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2020年03月19日 イイね!

さあレースシーズンが始まるよ!2020 (そうは言っても暫くお預け)

さあレースシーズンが始まるよ!2020 (そうは言っても暫くお預け)春到来にてモータースポーツシーズン開幕!なんて、昨年に続き今年もブログを書いてみようと思っていました。
…が、ご存知の通りの世界情勢が、モータースポーツどころかその他の多くのスポーツに影響を与え、中止だ、延期だ、無観客だのの判断を下しています。
さらには東京オリンピックもやるだ延期だと憶測や要人コメントが交錯し、開催するしないよりも、何が正しいのかよくわかりません。
早期鎮静化のために、人々の安全のために下された判断に何か異論を唱えたりするつもりは毛頭ありませんが、モータースポーツのみならず、好きな欧州サッカーなどのニュースがないのは少し寂しい気がします。
今年のF1でホンダはどんな進化をみせるのか?
カレンダーから日本開催が無くなったWTCRをリードするメイクは?
そして久々日本にやってくるWRCが楽しみ!
など、シーズン到来&チャンピオンシップを楽しみにしていますが、お楽しみはもうしばらくお預けのようです。
そう、今シーズンが既に始まっているWRCはトヨタが好調なのが何よりで、できれば秋の日本ラウンドは実際に見てみたいなぁ…なんて思ってしまいます。
密かにその手の仕事が舞い込んでこないかな、なんて虫のいいこと企んだりしますが、そういう訳にはいかなそうだし、ラリー観戦なんて未経験なだけに、その要領もイマイチわかりません。
そこは秋に向けて情報収集するとして…。

そうそうWRCと言えば、今年は残念ながらシトロエンが撤退してしまったのですよね(今更の話題でスミマセン)。
確かに近年はC3の戦闘力がなかったし、PSA的には別のカテゴリーでEVなどのイメージを高めたいというマーケティング戦略もあってのことなんだと思いますが、日本開催の年に撤退なんて、タイミングが悪い感じもします。
まあ、下位クラスのWRC2カテゴリー含めると、シトロエン、シュコダ、VW、プジョー、もちろんフォード、ヒュンダイ…などの車両を用いたチームの参戦はあるのでしょうから、レーシングカーの勇姿を見るなら申し分ないのかもしれませんね。

さてそんな、ラリーイメージのあるシトロエンですが、なかなかレアなサーキットでの活動があったことを今日はひっぱり出してみたいと思います。

WTCC(World Touring Car Championship)にCエリゼという新興国向けセダンで参戦していたこと、もうすっかり忘れていました。
WTCCは現在のWTCRの前身となるツーリングカーレースにて、そのフツーのクルマの形や機関をなるべく残したレーシングカーで戦うという、前身を含め過去は60年代から続く伝統的なカテゴリーです。
超スプリントな周回数、ウェイトハンデ、リバースグリッドなどの工夫でレースは白熱したサイドバイサイドの展開を見せるので飽きる事ないイベントになっているのが特徴のレースで、特に90年代は世界的に人気を得て、スター選手、マシンを生み出したりしました。
しかし何しろイマイチ迫力に欠けているのも事実。
フォーミュラやGTに比べて音は静かだし遅いし…で、日本では爆発的人気とはなっていないのが現状です。

WTCCの興行的にユニークな面は、そういった白熱のレース展開や演出のみならず、F1とはまた違う開催地での実施にもあります。
モータースポーツ文化の根付く欧州や、スポーティなクルマへの憧れが強くマーケティング的に有効な新興国ではツーリングカーレースは人気があることから、WTCCは西欧のみならず、ロシアや中国の大国、東欧諸国、モロッコなどの新興国で開催されているのが特徴。
(今年は日本開催がなく、韓国開催となる)
だからこそ、シトロエンはこのチャンピオンシップに新興国向けのCエリゼというセダンで参戦していたのですね。


さらに興味深いのが、シトロエンワークスの運営元"Citroen World Touring Car Team"は、WRCに参戦するラリーチームからの派生だということ。
なるほどWRCチャンピオンマシンを作るノウハウを持ってすれば、サーキットレースだって制することができるということなんでしょうね。
そして3台体制の中には、ラリーレジェンド、セバスチャンローブを起用していたのです。
ローブは実際に優勝も何度かしていて、速い人は何を駆っても速いということを証明してくれています。
(アロンソとかもそうですよね)
そんなシトロエンチームの戦績は、2014年の初参戦から2016年の撤退まで、3年連続でチャンピオンになるという快挙を成し遂げ、短い歴史の幕を閉じました。
2017年からはWRCに戻り、新型車C3での参戦に集中するということが撤退の理由だったのですが、実はWTCCにはCエリゼのノウハウを武器にプジョーからの参戦をするという計画もあったようです。
しかしそれは実現しませんでしたが、もししていたらCエリゼの兄弟車401での参戦になっていたのかと思うと、それも興味深い事であります。
また当時のシトロエンはアナウンスとして、Cエリゼのマーケティングの成功(参戦目的の達成)を挙げていますので、このWTCCを通じて、市販モデルのある程度の販売成果もあったんでしょうね。
(2016年シーズンには中国人のドライバーも登用して、Cエリゼのメイン市場である地域へのマーケティング活動強化もしています)

現在、WTCCに代わるWTCRは、基本ワークス参戦はなく、メーカーはTCR車両の販売を通じて、プライベートチームへの支援を行うようになっています(実際には各メーカーが準ワークス的なチームを支援していますが)。
しかしシトロエンはあの3年連続でチャンピオンとなった車両のTCRモデル化はせず、サーキットからは跡形もなく消えてしまいました。
(さらにラリーからも消えて…)
まあ、プジョーやDSでの他カテゴリーへの参戦はあるので、PSA的には着実に次のブランディングにシフトしているということなんでしょうけど、やはりツーリングカーレース好きとしては、シトロエンのWTCRカムバックを望んでみたりするのです。

まあツーリングカーは望み薄でも、せめてWRCはねぇ…。

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「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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