
日産を取り巻く昨今の騒がしい状況は、ex-Bossの失脚から、FCAとルノーの提携を踏まえたグループ再編話と物別れなど、混沌とした話題が尽きませんね。
そんな中でありながら、肝心の商品展開などの私たちに響く話題はなかなかないのか寂しい限り。
軽自動車デイズの見た目の仕上げは日産らしくて素敵ですが、登録車のラインナップは相変わらずノートとセレナePowerが牽引するばかり。
そんな日産ですが、久々に気になる”やっちゃえ日産”を書いてみたいと思います。
欧州車贔屓の私わんどらですが、実は日産推しであることは以前よりたびたび書いている通り。
スポーツカーとストリート加速比較しちゃうリーフのCMをピックアップしたパート1、日産の新アイデンティティであるVモーショングリルに惹かれてる話のパート2、そして銀座のランドマークとなるショールーム、NISSAN CROSSINGの事を書いたパート3(2016年)から約3年ぶりのトピック。
過去は"やっちゃえ"でしたが、今は矢沢さんも"やるじゃん"に変わったので、タイトルも変更です。
そんな今回は、冒頭に書いた"国内販売は相変わらずノートとセレナ頼り"という状況にかこつけて、"わんどら式 日産の理想のラインナップ"を書いてみたいと思います。
メディアでは国内軽視と言われている日産ですが、グローバル調達を踏まえてラインナップすれば、結構充実の選択肢になる気がしています。
それではいってみましょう!
(日産ファン、販売店のかた必見です?!)
まずは乗用車から。
小さい順にAセグシティカークラスは、最近登場した軽自動車デイズに一任です。
三菱アライアンスの元でのOEMながら、性能もデザインもちゃんと日産していて好感持てます。
次にBセグコンパクト。
こちらはまずは首位打者のノートは外せません。

欧州ではディスコンとなってしまいましたが、我々国内ではもちろんe-Powerをしっかりとラインナップに据えて、マーケットリーダーをもうしばらくは頑張ってもらいましょう。
*写真はUS仕様のヴァーサノートです。
次なるモデルはハッチバックモデル、欧州マイクラを投入します。

全幅のせいで国内では3ナンバーというのがネックですが、アクア&フィットに競る事が出来るポテンシャルはマイクラの他にありません。
ここは敢えてノートより少し上のポジションとしていきましょう。
次にCセグ。
こちらは筆頭にもちろんリーフを据えます。

あれこれ言うまでもなくブランドの新たな価値観の象徴ですからね。
でも実売においてガソリン車を加えるならこちら、中国ティーダをラインナップしましょう。

欧州ではパルサーとして、アジアなど一般地ではアルメーラとしてなど名を変えてラインナップされている標準的なCセグハッチ、まあ、前述のマイクラがあればこちらは不要かも知れませんが、コンパクトハッチ好きの私の独断で導入です。
Cセグクラスはセダン系も入れておきましょう。
こちら再び中国から、最近発表されたばかりの新型シルフィです。

これはカッコイイ!
カローラに対抗できるのはこれしかありません!
さらに属するクラスはよくわからないながら、日本ではこちらは外せないですね。

セレナ、ミニバン→MPVモデルとしてのベストセラーをもちろん続投です。
さてDセグおよびミドルクラスはこちらのUSアルティマを入れましょう。

アメリカでもカムリと競合するモデルは日本国内でも輝きを放てる存在感があります。
次はラインを変えてSUV系。
今やこのSUV/クロスオーバー系に商品力がないとマーケットに応えられません。
まず小さいところから、クロスオーバー系はジュークに頑張ってもらいます。

今やミニ、フィアット、そしてシトロエンC3エアクロスなど、欧州では定番クラスになっているカジュアルSUVは市場性抜群なはず。
真実は知りませんが、まもなくモデルチェンジを控えているとのことで商品力はグンと上がるはず。
なので、その次期モデルに期待のポジショニングです。
次にコンパクトは欧州キャシュカイを導入します。

過去はデュアリスとしてラインナップされていつつも、日本国内ではエクストレイルと統合されてしまいましたが、わんどら的には敢えてエクストレイルを引き下げて、こちらのキャシュカイを投入したいのです。
コンパクトでスポーティな走りが楽しめて、SUVのユーティリティもある。
なんといっても欧州27か国の販売ランキング5位という、あのVWゴルフやルノークリオと肩を並べる存在を日本が放っておけるのでしょうか。
きっとC-HRやヴェゼル、あるいはRAV4だって過去のものとする力があるはずです。
そしてSUVはさらにキャシュカイの上のクラスを用意します。
USムラーノです。

アメリカだけでなく、欧州や中国にも導入されているこのモデルを再導入です。
以前の国内販売モデルも素敵でしたが、海外ではモデルチェンジがなされて更にかっこよくなっていたのですね、これはRAV4やCR-Vの牙城を崩せるデザインパワーがありそうな予感です。
そしてこちら、スポーツカーはこちらに決まり。

揺るぎない存在、GTRです。
こちらは説明不要ですね。
ちなみに日産蘊蓄をひとつ。
日産のクルマのメインカラーってオレンジが多いことにお気づきでしょうか?
これは何故か。
実はこの写真にあるように、GTRが身にまとうカラーだからなんです。
過去のある時期に、このオレンジのGTRが登場するブランド広告展開を行ったところ、その影響により同じオレンジ色を身に纏ったその他モデルがたくさん売れたんだそうな。
これは心理的に、CMイメージの浸透した消費者に"自分はGTRと同じ色のクルマに乗っている"という満足感が芽生えたことによるものと調査分析されているとのこと。
さて、最後は商用車をまとめてラインナップしておきましょう。
わんどら的には、基本はLCVに強い欧州ラインナップを踏襲し、法人の用途に応えます。
NV200

こちらは電気自動車バージョン推しでいきましょう。
NV250

ルノーアライアンスの賜物。
フルゴネットタイプはシエンタ的な位置付けにもなるので、カングー同様に乗用車版も展開したいところです。
NV300

こちらもアライアンスの産物。
キャブオーバーのNV350キャラバンの代替あるいは併売でもいいかもです。
以上、いかがでしたでしょうか。
細かくはピックアップトラックやら上級ミニバン、スカイラインなどのインフィニティブランドなど省略していることもありますが、こうしてわんどら好みの日産ラインナップをグローバル調達(笑)してみると、魅力的な車種構成になるではないですか。
これで日産販売店もノート頼りにしなくても大丈夫です(根拠ないけど…)。
いや、それにしても世界には素敵なクルマがたくさんありますよね…。