
ヨーロッパの気になるクルマを1/43スケールで集めた「小さなガレージ」。
自分の好きなクルマを思う存分ガレージに収めることかできたらいいのに!なんてフツーのサラリーマンにはなかなかできないこと。
しかしミニカーであればそれも叶う!と、集め始めて数十年、1/43の精密なディテールを持つミニカーは着々とガレージ(実際はダンボール…笑)に収まっております。
本来ならそんな1/43ミニカーをガレージ入庫ごとに、そのクルマとのエピソードと共に書き綴っていこうというブログシリーズだったのですが、実際には時々入手したモデルをなかなか紹介できないのが現状です。
(ちなみに最近は新型ルノークリオがガレージに収まりました!)
さて、本来書きたいブログはそんな感じですが、最近"見つければ買い"を楽しんでいるのが、1/43の大人用ではない、タイトルにあるマジョレットミニカーです。
約1年半前に書いた前回のブログから集め始めて、いまは15,6台はあるのかと思います。
マジョレット、その存在は昔から知っていたのですが、以前は単なる食玩として自身が触れるものではないと思い込んでいて、特に注目せずに過ごしていました。
それに、この手のミニカーに手を出したらキリがなくなるぞ…と自制していた面もあります。
ただ、子供が様々なおもちゃに興味を抱くようになり、僕としてはウサギのぬいぐるみもデュプロブロックもいいけど、やっぱり私の子供はクルマに触れさせないと!と、勝手に"車育"と称してミニカーを与えてみたのでした。
しかし、子供用ミニカーの定番といえば当然トミカですが、私わんどらにとって魅力的な車種がない!
ということで、コレクターズアイテムではなく、"玩具"として集め始めたのがマジョレットというわけです(だから買ってきたらすぐにブリスターパックから取り出して子供に与え、パックは捨てちゃいます)。
1年半前にその集め始めについて書いたブログを読むと、初めての購入車種はルノークリオ、トゥインゴ、BMW1シリーズといったところ。
当時は近所にマジョレットを取り扱うスーパーマーケットがなかったのですが、あの時から変わったのは、近所に中規模スーパーが2件オープンして、そのどちらもがマジョレットを取り扱っているという、嬉しさと共に散財の要因ができたこと。
おかげで徐々にラインナップは増え始め、メルセデスAクラス、ゴルフGTI、ポルシェ718、アルファジュリエッタ、オペルアダム、プジョー308、508、フィアット500、ルノーメガーヌ、トラフィック、シビックタイプRなどなど、自身の好きなクルマに限ってとはなりますが、トミカにはない欧州車中心に賑やかになってきました。
そんな集めてみると、なんだかマジョレットの不思議が見えてきました。
それを4つピックアップしてみると…。
1.シトロエン車が少ない?
単に1年半のチェックしかしていないので歴代のモデルはわかりませんが、今まで出会ったのはこちらのカクタスとDS4のみ。
地元フランスの商品企画であればもうちょいあってもよいかと思いつつ…。
2.出来の良さに随分と違いが…
これは商品企画の問題か、モデル化の時期の問題か、立体化がとてもよいもの、ディテールアップされたもの、あるいはその逆にひじょうにルーズな造形のものなど品質がテキトーです。
おー、これは出来が良いと感心するのがプジョー3008や日産GT-Rなど。

GT-Rはトミカからも出ていますが、マジョレットのほうがミラーがあるし、塗り分けも細かくてはるかに良い感じ。
逆にルノークリオやメルセデスAクラスなどはもうちょい頑張ろうよ…と、GT-Rと同じ値段の商品にするには手抜きすぎ。
この曖昧さがフランス品質?
3.店舗在庫?の不思議
まあこれは流通上の問題ですが、カバヤのホームページにラインナップ紹介されているシリーズが店頭にあるとは限られず、店舗在庫は新旧様々な様子が見受けられます。
ある時期は私にとって興味のないスーパーカー系(ランボルギーニとか)やアメリカンカーばかりが並べられている時もあれば、最近我が家の近所のスーパーでは随分前にラインナップされていたであろうルノーマスターの救急車やカローラアルティスなど、欲しかったなぁと思っていたモデルがマジックテープで留められています。
ブリスターパックを見るとパッケージのグラフィックがぶら下がっているものごとに違うし…これはスーパーの在庫の問題なんだなと思いますが、なんだかテキトーだなぁ…と思うのであります。
(まあ、そうなると掘り出し物探しが楽しくなるのですが!)
4.さて、どうやって遊ぶのか?
我が家の場合、これらのマジョレットはいくら出来が良くて"ぶつけるのが勿体ない"と思っても、前述の通り"子供のおもちゃ(兼車育)"としていますので、開封されたミニカーはストックボックスにガチャガチャに突っ込まれてぶつかり合い、クルマによっては弱い塗装が剥げたりしています。
(あー勿体ないと思いつつ…)
子供(女の子だけど)は時折それらを架空のテーブル駐車場に色別に並べて遊んでいますが、並べる時に"これは?"→"クリオ"、"じゃあこれは?"→"メルセデス"などとクルマの名前を伝えたりして、車育に勤しんでいます(笑)。
ただやはり子供だし、例えばトミカのようなタワーパーキング(高い位置に電池仕掛けのエレベーターで上昇させ、スロープをぐるぐる降りてくる)ようなおもちゃで遊びたい様子。
でもきっと、トミカよりも僅かにサイズの大きな(しかもドアミラーがある)マジョレットは、トミカの出すこうしたジオラマ系商品にうまくマッチしてくれるのかが疑問です。
本来はトミカのタワーパーキングなどがギミックも多く遊びやすそうなのですが、それらを買っても、結局クルマが滑らなくて遊べなければ話になりません。
そこで見つけたのがこんな商品。

どうやらフランスのミニカーメーカー、ノレブ社の商品のようですが、こちらは3インチミニカー用とあります。
3インチというのはオフィシャルなスケール呼称ですが、3インチミニカー用ということはこちらもマジョレットより小さいという(3インチにそもそも観賞用以外の商品があるのか?)、やはり疑問があります。
果たしてフランスの子供たちはこのマジョレットミニカーをどのようにして遊んでいるのでしょうか…。
というように、実用主体のコレクションは少しずつ増えて、小さな手で床を高速走行したり、クラッシュしたり、ガレージに収められたりしています。
集めるのは親が楽しみ、遊ぶのは子が楽しむ、マジョレットはなかなか素晴らしい商品なんだと思います!