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2021年11月25日

トヨタカローラクロスを試してみたら

トヨタカローラクロスを試してみたら 先日の日産ノートオーラを試した後、試乗に勢いのついてしまった私わんどら。
何事も勢いって大事だったりすることもあり、重い腰が上がったならばもっと意欲的に行ってみよう〜と、向かったのはこちらも兼ねてから気になっていたクルマ、カローラクロスです。
アジアや北米、アフリカなどでは先行して発売され、それなりに好評を得ていると言いますが、果たしてトヨタの細かなSUVラインナップの中でどんな位置付けなのか、渾身のグローバルモデルを実際に見てみようと思ったのです。

以前のブログ"カローラクロスが気になる!"にて、国内向けのモデルはグローバルモデルと顔が違うことが違和感あると書いた記憶があります。
何でも国内向けに化粧直ししなくてもいいじゃんという感覚です。
そんなドメスティックな表情を見て"やっぱりダメじゃん"とブログで吐露した違和感を実証しようと思ったのですが、あれれ実際見てみると意外と違和感ない感じです。
もちろんグローバルモデルが隣にあり比較している訳ではないので、そのフィット感はわかりませんが、この国内向けを単品で捉えると、まあいいかという気になります。
担当していただいたセールス氏に"あれ、意外とフィットしてますね"とフロント周りの印象を伝えると、"そうなんです、我々も良かったーって感じているんですよ"とのこと。
どうやらあのグローバルのクジラ口は国内セールス側から見てもやはり違和感あるようで、メーカーのチーフエンジニアが発していた"国内の消費者志向に合わせた"デザインの意図は現場感覚にもマッチしているようです。
なるほど、さすがメジャーなオールターゲットブランドだけありますね。

そして全体感は極めて上位車種RAV4に類似しているのですが、RAV4よりも丸みがある分、こちらはシティランナーという雰囲気を醸し出しています。
その点もなかなかよいポジショニングで、魅力的だけど質感の低いヤリスクロスでは物足りなく、RAV4はゴッツ過ぎ、ハリアーはお高くとまった…なんて層にはピッタリの位置付けなんだと感じます。
まさに私の嗜好はそのあたり、トヨタSUVマトリクスの中ではしっかりとカローラクロスにプロットされてしまいます。
内外装全体に高級感は皆無だけど、これくらいならいいかもねという安定のカローラ品質は、これもまた万人受けするような気がします。
インパネデザインもシリーズ通じて共通の意匠だし、フレッシュな感じはないけど安定感はあります。
遊びに使うにはいま我が家に欲しいユーティリティ性もしっかり網羅しているし、あれもしやこれが我が家のFuture Candidateになる?なんて。



ドライブしてみると、これがまたなかなか良い感触。
私個人的には、一番売れている人気のカローラツーリングのスタイリングがとても好きで、限定販売された2Lモデルとか試してみたいなぁと思ったりしていました。
と同時に乗ってみてガッカリだったのもカローラツーリングの印象にて(既存HVモデル)、ああ、スタイリングは良いけど、これは選択肢ではないな…と惜しくてたまらない想いがあるのです。
しかしこのカローラクロスは、その私がツーリングで感じたNGポイントを見事に感じさせない良さがあります。
HVエンジンのもたらすアクセルフィールこそ似たようなものがありつつも、私が注目したのはハンドリングの良さ。
特に低速時の切り返し時やステアリングロックトゥロック時などに、ツーリングではやけにパワーステアリングの電子制御感と、回し切った時のガツっというメカニカルなぶつかり感覚に違和感あり、これは嫌だなぁと感じていたのですが、クロスではそれらが解消されています。
それにブレーキフィールも適度に深押しする遊びがあり、緩急つけたコントロールがしやすくなっているというのもツーリングにはなかった良化ポイント。
ツーリングは少しの踏み込みでいきなりガツっと効くので、欧州車乗りには違和感あること記憶します。
そんな風にカローラクロスは、個人的なカローラの不満印象を解消してくれる乗り易さを感じさせてくれたのでした。
あらあら、これはますます我が家の近い未来の可能性になるかな?なんて。

しかし、何だかハンコを押すまでにはまだなれないのはなんだろう…。
それは、"良い"運転はできるけど、"楽しい"運転ができるとは限らないという感覚。
世界一のフルラインナップメーカーならではの万人受けするための"中道な作り"が製品に染み込んでしまっていて、それがイマイチ自分にしっくりこないせいかもしれません。
おそらくは家族の送迎に、あるいは荷物を詰め込んでキャンプへ…と目的は着実にこなしてくれるだろうとは思いますが、それ以上の相棒にはなりそうにないというのが、このクルマを選択するのに躊躇してしまう要因なんだと思います…。
あくまでも個人的な思いではありますが、"目的達成手段としての道具以上の相棒になりにくい"という印象をもってしまうのですよ。

カローラクロス、想像していたよりもフツーに良いし、欲しかったサイズ感でもあります。
そんなモデルを選択してみるのもまた堅実なカーライフなんだと思いますが、個人的にはそのコンサバティブな選択肢はもう暫くお預けしておこうかな、と感じるのでした。
ブログ一覧 | 試乗、テストドライブ
Posted at 2021/11/25 09:26:40

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