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2020年10月07日 イイね!

BMW2シリーズグランクーペを試してみたら

BMW2シリーズグランクーペを試してみたらBMWは私にとっていつまでも親しみを感じさせてくれる存在。
それは元オーナーとして、通算8台のBMWを乗り継いできた親近感や誇りみたいなものがまだ体のどこかに染み付いているのかもしれません。
最近の新たなデザインフィロソフィーにあるあの縦に大きなキドニーグリルはどうもいただけないけれど、クルマが感じさせてくれる愉しさなどはやっぱりイイねと思わせてくれるものがあり、それはこのコンパクトからもしっかりと感じたのです。
そう今回は、BMW2シリーズグランクーペを試してみました。

兼ねてから気になっていたBMWのコンパクトなファミリーカー、2シリーズグランクーペ。
1シリーズだとサイズ的に少し物足りないかな(特に荷室)…と生活での使用イメージを想像しながら、こちらのグランクーペであればきっとジャストサイズなのではと期待を持っての初現車確認です。
スマホで見るWeb広告や、メールマガジン程度でしか前情報を持っていないので、今回まじまじと見るのは初めてのことなのですが、単に1シリーズの後ろ半分をクーペ風にしただけでしょ、と思っていたのとは結構異なり、フロントセクションもグランクーペならではのオリジナリティが溢れたデザインとなっていたのですね。
並べて比べてみると一目瞭然、低いシャープなボンネットの流れや、キドニーグリルの大きさ感はグランクーペをスタイリッシュに魅せるポイントになっています。

そしてリアセクション、期待の荷室の広さや使い勝手ですが、グランクーペはハッチではない!という衝撃の事実(調べりゃすぐにわかることでしょ…でもWebカタログには書いてないし…)にて、この狭い開口部にはちょっとガッカリ…。
イメージは完全に兄貴分の4シリーズグランクーペのような、大きく開くハッチゲートを想像していたので、このセダンスタイルの開口部は1シリーズよりもかえって使い勝手が悪そうです。
ボディサイズの分、奥行きはありそうなんですけどね。
今の自分の荷室への合格基準は、ベビーカー1台と大きなリモア1個が入る(出し入れしやすい)を想定しているので、この開口だと"入るけどボディにぶつけてしまいそう"と想定します。

さらには、後席ドアの開口部も1シリーズより狭い。
これは薄々気付いていた事だけど、リアドアは小さく、トランクルームと合わせて、これはイマイチと感じてしまいました。
いやクーペって言うんだからそれも織り込み済みであるべきなんですけどね、どうやら私には4シリーズグランクーペやプジョー508というDセグ5ドアハッチのイメージが固定化してしまっているようです。
そっか、ハッチじゃないんだね…なんて少し残念な気分にもなりましたが、それでも待ち焦がれたジャストサイズのBMWということで、ドライブさせていただくことに。

試乗モデルは218dというディーゼルモデル。
かつてBMW Japanは"偶数のモデルにはスポーティなイメージを売りにしたいからディーゼルは導入しない"と言っていましたが、あれから時代も変わり、この2シリーズをファミリーカーとして位置付け、実用的なバリューをラインナップに加えたということなんでしょうか。
実は今回DLRを訪れたのは、このディーゼルがお目当てでして…TVCMを観て行動してみたのです。

実際に体験したのは218dのMスポーツ。
もし所有するならばこれというまさにサンプルです。
最近のBMW Japanは特にMスポーツ重視の商品構成と打ち出しを行なっているということで、一時期は複数のグレードがあったものを徐々に廃止し、一応"399万円から"(例)とかいう買いやすさイメージ戦略のための何にも付いてない廉価モデルは残しつつ、実売はMスポーツでという販売戦略になっているんだとか。
そういうのに"やっぱMスポーツがカッコいいよね"などと思う私のような消費者が見事に乗せられてしまうのですが(笑)、見た目中心の装備さえ志向あれば、Mスポーツモデルはなかなかのお買い得なのではないかと思うのです(BMWの純正用品、あるいはアフターマーケットって高価だし…)。
そんな加飾重視で重くなり、曲がりにくいタイヤを履いたカッコ良いMスポディーゼルに乗り込むと、出てくるんです私の中のBMWアドレナリンが。
いや楽しい、そう感覚的に素直に思えるのは、さすがのブランドと、贔屓目とは知りつつ感じてしまうのです。
"静かになりました"と言うけど、以前所有していた320dとあまり変わってないように思われるガラガラとしたディーゼル音は、320dよりも静粛性が高まったような気がする室内ではほぼ気にならなく、純粋に低速からの太いトルクの恩恵をアクセレーションに感じることができます。
最近は電気自動車ばかりに乗っていたし、今時はガソリンエンジンでも低回転域での太いトルクバンドを得ることができるクルマがトレンドだけに、ではディーゼルの良さは何かとイマイチ説明しにくい(時代的にも)のですが、今のマイピカソにて旧世代のパワートレーンに付き合っている(まあ不満はエンジンよりもむしろトランスミッションにありますが…)立場からは、ディーゼル(+8速AT)なんて断然贅沢で魅惑の存在なのです。
そういう意味では、ベルランゴだって贅沢なんですけどね(笑)

さてこのコンパクトなクルマはそのディーゼルのもたらす好みのトルクを武器にフツーの道のコーナリングを気持ちよくクリアしてくれます。
立ち上がりにFFっぽさを感じないと言われたらそれはちょっと違うかなと思うような挙動差あれど、実用域に今やFFだのFRだのはあまり影響なく、BMWのFFモデルは特にその辺をよく考えているんだろうと思えるスムーズさを感じさせてくれます(サーキットでのテストドライブ経験のある知人曰く、クローズドで限界走行するとBMWとは言えやはりアンダーステアは免れずと教えてくれましたが、フツーじゃ影響ないし)。
ということで、つまらない試乗コースを走るだけでなく、山や高速やへ連れ出してみたいと感じる走りの魅力を感じさせてくれる、このあたりはさすがBMWという、クルマの持つポテンシャルと、私が20年来の付き合いから得たBMWとの感性の一致を感じさせてくれるものがありました。

試乗してみて分かったのは、やっぱり私わんどらはBMWが好きと言うこと(笑)
多分、"そこそこ"であってもいいクルマと言わせるように働いているのです、きっと。
おそらくこれが他のブランドであれば、走りはいいけどパッケージが今のライフスタイルに合わないとか言いそうな気もしますが、今回の2シリーズグランクーペはそう言い難い、切り捨てるには勿体ない感性的一致があると感じました(言い換えると、単なる慣れ?)。
まあ結論的には、だったら間もなくモデルチェンジを迎えるだけに現行型がお買い得?という4シリーズグランクーペでいいじゃんという、

いつしか書いた結論にやはり行きついてしまうのですが(F36なら中古車という選択肢もあるし)、クルマ選びの結論は一旦先送りにして、今回の好印象面を大事にしていきたいと思える、良い体験となりました。

そうそう、2シリーズと言えば、あのハッチバックモデルアクティブツアラーが来年にはフルモデルチェンジとなると言います。
次期型はグランツアラーとの2本立てではなく、MPV風ハッチバック1車種に統合されての発売になるとか。
もしかしたらそれが本命?と、まだ見ぬモデルに思いを馳せてしまうのでした。
Posted at 2020/10/07 08:47:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗、テストドライブ | 日記

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