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わんどらのブログ一覧

2020年02月27日 イイね!

DS9が気になる!

DS9が気になる!年に一度のお楽しみ、ジュネーブモーターショーを間近に控え、欧州では新型車の発表が相次いでいますね。
買うかどうかは別として、新しいものをチェックチェックの私わんどらにとってはワクワクする時期でございます。
そんな中、久々待望のシトロエンサルーンが発表されました。
いやDSは立派な独立したブランドであることは理解しておりますが、思わずシトロエンと括ってしまいたくなる気がしておりまして…(お許しを)、この新型車を見て、お、遂にC6の後継車が誕生した!あるいはまさにDSの再来!(か?)と感じてしまったのです。
*ここで言うDSはかの60年代に誕生した名車のほうね、ややこしい…。

新型DS9はプジョー508をベースとしているモデルですが、クラス的にはそれよりも大きく、全長は4930mmと508より約18cmも大きくなっているとのこと。
メルセデスEクラス、アウディA6などのミドルクラスへの参入は、まさにPSAブランドとしてのフラッグシップモデルという位置づけです。
スタイリングは6ライトウィンドウのファストバックとなっていて、このあたりにもしやC6のオマージュが込められている?なんて無理やり結びつけたくなってしまいます。

外観は各所にDSのモチーフであるダイヤモンドメッシュが奢られ、特にリアのコンビランプは美しい!と、ラグジュアリー感満載のモデルになっています。


そしてそれは内装も然り。
基本的にはSUVモデルDS7と同じ、シートやインパネにダイヤモンドが配されていて、雰囲気はブランド共通のもの。
ホイールベースは2.9mということで、その空間構成はリア席重視となっていて、マッサージ機能付きのリアシートに座れば、かなりラグジュアリーな気分で乗車できるのかもしれませんね。
うん、これは確実にフランス大統領専用車に内定ですね。
機能的には最新のADASはもちろん、セミ自動運転システム(カメラ認識によるステアリングアシストが付いたアダプティブクルーズコントロール)やスマホアプリでの車両機能操作なども装備選択でき、フラッグシップらしい充実ぶり。
そしてE-Tenseと呼ばれるプラグインハイブリッドモデルに、駆動や電動モーター出力が異なるバリエーションを持たせてラインナップされるとのことで、このあたりは全てのモデルを電動化というDSの方向性を体現しているのかと思います。

そんなアウトラインをメモしつつも、詳細のスペックは専門メディアにお任せするとして、個人的に感じたのは、期待のシトロエン(じゃなくDSだってば)サルーンカーの登場は大歓迎!でありながらも、何となくもっとアバンギャルドに出来たのでは?と、そのスマートで無難な外観に物足りなさを感じてしまいます。
私個人的な感覚としては、シトロエンのフラッグシップはDS-CX-C6のラインにありたきと求めてしまうのです。
シトロエンは中国専用車種としてC6の名を持つモデルを販売しています。

こちらもサイズ感的には今回のDS9と同じ5m弱の車格を持ったフラッグシップモデルです。
但し、イマドキのシトロエンのアイデンティティは外観からは見当たらず、また伝統を感じるものでもなく、中国におけるマーケティング戦略的な意味合いの高い、イマイチC6を名乗るに勿体ない気持ちになるモデルとなっています。
そういう意味でこのDS9のファストバックスタイルは、伝統あるシトロエンフラッグシップモデルの正統派"現代版解釈''と言えるのかもしれませんが、何だかアウディ的というか、ジャガーXF的というか、あるいはトヨタクラウン的というか…デザイン的にコンサバティブな雰囲気に見えてしまいます。
それこそがDSブランドのシックな感じを体現しているではないか!といつまでもノスタルジックに"過去のシトロエンのフラッグシップとは"なんてイメージを重ねている事を怒られてしまいそうではありますが、もうちょっと前衛的に登場して欲しいなぁと感じるのであります。

こちらの新型車はジュネーブショーでお披露目され、欧州での発売は秋頃とされています。
果たして日本には導入されるのでしょうか。
DSストアのネットワーク化を促すなら商品ラインナップの拡充は必要ですし、ブランドイメージの醸成を図るにはこの高級車はピッタリなような気がします。
また日本では勢いのあるフランス車人気もありますので、PCJ改めGroupe PSAジャパンはしっかりと導入してくるのではなんて予想しちゃいます。
いずれにせよ、SUVに偏りつつあるモデル構成に久々サルーンが登場した事自体嬉しいことですし、やれコンサバだとか言っても、実際に見るとその美しさや繊細さに見惚れるんだろうなと想像すると、早く触れてみたいなぁと思える、気になるクルマです。
2020年02月24日 イイね!

実はLCVが好き pt.16 新型VWキャディ5が気になる!編

実はLCVが好き pt.16 新型VWキャディ5が気になる!編マニアックなネタながらも地味に続けているブログ、”LCV(Light Commercial Vehicle=いわゆる小型商用車)が好き”シリーズ。
不定期ながらも地味に続けてきた”気になる商用車ネタ”の16回目は、欧州スモールLCVのメジャープレーヤー、VWキャディがフルモデルチェンジ、第5世代になって登場したという話題をピックアップします。
欧州において、この乗用車のようなボンネットを有するフルゴネットタイプのLCVは、その使い勝手の良さから個人商店や郵便局の配達バンなどに多用されているモデルで、量販メーカーの多くはこのタイプをラインナップしています。
例えば欧州で最も売れているフルゴネットタイプLCVはフォードトランジットコネクトにて、そのマーケットシェアは13.9%とダントツの売れ筋となっています(バンタイプも含めたバリエーションでのシェア)。
続いてシトロエンベルランゴが4.5%、ルノーカングーが4.4%、プジョーパルトネール(リフターの商用車名)が4.3%と三つ巴の戦い、そしてそれを追うのが今回フルモデルチェンジを遂げたVWキャディ(現状のシェアは3.3%)なんです。

今回で第5世代となるキャディは、基本はBセグハッチモデルのポロをベースとしたもの。

MQBプラットフォームを採用ということは、新型ゴルフ8と同じということになりますね。
旧モデルなどはBピラーまではポロの姿を残しつつ、それ以降に大きな荷室をくっつけたようなスタイルになっていましたが、今回のモデルはサイズ的にも大きくなり、しっかりと鼻先から専用ボディを身につけていています。
ボディバリエーションは他のトランジット、ベルランゴ、カングーなどと同じくして、乗用車版となるハイトワゴン的なMPVモデルもあり、商用ニーズのみならぬレジャービークルとしても選べるようになっています。
今回のニューモデル、パッとみた第一印象は"なかなかカッコいいじゃん!"というもの。
これまではどうもコンサバティブな商用車として可もなく不可もなくという感情を揺さぶるような存在ではなかったのですが、この乗用車版のスタイリングは、ポロのベース感は継続しつつも、新しいゴルフ8に見るVWの新意匠をしっかりと身に纏い、またそれがスタイリッシュなハイトワゴンとしてキリッとしたものになっています。

乗用車版には18インチのホイールが装着されているなんて方向性はカングーにもPSA兄弟にもなかったアプローチにて、スポーティな雰囲気作りもなかなか新鮮です。
インテリアもなかなかスタイリッシュなもの。
乗用車版のみならず、LCVモデルもインフォテイメントシステムやADAS機能がチョイスできるようになっていて、ニーズに合わせた選択が細かくできるようになっているんだとか。

また、このモデルもカングーやベルランゴと同様、"マキシ"というロングボディ版の用意があるとのことで、ライバルモデル同様の選択肢が充実しているようです。

こちらのキャディは、今年の秋から欧州にて本格的な販売が始まるとのことですが、乗用車版は日本に正規導入されるようになれば面白い存在になると感じます。
日本では自由なライフスタイル謳歌のイメージを作り上げたカングーの世界観が、シトロエンベルランゴ、プジョーリフター、そして2021年に再上陸するお楽しみオペルコンボライフの登場でさらに広がりを見せようとなりつつあります。
そしてそんな中にこのキャディを投入する意義は高く、ベーシックなLCVベースの箱であることの高いユーティリティはそのままに、基本の乗用車性能と、最新安全機能を搭載した欧州フルゴネットワゴンのカテゴリーを盛り上げて欲しいと思います。
ただ日本において乗用車版の発売となれば、既発のトゥーランとの重複感がインポーター的に気になるところなんでしょうけど…。
スタイリッシュで質実剛健なドイツブランドの信頼感、そしてフルゴネットワゴンとしての使い勝手や遊び心を持った新型キャディは、2021年の日本において、"ベルランゴ、コンボ、それともキャディ?"と迷わせてくれる存在になってくれる事を期待してしまう、気になるクルマです。
Posted at 2020/02/24 07:48:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 実はLCVが好き
2020年02月22日 イイね!

BMW3シリーズツーリング(G21型)を試してみたら

BMW3シリーズツーリング(G21型)を試してみたらあれこれ気になるって言ってばかりいないで、"試してみたら"の試乗体験、今年になっての第2弾は、先日のF40型1シリーズの試乗時に合わせて体験した3シリーズツーリングです。
いきなり話はそれますが、この試乗という行為はクルマを販売するプロセスにおいてとても重要なものと位置付けられています。
営業活動的には試乗と見積、査定が揃ったお客様は"見込み(Hot)客"として管理され、あとひと押しで購入に繋げられるという見極めをします。
ところが最近の社会問題となっている新型ウィルスの影響により、その試乗がリスクという向きがあり、メーカーはDLR以外でのイベント展示試乗(商業施設などで行う不特定多数向けの試乗会)を自粛するという動きにあるようです。
果たしてその営業活動のキーイベントのひとつである試乗をDLRのレベルではどう捉えていくのかは、これからの動きとして注目すべきことなんでしょうけど、拡大リスクを抑えるという自粛行為はしばらく続くのかもしれません。
まあDLRの場合はイベントとは違い、室内清掃や除菌などの準備が取れる分、心配無用なのかもですが…。
しかしイマドキは試乗せずともネットでクルマが買える時代ですし、買い方が一気にデジタルシフトする機会なのかもしれませんね。
(昨年秋に発売されたシトロエンベルランゴ(ファーストエディション)はWebだけで120台をたったの5時間で売り切ったというし、それ以前にシビックタイプRも数時間で完売という事例もあるだけに…)
あ、それた話が長くなり過ぎましたが今回の本題。
今回試してみたのは、昨年発売された新型3シリーズのワゴンモデル、ツーリングです。
試してみたかった理由は、E36型から4世代の3シリーズを乗換所有し続けた元BMW乗りとしてその進化を確かめたかったこと、そして次期代替候補に3シリーズ回帰はありか?ということ。
セダンではなくツーリングというのは、まさに私のライフスタイルにマッチしたボディスタイルと想定してのことです。

今回のG20型3シリーズのファーストインプレッションは、あらら大きくなったなぁということ。
四方に数センチ数ミリというレベルかもしれませんが、それが塊になると大きく見えて、車格感が上がったことをイメージさせます。
しかし私的には、セダンはその大きさの変化が分かり易いよう受け止めつつも、ツーリングは荷室部分がストレッチされていること踏まえると、その大きさも合理的なのではと考えていました。
そして実際に見て触れてみると、予想通り、大きさは意識するほどではないという印象を持ったのです。
むしろ旧型F31型に比べて伸びやかでエッジの効いたデザインはよりスポーティでスタイリッシュに感じます。

さて乗り込むと、まず感じたのは"そうそう、これが欲しい居心地ですよ"というもの。
1シリーズ体験にて室内のタイトさを感じていて、それに比べて開放的であることが起因している気がしつつも、どことなく慣れた空間サイズであることを感じます。
そして操作部がスッキリと配置されている真新しい意匠のインパネは、感覚的にスッと触れることができる好印象を抱きました。
これらは元オーナーとしてのBMW慣れが身についているのかもしれません。
装備こそ細かな最新機能は初体験も多かったものの(例えばiDriveモニターを手の動きだけで操作するなど…これって要るの?(笑))、概ね感覚で操作理解できてしまうのは工業製品的に良い製品なんだと感じました。
ただ、この新型の特徴である最新の機能装備たちの多くに感じたのは、前述のジェスチャーや音声による操作が加わったインフォテイメント機能をはじめ、実際に所有することになったら関心を持って操作しないと、宝の持ち腐れとなってしまいそうな気がします。

それにしても、こちらの試乗車はインテリアにタンカラーのシートが奢られていて、大人のカッコいい雰囲気が色濃く漂いますね。

さて、走り出すことにします。
今回試乗したのは320d(xDrive) Mスポーツ、ディーゼルモデルを試してみたいという意向による選択です。
走り出して感じたのは、やはり下からの力強さは頼り甲斐があるということ、そして楽しいということ。
ハイパワーである必要はないけど、実用域でいかに欲しい推進力を得られるかといえば、このBMWの4気筒ディーゼルエンジンは最適です。
また、試乗したモデルはMスポーツサスペンションに加え、ファストトラックパッケージと呼ばれるオプションの19インチホイールにMパフォーマンスの大径ブレーキとかなりスポーティ寄りのセットとなっていましたが、それらは攻め過ぎ感がなく、程よいキビキビ感を与えてくれます。
そんな装備機能を含め、一般道における走る曲がる止まるにおいては思わずニコニコと表情が緩んでしまうような楽しさを感じると共に、自身が所有していたF30型320dとの大きな差異は感じられず(とは言え手放してから随分と時が経つだけにおぼろげな記憶に過ぎずですが…強いて言うなら低速時の取り回しの感覚が少し違う気が…)、ブランドの一貫性を感じ取れるものでした。

こんな感じに、正直個人的な過去所有のノスタルジックな感覚を最新型に重ね合わせるだけの、極めて主観的なインプレッションとなってしまってしまいましたが(まあ"個人の感想"ということでお許しいただきたいということで…)、3シリーズっていいクルマなんだなとつくづく感心しきりとなりました。
で、では自分のクルマ選びにこのツーリングが筆頭の次期候補となったのかと言えば…実はそうではありません。
この申し分なき新型車のポテンシャルは大歓迎ですが、前述の通り、旧モデルF30型(要するに自身が所有していたモデル)に近しいドライブフィールを感じてしまっただけに、次期候補にはF31型(旧型のツーリング)

あるいはF36型(4シリーズグランクーペ)

でいいじゃん!と気持ちは動いてしまったのです。
中古車相場は高年式でもこなれた感じになってきたF30車系のバリューは高く、またツーリングあるいはグランクーペであれば今のライフスタイルニーズにもピッタリという想いを持ちつつ、シズル感たっぷりの新型を横目にDLRから退散したのでした。
マイピカソを運転して帰途に着きながらふと思い起こすと…このピカソ(初代)を購入する時も2代目現行型と乗り比べして、敢えてこの旧モデルを選んだんだっけ…と。
新しいのがいいのはよくわかるけど、自分の想いにシンクロするのって新しいものだけではないよね、としみじみ感じるのでした。
2020年02月20日 イイね!

BMW1シリーズ(F40型)を試してみたら

BMW1シリーズ(F40型)を試してみたら百聞は一見にしかず、今年は昨年あまり出来なかった他車試乗をもっと意欲的にやってみようと、先月書いたブログ"試したいのが試しドキ"で宣言したように、早速ですが気になっていた既発車種を試してみることにします。
その今年初のお試しがこちら、昨年登場したBMW1シリーズです。
BMWといえば、我がクルマ生活のオリジンともいえるくらい、長きにわたりパートナーとしていたブランド。
所有してきた3シリーズをはじめ、大型車種やスーパースポーツ以外の乗用車系は大抵試し乗りしてきた経験あれど、一昨年よりメインユースにフランス車を選択して以来、なかなか疎遠になっていた存在。
しかし久々に試したBMWはさすがの安心感というか、まずはクルマの出来云々とは違う、はるかに体に染み付いた慣れと言うものを感じたのです。

さて、今回の1シリーズは、シリーズ初のFFモデルとしてのリリースとなりました。
ミニで培った技術と、先行モデルとなった2シリーズアクティブツアラーの経験が生きた、FF-BMWの新提案という感じなんでしょうか。
メディアをチラ見しても、悪い事はあまり書いていない(むしろFFを感じさせない秀逸さとの評価のほうが多いのでは?)気がします。
ただ"BMWと言えば"というブランドイメージがあるファンは未だ世界中に多いようで、その固定観念を打ち破った事が全てに吉となっていることを証明するモデルなんだと思われ、それだけに作りも走りも納得させてくれるはずと期待をしてしまいます。
(ちなみにBMWとしては、自らの歴史上で"我々はFFを作らない"なんてひと言も言ってないもん!と談話しているようですね)

そんな1シリーズ、今回試したのは118iのMスポーツ。
見た目にとってもアスリート的かつエッジが効いていて好きなタイプです。
FF化してロングノーズがなくなったことがかえって塊感を出してくれていて、実際に見るとよくまとまっていてますます好きなタイプになりました。
まあ、悪くいうとフツーのCセグハッチのスタイリングかつBMWらしさが失われたとなるんでしょうけどね。
そして、写真では目障りなくらいに肥大化してしまったキドニーグリルは見る角度により、そしてボディカラーにより印象は変わり、デザインとして受容できる面と、やっぱりカッコ悪い…と思ってしまう優劣に迷う存在。

まあ確実に言えるのは、見た目なんて慣れなんでしょうね。
一方で内装は上位車種からの統一性を持ったデザインの方向性にて、初めてなのに初めてではないような感覚。
先代モデルや私が所有していたF30型とはもちろん違うけど、正常進化系なだけに違和感なしという、BMW経験者の感覚ならではの印象なのかも知れません。

さていよいよ走らせてみます。
まず着座してみると、Mスポーツのホールド性高いシートのせいかガッチリ守られた感じ。
実はマイピカソのシートもMPVの割にはランバーサポート力の強い形状をしていて、コーナリングでもカチッとしたポジショニングが維持できる優れものだと思っておりますが、この新型1シリーズしかもMスポシートはさすがのスポーティ仕様だけに更にカチッと体がハマる感覚。
またセンターコンソール含むインパネの囲まれ感、そして車内空間全体のコンパクトさも相まって、随分とタイト感があります。
(単にピカソというゆるーいMPVに乗っているせいでこのタイト感を忘れてしまっているだけなのかもしれませんが)
最新型の機能はほぼ網羅した装備は申し分なく、とても"電子感"が濃くなったなぁ…と感じてしまいますが、殆ど3シリーズと似たような装備がコンパクトクラスでも享受できると思うと、かなりバリューが高いのではと感じます。
走り出してみると、気にしていたFFらしさは街乗りではほぼ違和感ありません。
これは私自身現在FFモデルを普段から運転しているから?とは思いますが、そのピカソに比べると格段にFFらしさが消されていて、コーナリングは試乗車に装着されたMスポーツサスペンション、それから"ファストトラックパッケージ"という特別装備によるパワフルなブレーキとの相性もありとても安定して意のままに曲がります。
しかし、FRだった旧モデルとクローズドコースで乗り比べすると、素人でもわかるくらい明らかに旧モデルのほうが安定したコーナリングができるんだとか…。
そのあたりはどう乗るか、あるいは拘るかによって評価が分かれるんでしょうね。

そうそう、走りと言えばひとつ物足りない事が。
それは、エンジンのもたらす推進力です。
トルク値がどうこうという定量的な評価は不明ながら、感覚値として出足の加速が重く、ノロノロしています。
これが1.5L3気筒の実力なのか、それとも私がアクセレーションに遠慮しているのか…いずれにせよ、Mスポーツモデルの見た目、そして内部のタイトな雰囲気に対してアンマッチな気がして仕方ありません。
そうなると期待はトルクフルなディーゼルモデルの導入ですが、果たして今回の新型はそれがあるのでしょうか?

さて私が今回1シリーズを試乗したのにはひとつ理由があります。
それは、来る待望の2シリーズグランクーペへの予行演習をしておきたかったのです。

今回試乗した2月初旬にはまだ店頭に配車されていないグランクーペですが、下旬には発売とのことでもしかしたらもう今はDLRに並んでいるのかもしれません。
(私はもうとっくに販売されているものかと思ってました…)
セールスコンサルタント曰く、グランクーペは売れ筋になるという予想が立つと期待をしているんだとか。
やはり大きくなってしまった(そして高価になった?)3シリーズから流れてきそうなお客様は多いとの予想を立てているようで、1シリーズと3シリーズの間を埋めるジャストサイズの存在は既に問合せが多数寄せられているとのことなんです。
かく言う私もそのクチで、1シリーズは今のライフスタイルにはちょっと物足りず(クルマは良いけどスペース的に…)、我が家のニーズを補完するという意味では全長が長くその分がリアの配分(リア席とトランクスペース)に割かれているグランクーペはとてもバリューがあるように思えるのです。
そんなことで、現車確認や試乗ができる暁にはこの想定を確かめに行きたいと思います。

…ということで、最後は2シリーズの話になってしまいましたが、今回試した1シリーズは最新BMWのバリューを体感させてくれるものでありながらも、見た目や機能や足回りの好みや、FRかFFかなんてことよりも、エンジンフィールって大事だなぁと感じさせてくれたものでした。
そのあたりは、次回いつしかの2シリーズグランクーペ体験で改めて確かめてみたいと思います。
2020年02月10日 イイね!

VW T-Rocが気になる!

VW T-Rocが気になる!昨年秋はゴルフ8やI.D 3などの、これからの市場を牽引してゆくハッチバック系モデルのリリースで存在感を示してくれたフォルクスワーゲン。
私個人的には随分と離れた存在になってしまっているブランドで、自身が遥か昔にポロ3を所有していたものの、それ以外は殆ど接触ははい状況にあります。
(以前は仕事で少しインポーターとの関わりはありましたが…)
そんなことだからVWの情報は自身の横を通り過ぎるばかり。
最近ではゴルフのTCRモデルが限定発売されていることや、"Tなんちゃら…"というコンパクトSUVが投入されたのをTVCMで観たりという程度の知識となっています。
そう、"Tなんちゃら"はこれ、"T-ROC"なんだとばかり思っておりましたが、"T-CROSS"なんですね。

そんなことで今回のピックアップはT-ROCです。
欧州では登場以来かなり好評を博しているようで、永遠のベストセラーカー日産キャシュカイに迫る勢いがあるようです。
ちなみに自動車メーカーのリサーチャー曰く、"キャシュカイが何故売れ続けるのかは謎"なんだそう。
欧州では20種類以上のコンパクトSUVが存在するのに、このキャシュカイは生活者を惹きつける何かを持っているようです。
さすがコンパクトSUVブームの火付け役というだけの事はあるのでしょうかね…。
そんなライバルに続けと欧州を席巻するT-ROC。
T-ROCの"T"はトゥアレグやティグアンという兄貴分の頭文字を取ってその系譜を示していると言われるこのモデル、VWはゴルフ、ポロに並ぶ主力車種として位置付けているようですし、今どきのニーズに応えた素晴らしいパッケージングを持ったモデルだということはその見た目からもよく伝わってきます。


さて、そんなT-ROCにカブリオレモデルが登場したということで、おっ!と思わずメディアに食いついてしまいました。
このモデル、SUVのオープンカーって斬新!
そんなこと既に他車がやってるじゃんと言うことなのかと思いつつも、どこぞやのプレミアムブランドではなく、T-ROCのような量販車でラインナップしちゃうところが素晴らしいと感じます。
そして私が同時に感じたのが、ああ、新世代のゴルフ的存在はこちらのほうなのかもということ。
なんとなくですが、かつてのゴルフカブリオレの面影を感じてしまったのです。
ゴルフカブリオレ…初代から4代目あたりの時代にラインナップされていたオープンカーは、ハッチバックモデルの上半身をスパッと切り取った感じの見た目で、特に初代モデルなどはアメリカ西海岸あたりがとっても似合う雰囲気を持っていました。
おそらく5世代目くらいにそのオープンカーの座をEOSに明け渡して以来、ゴルフとしてはラインナップされなくなってしまったのかと思いますが、ハッチバックモデルが新型に移行しても、カブリオレモデルだけはしばらく旧型モデルが継続販売されていたりしたのではと記憶します。
今回リリースされたT-ROCカブリオレを見たら、そんなかつてのゴルフのような遊び心を感じてしまったのです。
(偶然にも今日、横浜新道でゴルフ4のカブリオレを発見!)

同時にイマドキはSUVモデルのバリエーション展開さえあれば市場ニーズを十分満たすことができるんだろうなと。
コンパクトSUVの屋根を切ればカブリオレモデルだし、サッシュレスしてリアゲートをスラントさせればクーペ風だし(BMWやメルセデスの手法)、Bピラー以降をストレッチさせれば7シーターMPVにだってワゴンにだって変身できます。
これは遥か昔の時代から行われてきたボディタイプバリエーションの手法ではありつつも、最も量販されているゴルフからは消えたバリエーションを、こうしてT-ROCに宿らせるというのは、時代の変化を感じずにはいられません。

そうそう、そのバリエーション展開にて気になるのは、こちらの"R"もそのひとつ。

こちらはカブリオレが醸し出す軽快感とは一転して、ずっしりと強い感じの雰囲気です。
これはこれでなかなかカッコいいし、実際走らせて面白みはありそうです。
ではカブリオレかRかどっち?と言われると…うーん迷いますね。
好みはスポーティ路線ながら、今回登場したカブリオレの明るい雰囲気はなかなか魅力的だと感じます。
そんな、ラインナップも充実している新世代スタンダードとなりそうな存在のコンパクトSUV。
日本ではさらに弟分のT-CROSSに続き、こちらのT-ROCも今年中に導入されると言われています。
このカブリオレの導入も予定されると聞いているだけに、充実したバリエーションはゴルフに変わるVWの顔になり得るポテンシャルを持っていると想像してしまう、気になるクルマです。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

愛車一覧

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