先日、マイピカソは個体として3度目の、そして自身の所有としては初めての車検を通しました。
早いもので、C4ピカソに乗り出して2年が経過しました。
マイピカソとの生活は、実用品としての活躍はもちろん、シトロエンというブランドを所有し、日々ドライブすることの楽しさを得て(時々困らせるけど)、このモデルを選んだことの満足感は2年経ってますます増してきているような気がします。
所有1年目はなかなかロングドライブも出来ずに、ピカソの真価を理解できていたのか疑問もあったのですが、この2年目はそこそこアクティブにクルマライフを楽しめ、このクルマの特徴も掴めてきたのかと感じています。
2年目の走行距離は約5,500km。
マイレージ的には1年目とほぼ変わらず、所有通算2年にて約1万km強と、週末ドライバーなだけに劇的な伸びはなかったのですが、フレンチブルーミーティングをはじめとするシトロエン関連イベントにも積極的に参加できたし、なかなか中身の濃いカーライフだったと感じています。
その行動範囲を振り返ると…。
自身の住む東京都心は各所うろちょろしつつ、放射状に軌跡を辿ると、南の房総半島はマザー牧場へ、東方面の東関道は海外旅行のため成田空港へ。
北行きの東北道、関越道方面へは踏み入れずに埼玉県浦和のフランス車専門ショップでのムスケティアサス交換が北限。
針路を西に向けて中央道は、前述のフレンチブルーミーティングの車山高原、そして5月にあった富士見パノラマリゾートでのシトロエン100周年ミーティング、河口湖のリサとガスパールタウンなど、今回はこちら方面にドライブする機会が多い一方、東名&東海道は箱根へと訪れたのが西端となります。
1年目に続き基本は首都圏1都3県からなかなか出ることなかったことになりますが、2年目は山梨、長野と中央道方面に向かう機会に恵まれ、そこでピカソのロングドライブへの強み(快適さ)を得ることができたと感じています。
チャレンジしてみたいのは、もっと遠くへ連れ出すこと。
例えば東北方面は、自身と関係の深い青森県弘前をゴールに東北各所を巡りながらドライブしてみたいし、以前住んでいたことのある名古屋方面にも久々足を伸ばしてみたい…なんて想いはあるのですが。
さて、そんな感じにまだまだ乗りたいピカソとの2年の付き合いですが、乗り続けてみてのマルとバツはこんな感じ。
1年前に書いた"マイピカソに1年乗ってみて"にて評価した印象と比較して書いてみると…。
(以下のマルバツ上段は1年前の印象、下段は今の印象です。比較してみると…)
○見飽きない素晴らしいデザイン
→今も変わらず!
○2年経っても見飽きません。
もっというなら初めてフランスで見た時(2008年くらい)からの好印象は変わらず、ホント良いスタイリングです!
×装着ホイールRoskildeのデザインが好みでない(ので定番の純正18インチAtacamaまたは社外品に変えたい)
→未だやっぱり変えたいけど…
△実は今回の車検継続のギリギリまで18インチ化を模索していました。
いろいろ検討の結果(いろいろというほど選択肢ないけど)、純正品Atacamaに絞り込んでモノを探していました。
狙いどころは状態の良い中古品。
しかし、かなり辛抱強く出物を待ちましたが、結果、状態と価格感のマッチするものに出会えず。
最後は予算は張るけど新品でも…とDLRに問い合わせするも、サービスマネージャー曰く"もう在庫はないと思いますよ"(想定)…とのことにて、うかうかしているうちに車検期日が近づき万事休す。
既にスリップサインもクッキリの装着タイヤは換えないといけないし、結局そのまま現装着の17インチに収めたのでした(先日整備手帳にて記録したプライマシー4へ)。
これ、後日談がありまして、無事車検整備も完了して引取の日にDLRに向かうと、マイピカソに並んでキレイなブラウンの同型ピカソが。
そのクルマ、憧れのAtacamaを履いています。
いつも親しくしてくれているサービスアドバイザーから納車説明を終え、そのクルマに装着されたホイールを指差し"これが欲しいんですよー"とぼやくと、その担当SAは、"これですか?(オーダー)とれますよ"とあっさり。
えー、こないだ上司のSMは"もうないよ"って言ってたじゃないかー!と思い後ろ髪引かれつつも、まあいいか…とひとり消化するようにしています。
○ルーミーな室内に慣れると他には行けない
→やはり良い!
○この1年間にカローラスポーツ、プジョー308、メルセデスA、ルノーメガーヌR.S.、マツダ3など好みのCセグハッチを試しましたが、ピカソの空間を味わうと、かつては志向していたそれらのクルマがとても狭く感じてしまいます。
ピカソは決して大きくないけど、"暮らしやすい"クルマなんですよね。
△EGSのタイムラグは気にならなくなったけどATがよかった。
→今もそう思います
△もちろん特徴は受容してますが、やっぱりイージーな私には現行型EAT8がいいなぁ。
○シフトダウンを使いこなす
→実はあまりやらなくなった…
×エンジンブレーキ多用派の私としては、シフトダウンさせての減速が好み(EGSのメリット)。
しかし実は昨年末のドライブ中に起きたシフトダウン時のエンジンストールトラブルによるシフト機能故障の疑い(シフトアクチュエータ:修理費見積16万円…)がかかって以来、何だか意図的にエンブレを効かせることを避けてしまっています。
整備手帳に記載した通り、DLRでのメンテナンス後はトラブルも一切発生しておらず、大丈夫かとは思うのですが、用心して意図的シフトダウン操作を回避してしまっています…勿体ない、けど壊れて欲しくない、複雑な気分です。
△個人的に長く共にしたBMWのエッセンスを感じるエンジンレスポンスは大満足(イメージ含む)。但し、アイドリング不調と変なアラートが出て原因追求できておらず。
→修理後は快調そのもの!
○当時は何度もアイドリング不調の現象が出て困り果てていましたが、修理(高圧ポンプを特別保証で交換)を経てのレスポンスは快調。
本来の安心して乗れる性能を取り戻して、Powered by BMW(気分的に)を味わっています。
× ロールとは違う変な揺れが気になる…路面に吸い付く感がイマイチに感じて仕方ありません。特に不意なおつり的横揺れが…。
→ムスケティアサスペンション換装にて不満解消!
○ピカソのフワフワな感覚は残しながらも、コーナリングの接地感かピシッと決まるのは素晴らしい効果。
今回履き替えたミシュランプライマシー4との相乗効果にて雨天時の首都高カーブの金属継ぎ目を通過する時も不意な挙動がなくなり安心してドライブできます。
見た目も僅かにスタイリッシュになったような…!
△高速走行時のステアリングのブレ
→1XXkm/h以上での走行時の現象か未だ解消せず
△1年目は何度か入庫調整してみるもあまり解消せずにタイヤのせい?と思っていましたが、今回新品タイヤに履き替えたのにやはり同速度帯で振動が発生します。
もう一度専門店でタイヤバランスなと見てもわらないと…。
×ホイールが汚れやすいので低ダストのパッドに換装したい
→換えてません…
△今回の車検機会に検討するも、現装着品がまだ十分厚みあるので敢えて現状は換装をパスしております。
また機会が来たらローターごとやっちゃいますかね。
×車内が煩い(ロードノイズが気になる)
→タイヤ換えたら当然変化実感
△その車体素性の問題から、理想の静粛性ではないけど、タイヤ交換により良化したことは間違いないです。
ということで、△が○になったり、またその逆もあとたりと、2年乗ったからこそわかってきた事も多々あります。
マイピカソをドライブすることの喜びの一方で、新たな不満や不安がないわけではないのですが、総じて言えるのは、乗るたびにじわじわと自分へのフィット感が増して、自分のクルマが好きになってゆくことは感じています。
まあそれはクルマがピカソだからという訳でなく、クルマとちゃんと付き合い、楽しむことができているからなんでしょうね。
モデルは10年以上前の設計にて、個体は7年前に世に生まれたものと、だいぶ旧式の雰囲気も出つつあるマイピカソ。
世の中は様々な気になるクルマで溢れているけど、まだまだこのクルマに飽きずにいるのは、かつてフランスで見た一目惚れをパートナーにしているという恋愛的な法則が効いているのでしょうか。
3年目の付き合いは果たして…また機会あれば書いてみたいと思います。