• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

わんどらのブログ一覧

2019年06月30日 イイね!

実はLCVが好き pt.15 商用バン電動化編

実はLCVが好き pt.15 商用バン電動化編マニアックなネタながらも地味に続けているブログ、”LCV(Light Commercial Vehicle=いわゆる小型商用車)が好き”シリーズ。
不定期ながらも地味に続けてきた”気になる商用車ネタ”の15回目は、ここにも電動化の波がということで、最近の電動商用バンについて書いてみたいと思います。

もし電動化の最大のミッションが"環境負荷ゼロ"ならば、商用車こそ電動化すべきターゲットであることは、いつしかテスラが電動化された大型トレーラートラックを発表した際のブログに書いた記憶があります。
まあ、私が提唱するまでもなく、物流を支えるモビリティの電動化による環境への影響度が乗用車よりも効果的なのは明白な事で、いくら鉄道シフトだとかドローンだとか言っても、結局はラストワンマイルは自動車に頼らざる得ない部分はかなりを占めているはずです。
そのラストワンマイルに貢献できるのがまさにLCVにて、テスラの電動トレーラーも魅力的だけど、やっぱり小径を走り回るクルマこそ環境負荷や経済性に寄与しないとね。
そんなことでニュースを漁ってみると、昨今の乗用車系の新型電気自動車ラッシュの横で、電動商用車のニューモデルは沢山リリースされている様子。
今回はそんなニューモデルを中心に書いてみます。

まず、タイトル写真にあるのはロンドンタクシー…ではありません。
ロンドンタクシーの顔を持つ商用車なんです。

英国にあるタクシー車両を製造するLEVC社は、電気自動車仕様のタクシーTXをベースにした商用バンを来年2020年に発売するんだそう。
顔はタクシー、お客は荷物、なかなかユニークな取り組みだし、ぜひ日本にも導入して欲しいですね。

次は先駆者日産e-NV200のキッチンカーです。

しかもアイスクリームパーラーの仕様は、これからの季節にびったり。
こちらはスコットランドで人気のアイスクリームショップ"Mackies"とのコラボによるもの。
蓄電したエネルギーで冷蔵庫をキンキンに冷やし、美味しいアイスクリームをお届け!理にかなった用途ですね。

ところで私わんどら、今欧州で最も売れているEV商用車は何だろうと気になり調べてみました。
すると、2018年の1位はなんとルノーカングーZ.E.とのこと。(ZEはゼロエミッションのこと、日産が掲げるメッセージと共通です)
2位はストリートスクーター、3位はe-NV200、4位プジョーeパルトネール、5位シトロエンeベルランゴとなるようです。
で、2位の"ストリートスクーター"って何だ?と調べてみると…、今ドイツを中心に最も導入が進んでいる新興商用車ブランドとのこと。

郵便会社ドイツポストDHLの正式配達車両となり、もう1万台を超える車両がドイツのあちこちで郵便配達しているとか。
そしてなんと来年2020年には日本にも導入開始となるようで、日本法人も設立して着々と準備を進めているようです。
そのうちどこかの輸送会社ど電撃的な導入リリースなどあるかもしれませんね。

さて、そんな日本ではあまり知られていない商用車メーカーが多い欧州LCV市場ですが、英国からはこんな老舗メイクも電動商用バンをリリースしました。
LDV社のEV80とEV30です。


LDV社(Leyland DAF Vans)はその名の通り古くはブリティッシュレイランド社の流れを汲む商用車専門メイクで、ローバーグループから離れた後はM&Aを繰り返し、今は中国の上海汽車(SAIC)を親会社に持つ企業です。
英国と一部の欧州、そして旧大英帝国各国にて主に販売展開されています。
英国を訪れると、意外とこのバッヂをつけた商用バンを多くみることがてきます。
そんなLDVも、既存モデルの電気自動車化か進んでいます。

最後はラージサイズバンのニューモデル、シトロエンeリレーです。

車両自体は既販車種ではありますが、年末にはいよいよ電気自動車版も販売されることとなったようで、先行するこのクラスのライバルである
メルセデスeスプリンター

VW e-クラフター

のマーケットに、PSA兄弟車(プジョーボクサー&オペルヴィヴァーロ)がチャレンジしていきます。
このラージサイズのバンはホント大きいんですよね。
日本でこのサイズのLCVは馴染みがありませんが、実はマイクロバス的な用途もある、用途の広いモデルレンジでもあります。
(日本ではキャンピングカーのベース車種にてお見かけする機会が多いですよね。)

いかがでしたでしょうか。
今回こうしてまとめてみると、カングーやNV200のスモールLCVからラージクラスまで、電動化は思ったよりも進んでいたんだということがわかります。
(いや、私が知らなかっただけ?)
EVという言葉だけが先行し、なかなかインフラ含めて社会全体には広がりを感じない私たちの住む国でも、こうしたLCVたちが物流の中心を担う時は来るのでしょうか。
e-NV200だけでなく、ハイエースやクイックデリバリー、N-VANなどのメジャープレーヤーが電動化されて、大手宅配運送会社の配送センターや郵便局には充電器並べて…(そして一般の人も使えて)なんて時が来たら、クルマ選びの基準がもっと変わるのかもしれませんね。
Posted at 2019/06/30 16:16:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 実はLCVが好き

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2019/6 >>

      1
2 3456 78
91011 1213 1415
161718192021 22
2324 2526272829
30      

リンク・クリップ

わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

愛車一覧

シトロエン C4 ピカソ シトロエン C4 ピカソ
Bienvenue dans le monde du Visiospace! フランスの ...
オースチン MINI オースチン MINI
Austin Rover Mini Mayfair Austin Mini 1000 僕 ...
シトロエン ZX シトロエン ZX
1994年式 ZX Super 1.9iです。 フランス本国ではVolcaneというグレ ...
BMW 3シリーズ ハッチバック BMW 3シリーズ ハッチバック
1996年式 E36 318ti Compact 1999年式 E36 318ti M- ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation