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わんどらのブログ一覧

2021年08月22日 イイね!

アウディA3スポーツバックを試してみたら

アウディA3スポーツバックを試してみたら今年上半期の"試してみたら"はなかなか粒揃いのモデル体験ができたなぁと感じています。
最も気に入ったのが、VWゴルフ8。
これまでなかなか乗る機会のなかったゴルフを試してみたら、さすがの世界のベンチマークを感じたというか、乗りやすく、そこそこエキサイティングで、カジュアルだけどマナーがあり、バランスが良い雰囲気を感じるものでした。
であれば、こちらプレミアムな兄弟車はもっと良いのでは?という興味が湧いて、行ってきました本日の試してみたらは、新型アウディA3です。

昨年春のジュネーブショー(中止になったけど)にてデビューしたA3は、ご存知の通りゴルフ8と同じプラットフォームにパワーユニットを積んだまさに兄弟。
(いつだってこの関係はずっと同じなんですよね)
で、今回国内導入したA3はそのうちの1.0LのFF車(30TFSI)と2Lのクワトロ(40TFSI)というラインナップになります。
30とか40とかちょっとわかりにくいグレード名ですが(何を示しているのかわからん)、少なくともFF車の30TFSIのほうはゴルフの1Lモデルと同じということになるのかと思います。
さてそんなA3の外観は、フロント周りが上位車種同様によりワイドなグリルとなってカッコよくまとまっています。
そしてルーフには何故かレールが…。
これは今流行りのクロスオーバー系を意識しているのでしょうか、個人的には"いらない"装備(このA3においては、という意味)だと感じています。
昔マツダファミリア(多分アクセラになる前の最終モデル)に"Sワゴン"とか言うモデルがあったこと記憶します。

本来欧州で販売されていたファミリア(欧州名:マツダ323F)は同モデルを"Cセグハッチバック"として売っていたものを、日本では当時のワゴンブームに乗っかって"これはワゴンです"とルーフレールを装備していた事を思い出します。
A3にそれと同じものを感じてしまった私は、スポーツグレードS3のスッキリとした屋根と見比べては、やはりA3にはコレいらない、と感じたのでした。
(よく調べてみたら、本国では先代にもルーフレールありのモデルがあり、このワゴン風加飾こそが"スポーツバック"たる所以との事がわかったのですが…。)

早速乗り込みます。
アウディらしい先進的な雰囲気は、そのインパネのスッと伸びた造形やデジタルメーター内のインタラクティブディスプレイで十分感じられます。

ただ私はこの個性を光らせるための小技、特にこのD席側のエアコン吹き出し口…はイマイチ好きになれません。
なんか邪魔。(運転に支障あるわけではないけど)
ゴルフと違ってエアコン操作ボタンなどは"あえて触れ心地のある物理スイッチにしたという機能は、例えばご年配の方に対してやブラインドタッチをする人にはなかなか良い細かい心遣いですが、個人的にはゴルフの徹底的にシンプルになったインパネのほうが好みではあります。

ドライブしてみると、低速域からスムーズに走ってくれるのは申し分なく、あ、自然に体得できるねと思わせてくれる推進力を感じます。
但しそれは街中でも速度を30-40km/h程度で走る時の感覚。
それから少しスピードを上げる、あるいは信号待ちから一気に加速する際には、どことなくもっさり感があるのです。
なんだろう、"マイルド"という言葉で表すとポジティブですが、全く感動に至らなかったのです。
ゴルフの加速感やドライバビリティにえらく感動した記憶がまだ鮮明に残っているだけに、これは肩透かしを食らった感じ。
で、よく考えてみたら、私が試乗したゴルフは"R-Line"の1.5LTSIエンジンのもの。
こちらA3の1.0Lとは違うものでした。
ゴルフ試乗の際、セールスから"1Lと1.5のR-Lineどちらをご希望ですか?"と聞かれで、実際にもし自身が選ぶならスポーティ加飾されたほうだなと選択したのですが、セールス的には今回の目玉エンジンはむしろベーシックな1.0Lのほうだったようで…。
そんな事をすっかり忘れてA3にゴルフでの体験と同じ期待をしたら、あ、エンジンか違うんだね…と気づいたのでした。
ということはゴルフの1.0Lモデルも自身にとっては物足りないのかな?…なんて疑問と興味も湧くのですか、A3のほうはS-Lineのスポーティ風醸し出してるくせしてマイルドなんて、やっぱりルーフレールが重いからだ!(←そんな訳ない(笑))
なんてベンチマークをゴルフR-Lineにしてしまっただけに物足りなさを感じつつ、A3はまあまあの印象となってしまったのでした。
(専門家の評価は"ゴルフ8を超えた"なんて言ってる人もいるし、やはりクルマはベーシックモデルの出来栄えが肝心と志向される方は多く、それが玄人目線なのかとは理解しつつも、個人的には物足りないんです、1.0TSI/TFSIエンジンは…)
そして、動力性能差だけでなくコストバリューを踏まえても、やっぱりゴルフのほうがいいじゃんとなったのが私の結論、やはり諸費用込み490万円であれば、ゴルフR-Lineだって、メルセデスAのディーゼルだって余裕で手に入る訳で、走りはそっちのほうか面白いなら、アウディのバッジ代金に高額かける必要ないよね…と、またまたアウディに対するイメージを払拭できずに体験を終えたのです。
私はどうもジャーマン3の中ではコストバリューの最も低いアウディにはなかなか踏み切れない縁があるようです…。
(同じ事がレクサスにも言え…レクサスが欧州で売れないのは、消費者からそのジャーマン3より高い価格帯設定が受け入れられないと言われています)
それでもアウディの持つ高いデザイン性はいつも惹かれているんですけどね。
ミニカーも沢山持ってるし!

で、もしこのA3を購入するなら、今販売中の"ファーストエディション"を購入するのが最も賢くお得なんだそう。
2022年モデル(日本向け)からは、例の半導体影響をガッツリ受けて、電動シートが手動に、ディスプレイもグレードダウン、ガラスルーフ廃止、アルミホイールインチダウン…など、電装系その他の非装備が増えるんだとか。(価格は変わらず)
さらにはインテリジェントキーも後から納品とか言われていて、なかなかその影響度は高いようです。
ということで、やはり新型A3が気になる!って時は、早めの決断がお得だし、お勧めしたいと思います。
(自分には縁ないと言っておきながらですが…)
今回の新型はこんな感じの体験になったけど、A3というプレミアムCハッチはいつだって気になる存在には変わりません。

試乗の帰り、近所のGSでマイピカソを洗車していたら…隣に赤色の先代A3(8V型)の後期型S-Lineが…。
うーむ、カッコいい!

(あれ、欧州向けオフィシャルフォトにはルーフレールが付いてる!笑)
これはオシャレだしスポーティだし、これいいじゃん!と、結局はアウディの魅力に惹かれてしまうのでした。
2021年07月28日 イイね!

テスラモデル3を試してみたら

テスラモデル3を試してみたら兼ねてから触れてみたいと思いつつも、なかなか事前予約のアクションが取れずに、街で見るモデルを見ては、あー、いいなぁと眺めるばかりだったブランド、テスラをようやく試す事ができました。
何と言っても全国に4,5箇所くらいしかショールームがなくて、購買行為の殆どをネットで済ませるという、既存の商習慣を覆したこれからの買い方が斬新すぎて、DLR頼りのカーライフに慣れてしまっている私のような消費者にどう納得の買い物をさせてくれるのか?あるいはアフターサービスなどの安心感はあるのかなど、そのクルマの持つ商品性やポテンシャルだけでなく、これからの時代の自動車販売ビジネス自体を体験してみたいという思いもあり、いよいよ足を踏み入れてみたのです。
(今回は初体験の視点で体験談を書いてみます。既に体験済みの方には認識済みのことあしからずです)
最近は著名な芸能人もYouTubeで購入顛末をアップしたりしているようですが、そんなクルマなんぞすぐに取っ替え引っ替え出来そうな人々でもクリックひとつでクルマを買うのは緊張すると言っています。
さすがに何でもネットでポチッと買うのが慣れていても、クルマのような耐久消費財をポチッと買う勇気がいるのだろうと、やっぱりフツーの市民なら思うんだと想像するんですけどね。
まあ百聞は一見にしかず、自身も疑似体験をしてみようと、先ずはネットで試乗申込をしてみます。
当たり前だけど容易く予約完了すると、メールではクルマの主な操作方法をショートムービー化したチュートリアルが送られてきます。
ふむふむ、割とフツーなようで…まあなんだかんだ言って、ハンドルとブレーキそしてシフトがあるわけで、何も特別なことはないよねと映像をかいつまんで斜め見しておき、いざ当日を迎えます。

さて完全予約制の青山の店舗に入る否や、明るい雰囲気のスタッフの方が迎えてくれます。
そして挨拶と共に開口一番発言されたのが、"私はセールスマンではありません。今日はクルマの良さを感じとっていただき、ぜひ家に帰ってからネットで申し込んでください"とのこと。
お、ここは実店舗であるけど販売の場ではないんだ!
やはり既存のDLRという発想とは違うんだなぁと思うけど、まあメーカーショールームと思えばメルセデスMeだってセールスはしない訳だし、想定の範囲内とも言えます。
そんな事で、その朗らかで感じの良いスタッフ(=Not Sales person)としばらく話していると、あっという間に店前の青山通りには試乗車が。

案内されると、"では30分くらい自由に乗ってきてください"といきなり自由時間が到来します。
試乗って同乗なしに自由に乗れるのは嬉しかったりしますが、今回の場合、セールスやインストラクターが同乗しないのは少し寂しい限り。
何故なら…乗り込んだクルマは操作系がシンプル過ぎて、わからないことが多すぎるから!
他にも、テスラの謎を解き明かすべくいろいろと話を聞いて気分でもあったというのもありますが、自由にどうぞと言われて少し拍子抜けです。
こんな事なら事前にメール配信されたチュートリアルをちゃんと観ておくんだった…。

インパネのセンターにある大型のモニターとハンドルとアクセルとブレーキペダル、それが操作系の全てという超シンプルな室内は、シフトレバーはどこ?(コンパクトメルセデスやマイピカソ同様のコラムシフト)、ハザードスイッチはどこ?(天井)などその在りかがよくわからない部分あれど、慣れてくると要するにメカニカルな操作系以外はこのモニター内で探せば見つかるのだなと徐々に理解できてきます。


このモニターは当然ナビとしての機能も持っているのですが、そのモニターを見ていると、このクルマがいかに通信で監視されているかがわかります。
というのも、クルマの位置情報を俯瞰で見るだけでなく、自車の周囲にどんなクルマがいるか?歩行者は?標識は?などの殆どがリアルタイムに表示されるのです。
しかも、隣にいるクルマは乗用車なのか、あるいはトラックかなどの形状も表現されるなんて、これは大したものだと感じてしまいます。
一方で、そのモニターに目を奪われていると見落としがち?ながら、ステアリングパッドやコンソールに使われているプラスティック樹脂がかなり安っぽい…。
アメリカンな余裕を感じるシートやワイドも高さもある広々室内(特にリア席は素晴らしい)など、他のD/Eセグメントセダンでは実現できていない空間の余裕さは、そのシンプルなデザインのせいもあり際立っています。
それだけに、まるでプラモデルではないかと思えるような一部プラスティック部品の質感はイマイチなんですよね…。

そんなことでアクセルを静かに踏むと、さすがにEVの醸し出す余裕のトルク、そして踏み込むとレスポンス良く反応する加速…これはたまらん、楽しいではないですか!
相対的なスペックは調べていませんが、感覚としてはアウディe-tronで感じた胸のすく感じを得ることができ、それは決して高速でなくとも、ボンネットフードの低さのせいでスピード感があるというか、まるでレーシングカートを運転しているような気分になります。
カートだなんて大袈裟な…と思いますが、意外にもステアリングもレスポンスが良く、クルリと意の通り曲がってくれる感じがまたカート感あって楽しかったりもします。
モーターが駆動輪自体に付いている分パワーロスが少ないのか、19インチホイールに太いタイヤでも重さは感じません。
私の試乗したモデルがデュアルモーターのAWDモデルだったからなのかな…、あるいは後輪駆動のスタンダードモデルはどんな感じなのか、ハンドリング、動力性能ともに気になります。
とにかく、すっかり気に入ってしまったのが、30分間たっぷり乗って感じた印象です。
まあ粗探し的には、前述のプラスティックの質感、ブレーキの踏み心地(遊びがなくむぎゅっと効く感じ…まあ回生ブレーキ&ワンペダル操作で感触の悪さもカバーするとして)、インテリアがシンプルすぎて目移り無く飽きるかも(という、ミニマルを贅沢と出来ない性格?笑)などが挙げられますが、総合的にはドライビングの意外性、それから選択した場合の自己顕示欲も含めて好感触を持っています。
あくまでも試乗での印象ですが、私わんどらが体験したBEVの中では一番欲しいモデルに浮上です。

さて、クルマの特徴、良さはわかりました、で、その他のいろいろ…既存の枠に囚われない販売&アフターサービスという面ですが、やはりこれもドラスティックな割り切り!
まず今日案内していただいた方は、冒頭に書いた通りセールスではないので、"もうお会いする事はないでしょう"とのこと(もちろん再来店時は除く)。
今後もしオンライン購入したら、次に人に会うのは納車時に別のデリバリースタッフが自宅までクルマを届けてくれる時なんだそうな。
それまでの車庫証明含めた書類手続きはオンライン完結にて済んでしまうという。
まあ、一般的なクルマ購入時の平均DLR訪問回数は2回程度というし(年々減少傾向にある)、あまり変わらないと言えばそうなのだが、納車まで、いや納車後もずっと付き合う事になる担当セールスがいないというのがどれだけ違和感あるのか、これまでの耐久消費財購買行動には無かった習慣に割り切れるか(不安にならないか)がポイントとなるのでしょうね。
担当セールスがいないから車検の案内もなく、オーナーは自分で気づかないといけないんだと言う。
おー、それじゃあ、故障したりメンテナンスはどうするの?と聞けば、"iPhoneを思い出してください"と言う。
クルマが通信で繋がっているだけに、"まずは遠隔診断"で済ませてしまうんだそう。
で、軽微なメカニカルトラブルならフライングドクター的なクルーが出張整備しにやってくるし、重症ならサービスセンターに入庫するんだとか。
いやホント合理的だなぁと感心するばかり。
後は前述の通り、その人的サポート含めた対価を"安心"として購入するか、あるいはテスラの超合理的な買い方、乗り方を享受するかのユーザー次第。
殆どの生活者には違和感しかないと思われるけど、実はこれは未来のスタンダードになり得る事が容易に考えられるのです。
日本には特に"専売制度"というクルマ販売の商習慣があり、基本はDLRを通して買うというのが当たり前となってるし、これが章男社長の"550万人の雇用を守る"って大事な事に繋がってるのも事実あるけど、デジタルディスラプションと言われて久しい存在が今や当たり前になっている事も多い中、クルマの買い方にも多様性が生まれることも時間の問題であれば(欧米では既に始まっている訳だし)、このテスラの販売手法は受容されるべきものなんだろうなぁ…と思うわけであります。
(スミマセン、話題がマーケティングのほうに…)

新参者の自動車メーカーのお手並み拝見と斜め読みしている面ないとは言えない中、今回勇気を持って(?)試してみたテスラは、クルマの魅力もさながら、兼ねてから関心のあった販売方法についても着実な未来を感じる、隅においておけない存在だというのがわかりました。
いやいや、恐るべし!
2021年07月21日 イイね!

VWゴルフ8を試してみたら

VWゴルフ8を試してみたら2021年に登場するモデルの中で、最も試してみたかったクルマにようやく触れることができました。
前回のトゥーランの体験時には発表直前にて、こっそりとバックヤードで見せていただいた新型ゴルフ。
間が空いてしまいましたが、DLRを再訪して試乗することができました。

VWとは何十年も前にポロ3を所有して以来なかなか縁のない関係性だった私わんどら。
特にゴルフは途切れ途切れの体験にて、知っているのは持ち込み社用車だったゴルフ2そしてゴルフ4バリアント(何故か以前の職場ではVW車の持込社用車が許可されていたので、営業マンたちは皆ゴルフの中古車を買って持ち込んでいた)、それからTSIエンジン&DSG初搭載のゴルフ5まで。
それ以降は全く体験したことがなかったのです。
しかし、今回はしっかりと体験しておきたいと思ってしまった訳で、それはきっと、自分の中でもグローバルスタンダードの感覚をアジャストしておきたいという気になったことが動機かもしれません。
2012年式とは言え設計は15年前、エンジンもトランスミッションも前世代の仕組みとなりつつあるモデルを所有し日々乗っていると、最近のクルマは触れる度にどれも高性能&高機能だと感心させられてばかりなのですが(笑)、それを世界一のブランドが作ったらどんな感じなんだろう?と言う興味が今回の"試したい"という行動に至ったのかと思います。

そんなことでゴルフ8、試してみたら、欲しくなりました。
試乗コースをドライブしながら、さて帰宅したら家族をどう口説こうかとシミュレーションしていたくらい。
いいじゃないですか、これ。
何かと自分と合わないフィーリングを見つけては、"良いんだけど、でもね…"という点が、少なくとも走りの面では見当たりません。

試してみたのはこちらのR-Lineという1.5Lのe-TSIモデル。
小排気量のほうのモデルとどちらにしますか?と選択肢はあったし、多分ベーシックなほうが本来のポテンシャルを感じさせてくれるのでしょうけど、実際に選ぶ時は見た目重視の個人的趣向となるのかと思うだけに、ここは好きな方を選択します。
グレーのボディカラーがまた程よくスポーティさを醸し出していて良い感じ、最近のドイツ車はこの手のグレーがどのメーカーも用意されていて、ちょっとしたトレンドなのかもしれません。
乗り込むと(マイピカソに慣れすぎていてアタマをぶつけるの巻)、メーターパネルとDAがドライバー向けにコンパクトにまとめられている事に車体のワイドを感じさせない工夫を感じます。

若干"やっぱりコンサバだな"と感じるものはありましが、目線や手の届く範囲など、ドライバーの使い勝手を考えると、こんな感じになるのはあるべき姿なのかもしれません。

早速アクセルを踏んでみます。
何しろVWの体験が少ないこと、ましてや先代モデルなどは街ゆくクルマを遠巻きに見たことしかないので、何かと比較してインプレッションすることができないのですが、第一印象から感じたのは"面白い!"ということ。
正直言ってどのあたりが電動化の特徴で、動力的に機能しているのかはわからなかったのですが(メーター表示は見ずに感覚値として)、加速感といいアクセレーションは自分の意思にほぼ一致した走り方ができる踏み具合を感じます。
それに何しろ良かったのはハンドリング。
スポーツ系のタイヤを履いていながらもめっちゃキビキビと曲がり、意図する方向に切れてゆくのは気持ちいい!
これがベーシックモデルのほうにも感じることができるならそっちはもっとクイックな感じになるのかなぁなど想像してしまいますが、私個人的にはこちらのスポーティ仕様で十分、見た目と走り、動力性能とハンドリングの組合せはこれで楽しいドライブができそうだというのが十分感じられるし、心地よささえ得られる気がします。
今回は高速やワインディングなどは走る機会なく街中を試しただけなのでもちろん両手をあげて最高!となるかはわかりませんが、短い試乗体験ではとても良いものを得たのでした。
(ベタ褒めなのは、前述の通り前世代的機能しか日々体験していない事によること、改めてご了承ください)

細かいスペックに沿った性能機能をいちいち意識して運転することは普段はない訳(最初はいろいろ試して探求するのが楽しいのも事実)で、運転していて気持ちいい感覚かどうかという肌感覚が実はとっても大事なんだという事を踏まえると、今回のゴルフ8は"ナチュラルに楽しい"という感覚を得ることができて、いいクルマだなぁと好意を持ってしまったのです。
あとはパッケージングが我が家の用途にマッチすれば最高、という意味ではこのゴルフ8をベースにした次期トゥーランが待たれるところ。
しかし、海外メディアのニュースを見ると、トゥーランはディスコンとなるとか…。
現時点、その事実はDLRには落ちていないようですが、その真相は如何に…と気になるところです。

このゴルフ8のドライバビリティを生かしたファミリーカーがあるといいのになぁ…と嘆いてみたら、何と後発のヴァリアントが月末に早くも登場するんだとか。

VGJからの社内資料を見ると、確かにラインナップは同じにしてユーティリティ性が高まり使い勝手良さそうなスタイルが目に飛び込みます。
うん、これも選択肢のひとつかもしれない。
しかしそうなると、このゴルフ8ヴァリアントのe-TSIがいいのか、あるいは先日欧州で発表された新型プジョー308SWのPHEVがいいのか、またまた決断が先延ばしになりそうです。
"ヴァリアントも近日中に試乗車を用意しますので、ぜひ確かめてください"とお誘いを受けて、またまたVW体験を重ねてしまいそうな自身がいるのは、それだけVWを"食わず嫌い"していたのかもなと感じさせてくれるものがあり、何事も体験は大事と改めて感じたのでした。
それにしてももう一度、今度はできればもう少し長い距離をドライブしてみたいと、すっかりお気に入りとなったゴルフ8、これが欧州Cセグメントの新しいベンチマークかと思うと、その感覚を体に馴染ませたくなるし、こういう基本と個性のバランスの良さこそがゴルフに乗る意義なんだろうなと感じるのでした。
2021年06月24日 イイね!

VWゴルフトゥーランを試してみたら

VWゴルフトゥーランを試してみたら巷では新型ゴルフ8が遂に国内導入されて、この週末にデビューイベントを盛大に実施中のVW。
そのゴルフ8はぜひ試してみたい1台ではあるものの、そのニューモデルがいつ国内リリースかのチェックもせずに、その正式デビューイベントの2週間前のタイミングにて、超久々にVWのDLRを訪れてみました。
何故かって、それは決してゴルフ8の偵察でもなんでもなく、そういやT-ROCってどんなん?と気になっていたから。
繰り返しとはなりますが前回のメルセデスEQA試乗の際にも話した通り、決してSUVがクルマ選びの目線に入ってきたわけではないのですが、ヤリスクロス→ヴェゼル→EQAと体験を重ねていたら、まだ体験した事ないメーカーも試してみたい…なんて気になっちゃって…。
という事で6月初めの週末にDLRを訪れてみました。

店舗内にはT-CrossとT-ROCの2台が並んで展示されています。
両者とも街中で見かけることもあるけど今までしっかりと見たことがなかった2つのモデルは、こうして並んでいるとそう大きさが違うような気がしません。
実際は勿論T-Crossのほうが小さいのはそのセグメント差から想定はつきますが、実はT-Crossのほうが後席の足元が広かったりと、それぞれ特徴を持っているんだということ。
まあどちらでもイマドキVWを体験するには良い素材なんだと思いますが、ここはやっぱり欧州セールスベスト10モデルであるT-ROCを体験してみましょうかと思いきや、残念ながら試乗車が他店舗に出払ってしまったとのこと。
さらに展示車もバッテリーがあがり電動トランクでさえ開閉できないという失態にて、あーいいです、またの機会にします…という始末。
しかし私にとっては勇気を持って臨んだ久々のVW(笑)、折角だしいろいろ試したいということで試乗リクエストしてみたのが今回のお題、トゥーランなんです。
(前置き長くてすみません…)

さてそんなことで初体験となったトゥーラン試乗。
ゴルフシリーズのいちモデルであるからには今がモデル末期あるいは成熟期かと思われるこちらのMPVは、いつも街中で見かける度に横目で"あ、ライバルだ"と思いながら眺めていただけで、実は何にも知らない今更ながらのフレッシュな出会いなのでした。
(去年秋に体験したルノーカングーみたい)
今や日本で販売されるヒンジドアのMPV車と言えばC4スペースツアラーあるいはBMW2シリーズグランツアラー、そしてこのトゥーランくらいなものかと思うと、なんて貴重な存在なんでしょう!と感じるものがあります。
そんなトゥーランを我がマイピカソと並べてみると、あれれ実はほぼ同じ大きさだったのかと驚きます。

というのも、同じ7シーターであってもトゥーランのほうが小さく感じていたから。
それはボックス型のキャビンを持つ目の錯覚にて、細かいディメンションは不明ながらもスペースの取り方は似たようなものを感じ、違和感なく受け入れられるものを感じました。
ま、ここではお互い"使えない"3列目の事は棚上げにしたいと思いますが、このあたりも年に数回あるかの6人以上乗る際の予備と考えると同じポテンシャルにて、"あると嬉しい"予備機能(我が家的には)と言う位置付けもマイピカソとの違和感ないものがあります。
違い…はセンターコンソールの有無というあたりでしょうか。
実は我が家ではマイピカソのセンターコンソールのない前後席のウォークスルーが同乗者に好評で、それが故にベルランゴの上位車種に見るどかっと据わるコンソールは不評なのです。
(それもネックで代替話も進まずというのもあり…)
そこに照合すると我が家的には、トゥーランはマイピカソにマイナス1ポイントという感じになりますが、イマドキにセンターコンソールがないクルマを選ぶのはなかなか車種グレードも限られてくる訳で、そこをクルマ選びの主題にはしたくないなぁ…というのが夫の言い分なわけでして…。
生活感ある話題でスミマセン(笑)
ただこういう観点こそが生活者視点なのかもしれませんね。

さて今回はTDIエンジンのモデルをチョイス。
いやVWのディーゼルって試してみたかったんです。
最近は何もディーゼルでなくとも押し出し感あるトルクを体験できるモデルが増えてきていますが、トゥーランに乗って感じたのは、"あれ思ったよりグイグイ来ないぞ?"というもの。
勿論マイピカソの古きエンジンよりは遥かにスムーズな推進力を感じてとても自然な滑り出しを得られる(トランスミッションの感覚も相まって)のですが、"思ったほど"トルクで引っ張る感じがしません。
セールス氏曰く、"実はガソリン車のほうが加速感などは得られるんです"と、キビキビ走るならガソリン車であると教えていただきました。
そうなるとそっちを試したいんだけどな(また今度)。
そして久々に体験したトランスミッションDSGはいいですねぇ。
まあマイピカソの前時代的なEGSに比べるとイマドキの2ペダルミッションは何でも素晴らしいと感じてしまうのですが(笑)、DSGは最近よくある8速ATと何ら変わらないシームレス感があり、このファミリーカーにマッチしているような気がします。
たぶん、スポーティに走らせようとしたらそれも応えてくれるんでしょうね。
だってゴルフRやクプラレオンなどのニュルブルクリンクチャレンジャーたちも7速DSG搭載車なんですもん、トゥーランだってその気になればやれるはず!

そんなことで私個人的な趣向としては、見た目重視でスポーティ加飾の"Rライン"が良いぞ!なんて所有イメージを想像したりします。

こちらはガソリン車のみの設定とのことですが、前述の"加速感などはガソリン車"という走りの期待値を込めても、もしやディーゼルでなくともいいかもと考えたりして。
結論として私わんどら的には、この今更ながらの初体験(むしろアンチ的な食わず嫌い)にてトゥーランの魅力、そしてVWの魅力を感じさせてもらうことができて、むしろ代替候補にさえなってきてしまったのでした。
そして是非新型ゴルフも試してみたい…と。
それが次期ゴルフトゥーランへのイメトレにもつながるかもしれないし、ハイブリッドなVWも試してみたいし。

残念ながら今回のDLR訪問時は新型発表の2週間前にて、ヤードにて待機する現車を触れる事NGで見るばかりでしたが、見ただけでも"試したい"意欲はそそられる雰囲気がありますね、さすがグローバルスタンダード!

体験を終えDLRを出る頃、そういえばと思い出したのは、あれ今日の興味感心の対象はT-ROCじゃなかったっけ?と、コンパクトSUV一気乗りが当初目的だった事を思い出しました。
いつの間にかトゥーランやゴルフ8の方向に魅了されているなんて、やはり私のクルマ選び志向はそっちじゃないんだなと自覚したのでした。
2021年06月19日 イイね!

メルセデスEQAを試してみたら

メルセデスEQAを試してみたら冒頭から妙な切り口でお話させていただくと、ホントはSUVはクルマ選びの対象じゃないんです。
しかし今年に入ってから体験したモデルはフィット(2回目)、ヤリスとコンパクトカーを経つつも、その後はヤリスクロス、ヴェゼルと対象がSUVに変わりつつあります。
(フルサイズのプラドさえ試してみたりして…)
それぞれの試乗記は各ブログを読んでいただけますと嬉しい限りですが、いつの間にか自身の中のどこかで、ヤリスクロス、ヴェゼルと試したなら、コンパクトSUVをもっと試してやろうという気になっています。
こういう連鎖ってありますよね。
そんな事で今回は趣向を変えて、メルセデスから発売されたニューカマー、EQAを試してみました。

既に先行してEQCを発売し、日本でもEV展開を本格化させているメルセデス。
勿論以前より気になっていた商品群でありつつも、なかなか試してみる機会が得られずにいました。
メルセデスのEVってどんな感じなんだろうと興味を持ったのは、昨年秋にアウディe-tronに試乗した際に同乗セールス氏が伝えてくれた"メルセデスのEVはアウディとは違う特徴がありますよ"という言葉によるもの。
果たしてそれは一体?という知りたい試したい想いを持ちながら迎えた自分サイズのEQAのリリースにて、今回に至ったのであります。

早速現車を前にすると、基本はICE車GLAと同じボディというスタイリングに新鮮味はあまりありません。
但しこの丸くまとめられたデザインは実は自分好み。
しかもEQシリーズならではのスムージングされたフロントグリルがまたさりげなく未来感あり良い感じです。
やはりさすがメルセデス、小さくともどっしりとした質感ある雰囲気をもたらすのは、なんだか安心感ありますね。
ヴェゼルを体験した時もその上質感には驚き好感持ちましたが、それは"意外性"がもたらす驚きでありました。
このEQAには"メルセデスなんだから"というイメージも伴いそんな驚きはないけれども、やっぱりひとつひとつの素材や造形に丁寧さを感じたりします。
乗り込んでみると、基本的にはAクラス系コンパクトメルセデス同様の雰囲気で構成されているインパネ周りにフレッシュさは感じません。

むしろ個人的にはこの並んだ丸いエアコン吹き出し口がしつこいと感じてしまいます。
MBUXのモニターパネルも見慣れたし、何だかEVっぽさはないなぁなんて。
まあ今更"EVっぽい"なんて特別感を求める時代じゃなく、パワートレーンとしてのひとつの選択肢として当たり前の時代がきているんだなぁとつくづく感じさせてもらったのが、このEQAの印象となっています。
(昨年プジョーe208を体験した時も、そんな出来栄えを感じた事を思い出しました)
それを明らかに感じたのが、走り出してからの印象。
握りのフィットするハンドルを左右に切ると、回答性の良いステアリング感覚が得られて、特別でないけどスムーズに、すぐに自分の運転感覚とシンクロできる気がして良い感じの街乗り感が得られます。
そして、4段階に調整可能な回生ブレーキの効き目を自分好みにアジャストすると、あれれいつもこのクルマを乗りこなしているような感覚になります。
むしろしっかりと根を張った感覚のあるバタつきのないサスペンションフィールを相まって、マイピカソよりも乗りやすい!
とってもバランスが良いと感じると共に、これが電気で走っているということを忘れてしまいます。
まあ、青山赤坂界隈をチョイ乗りしただけでは大したインプレッションにはならないのですが、このまま郊外へとドライブに持ち出したい気持ちになりました。

私自身、かつては先代Aクラスを数千キロ乗り回す経験があり、あの時の好感触が忘れられずにどこかコンパクトメルセデス信者になっていることもあるため、今回のEQA体験もだいぶ贔屓目に見てしまっている面があるのかもしれません。
しかしそんな贔屓を差し引いても、このコンパクトEVには"もう電気自動車は特別ではない"という素晴らしく自然にドライブできる感覚を得ることができました。
良いクルマです。

メルセデスEQシリーズは今後続々と国内導入が予定されているとの事。
今春の上海モーターショーで披露された大型サルーンEQSはもう既に国内でテストが始まっているとも言われていて、次のリリースを待つ状態なんだそう。
そうなると私わんどら的に気になるのがこちらのEQT。

新型ルノーカングーベースのフルゴネットワゴンへの期待値は高く、このクルマの登場まではマイピカソのも継続維持しようかなどと、今秋待ち受ける車検への影響を考慮してしまう程ですが、現状は導入未定にて、むしろ日本は未導入となる可能性も高いとの情報もあります。
(ターゲットユーザーの被る既販のVクラスを推すとか、ルノーとの契約とか…?)
EQTのEVユニットはルノーのZ.Eシリーズのものを使っているとか言われているし、今回体験したEQAのものとは違うのかと思うけど、しっとりとしたハンドリングと赤坂見附の坂道とグイッと前進するスムーズな加速を感じながら、そんな期待のラインナップを想像していたのでした。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

愛車一覧

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