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わんどらのブログ一覧

2020年03月04日 イイね!

European Car of the Year 2020

European Car of the Year 2020楽しみにしていたジュネーブショーが新型コロナウィルスの影響にて延期となりました。
このステージでアンベールを遂げる予定だった(とされる)注目車種は多く、私わんどら的に興味津々だったアウディA3やBMW i4などはまた違った形で発表されましたね。
そして年に一度の恒例行事である欧州カーオブザイヤーも毎年このジュネーブショーのオープニングに発表されるのですが、今年は展示会はないけれど例年通りの発表が行われました。
今回は毎年ブログ恒例の、その欧州COTYのニュースをピックアップしたいと思います。

欧州23カ国のジャーナリストが、2018年夏以降1年間に発売された新型車(かつ欧州にて年間5000台以上販売される量産車)を対象に投票して決める大賞。
今年のファイナリストに選ばれた7台の顔ぶれは、BMW1シリーズ、フォードピューマ、プジョー208、ポルシェタイカン、ルノークリオ、テスラモデル3、そしてトヨタカローラです。
ポルシェがファイナリスト入賞するなんて長い歴史において滅多にないことですし、日本メイクは3年振りにファイナリスト入りした快挙です。
昨年は大賞にジャガーI-Paceが選ばれましたが、今年のラインナップは、近年盛んなSUVブームは落ち着きつつも、EVモデルが優勢という欧州トレンドを反映しているのかと思います。

そんな今年のCOTY、見事大賞を受賞したのはプジョー208でした。
うん、プジョーは強い!ここ10年間で3車種(2014年に308、2017年に3008、そして今回)も受賞しています。
それだけ欧州市民ニーズに呼応した商品展開をしているブランドということなんでしょうね。
投票傾向を見ると、10点満点を付けた国(ジャーナリスト)はギリシャとスペイン、その他の国も無得点はなく、万遍なく得票できています。

ちなみに今回の順位はこんな感じ。
1位:プジョー208
2位:テスラモデル3
3位:ポルシェタイカン
4位:ルノークリオ
5位:フォードピューマ
6位:トヨタカローラ
7位:BMW1シリーズ

なんとトップ3はEVを擁するモデル。
テスラもポルシェもEV専用車としての高評価、それに対して208はEVもあるし、内燃機関もあるしというバラエティ性が西欧先進国にも東欧にも満遍なく受けたということなんでしょうか。
テスラに至っては得票を見るとその国のニーズがよくわかる、両極端なものになっています。
10点満点を付けたのが電気自動車王国オランダとスウェーデン、そしてセダン志向の強いロシア、逆に0点をつけた国(ジャーナリスト)はドイツ、オーストリア、ベルギー、スペインという感じです。
208の得票に0点はないことから、テスラは趣向に左右された評価の末、高得点国が評価を押し上げた形となっているようです。
ちなみにカローラに10点満点をつけてくれたのはスウェーデンの記者、0点がフランス、オーストリア、スイス、フランス、そしてUKと、西欧ジャーナリストにはいまいち魅力的ではないと感じられたようです。
欧州仕様のカローラの味付けはどんなものかわかりませんが、それでもファイナリスト入りしたことは見事なことなんだと拍手を送りたいと思います。

そんなことで、本日の最後は毎年恒例の、”わんどら的欧州カーオブザイヤー”を考えてみます。
今年のファイナリストから、超個人的な見解でランキングしてみました。
すると…
1位:プジョー208
2位:テスラモデル3
3位:BMW1シリーズ
4位:ポルシェタイカン
5位:トヨタカローラ
6位:ルノークリオ
7位:フォードピューマ
となりました。
わんどら的には、1,2位が珍しく欧州評価とほほ一致しました。
昨年の六本木でのプジョープライベートショーで見た208は、全体のスタイリングは決して自分好みではないのですが、細部に至るまでの凝ったデザインや質感が高く、インテリアもなかなかワクワクする居心地だった印象があります。
EVモデルの走りへの期待もありますし、今夏の導入が楽しみです。

欧州COTYのファイナリストを見ていると、なんとなく欧州市民のトレンドやニーズ、志向が見えてきます。
今年もEV擁するモデルの受賞にて、もはやトレンドというよりもそれが定番の世の中なんだと感じさせてくれました。
それにしても偶然ながら、1月に書いたブログ"試したい時が試しドキ"にて、今年試してみたいクルマに挙げたモデルが多くファイナリストに入っていました。
(ファイナリストは昨年発表されていますが、チェックしておらずに偶然でした)。
試し済みのBMW1、カローラスポーツに加え、208、テスラモデル3など、欧州で評価された実力者たちをぜひ試してみたいと思います。
2020年03月02日 イイね!

新世代シトロエンアミが気になる!

新世代シトロエンアミが気になる!まさかこのカタチが市販化されるなんて、驚きと共にやっぱりシトロエンは独創的であるんだなという第一印象を持った新型電気自動車が遂に登場しました。
60年代の名車、"アミ"というフレンドリーな名前を受け継いだ新コンセプトのシティカーは、昨年2019年のジュネーブモーターショーでスタディモデルAmi Oneが披露され、その前後対称なデザインのクルマは、昨年11月に二子玉川で開催された"Comfort la Maison Citroen"の場において日本初披露されました。

私もそれを目の当たりにしては、"ああ、カボチャの馬車だ…"と思ったものでした。

そして今回登場した量産型は、そのコンセプトカーよりは若干自動車っぽい雰囲気にはなっているものの、そこで示した特徴的なものはホントに実現してしまった、驚きのモビリティとなりました。
全長2,410mm、全幅1,390mm、全高1,520mmという、スマートフォートゥーよりも小さな車体の四隅にタイヤが配置され、コンセプトカーの特徴だった前後対称のスタイリングをほぼ実現してしまったのはただただ感心するばかり。
左右で異なる変わったドアの開閉は、小さなクルマへの乗り込み易さを考えてのものでしょうか。

インテリアもシンプルで、中央にスマホを置いてそれが自体がインフォテイメント機器となるんだとか。

そして5.5kWhのバッテリーを搭載したモデルは、約70kmの走行が可能ということ。
最高速度も45km/hと原付バイクのような(いや、原付の方が速い?)性能というから、自動車でありつつもシティムーバー的な役割のようです。
実際に競合はシェアリング電動自転車ということで、フランスでは長期間レンタル契約のサービス(デポジットに€2,600(約30万円)、そして月々の使用料はたったの€19.99(約2,400円))も始まるようです。
まさにサブスクリプションビジネスですね!

こちらの新型アミはフランスにて3月から発売となるとのこと。
その後、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、ドイツという法規的&インフラ的に導入可能な国で販売されていくんだそう。
しかし残念ながら右ハンドルのモデルを作るのが難しい(時間を要す)とのことで、英国などには予定がないとのことなんです。
となると日本に導入されるなんてことはまだまだ先のこととなりそうです。
この手のシティコミューターは、日産もトヨタも既に開発して実際に実証実験として街を走っているので、日本でのニーズもあると思うのですが…。

21世紀のアミはとっても独創的で先進性に溢れていて、まさに101年前から続くシトロエンのブランドエクイティを体現しているようです。
私がこれを体験することはなかなか無いのが残念ではありますが、いつしかパリの街角で見つけることを楽しみにしたい、気になるクルマです。

しかしまあ、こんな時代になったのですね。
Posted at 2020/03/02 08:53:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン
2020年03月01日 イイね!

第2世代アウディA1を試してみたら

第2世代アウディA1を試してみたら1月ごろから始まった新型ウィルスへの警戒感が、ひと月経ってまさかこんな足元の生活や経済活動へ影響をもたらすなんて想像がつかなかったのですが、賛否は別として、今週発表された政府方針に基づき社会が制限を受容することで終息を迎えるのであればいいなぁと思います。
この流行風邪はいつ誰がかかってもおかしくない段階なので、もう特定の疾病患者の経路を探るなど不毛と覚悟しながら、他人任せだけでない自己防衛(できることは限られているだろうけど)が大事なのかと思いつつ、来週も通勤電車に揺られての予定…。
マスクは売ってないし、何だかチグハグです。
一方で、身近な自分の生活が制限された状態は(気分的にも)当然好ましくありません。
クルマの関連で言えば、前回のBMW3シリーズ体験のブログにも書いた通り、まずはDLR外での車両展示&試乗イベントの中止が相次ぐ状況にあります。
まさかのDLR試乗の自粛などは商売に直結するだけにないものと認識しますが(イベントではないし…)、これからの情勢次第では密閉空間での活動自粛は無きにしろあらずという感じかもしれません。
皆安心して健康的に暮らせる社会になることつくづく祈ります。

さて前置きが長くなりましたが、そんな中(というかちょっと前、2月初旬の出来事です)、"試したいのが試しドキ"の一台であるこちら、新型アウディA1を試してみました。
昨年は1年かけてたった4車種しか試せなかったのに、今年は2ヶ月で3車種試すなんで、自分的にはなかなかの行動力です(こんなレベルで自画自賛)。
目的はひとつ、先代から全く変わったスタイルのコンパクトカーの進化を知ることです。
先代の個人的評価は、カジュアルに徹した見た目や雰囲気はマルだけど、機能装備と質感(動的、静的共に)と価格感がアンマッチに感じたものでした。
標準的な5ドアモデルよりも、初期の頃に販売されていた3ドアハッチモデルのほうがスタイリング的には好みで、オシャレ!な感じが好感触でしたが、それ以外の動機が得られず、自身の手中には収まらなかった経緯があります。
そんな記憶を呼び起こしつつ新型に向き合ってみると、進化と疑問を両極端に感じた結果となったのでした。

まず進化や好感を持った点
・外観デザインの進化は素晴らしく、可愛いからカッコいいに変わりましたね。
まもなくフルモデルチェンジを遂げるA3と並べてもあまり見劣りしないアウディらしさが出ています。
・それに合わせてインテリア空間、そしてトランクルームは予想外に広い!

前回試してみたBMW1シリーズより圧迫感がなく、また使い勝手が良さそうで、これには感動しました。
・小さいのにしっかりと最新のアウディデザインが施されたインパネや、バーチャルコクピットの採用はなかなかスマートでいい感じ。

・1.5L4気筒TFSIエンジンは吹け上がりがよく、スタートからクラス相応以上の良いレスポンスを感じさせてくれます。
但しキビキビを得るために回しているなぁと感じながらの運転が、経済性にどう影響するのかはわかりません。
以上より、ワンクラス上の1シリーズより使い勝手もドライバビリティもいいじゃん!と感じたのでした。

一方で、共感しない気になる面もいくつか。
・インパネやドア周りの内装の質感がチープで、イマドキなら国産Bセグ車種のほうがもっと良い素材や仕上げなんじゃないかと感じてしまいました。
(A1に比べると今夏発売の新型プジョー208の質感の良さはかなりいい!)
・バーチャルコクピットやらADAS機能は最新のアウディを体現した興味深いものですが、一方で前述の内装質感に併せて、サイドブレーキがハンドタイプだったりと"え、ここがアナログ?"という違和感があります。
外観もリアのウインカーはアウディお得意のシーケンシャルタイプだったりと所謂ブランドイメージ優先の機能装備となっていて、そのコストをかける部分が"そこじゃないんじゃない?"と思える部分がいくつかあり、少し引いた目で見てしまいます。
それはベーシックモデル365万円という車両価格からはコストバリューを感じない、それだったらまだ選択肢は他にもあると思ってしまったからこその違和感なのかもしれません。
(イマドキはカローラツーリングだって新型フィットだって上位車種は300万円オーバーというから、プレミアムBセグが365万円というのはフツーのことなのかもしれませんが…)
兄弟車ポロにしたら類似装備仕様のR-Lineが約300万円ということで、もしやそちらの方がコストパフォーマンス高いのでは?なんて、乗ったこともないけど想像してみたりするのです。
(ポロ、試してみたいモデルが増えました)
まあ、アウディというブランドを持つ喜びにプラス100万の価値を感じながら乗るというステイタス感が良いということなんだと、そのあたりは結局先代に感じたアンマッチ感を拭えずに試乗を終えたのでした。

前述の好感触ポイントを踏まえると、かなり面白いクルマに進化したし、また最新のブランド表現と機能装備をこのコンパクトで享受できるというのは素晴らしいことかと思いますし、プレミアムブランド唯一のBセグモデルという事も踏まえると、その価値を志向するかたには良いクルマなんだと思います。
2020年02月27日 イイね!

DS9が気になる!

DS9が気になる!年に一度のお楽しみ、ジュネーブモーターショーを間近に控え、欧州では新型車の発表が相次いでいますね。
買うかどうかは別として、新しいものをチェックチェックの私わんどらにとってはワクワクする時期でございます。
そんな中、久々待望のシトロエンサルーンが発表されました。
いやDSは立派な独立したブランドであることは理解しておりますが、思わずシトロエンと括ってしまいたくなる気がしておりまして…(お許しを)、この新型車を見て、お、遂にC6の後継車が誕生した!あるいはまさにDSの再来!(か?)と感じてしまったのです。
*ここで言うDSはかの60年代に誕生した名車のほうね、ややこしい…。

新型DS9はプジョー508をベースとしているモデルですが、クラス的にはそれよりも大きく、全長は4930mmと508より約18cmも大きくなっているとのこと。
メルセデスEクラス、アウディA6などのミドルクラスへの参入は、まさにPSAブランドとしてのフラッグシップモデルという位置づけです。
スタイリングは6ライトウィンドウのファストバックとなっていて、このあたりにもしやC6のオマージュが込められている?なんて無理やり結びつけたくなってしまいます。

外観は各所にDSのモチーフであるダイヤモンドメッシュが奢られ、特にリアのコンビランプは美しい!と、ラグジュアリー感満載のモデルになっています。


そしてそれは内装も然り。
基本的にはSUVモデルDS7と同じ、シートやインパネにダイヤモンドが配されていて、雰囲気はブランド共通のもの。
ホイールベースは2.9mということで、その空間構成はリア席重視となっていて、マッサージ機能付きのリアシートに座れば、かなりラグジュアリーな気分で乗車できるのかもしれませんね。
うん、これは確実にフランス大統領専用車に内定ですね。
機能的には最新のADASはもちろん、セミ自動運転システム(カメラ認識によるステアリングアシストが付いたアダプティブクルーズコントロール)やスマホアプリでの車両機能操作なども装備選択でき、フラッグシップらしい充実ぶり。
そしてE-Tenseと呼ばれるプラグインハイブリッドモデルに、駆動や電動モーター出力が異なるバリエーションを持たせてラインナップされるとのことで、このあたりは全てのモデルを電動化というDSの方向性を体現しているのかと思います。

そんなアウトラインをメモしつつも、詳細のスペックは専門メディアにお任せするとして、個人的に感じたのは、期待のシトロエン(じゃなくDSだってば)サルーンカーの登場は大歓迎!でありながらも、何となくもっとアバンギャルドに出来たのでは?と、そのスマートで無難な外観に物足りなさを感じてしまいます。
私個人的な感覚としては、シトロエンのフラッグシップはDS-CX-C6のラインにありたきと求めてしまうのです。
シトロエンは中国専用車種としてC6の名を持つモデルを販売しています。

こちらもサイズ感的には今回のDS9と同じ5m弱の車格を持ったフラッグシップモデルです。
但し、イマドキのシトロエンのアイデンティティは外観からは見当たらず、また伝統を感じるものでもなく、中国におけるマーケティング戦略的な意味合いの高い、イマイチC6を名乗るに勿体ない気持ちになるモデルとなっています。
そういう意味でこのDS9のファストバックスタイルは、伝統あるシトロエンフラッグシップモデルの正統派"現代版解釈''と言えるのかもしれませんが、何だかアウディ的というか、ジャガーXF的というか、あるいはトヨタクラウン的というか…デザイン的にコンサバティブな雰囲気に見えてしまいます。
それこそがDSブランドのシックな感じを体現しているではないか!といつまでもノスタルジックに"過去のシトロエンのフラッグシップとは"なんてイメージを重ねている事を怒られてしまいそうではありますが、もうちょっと前衛的に登場して欲しいなぁと感じるのであります。

こちらの新型車はジュネーブショーでお披露目され、欧州での発売は秋頃とされています。
果たして日本には導入されるのでしょうか。
DSストアのネットワーク化を促すなら商品ラインナップの拡充は必要ですし、ブランドイメージの醸成を図るにはこの高級車はピッタリなような気がします。
また日本では勢いのあるフランス車人気もありますので、PCJ改めGroupe PSAジャパンはしっかりと導入してくるのではなんて予想しちゃいます。
いずれにせよ、SUVに偏りつつあるモデル構成に久々サルーンが登場した事自体嬉しいことですし、やれコンサバだとか言っても、実際に見るとその美しさや繊細さに見惚れるんだろうなと想像すると、早く触れてみたいなぁと思える、気になるクルマです。
2020年02月24日 イイね!

実はLCVが好き pt.16 新型VWキャディ5が気になる!編

実はLCVが好き pt.16 新型VWキャディ5が気になる!編マニアックなネタながらも地味に続けているブログ、”LCV(Light Commercial Vehicle=いわゆる小型商用車)が好き”シリーズ。
不定期ながらも地味に続けてきた”気になる商用車ネタ”の16回目は、欧州スモールLCVのメジャープレーヤー、VWキャディがフルモデルチェンジ、第5世代になって登場したという話題をピックアップします。
欧州において、この乗用車のようなボンネットを有するフルゴネットタイプのLCVは、その使い勝手の良さから個人商店や郵便局の配達バンなどに多用されているモデルで、量販メーカーの多くはこのタイプをラインナップしています。
例えば欧州で最も売れているフルゴネットタイプLCVはフォードトランジットコネクトにて、そのマーケットシェアは13.9%とダントツの売れ筋となっています(バンタイプも含めたバリエーションでのシェア)。
続いてシトロエンベルランゴが4.5%、ルノーカングーが4.4%、プジョーパルトネール(リフターの商用車名)が4.3%と三つ巴の戦い、そしてそれを追うのが今回フルモデルチェンジを遂げたVWキャディ(現状のシェアは3.3%)なんです。

今回で第5世代となるキャディは、基本はBセグハッチモデルのポロをベースとしたもの。

MQBプラットフォームを採用ということは、新型ゴルフ8と同じということになりますね。
旧モデルなどはBピラーまではポロの姿を残しつつ、それ以降に大きな荷室をくっつけたようなスタイルになっていましたが、今回のモデルはサイズ的にも大きくなり、しっかりと鼻先から専用ボディを身につけていています。
ボディバリエーションは他のトランジット、ベルランゴ、カングーなどと同じくして、乗用車版となるハイトワゴン的なMPVモデルもあり、商用ニーズのみならぬレジャービークルとしても選べるようになっています。
今回のニューモデル、パッとみた第一印象は"なかなかカッコいいじゃん!"というもの。
これまではどうもコンサバティブな商用車として可もなく不可もなくという感情を揺さぶるような存在ではなかったのですが、この乗用車版のスタイリングは、ポロのベース感は継続しつつも、新しいゴルフ8に見るVWの新意匠をしっかりと身に纏い、またそれがスタイリッシュなハイトワゴンとしてキリッとしたものになっています。

乗用車版には18インチのホイールが装着されているなんて方向性はカングーにもPSA兄弟にもなかったアプローチにて、スポーティな雰囲気作りもなかなか新鮮です。
インテリアもなかなかスタイリッシュなもの。
乗用車版のみならず、LCVモデルもインフォテイメントシステムやADAS機能がチョイスできるようになっていて、ニーズに合わせた選択が細かくできるようになっているんだとか。

また、このモデルもカングーやベルランゴと同様、"マキシ"というロングボディ版の用意があるとのことで、ライバルモデル同様の選択肢が充実しているようです。

こちらのキャディは、今年の秋から欧州にて本格的な販売が始まるとのことですが、乗用車版は日本に正規導入されるようになれば面白い存在になると感じます。
日本では自由なライフスタイル謳歌のイメージを作り上げたカングーの世界観が、シトロエンベルランゴ、プジョーリフター、そして2021年に再上陸するお楽しみオペルコンボライフの登場でさらに広がりを見せようとなりつつあります。
そしてそんな中にこのキャディを投入する意義は高く、ベーシックなLCVベースの箱であることの高いユーティリティはそのままに、基本の乗用車性能と、最新安全機能を搭載した欧州フルゴネットワゴンのカテゴリーを盛り上げて欲しいと思います。
ただ日本において乗用車版の発売となれば、既発のトゥーランとの重複感がインポーター的に気になるところなんでしょうけど…。
スタイリッシュで質実剛健なドイツブランドの信頼感、そしてフルゴネットワゴンとしての使い勝手や遊び心を持った新型キャディは、2021年の日本において、"ベルランゴ、コンボ、それともキャディ?"と迷わせてくれる存在になってくれる事を期待してしまう、気になるクルマです。
Posted at 2020/02/24 07:48:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 実はLCVが好き

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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