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わんどらのブログ一覧

2019年11月13日 イイね!

VWゴルフ8が気になる!

VWゴルフ8が気になる!あらゆるハッチバックモデルのベンチマークとされ、例えその名の由来があの"スマイルシンデレラ"が活躍するスポーツであると勘違いされていようが、世界中の人が知っている自動車、それがVWゴルフ。
先月末、そんなゴルフがいよいよ第8世代となったことが発表されました。
ニューモデルのニュースは既に専門メディアなどでピックアップされていますので今更感もあるのですが、私わんどら的には今回のモデルチェンジに、改めて"王者の貫禄"を感じたのでした。

例えば…
貫禄その1:欧州で最も売れているクルマとしての勢いは止まらぬまま新世代モデルへ!
以下は昨年(2018年)の欧州28カ国でのモデル別販売ランキングです。
1位:Volkswagen Golf 445,754台
2位:Renault Clio 336,268台
3位:Volkswagen Polo 299,920台
4位:Ford Fiesta 270,738台
5位:Nissan Qashqai 233,026台
6位:Peugeot 208 230,049台
7台:VW Tiguan 224,788台
8位:Skoda Octavia 223,352台
9位:Toyota Yaris 217,642台
10位:Opel / Vauxhall Corsa 217,036台
ご覧の通りゴルフはモデル末期であるにもかかわらず、欧州一の販売実績をキープしていたのです。
欧州車は通常8年のモデルサイクルと言われている中、経年とともに徐々に販売が落ち込み、それをフェイスリフトなどでテコ入れして次モデルに繋いでゆくのが常。
例えばこのトップ10モデルのうち、オペルコルサは常にトップ5の存在でしたが、2018年にモデル末期を迎えたこちらはグンと販売台数を落としています。
まあ単にランキングベースで売れたかどうかを図るのは雑な見方となりますが(実はゴルフも前年比はマイナスとなっている)、モデル末期であっても(絶対値として)圧倒的に欧州市民に支持され続けている存在というのはさすがとしか言いようがありません。

*余談ながら…上記のランキングを見ると、今年モデルチェンジを遂げた車種が多い!ゴルフを始め、ルノークリオ、プジョー208、トヨタヤリス、オペルコルサと、人気の定番車種が揃ってニューモデルへと変わる事で、来年のランキングにて形成に変化があるか注目です。

貫禄その2:ゴルフはやっぱりゴルフ!
実は勝手な想像ながら、新型ゴルフはもっとアルテオン顔になると思っていました。
もしやアルテオンは異端児なのかも知れませんが(最近見てカッコいいと感じていました)、あのフロントデザインがこれからのVWだと勝手にイメージしていたのです。
ところが登場した新型は実にコンサバティブというか、正常進化という言葉が最も似合う出で立ちて登場しました。
あー、やっぱりゴルフなんだなぁと頷かせる落ち着きある顔つきです。

一方の内装はスッキリとコネクテッド化仕様となり、またパワートレーンはeTSIというマイルドハイブリッドの仕様が設定されていると聞きます。


今、欧州ではハイブリッドモデルの価値が見直されてきていて(全てはディーゼル排除の動きから)、数年前まではスルーされていたHVやPHVといったモデルの販売が電気自動車同様に伸びています。
(前述の2018年ランキングにあったトヨタヤリスの9位ランクインはそのHV仕様の伸びが影響したとの分析がされています)
ゴルフの場合、来年から発売されるI.D 3のポジションとの差別化を図る、かつグローバル対応を前提として、ラインナップをHV、ガソリン、ディーゼルとしたのでしょうね。
果たして日本にはどのモデルが導入されるのでしょうか。

ドイツでは12月から、右ハンドルとなる英国では2020年2月からの販売とアナウンスされている新世代ゴルフ8、その日本での導入時期は明らかにされていませんが、当然来年には投入されるものと思います。
一方で日本市場では今更ディーゼルモデルが新規ラインナップされたりと、新型を待てずに販売喚起が続けられている様子もあります。
日本では人気の高いディーゼルモデルは、もはや欧州では売れなくなってしまった矛先を新興国や日本に振り分けて売り切る戦略に出ているものと見られ、遅咲きのディーゼル大国ニッポンは欧州の電動化促進の煽りを受けるという見方もできるようになってしまいました。
まあ、個人的にはディーゼルモデルが好きなので、それでいいんですけどね。
そんな事情もありつつ、日本ではひと呼吸置いてからの登場となりそうな新型モデル。
それでも最近は特にドイツブランドのニューモデル投下のリードタイムは短縮され、欧州デビューとほぼ同じくして日本でもお披露目という事が標準化されてきていますし、こちらのゴルフ8もすぐに出会える機会が訪れるのかと思います。
これまで私とVWはあまり濃い関係を持った事がなく、一応はオーナーとしてずっと昔にポロ3を所有した事がある以外は、試乗ですらあまり記憶にない状態。
(記憶にある試乗は、up!の登場時くらい)
実は仕事上ではVGJ様がクライアントだったこともあり、そこではたくさんの思い出があるのですが…笑
そんな疎遠だったVWですが、来年はI.D 3やこのゴルフ8という新型ラインナップをぜひ試してみたいと思う、気になるクルマです。
2019年11月05日 イイね!

BMW 2シリーズグランクーペが気になる!

BMW 2シリーズグランクーペが気になる!数ヶ月前から偽装モデルに2次元バーコードを貼り、専用のティザーサイトに誘引するPR展開をおこなっていた2シリーズの新型車が、遂にベールを脱ぎました。
その2次元バーコードに誘われてサイトを見ては、偽装シールの貼られたモデルの姿に、"ジャストサイズのBMWが来た!"と、そのサイトにアクセスしては僅かな情報を脇目にワクワクと期待していたものがあります。
そして遂にアンベールとなったグランクーペは、その偽装をそのまま脱いだ通りの(当たり前ですが)、新型1シリーズの顔に、兄貴分4シリーズグランクーペのスタイリングをギュッと圧縮して詰め込んだようなカタチで登場しました。
早くも日本国内でも先行予約が始まっているとのことで、最近のBMWはつくづくタイムリーに導入するものだなと感心させられます。

さてそのスタイリングは、決して流麗とはいかないまでも、4ドア+トランク付きというパッケージは単なるファミリーカーとは違うカッコ良さがあります。
(相変わらずこの新しい鼻の大きな顔つきはまだ見慣れませんが…)


そもそもは中国でのニーズが高いとされたCセグセダン系モデルですが、その中国向けにあった先代1シリーズセダンとは趣が違い、やはりグランクーペを名乗るだけにスタイリッシュ感が色濃く出ていますね。
(このあたりは、先駆者メルセデスAセダンとCLAとが似て非なるものという位置づけと同じなんでしょうね)

そんなグランクーペのスタイリングは、1シリーズハッチバックとはまた違った使い勝手も提供してくれそうです。
具体的に数値を新型F40型1シリーズと比べてみると、L:4526mm(F40は4355mmにて+171mm)、W:1800mm(同じ)、H:1420mm(同1465mmにて-45mm)との事で、見た目の通り1シリーズより低く長くワンクラス上のサイズ感が与えられているようです。
しかしながらホイールベースが同じ(2670mm)ということは、おそらく余裕の荷室(あるいは後席シートのオフセット?)が用意されているのかと想像します。
自身のライフスタイル上、ハッチバックでは少し物足りないと感じていた荷室に余裕があるのは嬉しいことで、スタイリングの恩恵を実用的に受けることができそうと想像します。
さらにはこのクルマのサイズ、実は2世代前の3シリーズセダン(E90型)にほぼ近似しているとのこと。
(E90のディメンションは4525×1815×1425mm、ホイールベースは同じ)
私わんどら的にはグッドポイントで、大型化し続けている3シリーズが手に余るようになってきていた個人的印象としては、E90サイズは過去保有経験に基づく私的ジャストサイズに感じるのです。
*過去にはE91型(ツーリング)、E92型(クーペ)を所有していました。
懸念はこのリア席のヘッドクリアランス。 

写真を見ただけで首が苦しそうな気分になります。
(この写真が悪いのか?)
このあたりはスタイリングの犠牲になっていることは明らかな様子ではありますが、まあクーペと割り切れば仕方ないのかも知れません。
(思わずファミリーカーの視点になってしまいますが…)

さて、気になるのはハンドリングとFFの走り。
実はBMWのFF駆動は数年前に2シリーズアクティブツアラーを少し試乗したきりで経験が薄いのです。
しかしそのアクティブツアラーで感じたのは、そんな駆動方式の差を感じない安定性(むしろFFのメリット?)と、これまでの3シリーズと比べてもさほど違和感なく手に伝わるハンドリングの感覚でした。
さすがBMW!と、ファンならではの贔屓目込みで感心してしまった事を覚えています。
それらはまだ試していない新型1シリーズではさらに洗練された感覚を体験できるのだろうし、この2シリーズグランクーペにだって期待してよいのだろうと、勝手に良い方に想像していまいます。

E36型からF30型まで、3シリーズを4世代乗り続けてきた経験も過去のものへと過ぎてゆき、同時にクルマへのニーズも変化している中でも、もしBMWを再び選ぶならどれにしようかと時折思い描くことがあります。
そんな時、この2シリーズグランクーペを見たら、そんな選択肢にマッチしそうだと直感で思ったのでした。
そのスタイリング、そしてサイズ、もちろんBMWの慣れたクオリティ…保有未経験のBMW-FFドライブは気になるところですが、それを含めても一度は体験してみたいと思うものがある、いまとっても気になるクルマです。
(さらにはこのモデルのツーリング(ワゴン)モデルの登場も想定されているようなので、そちらもより気になります!)
Posted at 2019/11/05 08:33:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW
2019年10月30日 イイね!

from Tokyo Motor Show 2019 (後編:クルマのないモビリティワールド)

from Tokyo Motor Show 2019 (後編:クルマのないモビリティワールド)今年の"生まれ変わった"東京モーターショーを3回に分けて書いてきたブログもいよいよラストです。
東京のひと味違う国際展示会をウダウダと書き綴っているうちに、欧州ではVWから待望の新世代ゴルフが発表されたりして、こちらではワールドプレミアどころかブース出展もしていないメーカーの力の矛先を何となく感じたりもしています…。
が、とにかく私たち日本には誇るべきグローバル車種があるはず。
そう、トヨタヤリスとホンダフィットです。
ブログのラストは、その個人的期待であったグローバルBセグハッチを見に行きます。

まずはホンダ。
4輪、2輪、汎用製品と多彩な商品を持つホンダのブースは毎回楽しそうな雰囲気を醸し出しています。
特に2輪車は名機CBの歴史を紐解くコーナーなど、世界観がたっぷりと味わえるものとなっていました。
そんな中4輪車のエリアに行くと、主役はやはりこのTMSがワールドプレミアとなるフィットです。

あらまあ、今までエッジを効かせた方向にあったデザインも、この敢えて柔らかい雰囲気の顔つきにしたことにより随分と変わりましたね。
発表前のティーザー広告にて"性能を競っている場合じゃない"とか、"人がココチいいなら、クルマは嬉しい"というメッセージを発信していましたが、まさにそんな雰囲気が合っている、マインドが丸くなった出で立ちとなりました。
このデザイン、全く新しくないけど、悪くない。
目新しさという点では、どこかの軽自動車あたりでこのあたりのスタイリングは既に見たことあるような気がして、イマイチガツンとこない。
でも何故か、ほっこりしてしまうというか、見ていてニコニコしたくなってしまうような空気感があります。
しかも室内は意外や上質な雰囲気もあったりして、これまた悪くないし、そのコンセプト含め全体的に好意的に迎えることができる気がします。

(但し欧州を戦うにはこの方向性は厳しいかも、なんて想像してしまいます。いまやホンダはアジアとアメリカ、中国をホームにしていますので、たぶんホンダはそれでいいという舵切りをしたのかと思いますが…如何に?)
今回のフィットはバリエーション展開が多彩なことも特徴的で、ベーシックなもの、上級志向なもの、クロスオーバー風などが”Basic”"Home”"Luxe""クロスター"などのサブネームを伴い、いろいろ用意されているようです。
もしやこれが"人がココチいい"というパーソナライズ化の答えなの?なんて勘ぐってしまいますが、選択肢があるというのは小品種で勝負するメーカーにとっては大事な戦略なのかもしれません。

さてそんな、ある意味印象深いフィットとの出会いの脇には、これまた国内初お披露目の(確か)ホンダeが佇んでいます。

但し、ただ佇んでいるだけ。
私が訪れた際にはステージ演出がない時間帯だったためか、尚更そう感じただけなのかもしれませんが、それにしても、フィットと双璧を成すくらいに鳴り物入りデビューというのを想像していただけに、え、欧州では受注活動も始まり、あんなにメディアに取り上げられている話題のクルマがこれでいいの?と思ってしまいました。
4輪車エリアを改めて見渡すと、フィット推しが露骨で、今回は売れ筋Nシリーズでさえ脇役となっている様子。
もうひとつの日本初お披露目であるはずの新型アコードに至っては隅の方に置いてあるだけの有様です。
まあそれも良いのですが、ホンダeはもうちょっと並べて、触れさせて欲しかったなぁ…。

さて、フィットを見てある程度の納得感を得た私わんどらは、今回の個人的注目Bセグ3種の残りひとつ、トヨタヤリスを見に、トヨタグループの集まる青海展示場へと向かいます。
国際展示場からわざわざ電車に乗って(移動の煩わしさについては前編をご覧くださいませ)向かった青海展示場にあるトヨタブースに着いてみると…
え?クルマがない!
いくつかのクルマっぽい形をしたモビリティはあれど、展示車種がありません。
(前回は巨大ブースにフルラインナップ展示だったのに…)
例の香川さんがレポートするTVCMにて豊田社長が、"クルマの展示はありません、東京ヒューマンショーです"とにこやかに語っていたのは本当でした。
これは大胆で興味深い取り組みでありますが、個人的印象としてははっきり言って"期待外れ"です。
しばらくこのブースを定点観測してみたのですが、まず外国の方にはその意図や、混み合ったブース内で行われている体験型アトラクションが殆ど理解してもらえていない様子です。
かつては世界3大モーターショーと言われ、それが過去の話だと差し引いても国際ショーである以上、ダイバシティに対応しないといけないと思います。
しかも日本代表のトヨタへの期待や注目はこんなメーカーの思い上がりではないはず。
気のせいか海外の自動車専門メディアの扱いをWebでいくつか見てみると、トヨタは殆ど取り扱われていないように感じ取れます。
それに、実際にも受付には"自動車はどこにありますか?"という質問が多発しているようで、メガウェブなどに分散して展示されている見取図がパウチされたカードを用いてコンパニオンが説明しています。
これがトヨタの意図なら大成功なんでしょうけど、来場者はまた疲れた足をその点在する展示車に向けなければなりません。
果たして、来場者は何を求めているのでしょうか。
かくゆう私も受付で"あのー、クルマはどこですか?"と聞いてしまったクチ。
そしてパウチされた見取図で説明を受けると、クルマが点在する各会場に引き返してみたりしたのです。
例えばグランビアはトヨタ車体にて発見!

新型ミライはメガウェブ2Fの"Future Expo”内で見つけました。

クラウンとレクサスESの融合のようなキレイなスタイリングで、現行モデルの"いかにも未来感"というものとは異なる、ラグジュアリー感と実用性を併せ持つ雰囲気になりましたね。
さらにこのシティコミューターは同じくメガウェブの1階にて来場者に素通りされてます。

懐かしのiQを思い出す、なかなか良さげな雰囲気。

そしてヤリスは…どこにもいません。
おーい、これを見にきたんだよ、まさかの非公開?
なんて思いつつ再びトヨタブースの受付で聞くと、なんとヤリスは青海地区にあるショッピングモール、ヴィーナスフォートにあるというではないですか!
再び今度はそのショッピングモールを訪れると…ありました、鮮やかなカラーリングを放つコンパクトカーが!

既に発表済みにてWeb上ではその姿を眺めていましたが(あれ、もしや店頭でも発表済み?)、実物は抑揚ある立体的なデザインで、程よくエッジを利かせつつ、丸みをつけることでこれまでのモデルよりコンパクトに見える、なかなか素敵なスタイリングになっています。

ショッピングモールの通路に置かれたクルマの周りでは"良くなったね"という声もいくつか聞こえてきます。
何かの記事で、実はあまり使われていない後席は狭くなったとありましたが、確かにその雰囲気はありつつも、確実に若返り、カッコよさを身につけた新型ヤリスは、欧州にて大こけとなった現行型のイメージを覆し、例えばオペルコルサやフォードフィエスタという欧州メジャーと十分渡り合えるような気がします。
さらにはこれにWRCをターゲットにしたスポーツモデルが出たりしたら、さらにカッコよさが引き立つのではと期待してしまいます。
(その際はぜひフィエスタSTのようにボディから仕上げて欲しい…単なるモデリスタ風のエアロ加飾はいりません)

さて期待のヤリスを最後に見て納得感を得た私の今回のTMS行脚はこれでお終いです。
"生まれ変わった"事でいろいろな体験をした今回のモーターショーですが、このテーマパーク風イベントの是非は、東京オリンピックが終わって1年経った後に開催される次回に評価されてゆくのでしょうか。
いずれにせよ個人的には注目していた3大Bセグモデル、クリオ、フィット、ヤリスを観察することができたので良かったということで締めくくりたいと思います。
結局は未来を傍目に現実に終始してしまった…。
2019年10月29日 イイね!

from Tokyo Motor Show 2019 (中編:開かれた未来か現実か?)

from Tokyo Motor Show 2019 (中編:開かれた未来か現実か?)今年の東京モーターショーは自ら"生まれ変わった"と発信するだけあり、施設やコンテンツの展開にひと工夫がなされています。
前編ではその新しいアプローチの印象を全体観として書いてみましたが、今回はそのコンテンツの中心であるはずの"クルマ"について、各社ブースを巡り気になったモデルをピックアップしたいと思います。

今回のTMSはなんと言っても(繰り返し言いますが…)殆どの欧州メイクの出展見送りという寂しいものとなっていて、個人的にはそれかモーターショー自体の魅力を半減させていると感じてしまっています。
欧州メイクにて主に出展していたのはメルセデスとルノー、そしてアルピナくらい。
いやいや、まあイタフラメーカーは不在を理解するとしても、VW、アウディ、BMW、ミニ、あるいは勢いあるボルボといったメーカーがいないというのは、日本は販売の場であり、魅せる場ではないということなんでしょう。
そんな実に寂しい雰囲気はありつつですが、まずはその輸入車から見ていきましょう。

メルセデスはかなり大きなブースの構えとなっていて、出展車種も多彩でした。
改めてメルセデスって車種多いな…と思わせてくれるものでしたが、推しはAなどのコンパクトクラス(AやらBやらCLAやらAMG A45ジャパンプレミアやら…顔つきは同じであれどスタイリングやポジショニングが異なるモデルが並ぶ!)、あるいはシティカーからSUVまで充実の電気自動車ラインナップです。
ブース中央にはタイトル写真にある
ダイナミックで美しいVision EQSが鎮座しつつ、
販売開始となったEQC、

それに、EクラスのEV版なども展示されています。
これがメルセデスの少し先の未来、そして今手に入る現実というところでしょうか。
まあ、個人ニーズとしては気になる既販車種であるAクラスは既にDLRで体験済みだし、こんなに沢山のラインナップ展示があるのに、何となくお腹いっぱいな感じもしつつ…発見があったのはAクラスセダンとCLAは似て非なるものということくらいでしょうか。
ただ、輸入車ブランドにて出展してくれたことは何より称賛すべきことなのかもしれません。

次はルノー。
こちらのハイライトは、なんと言っても新型クリオ(ルーテシア)の日本初お披露目です。

実は個人的に今回のTMSでは見るべきものは3車種と考えていました。
それは欧州が主戦場となる話題のBセグハッチ、トヨタヤリス、ホンダフィット、そしてこのルノークリオです。
(まあフィットは欧州というよりメインステージはアジアかもですが…)
そんな期待のひとつ目であるクリオは、現行型を踏襲しつつも、何だか"スモールメガーヌ"そのものではないですか!
実際に少し離れた場所に並んでいたメガーヌと比べてみても…

スタイリングは瓜二つ!
大きさこそ実際は差がつけられているはずですが、個体で見る分にはあまり差がわかりません。
だから、すごく新鮮!と飛び跳ねて絶賛するような感動や驚きはなかったのが現実。
しかし、私わんどら的にはそもそもメガーヌのスタイリングには好感を持っていましたし、欧州ではほぼ同時に登場した新型プジョー208と比べても、少なくとも見た目においてはクリオに軍配を上げていただけに、実物が見れてよかったと思えたのでした。
そう、"実物が見れてよかった"というのもモーターショー訪問の醍醐味ですよね。

さてもうひとつの欧州メーカー、アルピナのブースを斜め見したら、もう欧州車のブース巡りはおしまい。
ただしやっぱり何か見つかるかもという淡い期待を抱いて、国産車メーカーを巡ってみます。
"Open Future"を謳う今回のTMSを回遊していると、未来のモビリティやコネクテッドを向こう側に見据えつつ、すぐそこにある"開かれた未来"はEVにあるというメッセージが読み取れます。
駆け足で見てみると…
スズキからはレトロな雰囲気の素敵なPHEVコンパクトクーペ、ワクスポ

レクサスはまもなく発表の量産EVを隠してLF-30 Electrifiedをショーらしく出展

マツダからは市販予定モデルMX-30

そしてEV大本命の日産アリヤコンセプト

そして軽自動車規格のiMk

日産は完成度高く、ステージでは"コンセプトじゃなく、実際に皆様にお届け"と市販化宣言をしていました。
海外向けモデルが活気付く中で、国内向けは長らく新型車の無かった日産がいよいよラインナップに動き出したという期待感もあります。

ただこれらの開かれた未来からは、フツーの現実にあるルノークリオに感じたような"実物が見れてよかった"と思えるものがなく、こんなに華やかなのに何だか物足りない…。
やっぱり自分がまだ生まれ変わったモーターショーに順応していないせいなのでしょうか、どこか今手に入れることができる現実を求めてしまっているような。

そんなことで、後半はいよいよ個人的期待のフィット、そしてヤリスを見に行こうと思います。(続く)
2019年10月27日 イイね!

from Tokyo Motor Show 2019 (前編:生まれ変わったって?)

from Tokyo Motor Show 2019 (前編:生まれ変わったって?)昨日まで開催されていた六本木でのプジョーのプライベートショーのあまりにもの充実ぶりに、もうすっかり自動車イベントを堪能した気になっていましたが、六本木から少し離れた湾岸エリアでは、大きな国際モーターショーが今週末から始まりました。
そこで、早速訪れてみた東京モーターショー、今年は少し趣向を凝らした展示会となっているとの話題は事前に聞いていましたが、行ってみると実際にも、これまでとはだいぶ雰囲気の違うイベントとなっていました。

そんなTMS、まずはその"生まれ変わった(と自らアピールする)新しいアプローチに対する印象をハイライトで書いてみると…。
今回のTMSは、国内販売500万台を必達させるべく、トヨタを筆頭とした国内の自動車メーカーが協力して来場者を誘致しようという大号令のもと、子供連れでも楽しめるイベントという趣向を凝らしたものとしたとされていますよね。
その裏話として、自動車メーカーは関係会社や取引先、家族などに対して来場誘致活動と、それによる来場予定者数を事前に問い合わせ集計するなど、来場者確保に躍起になっているという、いつもよりも生々しい仕込みがされていたりもしていました。
それだけ、国内需要の落ち込みは深刻ということなんでしょうね。
また会場を分散して様々なアトラクションで結ぶという施策は、国際展示場が東京オリンピックの関係で使えないという事情もあったりします。
それらの事情は、会場ごとに違う体験ができるようにするという努力と工夫につながっています。
だからトヨタの総合ショールームであるメガウェブが未来モビリティの世界になったり、

商業施設の多い青海地区側の展示場では子供向けのトミカブースや、

キッザニアとのコラボレーションブース

などがあり、確かに子供と一緒に来ても楽しそうです。
他にも、ふたつの展示場を結ぶ道を使ってパーソナルモビリティが体験できるプロムナードや、試乗が出来るスペースなど、エリア全体を使ってアトラクションが楽しめます。
(残念ながら私の訪れた日(10/25)は雨に降られ、それらの屋外アトラクションは中止でした…)

そう、ホントいろいろ工夫されていて"生まれ変わった"んです。
ただ…はっきり言って、会場間を移動しながらの観覧は疲れるし、どれも強い魅力がある訳ではないので、イマイチ何がしたいのかよくわからない。
特にクルマを見に行くという観点での訪問であればその不便さは尚更で、そこに家族の同行が加わると更に回遊が大変になるのではと感じてしまいます。
会場間は前述のように歩いて楽しめるようになっていますが、モビリティやら歩行者が大勢いるその2km近い距離を歩くのは楽ではありません。
それに雨の日だったり、体の不自由な方などが歩かない場合はシャトルバスを使いますが、バスは40分待ちだったりして、結局は2kmの距離を1時間近くかけて移動することになります。
(あるいは自身でゆりかもめorりんかい線という鉄道に乗らなければなりません)
私がもし家族で行くなら、TMSではクルマは見ずにトミカとキッザニアだけ、そして近隣商業施設でのお買い物という青海地区だけの訪問にするなかぁ…。
実際に、会場を歩く人々の会話には"見にくいね"とか"移動が面倒"という声を結構耳にしました。

まあ、時代と共にモーターショーのあり方も変わって行くという意味では、変革の意思は受け止めることできるのですが、これはもはや国際モーターショーではなく、かなりドメスティックな方向に振った、遊園地イベントのような、フェスのような感じに受け取られたのが、私の受けた全体的な印象でした。
変革できていないのは私の意識の方かもしれませんが、その旧態依然の心にして、ここに来たのはやはりクルマを見たいと思ってしまうのです…。

ということで、次回は出展されていた気になるクルマたちをピックアップしてみますね。
Posted at 2019/10/27 21:49:48 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
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