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2021年11月10日

トヨタアイゴXが気になる!

トヨタアイゴXが気になる! 今春にコンセプトモデルが登場し、スモールSUV化をほのめかせていた欧州専用シティカー、アイゴ。
いよいよそれが現実のもの、Xの名前を冠して姿を現わしました。
コンセプトモデル"プロローグ"の登場時は、思い切り遊び心のあるスタイリングに加え、フロントグリルレスの出立ちに"EV車ではないか?"なんて報じられ方もしていましたが、そのあたりはしっかり現実味ある方向にアジャストされて、フツーにトヨタお約束の1.0L-3気筒エンジンの搭載にてお披露目となりました(まあわかっていたことですが…)。

さてアイゴと言えば、チェコにある工場で生産されているモデルにて、かつてはTPCAというプジョー、シトロエンとの共同開発生産を行うアライアンスのもとに販売されていました。
シトロエンはC1、プジョーは107-108と2世代に渡り3兄弟を継続させてきましたが、この3世代目からは、プジョー、シトロエンとのチェコでの合弁解消によるトヨタ単独でのシティカー開発製造となっての、今回の新型登場となったのです。
(ちなみに、その提携解消と共にプジョー、シトロエンはAセグメントからの撤退を発表しています。但し、新たに組んだFCAにはシティカーのトップランカー、フィアット500がありますからね、そのアセットは活用されていくかもしれませんね)

さてトヨタオリジナルとなった新型クロスオーバーは、コンセプト版で驚かされたデザインは丸く収まり(順当)、現実感あるまとまったスタイリングで登場しました。

しかもアクティブな雰囲気を残しているあたりは、なかなかユニークなデザインなのかと思います。
何となく、兄貴分の現行型ヤリスをぎゅっと詰めた雰囲気は、個人的には嫌いじゃないスタイルです。
いや正直言うと、何もクロスオーバー風に加飾しなくてもいいから、このスタイリングを持ったベーシックなシティカーでも良かったのでは?なんて思ってしまいますが、そんなベーシックな方向でのクルマはVW up!3兄弟やルノートゥインゴ、そして最近デザインも洗練されてきたキアピカントなどに任せて、こちらアイゴはZ世代に遊んでもらえばそれでいいという割り切り(常にオールターゲットの国内トヨタとは大違い笑)にて、この"X"化に振り切ったのかと想像します。
(シティカー×クロスオーバーの商品化は既にVW up!やフィアットパンダが実現済みですけどね)

さて日本では馴染みのないモデル、アイゴのモデル変遷を改めて振り返ってみます。
まずは初代モデル。

チェコにて設立されたTPCA初のモデル、アイゴ、C1、107は外観はそれぞれのデザインを持ちながらも、内装デザイン、エンジンはトヨタのものが共通で採用されたのです。
こちらは私わんどらが所有していたモデルでもあり、アイシン製のMMTという2ペダルMTで非力なモデルを引っ張りながらドライブするのが楽しくて、今でも探して乗りたいと思うくらいの思い出があるクルマでした。
2代目はまたまた内装とエンジンは共用ながらも、外観はさらに各メイクの個性が現れたものとなりました。

目が丸く可愛らしいC1、スポーティな108とは異なり、アイゴは"マンガデザイン"と言われるコンセプトで登場しました。
フロントにパネルの組み合わせで"X"の文字を描いた印象的な表情は、歌舞伎の隈取りにも見える、とにかくジャパニーズテイストを醸し出したもの。
正直私には受け入れ難かったのですが、欧州ではそこそこ好評なデザインだったとも言われます。
ふーん、何をクールと感じるかの思考ってわかりませんね…。
そして今回3代目となるわけですが、こうして並べてみると、なんとなくこの最新モデルは初代に回帰したような気がします。
だからこそ"これはあり"なんて思ってしまったのかもしれません。

さて、プジョー&シトロエンとの提携解消にて呪縛(?)から解放された新型は、ヤリス同様のTNGAプラットフォームを採用しているんだそうです。
私がTNGAがもたらすメリットをどれだけ感じ取れているのかは怪しいものがありつつも、ヤリスの心ウキウキするハンドリングがこのスモールで実現していれば、これはかなり良い感覚を与えてくれるんじゃないかと期待できます。
(だからこそ尚更クロスオーバーでなくて良い気が…)
さらにインテリア写真を見ると、あれあれ随分とコストをかけていそうな…と思えるもの。

私の乗っていた初代はドアなど鉄の外板剥き出しにて、タコメーターはオプション、ナビディスプレイもなく欧州ではオプションでTomTom装着という簡素なもの。
そんな超ベーシックなんてイマドキは売れやしないのかもしれませんが、この新型を見ると、商品企画時点15年以上前という時代の進化は目覚ましいものなんだと実感します。
まあその分価格も上がっているんだろうとは思いつつも、欧州トヨタ曰く"手頃な価格は維持せねばならない"とのことですので、シティカーとして手に取りやすい価格帯で登場するのかと思われます。
欧州トヨタのホームページには既にグレード構成も掲載されていて、ベーシックな位置付けの17インチホイール装着の"Play"と"Pulse"、18インチの"Envy"、そしてさらにいろいろ加飾された専用色"カルダモングリーン"を纏った上位車種"Limited"の4種類があり、さらにそれらにはそれぞれキャンバストップの付いた"Air"というラインナップもあるようです。

グレードが高まるにつれアクティブ要素も増えるという内容ですが、それにしてもAセグシティカーに18インチとは、大胆な時代になったものですね。

そんなユニークなモデルで再び話題を誘う新型アイゴ。
日本には正規導入されないだけに(おそらく並行輸入はあるのでしょうね)、日本車でありつつも国内でお目にかかる機会はなかなかないというモデルではありますが、いつかどこかでお目に掛かれる日を楽しみにしたい、アイゴ乗りOB的にはとっても気になるクルマです。
ブログ一覧 | Aygo
Posted at 2021/11/10 08:20:02

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この記事へのコメント

2021年11月10日 18:42
こんばんは、結局、EVは無し、HVも無し、となりましたねえ…
さてその結果と売り上げはいかに、
勝負はダチア ダスターEVとの比較となりますか。
元々PSA合弁時代もプラットホームはトヨタAプラットホーム使ってましたから提携が消えてもさほどトヨタ側に変化は無いのでしょうね。
派生台数が減る分とTNGA化のコスト差分をSUV化で埋め合わせできるのか、でしょうかね。(先代、先先代とAプラットホームでコストコントロールしてたのがどうなるか。)
コメントへの返答
2021年11月10日 22:38
こんばんは、そうなんですよね、見た目の登場感はあれど、実はそれ以外は噂ほどニュース性はないという…。
確かにコストが掛かる要素しか含んでいない中で、このセグメントでどう競争力持たせるのか…まさか生きる道は"プレミアムAセグメント"化とかでしょうか。
確かトヨタ的にフィアット500はプレミアムAカテゴリーとか言ってたし…笑
2021年11月10日 23:21
へー、FIAT500をプレミアムAセグと。あれ、でもAIGOX発表の少し前に新型に関しての記事の中で確かのトヨタサイドのコメントに、このセグメントではトヨタ以外の他社は存在感を示せず、的な感じに言ってたはず。(笑)
読んだ瞬間に、このセグメントのトップランナーはFiat500ですけど、
という突っ込みが浮かんだのは当然のこと。
コメントへの返答
2021年11月11日 2:03
そうなんです。欧州トヨタのある資料にてフィアット500はそうカテゴリーされて分析されてましたから…!
そしてそのトヨタコメント、私も記憶あります。
プジョーシトロエンがシティカー撤退してトヨタが最もプレゼンス示すと!
果たして、このアイゴXはフィアット超えを叶えるのでしょうか…。
ますます初代の素朴だけどエキサイティングな楽しさが懐かしくなります^_^

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「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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