
普段暮らしをしていると、街でふと見かけたクルマが気になって目で追いかけてしまうことがあります。
そんな"その出会いはまさに一期一会⁈"というテーマの元、最近街で見かけた興味深いクルマをピックアップするシリーズ。
第12回目は今年に入ってから街で見かけた魅力的なクルマたち。
私の住む東京は、3月まで第2回目の緊急事態宣言、4月はしばらく蔓延防止の法規下、そしてこのGWは3回目の緊急事態宣言と、なかなか自由な気分になれない自制の中での暮らしとなっています。
ただ、かと言って家の中にじっとしている訳にはいかないのも現実。
仕事も学校も、社会生活は普通に行われている以上は外に出る機会は沢山あるし、遠出できない分、近所を歩いて散策する機会が増え、またそれがちょっとした週末の楽しみになったりもしています。
そんなことで今回は、自宅から徒歩圏内(+α)で見かけた魅惑のクルマたちをピックアップしてみます。
まずはこちら
スマートフォーツー@文京区内
タイトル写真はマイクロカーの代表選手、個人的にはこの先代モデルの方が好き。
このスマートを見る度に、映画"ダヴィンチコード"にてオドレイトトゥ演じるソフィー捜査官が、パリの街中で駆る激しいカースタントを思い出し、かわいくてお洒落でカッコいい!(まさにスマート)と感じてしまうのです。

(劇中車はこちら)
トヨタスポーツ800@文京区内

かわいくてカッコいい!と言えばこちらのヒストリックカーを見つけた時には半ば興奮してしまいました。
当時のトヨタというメーカーは人々にどのような存在だったのかわかりませんが、こんな前衛的で自由で良いクルマを放つことができるなんて、なんて良い時代なんだと感じますね。
メルセデスAMG GT@文京区内

前述のヨタ8に出会った日と同日に同じ区内で出会ったスーパースポーツ。
同じキャノピースタイルのキャビンながらも伸びやかで美しいスタイリングは見ていて息を飲みます。
いや実にカッコいいクルマです。
ケータハムスーパー7@新宿区内

スーパースポーツの中でも一際スパルタンな雰囲気を放っているモデル。
ロータスのオリジナルモデルこそ博物館ものかと思いますが、こちらのケータハムは現役モデルなんだから凄い!
これを機にイマドキのケータハムってどんなんだろとWebをチェックすると、なんと今やケータハムの親会社って日本の企業なんですね(UKに本社あれど)。
しかも、フォードの16Vエンジン搭載モデルだけでなく、エンジンをスズキの660ccにして車体サイズを軽自動車規格としたスモールモデルもあるとかで、これはぜひ乗ってみたい!
街で見た個体は果たしていつの時代のスーパー7なのか不明ながらも、良い音出して飛ばして去っていく姿は都心に異質で存在感ありました。
アルファロメオモントリオール@港区内

とてもレアでクラシックなスーパーカー。
最初見た時はこのクルマが一体何なのかわからなくて一所懸命目で追ってしまったのですが、リアにレタリングされた"ALFA ROMEO"の文字とフロントに小さな盾型グリルにて手掛を掴み、帰宅後に車名を認識しました。
ブロロロ…と低い排気音はまさに60年代ライトウェイトスポーツの小気味良い運動性能を想像させ、美しいスタイリングと相まって特別な赤い光を放っていました。
ポルシェ930ターボ@目黒区内

この一期一会には毎回登場する新旧のポルシェ。
ホント私はポルシェ好きなんだと実感してしまいます。
今回出会った目で追うポルシェは930型、しかも大きな羽根を背負ったターボモデルです。
自身が幼少の頃に記憶するスーパーカーブームの時代の代表選手は、あの頃野球帽を逆さに被って輸入車ショールームの窓越しに食い入る様に夢のクルマを見ていたあの時代を思い出す、ノスタルジックに浸れる一台です。
さて趣を変えて…。
ルノーコレオス@文京区内

このクルマのこと、実はよくわからないけど、フランスの顔を持ちながら実は韓国サムスン生まれという事だけは覚えておりました。
しかもエンジンは日産生まれと、ルノー日産アライアンスてんこ盛りのモデルなんですよね。
見た感じ車格はCセグSUVというところなんでしょうけど、2.5Lの大きなエンジンを積んでいるのも何故?とダウンサイジング前夜の時代の選択なのかと興味津々です。
レアというほどではないけれど、むくっとした丸っこいデザインは見つけると注目してしまいます。
プジョー407ブレーク@文京区内

ここからは気になるワゴン4連発、まずは407ブレークです。
このモデルを見る度に、このオーバーハングと荷物の積めなそうなワゴン部分から察するに如何にデザイン先行だったんだろうなぁと、そのスポーツカーのような飛行機のようなスタイリングに感心させられます。
アウディRS6アバント@新宿区内

アウディを選ぶならこの手のモデルにしたいと個人的にはこの武闘派スタイリングが好み。
どこまでが加飾でどこまでが本物の機能か、その見た目だけではよくわからないけれど、中身は物凄いパワーを持っているモンスターワゴンな訳で、それもまた半端でない分魅力的だと感じるのです。
シトロエンC5ツアラー@新宿区内

"ドイツ車になりたかったフランス車"と、当時はユーモラスな広告展開がされた第2世代モデルですが、れっきとしたフランス車そしてシトロエンらしいモデルなんだと思います。
デザイン的にも褪せずに未だにカッコいい、スタイリッシュなフルサイズワゴンで、これは未だに選択肢にしてもいいのではないかと思えるクルマです。
日産アベニール@豊島区内

名車プリメーラワゴンから袂を分け、打倒レガシィ(?)とばかりに立ち上がったモデル。
日本におけるワゴンブームに相まって当時は結構見たような気がしますが、今や絶滅危惧種の仲間入りなのではと思われます。
個人的にはこのスタイリングは好きなんですけどね。
それも単に日産贔屓だからでしょうか…。
今回のラスト
シトロエンAX @目黒区内

このサイズこそが真のコンパクトカーと感じる、ザ・ベーシックカー。
自身にとっての初シトロエン、ZXとの時代を前後したラインナップ下にあったモデルには親しみを感じていて、このシンプルな直線デザインのスタイリングには未だ魅了されてしまいます。
ホント普段は滅多にお目にかかれないモデルとはなってしまいましたが、山手通りを駆け抜けるAXは軽快な雰囲気を醸し出していました。
ということで、今回の一期一会は終わりです。
また近いうち第13弾にて、街歩きやドライブしながら見つけた気になるクルマを集めて書き綴ってみたいと思います。