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わんどらのブログ一覧

2019年12月27日 イイね!

シカクの向こうの魅惑のクルマたち Pt.3 <The Italian Job編> 

シカクの向こうの魅惑のクルマたち Pt.3 &lt;The Italian Job編&gt;&#160;本や映画、広告などに登場する気になるクルマをピックアップして、あれこれ書いてみようというこのブログシリーズ。
これまで見た本や映画、広告には沢山の気になるクルマたちがいるのに、あまり書く機会がなかったものを気ままに書いてみたいと思います。
好きな映画"Letters to Juliet"(邦題:ジュリエットからの手紙)に登場するランチアデルタの素敵さを書いて以来暫くぶりのブログは、"The Italian Job”(邦題:ミニミニ大作戦)について書いてみたいと思います。

クルマを主役にした映画っていつの時代も時折ありますよね。
カーアクションもので有名なのはTAXiのシリーズ、あるいはワイルドスピードシリーズ。
それに007シリーズだってそう、いろいろあります。
そんな中この"ミニミニ大作戦"は、その名作多き60年代の007シリーズと同じ時代に世に放たれたカーアクション映画です。
(後にBMWミニを用いたリメイク版が上映されていますが、そちらは今回は対象外とさせていただきます)
内容的には英国のギャング(泥棒集団)がイタリアに外貨を盗みにクルマで大陸へ乗り込み、トリノの街で一大事を起こすというもの。
それをイタリアの警察とイタリアンマフィアが大陸の威信を掛けて迎え撃つというのですが、逃走に使うコンパクトなミニクーパーが大活躍という、英国贔屓なストーリーになっています。
(それにしても邦題がカッコ悪すぎてかつわかりやすいという秀作ですね(笑))

この映画、主役となるBMC(British Motor Corporation)ミニクーパーの勇姿はもちろんですが、その時代(60年台後半)を彩るクルマ(もちろん構図は英国車対イタリア車)が沢山登場して、欧州車好きにはたまらないのです。
ということで、今回はこの映画に登場するクルマたちを、なるべく細かくチェックしていきたいと思います。
(目指せコンプリートです)

まず映画の冒頭に登場するのが、なんとランボルギーニミウラです。


このクルマから"スーパーカー"という愛称は始まったと言われる名車が、マットモンローの名曲"On Days Like These”にのってアルプスの峠を駆け抜けるのが最高に優雅でかっこいい。
(映画はこの冒頭から悲劇が始まりますが…)

そのミウラを手荒な歓迎するのが、イタリアンマフィアの集団。
彼らが乗る黒塗りのクーペが、フィアットディーノです。
綺麗なボディラインはベルトーネの作品。

どことなくいすゞ117クーペにも似た雰囲気があります。

さてお次は場面変わり、場所はロンドン。
60年代英国車オンパレードです。
まず出てきたのはこちら、ダイムラーコンクエストです。


今回調べてみるまでその車種はわからなかったのですが、50年代の上品な雰囲気ある英国車なんですね。
パキスタン大使館の車を盗難して送迎に使うという何とも笑えるシーンに登場します。

そしてその乗り捨てられた盗難車を調べる警察官の乗るパトカーがこちら、フォードアングリアです。


このクリフカットの素晴らしいデザインのコンパクトカーは、英国フォードの誇るミニのライバルにて、現在のフィエスタのご先祖様にあたるクルマです。
かっこいい!

映画は場面変わり、今回のイタリアへの外貨獲得(泥棒ですが…)の命を受けた主人公チャーリー(名優マイケルケイン扮する)が与えられたクルマがこちらのアストンマーティンDB5(しかもコンバーチブル)です。


DB5はあの007シリーズのボンドカーとしても有名ですが、こちらの映画にもちゃんと登場します。
いやー、実に美しく、かっこいい!
私、この映画に登場するシルバーボディに赤い内装のDB5に憧れて、かつて所有したBMW318iクーペ(E46型)も同じようにシルバーボディ×赤レザー内装というBMW Indivisualオーダーをしたこともありましたっけ…。
ところで映画ではこのクルマを先頭にアルプスを抜けてイタリアに向かうのですが、またまたここでイタリアンマフィアに行手を阻まれ、このDB5は悲劇を迎えます。
そのシーンはああ勿体ない…と思うに違いありません。

そしてその大陸行きの一行として、DB5と併走する仲間のクルマがこれまたゴージャスなジャガーEタイプです。

劇中はクーペとコンバーチブルの2種が登場しますが、このロングノーズの"流線型"スタイルはかっこいいですね。

さて、映画はトリノの街を舞台にしていて、しかも当時から社会問題とされていた自動車による渋滞をストーリーのポイントして展開されていきます。
それだけに劇中はエキストラとも言える60年代のフツーのイタリア車が山ほど登場します。


コンプリートを目指すもの、それらのクルマたちをピックアップしてみると…
まさに60年代イタリア大衆車の代表格、フィアットNuova500

そしてワゴンモデルのジャルディニエラ

スタンダードなファミリーカー、フィアット1100R
そしてフィアット1300


さらにお洒落3ドアハッチのアウトビアンキプリムラ

まだまだスクリーンの中には掘り出し物がたくさんで、見応えあること間違いありません。

そんな中で大活躍?の名車がこちら、アルファロメオジュリアスーパーです。


主役である英国からの強盗団が駆るミニクーパーを追いかけるパトカーとして、何台も登場します。
ジュリアスーパー、現代のジュリア(偶然なのか、最近"スーパー"というグレードが登場したとか)に通じる元祖スポーツセダンのカッコよさがあります。

さてマニアックな1台を。
映画にはライトトラックなどの商用車もいくつか登場しますが、露出の多いのがこちら、強盗団の仲間が逃走に使用するフォードテムズ400Eバンです。


正直この時代のLCVなんて殆ど知らなかったのですが、おそらく英国車だろうと時代考証を進めるうちにこのモデルへとたどり着きました。
この手の調べものって楽しいですね。

さてさて、ラストは忘れていました映画の主役、ミニクーパーです。


赤、青、白の3台のBMCミニは、マーク1と呼ばれる初期のクーパーにて、映画が製作された時代は丁度モンテカルロラリーの連勝など、見た目に依らないスポーティ性能で世界を魅了していた頃。
映画はそのミニクーパーの長所全てを引き出した走りをたっぷりと堪能できます。
自身、このクラシックミニを3台乗り継いだ経験がありますが、この映画に登場するミニの走りに魅了され、また憧れたものでした。

さて、いかがでしたでしょうか。
そのタイトルからしてミニクーパーのみにクローズアップされがちですが、実は脇役(クルマ)こそが素晴らしい、ミニマニアのみならず欧州車好きにはたまらない映画です。
ちなみにキャスティングは英国映画の大スターてあるマイケルケイン、音楽監修はクインシージョーンズと、クルマ以外も最高にカッコいいんです。
まだご覧になってない方はぜひ!
2018年09月10日 イイね!

サマーカタログギフトタイム Vol.3

サマーカタログギフトタイム Vol.3ある夏の日、自宅のトランクルームを整理したら、あらあら出てくる魅惑のカタログに惹かれ、ノスタルジックな気分に浸る…。
まるでギフトのような時間を過ごしたことから銘打った文法無視のタイトルでの連載もラストです。
第1弾は日本メイク編、そして第2弾は欧州車編として、アルファロメオ145&155、フィアットブラビッシモにバルケッタ、MG F、BMW Z3、ローバーミニ、初代フォードフォーカス、オペルアストラF&ヴィータ、そしてBMW318tiコンパクトと、盛りだくさんにピックアップしました。
まだまだ出てくる今回はフランス車編として、そのクルマへの超個人的な思いを添えて披露してみます。

まずはこちら、シトロエンC6です。

横づかいの黒い厚手の紙にはニスが引かれていて、見た目からシックで上品な雰囲気を醸し出しています。
モデルは少しずつレトロフューチャーなスタイリングになりつつありますが、この独創性あふれる存在感は、今やフラッグシップを失ってしまったシトロエンブランドに必要な輝きを持っているような気がします。
このカタログは今はなき横浜港北エリアのディーラーでもらったもの。
そもそもはDS5の試乗商談に行ったときに入手したと記憶します(おそらくの記憶)。
そこのDLRマンに"BMW乗ってるお客さんは結局買わないんだよね"とか吐き捨てられた、余計な記憶を思い出してしまいます(普通そんなこと言いますかね?絶対この系列店では買わないと心に誓い、今に至る)。
うーむ、あまり良い思い出ではないですね…。
ただ、そんな苦い商談後でも果敢に"C6のカタログください"と言ったのは、C6の素晴らしきスタイリングを、何かの形で手元に記録したいと思ったから。
実際にこうして手に取ると、あの時貰って良かったと満足感を得ます。

次はそのC6時代前後のラインナップを並べてみました。

C1、C2、C4、C5のものです(あれC3が見当たらない…)
C1のカタログはフランスで入手したもの。
所有していたトヨタアイゴとは外観以外全て同じな兄弟車なだけに、懐かしさが広がります。
他にも、初のセンソドライフ体験でそのギクシャク感に閉口したC2や、WRCマシンとしても活躍した、リアハイデッキスタイルがカッコいいC4クーペは個人的印象の濃いモデルで、今でも欲しいと思えるクルマです。

さらにシトロエンを続けます。
Saxo, Xsara, Xantiaと"X"のつくネーミング時代のラインナップから、エグザンティア&シャンソンのカタログです。

このXを強調したカリグラフィー風車種名ロゴがカッコ良くて印象的。
それぞれのキャラクターを表現したカタログデザインはなかなか興味深く、エグザンティアはカーマガジン表紙などでお馴染みのBow.さんのイラストを使ったりとお洒落な雰囲気があります。
また、サクソを名乗れなかった時代のシャンソンは、こんなにカジュアルなイメージで良いの?と思えるほどシトロエンらしくない誌面で、前述のエグザンティア含め"シトロエン=パリの街角が似合うお洒落クルマ"というイメージ戦略が現れてるなぁと考察されます。

さて、お次はルノーから、5(サンク)からルーテシアへの変遷を数冊ピックアップしてみました。

シュペールサンクは自身が所有していたクルマ。
いまだに好印象の個人的名車なだけに、このJAX時代のカタログは宝物です。
廉価版からターボまで多彩なラインナップに一つずつページを割いているのですが、やはり好きなのは"バカラ"グレード。
茶色やゴールドの上品な専用色にレザーを多用した内装などの仕立ては、今どきのこのサイズのコンパクトカーには決してない贅沢さなのではないでしょうか。
また、現行型へと続くルーテシアのカタログもいくつか発見(これまた初代が欠けているのですが…)。
個人的には第2世代が好き。
つい先日まで身内がフェーズ1の16vモデルを保有していた(なんと新車からずっと)こともあり、親しみのあるモデルなんです。

さて、シトロエン、ルノーときたらプジョーへと行きたいところですが、なんと写メ忘れ…。
トランクルームには主に206/306以降の車種カタログがかなり多彩に保管されていたのですが…。
プジョーって日本におけるフレンチブランドの中ではメジャーな存在だけに、個人的には206世代程度だと古さ、懐かしさを感じないんです。
そんな中で発見した素敵カタログは、406クーペのもの。

このクルマのスタイリングは今見ても美しすぎる!
それに、タン色がこれまた美しい、贅沢な厚手の皮シートを擁する内装がこれまた良くて、ラグジュアリーな雰囲気は今も褪せてない気がします。

さて、今回発見のカタログたちのラストは、シトロエンZXです。

自身のブログでは時折ひょこっと登場する、思い出深い元所有車種。
当時の商談は横浜のユーノス店と世田谷の西武自販を天秤にしていたので、そのどちらかで貰ったものだと記憶します。
このカタログ、改めて見るとひとつ意味不明なコピーが。
この写真のページは、自身が所有していたZXシュペール1.9iを紹介しているのですが、左上にある車種名に添えて"RED DEVIL"の文字が。
赤い悪魔?イングランドの名門マンチェスターユナイテッドはそんな愛称だったりもしますが、ZXにそんなコピーつけますかね…。
本国仕様のグレード名でもないし、確かにスポーティな内外装とよく回るエンジンでしたが、"悪魔"ってほどじゃあないし…。
なんだかミスマッチなフレーズだなぁと思ってしまいました。

合わせて見つけたのが、シトロエンチューナーとして有名なドイツのムスケティアのカタログ。
丸目4灯へ換装したフルエアロ、マフラーは4本出しと、ドイツ車ドレスアップに負けない押し出しを感じさせます。
僕自身、所有するZXはムスケティアのローダウンサスに替えていました。
当時はユーノス加古川というシトロエンカスタマイズに長けたディーラーかつ専門ショップがあり、ムスケティアの日本総本山だったと記憶します。
さらには全国いくつかのユーノスDLRは、その聖地加古川と提携していて、パーツを取り寄せて装着してくれていたのです。
今となっては正規DLRがチューナーパーツを取扱うなんて考えにくい感じかもですが、トヨタ販売店がTRDパーツを扱うような感覚だったのかもしれませんね。

という事で、トランクルームで夢中になって読み漁ってしまった、少し古いクルマのカタログたち。
次開くのはいつの日かわからないけど、開く度に、何度でも楽しむ時間を与えてくれそうな存在です。
2018年09月06日 イイね!

サマーカタログギフトタイム Vol.2

サマーカタログギフトタイム Vol.2ある夏の日、自宅のトランクルームを整理したら、あらあら出てくる魅惑のカタログが。
少し古い、好きなクルマのカタログを見ながらノスタルジックな気分に浸る…。
まるでギフトのような時間を過ごしたことから銘打った文法無視のタイトル、第1弾は日本メイク編として、トヨタ初代ヤリス、日産マイクラC+C、日産スカイラインGT-R(R32)、そして欧州向けトヨタカローラG6をピックアップしました。
まだまだ出てくる第2弾は欧州車編として、そのクルマへの超個人的な思いを添えて披露してみます。

ランダムにまずはこちら。

アルファロメオ145&155です。
現行型のジュリア&ジュリエッタもグラマラスでいいけど、この角ばった時代のモデルが、僕にとってはアルファのイメージをいまだに牽引しています。
Cセグハッチの145は当時購入候補だったりしたし(結果BMWをチョイスしたけど)、
DTMやBTCCでチャンピオンとなったツーリングカーがそのままロードゴーイングカーとなったような迫力がある155は、残念ながらハンドルを握るチャンスはなかったけど、街で見る度に"カッコいいなぁ"と憧れを抱いた記憶があります。

お次もイタリアからの迷車、フィアットブラビッシモです。

欧州ではブラーボという名で販売されていた、量販Cセグハッチ、本国ではそれなりのヒット商品となったようですが、日本では全く売れなかった。
もちろん当時のインポーターは、今で言うチンクェチェントのようなアイコンを持たずに、販売網も少なく細々とこだわり派のユーザーに販売をしていただけでした。
それに、"イタリア車は壊れる"なんていうイメージが定説でしたしね。
(合わせて、フランス車も言われてましたね)
そんな不遇の時代の製品だけに、日本では極めてマイナーな存在であったと記憶します。
ただ私個人にとっては、この頃一時期ロンドンに滞在していた頃に、時折このクルマ(正確にはノッチバック版のブラーバ)を借りては郊外をドライブしていたという楽しい思い出があるだけに、悪くない印象を持っているクルマだったりもします。

さてお次はこちら。

上記に同じくフィアットから発売されていた、ライトウェイトスポーツカーのイタリア代表バルケッタ、そして英国代表のMG F、さらにドイツ代表のBMW Z3を3種重ねてみました。
マツダが火をつけたロードスターブームから生まれた各国のオープン2シーターは、当時どれがナンバーワンかなどと、Tipoなどの雑誌でしょっちゅう特集されていましたね。
(当時の僕はTipoを創刊号から愛読する"エンスー"だった)
個人的にはどれも甲乙つけ難いと、いつも答えのないままカタログを眺めていたこと思い出します。
(まさか自身がその後、BMW Z4を所有するとは当時は全く予想しなかった)
改めてこの3車種のカタログを見ると、どれも爽快な走りが楽しめ、かつお洒落な雰囲気を感じ、好感が持てます。

さらに続きます。
MG Fが出てきたところで、英国車+エンスーと言えばのクラシックミニです。

カタログはインジェクション仕様になった晩年のローバーミニのもの。
私のブログでは既に何度か書いているように、実は私は元ミニマニア。
自身、1965年製のモーリスから、80年代のオースチンローバーまで通算3台のミニを所有しただけに、クラシックミニの事はハマりにハマったタイプなんです。
(今回のトランクルームの整理対象ではありませんが、当時のグッズや出版物も漁ると多いはず)
ミニを降りる時、"もうこのクルマには満足し尽くした"と思ったのですが、こうして改めてカタログを見ると、もう一度乗りたい気持ちが湧き上がってしまいました。

英国車と言えば、次はこちら。

フォードフォーカスMk.1です。
欧州カーオブザイヤーを獲得して、欧州各国で販売台数トップを君臨し続けた21世紀のニュースタンダード、このクルマもかなり好きでした。
日本フォードが導入する際にあったフォーカス広告コンテストに入賞した個人的な思い出も好印象の記憶を刻みます。
カタログは英国版のもの。
当時のWRCを席巻したレーシングカーと市販車を重ね合わせたページ展開はイメージがよく、若々しく洗練されたデザインを強調しています。

続けて、今となっては懐かしいオペルから、アストラFとヴィータのカタログ。

オペルのモデルたちも、常に頭の片隅にあるような気になる存在でした。
ヤナセが本格的にディーラー網を整備したことにより、それまでの輸入車がVWかBMW、あるいはメルセデスだらけというイメージに一石を投じた貢献度は大きかったと感じます。
個人的にはこのアストラF(アストラ初代モデル)の3ドアハッチ、GSi 16vが好きだったのですが、こちらのカタログにあるキャラバンもかなり好きな存在でした。

そういえば、前述のフォードも、このオペルも今は日本にいないブランドなんですよね…。

さて、vol.2のラストは、BMW318tiコンパクトです。

E36型の派生モデルとして、BMWがCセグ市場に参入した、今の1シリーズの先祖です。
これは自身が所有した所縁の深いモデル。
ベースは先代E21のものであっても、スタイリッシュなデザインと、FR駆動を貫いたパッケージングは素晴らしかった。
しかも前期型は"コンパクト"なんてつけた製品名にしてしまうところもかわいらしくて好感持てました。
自身のクルマ遍歴の中でも思い出深い1台は、カタログをめくる度に懐かしさが込み上げてきます。

ということで第2弾の欧州車編はここまで。
次回はラストの第3弾、フランス車編を書いてみます。
まだまだトランクルームでの発見は尽きないようです。
2018年09月04日 イイね!

サマーカタログギフトタイム Vol.1

サマーカタログギフトタイム Vol.1夏を超えて、久々の更新です。
この夏は、特筆すべきクルマトピックもなく、マイピカソでの遠出もなく、はたまた秋のパリサロンを控えたニューカマーの登場もまだまばらにてメディア漁りもせずに、ただ暑い夏をそれなりに過ごしていました。
まとまった夏休みもなく、湘南の花火大会を訪れた以外は、何だかあまり夏らしいことしなかったなぁと。

しかし収穫もありました。
それが今回久々に起動した日記、サマーカタログギフトタイムです。
何だかお中元みたいなタイトルをあえてつけてみましたが、あれを貰って嬉しかったという類のお中元ネタではありません。
(英文的にもおかしいのはお許しを)

それは先日、我が家のトランクルームを整理していたところで見つけた、"クルマのカタログ"たちのこと。
それらのページをめくり始めると、まるで時を忘れてしまうかのようにのめり込んでしまった自分がいます。

そこで今回は3回に分けて、その中から思わず見入ってしまったカタログの一部を、そのクルマへの超個人的な思いを添えて披露してみます。

初回は、日本車編!
まずはこちら、初代トヨタヤリス(ヴィッツ)です。

このクルマが登場した時は"遂に日本車もこんなに素敵なデザインが作れるのか!"と衝撃的でした。
ニースにあるトヨタデザイン拠点ED3が手がけたスタイリング、バランシエンヌでの製造、初代ヤリスはまさにフランス仕込みにて欧州で生き抜く覚悟を感じるクルマです。
カタログは、右から日本版のヴィッツ、英国版ヤリス、フランス版、ポーランド版とあります。
これらはそれぞれ現地で調達したもので、この当時は、旅に出るたびに"ヤリスはどこだ?""トヨタディーラーはどこだ?"とチェックしたものでした。

そういえば先日、六本木にあるテレビ朝日の夏祭りに行った時、ヤリスWRCを展示したブースがありました。

このWRCのコンパクトモンスターもカッコイイ!
街中にたくさん見るヴィッツには目線がいかないけど、ヤリスであれば触手が動くのは、完全に欧州車偏重主義なんでしょうね…。

次も大好きだったコンパクトカーをひとつ。
日産マイクラC+Cです。

ヴィッツがヤリスならマーチはマイクラ、やはりこちらも欧州製の日本メイク、国内でも限定発売されたカブリオレタイプのコンパクトです。
個人的には国内販売マーチ史上いちばん好きなK12型(グローバルでは現行型欧州専用モデルK14型が好き)、しかもマイクラ、しかも英国サンダーランド製、しかもオープンカーという、何拍子も揃った魅力を持ったクルマ、当時は何度も"買っちゃおうか"と悩んだか。
そんな思い出を巡らせながらカタログをめくると、これは今でも欲しいぞ!と改めて所望したくなるクルマでした。

次に見つけたのは同じく日産、スカイラインGT-Rです。

歴代のGT-Rはどれも好きなんですが、このR32型がKPGC10型(ケンメリGT-R)の次に好きという序列をつけている人は私だけではないのではと想像します。
コンパクトなサイズに詰まったハイスペックとは裏腹に意外と地味な外観ながらも、存在感は抜群だった印象があります。
カタログはモデル後半のV-SpecII仕様が掲載されたもの。
このカタログをどうして入手したのか、いまだ思い出せないのですが、きっとDLRで"買えないけど記念にください"とでも言ったんだろうなと、自身の当時を振り返ってみたりもします。

さて、日本メイクの最後は再びトヨタ。
冒頭のヤリスよりさらに遡り、1990年代の欧州カローラのカタログが見つかりました。

このドイツ版のカタログは、当時現地で手に入れたもの。
カローラG6という名のスポーツモデルは、今夏発売されたカローラスポーツの直系ご先祖様と言えるもの。
(欧州トヨタは先日、新型カローラスポーツを"オーリス"の名を廃止して、"カローラ"として発売すると発表しましたね)
このG6は欧州向けのグレードとして、1997年頃にWRCに参戦したマシンのベースとなったモデルです。
当時は四角目ヘッドライトの同型車、カローラFXが国内販売されていましたが、何故だろう、同じクルマでも全く違うものとして見てしまっていたのを覚えています。

ということで、トランクルーム整理から見つけたカタログたちは、思わず見入る夏のステキな時間を与えてくれました。
次回Vol.2は欧州車編を書いてみますね。
2018年06月26日 イイね!

シカクの向こうの魅惑のクルマたち Pt.2 <Letters to Juliet編> 

シカクの向こうの魅惑のクルマたち Pt.2 &lt;Letters to Juliet編&gt;&#160;本や映画、広告などに登場する気になるクルマをピックアップして、あれこれ書いてみようというこのブログシリーズ。
これまで見た本や映画、広告には沢山の気になるクルマたちがいるのに、あまり書く機会がなかったものを気ままに書いてみたいと思います。
"タンタンの冒険"を扱った立ち上げより1年以上経ってしまった今回の第2弾は、映画"Letters to Juliet"(邦題:ジュリエットからの手紙)をピックアップしてみます。

映画は2010年の作品にて、日本では2011年に公開されたもの。
舞台はイタリアのヴェローナ。
そこにはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台となったジュリエットの家があります。
現在では人気の観光スポットとなっているジュリエットの家は、世界各地からやってくる観光客たちが恋の悩みを綴った手紙をその家の壁に貼っていくことで有名。
映画のヒロイン、ソフィー(アマンダ・セイフライド)は婚約者との旅行でヴェローナを訪れ、その家に働く「ジュリエットの秘書」と呼ばれる、壁面に貼られた手紙に日々返事を書くことを仕事にしている女性たちの手伝いをすることになります。
そこでソフィーは50年前に書かれた、クレアというイギリス女性の手紙を見つけ彼女に返事を書くことに。
やがて、手紙を受け取ったクレアは孫のチャーリーと共にヴェローナを訪れ、ソフィーと共に当時叶わなかった恋の相手ロレンツォを探すというストーリーです。
そして、その恋の相手を探すのに使われたクルマがこちら、ランチアデルタです。


このデルタ、とってもおしゃれで好きなクルマです。
デルタといえば、どうしてもラリー界を席巻した初代のデルタHFを思い出してしまうのですが、こちらの3代目は、その体育会系の筋肉質なイメージとは一転した、しなやかでファッショナブルなイメージを強く感じます。


実際に、2010年代のランチアはかなり高級志向にブランドを振っていて、インテリアも含めた上質さを最も体現したのがこのクルマなんだと思います。
盾のようなフロントグリル、伸びやかなワンモーションのスタイリング、ラウンド基調の独特なリアのデザイン、どこから見ても美しいクルマ…この独特のセンス、かなり好きです。

劇中ではイタリアの街並みや葡萄畑のワインディングなどを、主人公たちを乗せて軽快に走り抜けていきます。
その普段使いの様子がまた素敵で、お洒落な服をカジュアルに着こなすような感覚は、クルマとの付き合い方を教えてくれているような気がします。

そしてついでながら、自身がフィアットでイタリアをドライブした時のことを思い出したりもします。

めちゃ飛ばすクルマばかりでエキサイティングだったけど、楽しかったなぁ。

このデルタ、残念ながら未だ体験したことはないのですが、数少ない出会いがもしあれば、自身のカーライフにおいて一度はパートナーにしてみてもいいかも知れません。

シカクの向こうの魅惑のクルマたち、いかがでしたでしょうか。
映画に登場する、主役じゃないけど気になるクルマはまだ他にもあるので、また機会あれば書いてみることとしますね。

*ちなみに、タイトルの”シカク”とは”視覚”のこと。
本やスクリーンのカタチが”シカク(四角)”ってことにもかけてみちゃったりもしています。

*作品の著作権については、著作権法上の「引用」の定義および判例等の解釈に基づき扱っているつもりです。
もちろんもし問題あれば削除します。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

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