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わんどらのブログ一覧

2020年12月20日 イイね!

ルノークリオ5を試してみたら

ルノークリオ5を試してみたら私はDLR訪問をすると、対応していただいたセールススタッフに"たくさんDM送ってくださいね"とお願いをしています。
何故なら、ハガキだの封書のDMってミニカタログのような感覚で楽しめるから。
その大抵はゴミ箱に入ってしまう環境的にはイマイチのアイテムだけにイマドキではないのでしょうけど、風呂上がりにビール片手にDMを眺めて、掲載されているクルマたちに想いを馳せる…的な時が小さく楽しかったりします(笑)
最も、イマドキは郵送のDMなんぞや滅多に届かず、大抵はメールでの受信となり、スマホの画面で流し読みというつまらない状況でありつつも、時代はそれがスタンダードなんだと受け入れていますが、秋口から盛んに届くようになった気になる"郵送のDM"がありました。
それが今回ピックアップする、ルノールーテシアです。
秋のデビュー前後から、ある時はハガキで、ある時はミニ冊子風の封書で、毎週のように届いた誌面には、深い赤色のスタイリッシュなコンパクトカーが写し出されています。
そんなことで気になるわんどら、試乗へとDLRを訪れてみました。

今度の新型は見た目がキープコンセプトとのことで確かに一瞬は"ん、フロントのライト周りが例のヒゲがついただけ?"と感じてしまうのですが、実際にみると先代よりワイドになった分踏ん張りの効いたスタイリングとなり、その安定感の上に躍動的な曲線が絡んだグラマラスなボディが乗っかっていて、とっても魅力的です。
この試乗車のオレンジ色も鮮やかでとても綺麗(ちょっと日産テイスト?)。
私、この新型クリオに一目惚れしてしまいました。
それは、見た目の好みだけではなく、ステアリングを握ってみて確信に変わります。
まず内装の質感もなかなか良い。

トリム加飾の好みはありそうだけど、フィットのようなチープさはないし、208のような複雑さもない。
そこそこ落ち着く、リビング的なインテリアになっていると感じます。
しかしあれ、なんかこのインテリアデザイン、見たことがあるような…と思い出したのがこちら、現行日産マイクラ(N14型)です。


今回の新型はモジュールを新しく鞍替えしてしまったけど、先代クリオ4と同じ工場で生産されていた兄弟車とは、何だかトリムの巻き方とか同じように見えます。
これもアライアンスの成果?ということでしょうか(笑)
でも、個人的にはこの欧州マイクラも大好きなデザインだし、どちらも同じエッセンスであるならばより好感が持てるもの。
そんなインテリアに感心しつつ、走らせてみるとまずは7速になったDCTのスムーズさを感じます。
少し前に試してみたプジョーの8EATのシームレスなシフトチェンジまではいかず、さすがに若干のシフトタイミングでのショック(スイッチが入れ替わったかのようなカチッいう電気的信号を感じますが、気になるほどではなく)は無いとはいえないですが、オートマチックモードによるそのシフト変換は日本の道路事情にもマッチした経済走行に最適なチェンジが行われていて心地よいかと思います。
そして面白いのはスポーツモードにすると運動性能がガラッと変わり、見事にスポーティな加速感が得られるので、走り方はお好み次第です(まあどのクルマにも付いてるモードですが、こういうコンパクトはキビキビした感じが強調されて楽しいですね)。
こうしていろいろ試しながらも感心したのは、室内の静粛性。
必要な音だけが残り、余計な音は吸収されている作りは、上位車種の気配を感じます。
内装の落ち着きと相まって、208の元気ぶりとはまた違う方向性を示しています。

このクリオ、日本での立ち上がりは"おかげさまで"好調なようで、仕様によっては既に来春納車というモデルもあるとのこと。
実はすっかり気に入ってしまった私は、満足の試乗後にもショールームでの現車確認にてあれこれじっと見てしまいます。

観点は、今のピカソの代わりの役割を担えるかということ。
しかし、このBハッチはマイピカソとどう比べても、やはりMPVのユーティリティに叶うことなしで(当たり前ですが)、残念ながらクリオは今の私の手に舞い込んでくることは無さそうです…。
そうなると気になるのが新型カングーの存在。

もしこのクリオのテイストが新型カングーに移植されているならば、まだ見ぬMPVへの期待も湧きます。
ちなみにいつ国内導入?私のクルマは来年11月に車検迎えるけどそれに間に合いますか?と聞いてみると、まだDLRに入った情報としては、先般の発表はあくまでも外観のティーザーにて、スペックは一切発表されておらず、本国フランスでは来春発売だから、国内導入は2022年になるのでは…との想定なんだとか。
(私の通うルノー店舗は日産直営系なので情報は早いと思うけど…)
まあイマドキの輸入車は本国発売とのタイムラグが短くなってきているし、早期販売を期待してしまいます。
ルノージャポンさん、お願いします!

もし私のライフスタイルが今のファミリーど真ん中の状況になければ、このクルマを選択してしまうかもと真面目に思える好みのスタイリングと走りを感じさせてくれたクリオ5。
よく思い出してみれば私わんどら、その昔はこのクリオの祖先シュペルサンクを所有していたルノーユーザーだったのでした。
時々故障で困らせてくれたけど(笑)、あのカジュアルでオシャレなクルマは、私のクルマ遍歴の中でもいまだお気に入りのモデル。
そんなシュペルサンクとのクルマライフの良かった面影を、この最新型で再び享受できればいいなぁと思ってしまう、とっても気になるクルマです。
2020年12月15日 イイね!

プジョー208 II & e-208を試してみたら

プジョー208 II & e-208を試してみたら今秋のプジョーは3車種も新型車がラインナップされて、DLRショールームも一気に華やかな雰囲気になりましたね。
VWとまではいかずとも、フルラインメーカーのように多彩なモデルを導入している状況は、この秋の輸入車販売増に大きく貢献しているようで、フランス車の地位向上に大きな存在になっています。
そんな選択肢のひとつである208を試してみることができました。

昨年秋の六本木で行われたプジョーのプライベートショーで発表され、私自身その場で現車確認させていただいたこともありつつ、その後の国内発売含め、この1年の間にメディアでの接触もありもう既に外観は見慣れてしまった感もあり、イマイチ新鮮味に欠ける再会になった新型208。
先代の丸くて小さい感じからガラリとスクエアな雰囲気になったのは、言われ尽くされた"205の再来"を確かに感じる塊感があります。
(永遠のベンチマーク、205の何をもって再来なのかは解釈いろいろでイマイチよくわからず…笑)
個人的にはこのデザインがベストとは思えてないのですが、それは好みの問題にて、まあ私的にはフェンダーアーチにカバーのない"アリュール"のほうがいいなぁという第一印象を持っています。

そんなことでまず試したのは1.2LガソリンエンジンのGT Lineモデル。

鋭い目線にフェンダーアーチのボリューム(感)による踏ん張りの効いた見た目は、小さいのにとても強そう!
確かに205GTIっぽい雰囲気と、最新プジョーのアイデンティティがミックスされていて、走りそうな雰囲気があります。
何だか若い、アスリート系の雰囲気は、乗って走り出すと興奮を与えてくれます。
いやいやこれは何で軽快でパワフル!
あれこのプジョーの1.2L PureTecエンジンって初めての体験じゃなかったはずだけど…こんなに素晴らしいレスポンスだったっけ?と、少ない過去経験を思い出しながらも、その出足のトルクの深さとスムーズな加速に驚き、そして楽しくなってしまいました。
少しアイドリング時のカラカラという音が気になるのと、ブレーキが効きすぎる(ストッピングパワーが高いのは喜ばしいし、カローラツーリングのようなメカ制御感の強い不自然さは皆無)のは慣れが必要だけど、それは僅かな印象でありつつ、いやこれは実に運転してて面白い、小さくてキビキビ、そしてイマドキのトルクフルな走りはマイピカソを前世代の遺跡に追いやる衝撃があります。
約12年のテクノロジーの進化をこのコンパクトカーに感じ(いや本来はもっと前の3008あたりから明らかに違うんでしょうけど…)、あれ、マイピカソは無駄なエネルギーを消費しすぎだぞ?なんて焦りを感じたのでした。
なんだろうこの全体的にしっかりとした作りは。
それは新規プラットフォームのせいなのか、サスペンションセッティングのせいなのか、はたまたプジョーお約束の小径ステアリングがもたらす感覚的なものなのか、いずれもが作用しているのでしょうけど、そんな機構的進化など気にしない消費者にとっても、きっとわかるしっかり感があるように感じます。
これからのクルマはBセグメントだろうがこれだけのクオリティを示すのが当たり前なんだとしたら、ヤリスはもっと頑張らないと…なんて。

内装も質感あって、プラスティックな部分をうまくチープに感じさせないようになっていて、走りと同じくしっかり感を感じます。

いただけないのは3D i-Cockpitで、私の着座姿勢(個人的好みではシートを高くポジショニングする)ではメーターがステアリングに隠れてしまい見えないということ。
文字が浮き出ることのメリットもよくわからないけど(演出としては良い)、ドラポジがイマイチ定まらなかったのは残念な感じではあります。
スポーツカーのように着座位置を低く構えればいいんでしょうけどね…。

さて乗り換えにて体験したのは電気自動車バージョンe-208。

どうやら訪れたDLRではまだまだ電気自動車は積極販売には至っていないようで、試乗予約もギッシリというわけではなさそうな様子。
まあラインナップは揃ってきても、やはり実売はまだまだコンベンショナルビークルが担っているのは何処も同じにて、あの日産でさえBEVの国内販売シェアは約9%なのですから、PSAJにおいてもまだ入口に立ったに過ぎないというのは感じるところなんでしょう。
それでもたった数ヶ月で3車種もラインナップ(DS含む)してしまうのだから、フランスそして欧州のEVシフトがそのまま輸入された鮮度の高さは感心しどころです。

そんなニューラインナップの電気自動車は、夏に試乗したDS3クロスバックE-TENSEと同じ動力源を用いたものだろうし、まあ乗らなくても良いか、と思いつつ触れてみると、やはり味付けは若干元気な方向づけがなされているような手答えがあり、そのままひねりなく恐縮ながら、DS3はしっとり上品に、e-208は前のめりに…と、例え同じようなシームレスな加速感であっても、そのブランドや内装、足回りなどから得る体への信号が両者でかなり違う印象へと導きます。
(正直、正確に両者を比較できるほどの記憶はもう薄れてしまったのですけどね)

そんな元気な味付けに感じた新型EV(最も、その元気たる要因は小気味良いハンドリングと硬めのサスによるものと感覚を持っていますが)に乗ってみて改めて感じたのは、私はガソリンエンジンの208の方が良いなぁと感じてしまったのでした。
それは、何だかドライバビリティはほぼ一緒、外観内装もほぼ一緒ながら、EV車の持ち味であるリニアな加速感は何となく似たフィーリングをエンジン車からも感じることができてしまった感があり、より活気ある走りができるのはこっち(208)のほうなのかな…と感じたのです。
もちろん、EVが選択できる環境においてそれを選択しない未来はないと思うんですけどね。
特にe-208は400万円以下という戦略的な価格面でも普及車種に相応しいものがあります。
(それだけに"私だったらコンベ車を選ぶ"という発言も、イマドキは憚れる気もするので小声ではありますが…)
まあ、このコンパクトに何を求めるかという要素により選択が変わるんだろうし、今はインフラ的な課題もなんだかんだ言ってあるんだろうから(既述のように、我が家はマンション暮らしにて充電インフラがない環境…)、小声になる必要はないのかもですが、これからの時代を早くから捉えた、それぞれのニーズにあった選択肢があるのは良いことですよね。

試乗は"自由に乗っていいですよ"ということで、セールススタッフの同乗なしで思う存分楽しんでしまいました。
そんな新型208&e-208から感じるものはまさにこのクルマのキャッチコピー"Unboring the Future"を体現したもの。
走りがワクワクするコンパクトカーに久々出会えたことがちょっと嬉しくなる、そんな気になるクルマです。
2020年12月06日 イイね!

クルマ一期一会 #10 -2020 秋の収穫祭

クルマ一期一会 #10 -2020 秋の収穫祭普段暮らしをしていると、街でふと見かけたクルマが気になって目で追いかけてしまうことがあります。
そんな"その出会いはまさに一期一会⁈"というテーマの元、最近街で見かけた興味深いクルマをピックアップするシリーズ。
記念すべき第10回目は、晩夏からこの晩秋にかけて出会った気になるクルマたち。
最近雲行き怪しくなってきた新型コロナウィルス感染拡大第3波前の、"GoToなんちゃら"も盛んなお出かけシーズンは、沢山の魅力的な、思わずガン見してしまうようなクルマたちに出会いました!
ということで早速いってみましょうー。

日産マイクラC+C
まずタイトル写真にあるのは、船橋の市道でふとすれ違った可愛いクルマ。
完全に見なくなったわけではないけれど、なかなか見なくなってきたモデルは、今でもいいね!と思わせてくれる良い雰囲気があります。
個人的にはこのK12型がマイクラの中では一番好きなデザインだし、この頃は英国をはじめ、欧州にて結構見ることがあったヒットモデルだった記憶があります。
英国サンダーランド工場生まれの車体を、マイクラという名前と一緒にそのまま日本に連れてきた事も"やるじゃん、日産"と感じられる、今でも欲しいクルマのひとつです。

ホンダリッジライン

逆輸入車系からもう1台。
茅ヶ崎のあるレストランの駐車場に止まっていたホンダのUS向けピックアップトラックです。
このクルマは何だ?と、私自身初めて見たクルマにて、これこそ拘りのお取り寄せなんだろうと見入ってしまいました。
売れ筋F150やハイラックスよりも若干小さいかな?と感じられる車体からは、それでもアメリカンっぽい雰囲気が十分感じられるものがありました。

トヨタカローラII

その車名は何となく小沢健二のあの歌を思い出してしまいますが、早稲田の街で見たのはそのテーマソングを持つ4代目より遥か昔の、初代モデルでした。
個人的には第2世代のリトラクタブルヘッドライトを擁するコンパクトハッチが好みでありますが、こちらの初代はなかなか見られない絶滅危惧種なのかと思います。
普段から使い込まれた古さはあれど、見た目はほぼオリジナルという実は貴重な個体なのかと思える小さなハッチバックは直線基調ながらも可愛さがあり、ありがたく目で追ってしまったのでした。

いすゞジェミニZZ ハンドリングバイロータス

ノスタルジックな日本車をもうひとつ。
とにかく懐かしい、いすゞのコンパクトな乗用車に埼玉県の指扇付近で出会いました。
思い出すのはあのTVCM、"街の遊撃手"はCGなしのリアルスタントでパリの街を駆け抜ける映像は、幼い頃の出来事とはいえ忘れられません。

さらにはこちらの濃緑のモデルは、ロータスの名を冠したプレミアム感とスポーティイメージを与えてくれる、魅力溢れるクルマだと感じます。

シャア専用オーリス

日本車の最後はこちらの特別仕様車。
元々は欧州仕込みを全面的に売りにして、ACミランに所属していた本田圭佑をイメージキャラクターに展開していた正真正銘の欧州戦略車ですが、後期はその欧州ライクを諦めて(おそらくトヨタのお客様に欧州テイストは響かないのでしょうね)、路線変更の挙句に登場したのがガンダムネタというユニークな存在。
これまではチープなマル特(特別仕様車の事ね)だなぁ…と目線に入らなかったのですが、飯田橋の駐車場に停めてあったクルマをよく見てみると、あの馴染まぬ白いカッティングシートチューンのみだけではない、バンパーを塗り分けたり、エンブレムがジオン軍(?)だったりと結構凝った仕様だということを再認識しました。
まあ好きな訳ではないけど、これも一期一会ということで…。
*オーナー様すみません…。

さて、日本車はこのくらいにして、輸入車をいってみましょう。

ルノーキャトル

フレンチブルーミーティングなどのフランス車が集合した場所では比較的定番のオールドタイマーですが、普段はあまり見ない存在。
久々に出会った場所は、そんなキャトルには似合わない首都高、六本木付近をトコトコと走っていました。
モデルは後期のものと思いますが(別途キャトルの歴史を紐解いてみたくなりました)、見た目にかわいく、思わずニコニコ顔になってしまうのでした。
それにしても、キャトルを見ると"ビーチボーイズ"(昔の月9ドラマ)を思い出してしまうのですよ…。
今回はノスタルジックな思い出がつきまとうクルマばかりですね。

ポルシェ911

お次は横浜港北ニュータウンで見たこちらのクラシックモデル。
タイプ911のナローポルシェです。
前回はタイプ901の初代を発見して興奮していましたが、こちらの911も良いですね。
この世代だとレーシーな"73カレラRS"がとても有名ですが、私の見たフツーの911は、ダックテールスポイラーでなくとも十分な輝きを見せていたのでした。
私わんどら、最近何故かポルシェ欲が高まっているんですよ…独身時代の時みたいに2台持ちできれば、MPV+ポルシェ、やっちゃうんだけどなぁ…。

ポルシェ911 GT3

ということでポルシェをもう一台。
こちらは最新のタイプ992のレーシングカーホモロゲ仕様です。
九段下界隈を散歩中に交差点に止まったモンスターマシンは流麗かつスパルタンな雰囲気たっぷりで、フツーの911とは全く音も違うレーシーな要素満載で、いつまでも観察していたい気分になったのです。
いやカッコいい!それに尽きます。

バンデンプラプリンセス

さて変わって英国車の憧れ、バンプラに出会いました。
私、"実はミニマニア"というプログを書かせていただいているように、自身60年代のBMC(British Motor Corporation)製のミニを所有していたことがあることから、BMCマニアでもあるのです。
バンデンプラプリンセスは、そんなBMCミニに上位車種にて設計者は同じ、開発コードADO16という車種のひとつ(ちなみにミニはADO15)。
ADO16シリーズの中でも最上位グレードとして、上質な外観と内装を身に纏う"ベビーロールス"だったのです。
ポルシェ911 GT3と同じタイミングで九段下の交差点で見た個体は、綺麗なコンディションで快調な走りを見せてくれていたのでした。

オースチンミニカントリーマン

さて続けて、ミニマニアが跳んで喜ぶ久々の出会いがありました。
カントリーマン、今は日本におけるミニクロスオーバーの欧州名(本国名)ですが、その昔はミニを産んだメーカーBMCのひとつであった、オースチンというブランドのワゴンモデルの呼称でした。
ミニカントリーマンはまさにクラシックミニのエステートモデルにて、1960年代ミニのラインナップのひとつでした。
何だか思わず解説的になってしまいましたが、我が家の憩いの場、代々木公園で見たカントリーマンは、綺麗な色を纏ったレストア直後のコンディションにて、もっとじっくり見たいしオーナーに話しかけてみたい!と思ったのでした。
(ちなみに私が所有していたのはこちらのオースチンカントリーマンの兄弟車、モーリスミニトラベラーという車体後部に木枠のついた味のあるクルマでした(愛車紹介をご覧くださいませ!))

アルファロメオ156スポーツワゴン

変わってイタリア車の一期一会を。
ちょっと懐かしいアルファのDセグワゴンです。
アメリカには売らないからATなんて必要ない!と豪語していたそれまでのアルファが、やっぱり売ろうかな…とセレスピードトランスミッションなどを出してグローバル化を図ったクルマです。
当時のDセグってこんなに小さいの?と思うくらいにライトな雰囲気でありつつも、コンパクトでまとまりのある姿はもしや歴代のアルファDセグモデルの中で一番の魅力があると思います。
(156以外では60年代のジュリアスーパーが素敵!)
飯田橋で見た個体は、小さく低い車体がイマドキの大きなクルマの中に埋もれて見失いそうになりますが、赤い色がアルファのオーラを出していて、実にまとまりある好きな形だなぁ…と感心しながら走り去るのを見送ったのでした。

フィアット500ジャルディニエラ

最後はこちら、チンクェチェントの派生モデル、ジャルディニエラです。
(何だかイタリア語をカタカナで書くとまどろっこしい…)
あのフィアット500をストレッチしてエンジン上に荷室を設けたモデルですが、とにかく可愛い!
幡ヶ谷で珍しいモデルが通り過ぎるのを見ながら、こんなクルマで余暇を楽しむ余裕が欲しいなぁと、オーナーなカーライフを想像したのでした。
クルマ趣味、それも大事な心を満たす要素なんだと。

ということで、今回の一期一会は終わりです。
またいつか第11弾にて、街を歩き、ドライブしながら見つけた気になるクルマを集めて書き綴ってみたいと思います。
2020年12月04日 イイね!

BMW M3(G80型)が気になる!

BMW M3(G80型)が気になる!3シリーズが新世代G2x系となり、4シリーズも含めると順当にモデルバリエーションを増やす中、いよいよ登場したモンスター、M3&M4。
普段は比較的フツーのクルマが好みでそちらに着目ばかりしがちな私わんどらですが、M3はちょっと違います。
やはりBMW好きとしては、こちらを放っておく訳にはいきません。

私自身、ライフスタイルを考えると実際のクルマ選びはフツーのファミリーカーとなってしまいますが、実は身の丈無視するとスーパースポーツ系のモデルには憧れがあり、いつかは所有したいと心の中に留め、その時を虎視眈々と狙っています。
最も気になるのはポルシェ911にて、これはいつかパートナーにしたいと家族にも宣言済み。
その他には日産GTRもいいなぁと思うし…なんて考えながらも、結局はやっぱり家族乗せるなら居住空間も必要だしなぁなんて欲が出ると、答えは例えばアウディRS6、そしてこのM3の乗用車派生のモンスターに憧れの方向は向いてしまいます。

私のM3初経験は遥か昔に遡ります。
当時ある業界の宣伝部門にいた頃、サーキットでの仕事が多かったことがあります。
そこではある自動車雑誌を得意とする出版社と組んでJGTCやJTCCなどのレース時にイベントを実施するという役割を担っていたのですが、その贔屓にしていただいていたモータースポーツ専門誌の副編集長が、E30型初代M3に乗っていたのです。
その頃私はサーキットとは縁遠いシトロエンZXに乗っていて、BMWの世界はあまり理解できていなかったので、E30型なんてバブル期に"六本木のカローラ"だったんでしょ?と眼中にありませんでした(それに3シリーズは世代的に既にE36型に移行していたので、"旧型車"というイメージがあった)。
しかし、M3だけはそのE30型が世界中のツーリングカーレースを席巻していただけに、何か特別な違いがあるんだろうなと気になる存在ではあったのです。
そこに副編集長のM3が登場。
おそらくエボリューションモデルだったと思われるクルマは、タイトなバケットシートをはじめ、実にスパルタンな雰囲気を醸し出していて、私は一気に魅了されます。
(おそらく副編集長はモディファイしていたんだと思います)
そしてそんな興味津々な存在に同乗させていただいた時、私の知らなかったロードゴーイングレースカーの走りがもたらす胸のすく思いを得た事をよく覚えています。

そんな遥か昔のM3との思い出はともかく、今回登場した新型M3は、先行して登場した4シリーズクーペで見せた新たなアイデンティティである大きな縦型グリルを装着して私たちの前に現れました。

やっぱりな…と4シリーズクーペにおいては違和感しか感じなかったそのキドニーグリルに目を奪われます。
しかし、このM3を見て感じたのは、あれ、グリルが違和感なくデザインに溶け込んで見えるぞ、というもの。
ボディラインがシンプルで流れを作り上げているクーペでは違和感あったグリルも、セダンの複雑なボディラインとは調和して、あまり違和感を感じません。
(感じ方は個人の主観ですが…)

さらには、モンスターらしく強さをしっかりと感じるスタイリングとなっていて、僅かに膨らむフェンダーとワイドなトレッドがもたらす踏ん張り感にマッチしている気がします。
*一方で同時展開のM4を見ると、やはりこのグリルは違和感でしかありません。
デザインがもたらすイメージって不思議であり、だからこそ好きなものに魅了されるんですね。

さてスペック的には現行型よりもさらにレーシーになった面と、乗りやすそうな両面があるようですね。
3Lストレート6+ツインターボという伝統に沿った最もBMWらしいエンジンはほぼ500馬力(仕様によってはそれ以上)という、5人乗りDセグセダンでそんなチカラをどこで使うの?と思えるパワフルなもの。
一方で8速ATや高度なプログラム制御を持つトラクションコントロール、もちろん各種ADASなど、クルマをドライブしやすくサポートしてくれる機能が充実しているとの事で、この辺はもしパワーの使い所を誤ってもクルマが立て直してくれるだろう安心感をもたらすものと想像します。
まあ、その手の事は技術力のあるメーカーですから、クルマを駆る楽しみを十分マシン側がサポートしてくれて、たぶん私でも楽しいスポーツドライビングが楽しめるんでしょうね。

そうなるとますますこのフツーのファミリー世帯が敢えてのM3なんて選択肢もあり?なんて気になってきます。
しかも海外誌によると、今回のモデルから"M3ツーリング"なるワゴンモデルが遂に登場すると、スクープされています。

*写真はスクープ誌より拝借
歴代のなかではなかった展開にて、これは今の私のライフスタイルにピッタリ!
実は前述の通りのスーパースポーツへの憧れのうち、好きなブランド、ポルシェにラインナップされる"パナメーラスポーツツーリズモ"というワゴン(シューティングブレーク風?)に魅了されていて、中古でも1200万円以上するお相手にいつダイブするか…とため息をついていた面もあり、このモンスター+ベビーカー積載(最近は子供サイクル)が叶うタイプの登場を待ち侘びていたのです。
(そういう面で、アウディRS6アバントなどもイケる!)
そんな中でのM3ツーリングは、BMWファンの私にとって、これ以上ない選択肢を与えてくれていると感じます。
まあ、パナメーラにしろRS6にせよ、今にも購入しそうな論調で書いてますけど、憧れの中での話ですからね(笑)
新世代BMWは何かとビッグキドニーグリルが取り沙汰されては賛否が交わされるような様子がありますが、それはブランド進化の過程として捉えると、やはり本質的な魅力が肝心であると感じつつ、新型M3はそのブランドの進化をデザインと中身の両面から私たちに力強さを感じさせてくれ、そこに更なる"M"への憧れを抱かせてくれる、気になるクルマです。

(そしてツーリングの登場はホント期待しちゃいます!)
Posted at 2020/12/04 08:26:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW
2020年11月27日 イイね!

マイピカソに3年乗ってみて

マイピカソに3年乗ってみて先日、自身所有3年目の法定点検を受けたマイピカソ。
特に悪いところもなく定番の点検とオイル交換をして若干はリフレッシュとなったのでしょうか、クルマは快調そのものです。
そんな早いもので、C4ピカソに乗り出して3年が経過しました。
マイピカソとの生活は、実用品としての活躍はもちろん、ドライブすることの楽しさを享受させてくれていて、このモデルを選んだことの満足感は3年経っても褪せない気がします。

この1年はまさかの移動制限という世の中の状況に翻弄され、思い通りのレジャー用途はできなかったことはありますが、その状況下での自動車の有効性を改めて体感した時期であった気もします。
来年こそは、今年予定していた北東北へのドライブ旅行や、欧州ドライブ旅行を実現させたいものです。

限られた中での、その行動範囲を振り返ると…。
自身の住む東京都心は各所うろちょろしつつ、コロナ禍においては神奈川にある実家との往来が最も多いドライブとなりました。
さらにコロナ前の事も含め放射状に軌跡を辿ると、南の房総方面には足を向ける機会なく(八千代市あたりまでに留まる)、東は圏央道にて茨城牛久のシルバニアパーク(子供大好き)、北行きは常磐道でいわき市のスパリゾートハワイアンズまで、関越道方面へは埼玉県飯能市のムーミンパーク、川越散策など。
針路を西に向けて中央道方面は全く踏み入れず、そして東名&東海道は西伊豆へと訪れたのが西端となります。
例年ながら基本は首都圏1都3県からなかなか出ることなかったことになりますが、これも前述の通りコロナの状況において仕方なかった事なんだと思います。
本来なら、自身のルーツでもある青森県弘前市をゴールに北東北ドライブしたかったし、フレンチブルーミーティングきっかけの長野方面にも行きたかったな。

さて、そんな感じにまだまだ乗りたいピカソとの3年の付き合いですが、乗り続けてみてのマルとバツはこんな感じ。
2年前に書いた"マイピカソに1年乗ってみて"にて評価した印象と比較して書いてみると…。
(以下のマルバツ上段は2年前の印象、下段は今の印象です。比較してみると…)

○見飽きない素晴らしいデザイン
→今も変わらず!
○3年経っても見飽きません。
これがまた手放せない理由の大きなひとつです。

×装着ホイールRoskildeのデザインが好みでない(ので定番の純正18インチAtacamaまたは社外品に変えたい)
→未だやっぱり変えたいけど、もう諦めた
△1年前の車検継続時までは18インチ化を模索していましたが、今はもう諦めました。というのも、見た目の満足は大事(自分にとっては)ながらも、そのコストパフォーマンスが経年と共に見合わなくなっているように感じたからです。
1年前に替えたプライマシー4はまだまだフレッシュの域だし、もしかしたら次の車検(1年後)に向けて誘惑に勝てなかった(=他車代替)場合もあると思うと、投資の意味が実益と乖離しているような気がしています。
まあ何かチャンスあればやってみたいですが、プライオリティは低くなりました。
それよりもちゃんと走ってくれるメンテナンスに資金をプールしつつ、用品ならドラレコ欲しいかなぁ…。

○ルーミーな室内に慣れると他には行けない
→やはり良い!
○このバリューは永遠ですね。
最近気づいたのですが、ピカソって外観に比べて着座位置がさほど高い訳ではないんですよね。
私のクルマは特にムスケティアローダウンキットで通常より3,4cm下がっているからかも知れませんが、アイポイントは隣を走るワゴンタイプのクルマと大差なく感じます。
座高は低いが車体高は高い、イコール頭上空間が広いということを享受できるということで、フロントガラスやガラスルーフからの光を受けて、開放感あふれる居心地の良さを感じています。
次回は普通のワゴンなど(言い方がわからない)にしたいとも思いますが、やはりMPVは居心地良く、日本のファミリーがミニバン好きな理由がわかる気がします。

△EGSのタイムラグは気にならなくなったけどATがよかった。
→これは2年前の印象と全くかわりません…。
△もちろんEGSの特徴は受容してますが、機構が古すぎる。
やっぱり8速ATの時代ですよ…。

○シフトダウンを使いこなす
→必要な時の手段、あるいは遊び相手!
×エンジンブレーキ多用派の私としては、任意シフトダウンさせての減速が好み。
しかし2年前に起きたシフトダウン時のエンジンストールトラブルによるシフト機能故障の疑い(シフトアクチュエータ:修理費見積16万円…)がかかって以来、故障を恐れて活用しなくなって久しい状況。
それでも、先日ひとりの時間ができた時に箱根ドライブをした際は、思い切って任意シフトチェンジをフル活用してワインディングを攻めてみました。
家族の同乗もないし、故障してもいいや!とピカソのポテンシャルを引き出す(自分のドライビングの範囲ですが…)走りを試してみたら、EGSは小気味良くパドルに反応し、また特徴を発見できたのでした。

△個人的に長く共にしたBMWのエッセンスを感じるエンジンレスポンスは大満足(イメージ含む)。
→特徴に慣れてしまい何も思わず。
○購入時1年間でいろいろトラブルあるも、2,3年と経過する中では大きなトラブルなく快調です。
(今夏、ターボ過給の管が外れるというトラブルあれど、その後は快調)
Powered by BMW(気分的に)はもうすっかり慣れたレスポンスを体感させてくれますが、最近のクルマを試乗する中、トルクフルなクルマに出会う事が多く、マイピカソの古さを感じてきております。

× ロールとは違う変な揺れが気になる…路面に吸い付く感がイマイチに感じて仕方ありません。特に不意なおつり的横揺れが…。
→ムスケティアサスペンション換装による改善は良き選択と満足感継続
○ローダウンサスなんてピカソの特徴を殺すなんてことは全くなく、ピカソのフワフワな感覚は残しながらも、コーナリングの接地感かピシッと決まるのは素晴らしい効果にて安心してドライブできます。
但し、ワインディングにて下り鋭角コーナーをクリアする時などフワッと縦横に揺れる感覚が怖くて攻められない、このあたりはやはりMPVなんだなぁと感じております。
まあ、箱根を走り込むクルマでないことは十分承知の上ですが…。
(箱根での走り込み体験はまた後日書いてみたいと思います。モーターランドII(かつて放映していたテレビ番組)で日下部さんが快走していた芦ノ湖スカイラインのコースを頑張って走りたくなっちゃうんですよね…安全運転第一です)

△高速走行時のステアリングのブレ
→1XXkm/h以上での走行時の現象か未だ解消せず
△何だろ、まだ解消しないんですよね…。
あ、先日の入庫時にホイルバランスかアライメント調整(と言ってもピカソは一部しか調整できない機構とか)してもらうの忘れた…。

×ホイールが汚れやすいので低ダストのパッドに換装したい
→換えてません…
△今回の法点にてチェックするも今回は交換必要なしとのことで替えるタイミングがありません。
DLRは低ダストのサードパーティ製品は薦めてくれず、むしろPSA推奨のジェネリックパーツEuroreparを勧められておりますが、如何に?

ということで、所有3年にもなるとその素性は理解を深めつつ、走りや使い方の面にてあれこれ感じながらパートナーシップを深めている感じです。
こうしてまだまだ好きな面が多いので手放し難いと感じる一方、既に10年以上前の設計にて、個体は8年前に世に生まれたものと、だいぶ旧式の雰囲気も出つつあるのも事実。
特に衝撃を受けたのは、新型プジョー208の1.2Lエンジン車に試乗した時のエンジンのレスポンスやフィーリングの良さを体感した時、ああ、マイピカソはもう何世代も前のクルマになってしまったと時代の変化を感じたのでした。

世の中は様々な気になるクルマで溢れているけど、まだまだこのクルマに飽きずにいるのは、やはりフランスで見たあの時の憧れを手にしているという動機があるから。
4年目の付き合いは果たしてどうなるのでしょう…また機会あれば書いてみたいと思います。
Posted at 2020/11/27 08:52:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン

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「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
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こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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