• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

わんどらのブログ一覧

2020年08月30日 イイね!

クルマ一期一会 #8 -2020 アフターコロナに駆り出せ名車たち

クルマ一期一会 #8 -2020 アフターコロナに駆り出せ名車たち普段暮らしをしていると、街でふと見かけたクルマが気になって目で追いかけてしまうことがあります。
そんな"その出会いはまさに一期一会⁈"というテーマの元、最近街で見かけた興味深いクルマをピックアップするシリーズ。
第8回目は、コロナ感染拡大による緊急事態宣言が解けて人々が活動的になった初夏以降に見つけた素敵なクルマたち。
緊急事態宣言下では眠っていたであろう魅力的なクルマがあちこちで元気な姿を見せてくれているではないですか。
では、早速いってみましょう!

*珍しいクルマも多く、見かけた個体そのものの写真は個人特定になってしまう可能性あるので、写真はオフィシャルなものから引用します。

まずはタイトル写真、ホンダシティ(初代)です。
いや今見てもこのトールボディは新鮮!
神楽坂で見つけた赤いコンパクトカーはとても綺麗なオリジナルの状態が保たれている様子で、80年代の古き良きを程よく醸し出した雰囲気でした。


いや、見るとクルマの陰から"ホンダ、ホンダ、ホンダ…"とマッドネスが登場しそうで、頭の中にあのCMのフレーズが繰り返されます。

さて、シティの流れで国内メイクから並べてみます。

シビックタイプR(EP型)

ホンダつながりで見かけた好きなクルマはこちらEP型のタイプRです。
ガンダム的な出で立ちの現行型も気になりますが、このEP型モデルがデザイン的には一番好きなんです。
それは、私がずっとずっと昔に所有していたEF形シビック(グランドシビックと言われた形)のスタイリングに似ているからかもしれません。
しかもこのこの7代目シビックは3ドアハッチがこのUK製造のタイプRしか選べず、そんな志向もお気に入りの理由でした。
世代的にはコンパクトカーフィット登場前のハッチバックモデルとして、そこそこヒットしたんですよね。
中央高速調布付近で見たそのタイプRは、飾らぬシンプルな白いボディに赤バッジが凛々しさを醸し出していました。

日産サニー(初代)

こんなオールドタイマーにふと出会うことができるのもアフターコロナのお陰でしょうか。
可愛らしい丸い目のついた直線基調の小さなボディが街角から現れると、周囲が思わず目を奪われてしまいました。
湘南茅ヶ崎で出会ったクルマはとても綺麗なコンディションの様子。
これぞファミリーカーの原点、良いカタチです。

日産スカイラインGT(S54型)

日産のオールドタイマー系で貴重な発見は早稲田にあり、こちらスカイラインのS54型です。
交差点を少しロール多めにコーナリングするその姿を見た途端、思わず見惚れて自分の運転を忘れてしまうくらい。
ボンネットの長さはまさに6気筒エンジンを搭載した、あの"ポルシェを抜いた"伝説を持つS54Bモデルではないかと。
交差点ですれ違う一瞬の出会いながらもはっきりと見分けられる存在感を放っていました。

トヨタセラ

早稲田界隈でもう1台、いやいや貴重なものと出会いました。
ガルウィングに全面ガラスキャノピーのコンパクトは、未だに異彩を放つ素晴らしい製品だと思います。
販売当時、私はこのクルマがとっても好きでトヨタオート店(だったかと)に見に行った記憶があります。
多分カタログももらっただろうけど、処分してしまい手元にないのは残念な限り。
この開放感溢れるガラスキャノピーを見ると、当時のモノ雑誌にて、ビキニを着た可愛いモデルがセラに乗ってシートを倒し、日光浴している様子を車体上から撮影したカットを載せて、"ピーチまでのドライブしながら日焼けできる"的な特集が組まれていたのを思い出します。
バブルの古き良き時代を思い出します。

トヨタタンドラ

いやとにかくデカい。
迫力があるということだけに惹かれる何かがあります。
ライフスタイル、そして保管の条件さえ合えば、この手のラージサイズピックアップに乗ってみたい気もします。
常磐道谷和原付近で見かけたのですが、以降都内でもこの手のラージサイズに結構出会うではないですか。
タイムス時間貸駐車場の2台分の枠を使って駐めているけど、大きすぎて駐車板が意味を成してない…とか、なかなか都市部での使い勝手は大変そうですね。

さて、続けて輸入車にいってみましょう!

フェラーリモンディアル

クラシックフェラーリの中でも数少ない4座のモデル。
どうやら投資的にもイマイチで不人気車種のカテゴリーとなっているらしいですが、私的にはなかなかカッコいいじゃないですかと思ってしまいます。
横浜新道で見たモデルは小さく、四角く、シンプルな平たいフォルムですが、希少性と、それよりもスーパーカーだけど威張っていない雰囲気が良い感じでした。

イタリアからはもう一台、
フィアットプントHGTアバルト

圏央道牛久付近にてスッと追い越ししていった黄色い小さなクルマを見た途端、ハッとした気づきと共に、かつてのフィアットの賑やかだったラインナップを思い出します。
プントの国内デビューは私の中で忘れられない記憶があります。
それは、デビュー前日の新聞広告。
新聞15段の全面広告にて、イタリアの国のシルエットが逆さに描かれた絵柄に、"あした、ひっくり返るぞ"というキャッチコピーが書かれただけの紙面での予告がなされ、今までとは違うフィアットの始まりを感じさせるものだったのです。
その広告には"食事や文化などは讃えられても、クルマだけは褒めてもらえなかった"という内容のリード文が添えられていたように、当時のイタリア車は"壊れる"というイメージが日本では色濃く、プントはそれを塗り替えようというモデルだったのですね。
圏央道を駆け抜けていたコンパクトの元気な姿を見ると、当時、日本人のイタリア車イメージを少しはひっくり返す事が出来たのではないかなと思うのでした。

ローバーミニクーパーBSCCリミテッド

最後のモデルが世に放たれたのがもう20年前なのに、未だに元気に見かけることのあるクラシックミニ。
個人的にも若かりし頃に自ら所有し、熱中し、未だ実は"ミニマニア"と思っているくらい好意を持ち続けているクルマです。
飯田橋で見た、往年の英国ツーリングカーレースマシンをイメージした限定車は、張り出したフェンダに13インチホイール、ブリティッシュレーシンググリーンのボディにピンストライプと、定番ながらもカッコイイ出で立ち。
英国ではミニクーパーLE Sportというグレードだったものを、当時世界で一番売れていた日本ではBSCCなんて銘打ってリリースするなんて、当時の日本のファン層の深さが伺えます。

プジョー406ブレーク

まだ居そうでなかなか見なくなってきた世代のフランス車を巣鴨駅前で発見。
このブレークはその胴長なスタイリングがまさにフレンチバカンスエクスプレスという感じで好きなタイプなんです。
そしてまた、映画"ノッティングヒルの恋人"でロンドンの街を走り抜けるシーンを思い出したりもして、個人的にロンドンに滞在していた頃を思い出す懐かしい気分になります。

プジョー308SW I

続けて同じくプジョーのブレークモデル。
406よりはまだまだよく見かけるタイプだけど、久々に茅ヶ崎で見た途端に、当時何故このクルマをノーマークだったのか自身を問うてしまいました。
何故なら、よく見るとファミリーワゴンとして使い勝手良さそうではないですか!
低重心ながらハイトのある天井、後席は3席独立シート、コーダトロンカ形状のデザインがもたらす広い荷室…これはマイピカソの気に入っている点と同じではないか…!と、今更気づいたのでした。

シトロエンCX

横浜港北ニュータウン界隈のとあるショッピングモールの駐車場に止まっていた名車は、フツーのクルマたちが鼻面を揃えて止まる列の中で、その特徴的なフォルムを突き出し(はみ出し)ていて否応無しに目立つ存在に。
こんな特徴的なのに、本来はフツーの乗用車という存在だったことを考えると、シトロエンの独創性そして時代の許容度を感じます。

ポルシェ911(901型)

今回ラストのピックアップは同じく横浜港北で見つけた、ナローポルシェです。
この小ささ、このシンプルさ、このカエルっぷり!可愛くてかっこよくて素晴らしいではないですか。
911は現行も憧れですが、シリーズ通じて長い歴史の中に変わらぬ魅力があるものだと、この大事にされているだろう様子が伺える個体を見て感じたのでした。

ということで、今回の一期一会は終わりです。
書き留めていつつも少し多めの紹介になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
(実は宣言解除以降、あまりにも魅力的な出会いが多く、既にネタはたまりつつあります…近日第9弾で披露したいと思います)
またいつか第9弾にて、街を歩き、ドライブしながら見つけた気になるクルマを集めて書き綴ってみたいと思います。
2020年08月28日 イイね!

ベルランゴ展示イベント@豊洲に行ってみると

ベルランゴ展示イベント@豊洲に行ってみると最近はキャンプがとっても流行っているようですね。
流行と言っても昔からレジャー、趣味のひとつとして楽しまれている方は多いのですが、最近の流行は例のコロナ禍の影響にて、"密"を避けた余暇として注目されているんだとか。
かく言う私も、子供の成長に合わせてアウトドアの解禁をなんて考えていた次第にて、今改めて流行と言われると、あー、なんか乗っかっちゃったみたいね…と、予約が取れにくくなっているグランピングなどの状況を見ながら気後れしてしまっているのであります。
そんな矢先に、アウトドア志向をプッシュするアイテム、ベルランゴがいよいよレギュラー登場するという嬉しいニュースのもと、早速行ってみましたららぽーと豊洲でのデビューイベントへ。
それはまさに、ベルランゴのアクティブな用途をシーンで訴求するという場にて、7台のベルランゴを用いた楽しい展示がなされているものでした。

ゴルフ、山登り、サイクリング、サーフィン、ガーデニング、ペットとの生活、そしてリモートワークという、このコロナ禍による自粛ムードをあえて吹き飛ばすアクティビティとライフスタイルの提案は、"おー、こんなことしたいよね"という共感と、少し無理やり感あるものと、それぞれ興味深いアプローチとなっています。
(ちょっと写真を並べてみると…)








見ていて飽きないし、各車とも触れ放題にて、そのシーン毎の自分の生活や趣味嗜好とのマッチングや、クルマそのものの機構や装備について体感できるものでした。

会場自体は広くはないけれど、Hトラックをアイコンにシトロエンのフルラインナップも展示していて、ブランドを体験する機会としてはモーターショー並みの力が入ったもので、滞在時間も自ずと長くなります。

シトロエン、そしてベルランゴの世界観が十分伝わる素晴らしい展示イベントになっています。

会場にいたPSAJの方に話を伺うと(来場者が少ないタイミングにて、シートアレンジの実演含めたくさん話を聞けました)、この豊洲を皮切りに当分はピンポイントでの展示イベントを続けるとのこと。
DLRでの店発は9月末となり、そこから試乗も始まるということで、走りを試すことができるのはもう少し先となります。
話を伺ったPSAJの方曰く、ワインディング(日光いろは坂での体験)や第2東名高速での走りはどちらも意のままに前に進む面白さがあること(ディーゼルのトルクとアイシン製8ATの良さ)、商用と言われるけど、実は乗用車同様のプラットフォーム(EMP2)の採用がコーナリングでのハンドリングや挙動に安定感を与えてくれること、ADAS各機能の付加価値、ユーティリティの高さなどをお伝えいただきました。
メディアや先行販売(ファーストエディション所有の皆さま)の情報と同じ情報やインプレッションでありながらも、メーカー(インポーター)の方から直接聞ける話は説得力があります。
また私のような一般の人でもわかりやすい説明をいただき(特にプラットフォームの特徴)、その説明をぜひ我が家のオーソリティ(決裁者)にしてほしい!と思ったものでした。
我が家の課題はそこ、ベルランゴへの代替のためにはまだ元気なマイピカソを超えるバリューがないといけません。
我がオーソリティは仕事柄、欧州の自動車市場をよく知っていて、商用車部門の販売ランキングの常に上位にいるベルランゴを"商用車じゃん、なんでそれがいいの?"と、商用車に何百万も出すイメージが沸かないことが懸念となっているのです。
だからこそ、このメーカーの人が説くプラットフォームの話を直接聞かせたかったなぁと、その話に感心しつつも、ここにオーソリティがいたらかなり話は前進したのでは?と身勝手な想像をしていたのでした(個人的事情を披露してスミマセン…笑)。
しかしそういうメーカーの方とダイレクトに話せるのもこういう店舗外展示イベントのよいところなのかもしれませんね。

いやー、個人的にはベルランゴへの興味がより一層深まった良いきっかけとなり、あとはタイミングと家族を口説き落とす(笑)だけだとひとり鼻の穴を膨らませているのですが、この魅惑の展示イベントはとっても良いきっかけになるものと感じています。
さて、この週末は家族を連れてもう一度体感しに行こうかな。
Posted at 2020/08/28 19:21:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン
2020年08月26日 イイね!

DS3クロスバックE-TENSEを試してみたら

DS3クロスバックE-TENSEを試してみたら今年のPSAJは興味津々の賑やかな夏になっていますね。
いよいよ新型プジョー208の店発を迎え、待望のリフター&ベルランゴのカタログモデル化など、どれも今すぐ触れたい、試したいモデルが続々登場となっているのは嬉しい限り。
その熱い夏の新型車攻勢にあくまでもシックに登場したのが、グループPSAのブランドの一角、DS Automobilesブランドが放つ電気自動車、DS3クロスバックE-TENSEです。
実は個人的にはノーマークだったDS3クロスバックですが、電気自動車となると俄然興味が湧きます。
果たしてPSAの電気自動車たるやどんなものだろうと、国内初の展示となったミッドタウン日比谷での展示&試乗イベントを訪れてみました。

ミッドタウン日比谷といえば、レクサスのアンテナショップがあることで知られています。
DSの展示イベントは、そのレクサス店舗の真横で行われていました。

レクサスの真横にあえての展示とは、DSブランドの訴求をそこに合わせてきたのかという狙いが伺われますが、展示を遠目に見ていたお客様からは"これどこのクルマ?"なんてまだまだ知られていないような言葉が聞こえてくるだけに、今回はラグジュアリーブランド志向層への認知度向上の機会になったのかと思います。
(ちなみに今週末はららぽーと豊洲でベルランゴのシーン展示会が行われるとの事で、こちらはファミリー層向けとわかりやすくタッチポイントを変えてアプローチしています)

さて本題。
今回登場したE-TENSEはPSAJが国内初導入となるBEVとなります。
何でも、やはり"最新鋭の技術はDSから"というブランドピラミッドに沿って、e-208の導入に先立っての今回の発売に至ったということで、電気自動車という最先端イメージの導入を以て、いま好調のプジョー&シトロエンブランドに加えDSここにあり、というポジショニングを確立しようとしているのかと想像します。
そんな新しいモデルは、今回の日比谷でのデビューを皮切りに、全国のDSストアにて試乗キャラバンを実施するようですが、なんと既に全国予約済となっている好評ぶりとのことです。
DS3クロスバック自体は既販かと思いますので、やはりPSA発の電動化モデルという関心は高いということなんでしょうか。

キーを持ってクルマに近づくとドアノブがボディから羽のように伸びて現れる演出を経てクルマに乗り込みます。
私自身、DSブランドはまたシトロエンのサブブランドであった時代のDS3(クロスバックじゃないほう)やDS5しか乗ったことがなかったので、この新世代DSの、乗り込んだ時に感じるキラキラした世界観は若干恥ずかしく感じてしまいます。

この各所がダイヤカットとなったデザイン意匠は、見た目と使い勝手においてイマイチ馴染めないと感じてしまいました。
(例えばEVモードの切り替えスイッチなど、見た目にキラキラしていてモード位置がよくわからない(まあメーター見ればいいだけなんだけど))
しかしこれがパリのオートクチュールの輝きだと言い聞かせると、グッとお洒落な空間に身を置いているように思えてくるものです。
そんなことでシフトをDモードに入れブレーキを離すと、静かに動き出す車体は、なんとなく品の良さを感じるもの。
いやいやこれぞ電気自動車ということなんですが、日比谷を起点に皇居の周りを30分くらい運転させてもらった感想は、すべてにシームレスだということ。
しかし決して無機質ではなく、加速やコーナリングなど、クルマをドライブする楽しさはしっかりと持っています。
印象を計算式に例えるなら、"低速からしっかりと引っ張ってくれるディーゼルエンジンの加速感"+(プラス)"無段変速のATライク"-(マイナス)"エンジン音や排気音"=(イコール)"静かでイキイキしたクルマ"という印象です。
あれ?もっと電気自動車って、ワンペダル的なアクセレーションによる回生ブレーキを特徴とした操作&挙動イメージ(何故なら私わんどらはBMW i3と先代リーフしか体験したことがない)だったのですが、このDS3 E-TENSE(あるいはイマドキのEV)は、もっと生々しくドライバーの意のままに作動してくれる、ナチュラルに運転が楽しめるクルマだと感じたのです。
3種の走行モードも、エコモードにすると加速感などはフツーのコンベンショナル車と変わらない、自然な感じ。
かと言ってスポーツモードがピーキーなわけでもなく、あくまでも上品な加速感(なんだその表現?)でストレスなく運転できます。

こうして試してみたE-TENSE。
感想としてこのクルマの良し悪しは突出したものはなく、PSA国内初導入を初体験したという満足感だけが降りる時に残ったもの。
ただ、電気自動車は特別なものではなく、もはやフツーの選択肢になったな…と感じさせるほど、動かす分にはコンベンショナルモデルと変わらない運転の楽しみを与えてくれるのだということは得ることができました。

そしてもっとEV車に乗ってみなきゃと思った次第。
今年の日本はEV車種発売が目白押しという事で、前述のe-208、Audi e-tron、Honda-eと体験が楽しみです。
もちろんまだ未体験の現行型リーフやテスラモデル3も試してみたいしなんて考えると、秋にはDLR訪問も忙しくなりそうです。
そしてそんな時、今回のE-TENSEの走りはベンチマークになるような気がします。
特にe-208はこのDS3と同じユニットなのでしょうから(調べてないのでわかりませんがきっとそうですよね?)、足やハンドリングの味付けでどれだけ個性的になっているのか、試してみるのが楽しみです。
今回のDS3クロスバックE-TENSEは、そんな私のEVへの関心を高めてくれる動機になったのでした。
やはり経験は大事ですね。
2020年08月20日 イイね!

最近気になる、さあ行くぞ日産 pt.5 -日産パビリオンに行ってみると

最近気になる、さあ行くぞ日産 pt.5 -日産パビリオンに行ってみると例の経営幹部の問題など、いろいろあってもやっぱり応援してしまう、横浜出身神奈川育ちの私わんどらの超個人的日産贔屓のあれこれを書いたブログも第5弾目。
かつての矢沢永吉さんのCMでのキャッチコピー"やっちゃえ、日産"から、"やるじゃん"を経て、新たなブランドキャッチコピーである"さあ行くぞ"のタイトルに付け替えて、1年2か月ぶりに書いてみたいと思います。

この8月から期間限定でオープンした気になる施設、日産パビリオン。

"さあ行くぞ、幕開けだ -START OF NEW NISSAN"とのキャッチコピーを引き下げ、この夏からブランドCIの改定や新型車・新技術の発表/発売という復活の狼煙をあげた日産が、その技術力を示す体感スペースに行ってきました。

施設の詳細はホームページ(https://www.nissan.co.jp/BRAND/PAVILION/)を確認いただきたいのですが、コンテンツは日産の考える未来のモビリティ社会と、先般発表された新型EV車種アリヤに搭載された最新技術体感(AD/ADASなど)を私たち一般の生活者にもわかりやすく伝えるため、インスタレーションや映像、体験物形式で構成したもの。
大きくは3つの体験ブースがあります。

The Theater:
大型スクリーン(4Kプロジェクションマッピング)と実車を用いた映像空間、そして映像に合わせて座席が振動するソニーのハプティクス技術(触覚提示技術)を取り入れたシアター構造にて、新型車ARIYAの特徴訴求(自動運転技術中心)、Formula Eバーチャル体験(エンタテインメント)、そしてNaomi Beatsという大坂なおみのショットを打ち返すという、Invisible to Visible(=見えないものを可視化する)技術を応用した体験型アトラクションを連続して鑑賞できるもの。
プロジェクションマッピングとセンシングが作る世界は、"自動車版チームラボ"的な面白さがあります。
大坂なおみとの対決は、事前申し込みにより参加者6名がステージ上でゲームにチャレンジしますが、これが見ているほうもワクワクします。

ヴァーチャルとは言え、やはり恥ずかしがらずにラケットを振り抜くことが大事。
そういう意味で子供の参加者は思い切り取り組むので、子供のスコアは高いのです!(大人は恥ずかしがって手足を動かさないから…)

The Life:
技術進化に伴い車にまつわるライフスタイルも変わるという主旨のショートムービー(2種)か鑑賞できるブース。
1.コネクテッドの進化で変わる家族のコミュニケーションを題材にしたアニメーション
2.自動運転技術がもたらすコミュニケーションの変化を題材にした実車ミニドラマ
私は滞在の都合にて2の自動運転テーマのドラマを鑑賞しましたが、泣けるストーリーで良かった!(最後は予定調和すぎで読めちゃったけど…)
1のアニメも観てみたかったなあ。

The City:
ADAS機能、コネクテッド機能に持ちいる技術を疑似体感するコンテンツ。
1.事故のない社会:センシング技術を体感できる空間

2.活性化する街:コネクテッドの「つながる」をイメージした空間

1のセンシング技術の体験型インスタレーションはわかりやすくてよかった!けど、2のコネクテッドはその面白さがよくわからず…。

その他
・カフェ(オリジナルのお土産があります)
・ARIYA乗車体験(中は撮影禁止…)での新たなディスプレイ機能の紹介(ナビ、Alexa連動など)
 
などなど。

場内に展示されていたクルマは至ってシンプルで、もちろん主役はアリヤ


日産ブランドの象徴、GTR


そしてこちらe-NV200のアイスクリーム販売車(確かUKの商用車モーターショーで発表されたモデル)

あとはリーフくらいなもので、特に"クルマを見る"という視点でないのがまた空間として好感持てるもの。
あくまでも、モビリティの技術を未来の社会や生活を変える存在として体験、視聴できることで、より自分たち生活者との親和性を高めてくれると感じさせてくれるのでした。
そして、センシング技術などを取り入れた表現により楽しんで理解促進できるというデジタル演出も秀逸。
ついでに感じたのは、アリヤが欲しくなってしまった…!

設えも演出も、全体的に日産らしいクール&シンプルな世界観でまとめられていて、VIを実施し再出発を示すブランドの新しいメッセージが明確で好感持てる日産パビリオン。
日産贔屓の私だけでなく、きっと誰もが楽しめるのではないかと思います。
もちろん私わんどらは満足感あり、ますます日産を応援したい気になってしまいました。
まあ後日談として、このパビリオン訪問と"技術の日産"のブランド形成に対するセンスの良さを他自動車メーカーの社員さんに伝えたら、"ふーん、まあセンスが良くても収益に影響しなきゃ意味ないじゃん"という身も蓋もないお言葉をいただき、私わんどら、日産の社員でもないのに何となく憤りを感じたエピソードも加えておきます。
山の中にニュルブルクリンクもどきのテストコースをこさえてテクノロジーを商品本位に訴求するよりも、技術をライフスタイル本位で伝えてくれるほうが個人的には好みだなぁと感じるのですけどね。
そんな日産の"さあ行くぞ"という意志を感じた施設は10/25までの開催にて、横浜に行った際はぜひ立ち寄ってみては。
2020年08月06日 イイね!

セアトが気になる!Pt.9 (クプラ el-Born編)

セアトが気になる!Pt.9 (クプラ el-Born編)私の好きなブランドのひとつ、セアト。
日本では滅多に入手できないからこその希少性故の憧れとか、ラテンの自由なイメージを抱かせながらも、VWの確かな技術を持ち併せた信頼感とか(チャラ男だけど実は博学的な…(笑))、あるいは単に好きなスペインの地名を用いた車種名が多いとか、そんないろいろが混ざり合って、私を魅了しているのかと感じています。
そんなセアトが放つスポーツカーブランド"クプラ"から放った新型コンパクトハッチが、今回ピックアップするEl-Bornです。

バルセロナ旧市街に位置する、ピカソ美術館などがあるお洒落な地域、ボルン地区がその由来という、セアト定番の地名ネーミングによるCセグメントハッチは、もう一目瞭然、そうVWのEVモデルID.3のシブリングモデルです。
あえてのクプラブランドでのリリースは、その性格をぐっとスポーティに寄せることで、兄弟との差別化を明らかにしているのですね。


何しろ見た目が強そう(写真的にはワルっぽさ全開?)な雰囲気でして、ID.3のシンプルな雰囲気とは確かに違うイメージを与えることがうまくいっているなぁと感じます。
実際には前後サイドのスポイラー類、VWよりもローダウンされたサスセッティング、そして20インチホイールが見た目にとっても強さの効いた雰囲気を作り出しています。

さてセアト初のフル電気自動車となるこのモデルは、もちろんVWグループのアセットをフル活用しています。
このモデルならではの特徴としては、VWグループのこれまでの搭載ユニットの中で最大容量(82kWh)のバッテリーパックを導入しているんだとか。
まあこのあたりは、常に技術革新されていくものなんてしょうし、クルマの性格に合わせて相応しいスペックが与えられていくんでしょうから一概に凄い!って言えるのかわからないのですが、約500kmの航続距離を実現したこのel-Bornは、見た目はちょっととんがったシティムーバー風だけど、実はツアラー的な長距離走者ということなんですね。

さてセアトのスポーティモデルといえば、レオンによるニュルブルクリンクにおけるFF最速レコードのチャレンジを思い出します。
シビックタイプR、メガーヌR.S、そしてゴルフRという欧州Cセグハッチの代表選手たちとの記録の入れ替えは、新型が出る度に宿命的にチャレンジをしていて興味深く感じます。
ニュルブルクリンクでのこのFFレコードは、並居るスーパースポーツが記録を争うよりも、普段私たちの手に届く存在のフツーのスポーティファミリーカーがチャレンジすることに親しみを感じるのです。
(過去のブログにてニュルでのFF車のレコード争いへの興味は何度か書いてますね)
そんなことで、そういやこの手の量販電気自動車でのニュルブルクリンクチャレンジってあるのでしょうか?
EVって0km/hからの加速はよく取り沙汰されては、そのコンマ何秒のスペックに感心したりしますが、EVの性能評価って、例えばパワーユニットやモーター、そしてバッテリーという、所謂EV機能にばかり注目されがちな気がします。
しかしパワーユニットのみならず、ボディ、サス、ハンドリング…など、走りを司る機能を総合的に相関させた性能の評価や記録(まさにニュルブルクリンクへのチャレンジ!)などあったら、ブランドイメージの向上に繋がったりするのでは?なんて思ったりもします。
調べてみると、テスラモデルSが"Fastest 4door BEV”として、そのニュルでのEV市販車の記録を誇示(非公式)しているようですし、そこにはポルシェタイカンとの記録争いが既に展開されているようです。
そんな感じにこのスペイン発の新型EVも、レオンでイメージ付けられたクプラブランドらしい走りへのこだわりを、ニュルブルクリンクという舞台へのチャレンジで示してくれると興味深い気がします。

リーフNISMOやこのel-BornなどがEVスポーツハッチとして、これまでの定番である加速とか航続距離とか充電時間とかの評価ではなく、ハンドリングや走り面でもっとドライバーに対しエモーショナルに訴えてくれるような存在になってくれると、クルマ選びはさらに楽しさが広がるんだろうと思います。
そんな新型el-Born、とっても気になるクルマです。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/8 >>

      1
2345 678
9101112131415
16171819 202122
232425 2627 2829
3031     

リンク・クリップ

わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

愛車一覧

シトロエン C4 ピカソ シトロエン C4 ピカソ
Bienvenue dans le monde du Visiospace! フランスの ...
オースチン MINI オースチン MINI
Austin Rover Mini Mayfair Austin Mini 1000 僕 ...
シトロエン ZX シトロエン ZX
1994年式 ZX Super 1.9iです。 フランス本国ではVolcaneというグレ ...
BMW 3シリーズ ハッチバック BMW 3シリーズ ハッチバック
1996年式 E36 318ti Compact 1999年式 E36 318ti M- ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation