての個人的思考が変化してしまうと、やけに"居住性"が気になってみたりするのです。
トヨタC-HRを体験した時は、後席ドアがあるくせしてこれほど息苦しい後席には巡り合ったことがないなんて感じてしまったし(まさに2ドアクーペの雰囲気)、アウディQ3はスポーツバックの外観スタイリングに惹かれてみたものの、実際に普通のモデルと比べてみると、スポーツバックの後席や荷室への圧迫感が気になってしまいました。
これはあくまでも個人の感覚になってしまいますが、もしQ3を選ぶならベーシックモデルを選び、C-HRを選ぶなら間もなく登場するだろうカローラクロスを選んでしまいそうです。

今回登場する欧州発クーペSUV、ルノーアルカナとVWタイゴを改めて見てみると、スタイリングはとっても魅力的だけど、果たしてその居住性はいかに?と興味津々です。
もしかしたらスタイリングと居住性を両立させた素敵なモデルかも?などと、いつかあるかも知れない日本上陸にて触れる機会を楽しみにしたいと思う、気になるクルマです。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
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2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
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2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
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2018/11/26 22:35:36

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