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わんどらのブログ一覧

2016年02月27日 イイね!

欧州仕様車という甘い罠

欧州仕様車という甘い罠前回のブログで、今年欧州でリリースされるルノーセニックをピックアップしたように、最近はクルマ選びの志向が広がり、今まで眼中になかったコンパクトMPVもなかなかいいかも、と思うようになりました。
もちろん昨年秋に都心に引越しをしてからのライフスタイルの変化が、クルマへのニーズ変化をもたらせているということもあるのですが、そもそもあったコンパクトカー志向に加えて、ちょっと中身広々もお得じゃんという、コンパクトMPVの持つプラスαの価値が分かってきたような気がします。
そんな事で、最近では視野を広げてクルマウォッチングをしてるのですが、そんな中で気になるのが、ここ数週間盛んにTVCMをしている、VWゴルフトゥーランです。

昨年秋、世界中に衝撃を与えたディーゼル車の問題があって以来、しばらくは息を潜めていた感のあるVW。
問題発覚前の”ゴキゲン、ワーゲン♪”のブランドCM展開などは大好きだったのですが、昨年後半は残念ながらゴキゲンでない状況が続いていましたよね。
しかし、久々に日本の表舞台に現れたVWは、トゥーランという魅力的な商品を引き連れてきました。

この新型トゥーランは、ゴルフ7の派生モデルとして昨年のジュネーブショーで発表された、欧州ではもちろん既販のクルマ。
だから日本国内導入もさほど驚くほどのトピックではないのかもしれません。
しかし、昨年は振り向きもしなかった僕の個人的な志向が広がった事で、このクルマのリリース、そしてCMに自ずと注目してしまっています。
何と言っても、キリッとしたVW顔のデザイン、そして歴代に習ってまとめられた四角いスタイリングは、なかなかまとまっているじゃないですか。
CMで颯爽と走るモデルのディテールを見ると、フロントバンパー下部の大きなエアインテークや、ウエストラインにあるインテークのようなアクセント、それに大径ホイールの出で立ちがポイントとなり、スポーティでカッコいい!

前回ブログでピックアップした新型セニックのラウンドプロポーションとはまた違った魅力があります。
欧州におけるコンパクトMPVは、このトゥーランを始め、セニック、シトロエンC4ピカソ、フォードC-MAX、オペルザフィーラ、BMW2シリーズグランツアラー、マツダ5(プレマシー)、トヨタヴァーソなどなど結構な選択肢がありますが、日本国内での海外モデルに限るとかなり絞り込まれてしまいます。
そんな中で今回のCMで見たトゥーランは、個人的選択肢になり得るクルマなのでは、と感じてしまいます。
あのCMで颯爽と走るクルマならば。

そんな興味から、もっとトゥーランを知りたい思いでVGJのホームページを見てみると、ありました、こんな感じのトゥーランが。
しかし、なんか印象にあったクルマと違う。

よく見ると、あのCMで魅了されたバンパーやウエストラインの加飾も、大径ホイールもありません。
ははん、これはスタンダードモデルなんだな?僕がCMに惹かれたカタチは、きっとスポーティグレードやらオプションなのでは?
と思いWeb内のコンテンツを閲覧してみても、僕の欲しいトゥーランは出てきません。
あらら、これって一体?
あのCMのモデルは売ってない?
そんな疑念を抱き再度YouTubeで例のTVCMを見てみると…ラストの走行シーンの画面右下に小さくテロップで”欧州仕様車”の文字が。

これか…やはり日本では売ってないって事なんだ、残念!

この”欧州仕様車”の注釈ですが、別に初めてのことではなく、輸入車ならよくある表現のひとつかと思います。
海外ブランドはグローバル展開された映像素材を使うことなんてよくあることですから。
しかし、例えば国内仕様にない左ハンドルだったり、それに伴いワイパーの向きが逆だったりの程度はまだわかるのですが、このトゥーランのように、カタチの違うモデルが堂々と画面を駆け抜けて行くなんて!
(このくらいもよくある範囲でしたっけ?)
CMの意図は、家族がゆとりある快適に楽しいドライブを体験できるという事を伝える事で、スタイリングのディテールを伝えるものではないのかもしれません。
しかし、僕のようにスタイリングのに魅了され、このクルマに関心を抱いた消費者にとっては、”欧州仕様車という文字の甘い罠”にハマってしまうのではないでしょうか。
まあ全てはディテールへの関心次第ということなんでしょうけど…。

ちなみに僕が気になっているこの欧州仕様車たるモデルは、R-Lineパッケージというスポーティグレードとのこと。
今年中の日本導入も決まっているようで、VGJ曰く”日本の国産ミニバン志向ユーザーの多くはエアロパーツ好きなことを分析して、日本でこのパッケージは受けること必至”と見ているんだとか。
僕はミニバンユーザーではないけれど、確かに街行くミニバンを見る限りは、その市場分析は正しい気がします。
そして僕自身、”よし、この今はまだ欧州仕様車のR-Lineが日本で出たら、ちょっとDLRに行ってみようかな”などと、そのマーケティングに見事にハマりそうになっているのでした。
Posted at 2016/02/27 11:24:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 気になるクルマ | 日記
2016年02月25日 イイね!

ルノーセニック4が気になる!

ルノーセニック4が気になる!昨日アップしたブログにて、ルノーメガーヌスポーツツアラーをピックアップしたばかりなのですが、ジュネーブショーを前に同じくルノーから、もうひとつ気になるニュースが届きました。
それが今回のトピック、第4世代としてリリースされるルノーセニックです。
以前はMPVの類は特に気にもしなかった私わんどらですが、最近はコンパクトMPVもなかなか良いかも!と思い始めていました。
そんな中でのこのセニックの登場。
前回のブログに書いたように、スクープ写真のシルエットからスタイリッシュな雰囲気を想像し、楽しみにしていたモデルのひとつなので、ピックアップせずにはいられません。

発表されたオフィシャルフォトを見ると、なんて素敵なスタイリングなんでしょう!
新たなデザインフィロソフィーに沿った力強い顔に、丸く弧を描いたルーフライン、そしてクロスオーバーモデルを思わせる大径20インチホイールの出で立ち(量産車に採用?それともショーモデルならでは?)。
このスタイリング、とっても好きです。
パッと見の印象は、まさに初代シトロエンC4ピカソのフォルム。
初代C4ピカソ(特に5人乗りショートモデル)のフォルムが大好きな私にとっては、この新型セニックはツボにはまるスタイリングなんです。

しかもセニックの場合、初代C4ピカソよりさらに有機的なボディラインとなっていて、サイドパネルやウィンドウラインの構成により躍動感溢れる雰囲気を作り上げています。
これはカタマリ感あってカッコいい!
(まあ、既に欧州で発売中のSUVモデル、カジャールに似た雰囲気とも言えますが…)

バリエーションは現行車種同様、ショート版のセニックと、7人乗りのグランセニックの2本立てになるようで、このあたりはフレンチコンパクトMPVのお約束なのか、直接ライバルのC4ピカソ同様の展開が継続されています。
今回のオフィシャルリリースは、あくまでもスタイリングのみ示すティーザー的な発表とのことで、詳細のスペックは発表されていないようですが、基本的なコンポーネントは新型メガーヌを踏襲しているということで、インテリアなどはメガーヌで示した縦型タブレットを中央に配したコンソールレイアウトになるとのことです。
また機能面では、マイルドハイブリッド仕様も登場するなんて情報もありますが、詳しくは定かではありません。

ということで、ニュースからの気になる情報はここまで。
後はジュネーブショー開幕後の専門メディアからの情報で詳しく知りたいと思います。
情報は少ないけど、スタイリング重視のわんどら的には今回のオフィシャルフォトによるシズルはたっぷり得ることができたし、元祖欧州コンパクトMPVであるセニック本来の持ち味であるパッケージングは悪いはずがありません。
後は実際に見て、触れてみたい…!
最近の個人的志向の広がりにて選択肢が広がりつつある僕にとっては、とっても気になるクルマです。
2016年02月24日 イイね!

ルノーメガーヌ4スポーツツアラーが気になる!

ルノーメガーヌ4スポーツツアラーが気になる!春の祭典ジュネーブモーターショーからの話題が日に日に増えつつある今日この頃、徐々にわんどらの琴線に触れるクルマのニュースが増えてきました。
今回はそんな中のひとつ、新型ルノーメガーヌのワゴンモデルをピックアップします。

第4世代のメガーヌは既に昨年、ハッチバックモデルが先行デビューしていますので、今回のワゴンモデルは基本的にはその派生ということになります。
(ハッチバックモデルについては、過去のブログ”ルノーメガーヌ4が気になる!”を読んでね)
なので、基本はハッチバックモデルと同じように、カジャールやタリスマン以降の新しいルノー顔はそのままですし、センターコンソールに縦型のタブレットを据えたようなインテリアも新世代ルノーモデルの基本形そのままで、フレッシュな雰囲気はイマイチ欠けるかもしれません。

しかしこのワゴンモデル、”スポーツツアラー”というネーミングの通り、どうやら走りを楽しめる方向に味付けされているんだそう。
もちろんフツーのファミリータイプも用意されているようですが、200bhp以上のパワフルなパワートレーンを持つGTグレードもラインナップされているのもその特徴。
4輪操舵システムを装備して、コーナリング時の高速走行と安定性を実現するなどのハンドリングの良さが売りとのことで、荷室(しかも3列シートになってるらしい…)の付いたクルマであることを忘れたかのような、快速ドライブが楽しめるんだろうなと想像できちゃいます。
しかも来年にはルノースポールにてチューニングされた300bhpオーバーのハイパフォーマンスモデルの登場を計画しているとのこと。
ライバルはゴルフRワゴン、セアトレオンSTクプラ、あるいはフォードフォーカスSTワゴンなどとなりますが、特にレオンとのニュルブルクリンク最速対決は楽しみな要素です。
レオンとメガーヌはFFハッチバックモデルにおける最速レコードを互いに塗り替えあってきたライバル関係。
(昨年春、その両者が切磋琢磨した記録をシビックタイプRがあっさり塗り替えてしまいましたが)
そんな中、現時点でのFFワゴン最速記録を持つ王者、レオンSTクプラワゴンにメガーヌが再び勝負を挑むであろうことに、ぜひ注目したいところです。
(ちなみにニュルブルクリンクでの最速記録について、個人的には記録の価値はよくわかりません…。わんどら的には記録よりも、それにチャレンジする取組に興味を持ってしまいます。
*過去のブログ”ニュルブルクリンク8分切りを目指して”を読んでみてくだされ)

このメガーヌスポーツツアラー、欧州での販売は今年秋からを予定しているとのこと。
また、近々欧州ではメガーヌシリーズもうひとつの派生モデル、セニックの登場も控えているようで、そちらも合わせてリリースが楽しみな存在です。
(スクープ写真の段階ではなかなかスタイリッシュなクルマに仕上がってそうな予感)
グローバル車種であるメガーヌはおそらく日本導入されるモデルでしょうから、このスポーツツアラーも、近い将来触れる機会が楽しみな、ちょっと気になるクルマです。
2016年02月21日 イイね!

ヒュンダイアイオニックが気になる!

ヒュンダイアイオニックが気になる!まもなくお楽しみのジュネーブモーターショーが始まります。
いつもこの春のお祭りを楽しみにしている私わんどらですが、今回、現時点で正式発表されている範囲ではあまり触手の動くモデルがありません…。
ジュネーブショー絡みのニュースを見ていると、今年は先行発表されるモデルにSUVが多い気がします。
アウディQ2、アルファロメオステルビオ、セアトアテカ、マセラティレバンテなどの新登場に、プジョー2008やフォードクーガのフェイスリフトなど、ニューモデルはこぞってSUVばかり。
個人的にはもっとコンパクトカーが見たい!なんて思ってしまいますが、新型ルノーメガーヌのワゴンモデルや、新しいシビックなども発表される予定もあるようですし、これからの各メーカーからのリリースが楽しみです。
そんな中、今回はそんなジュネーブショーがワールドプレミアとなる話題のクルマ、ヒュンダイアイオニックをピックアップしてみることにしました。
既に今年に入り韓国国内でデビューし、世界中に話題を振りまいている、ヒュンダイのグローバル戦略車です。

僕のブログ”気になるクルマ”シリーズでヒュンダイをピックアップしたのは初めてのこと。
個人的にこれまで注目していなかった訳では決してなく、これまでもi30、i40などのデザインに実はとても好感を抱いていました。
欧州メーカーからデザイナーを引き抜きブラッシュアップしていったとされる商品展開と、北米での支持、あるいは自動車未成熟市場における巧みな価格戦略なども効果を織り成し、トヨタ、VW、GMなどのトップランナーに次ぐグローバルブランド群として躍り出てきた感があります。
近年では何かと日本車と比較されたりすることも多いですよね。
そんなヒュンダイが放つ新世代の環境対応車としてデビューするこのアイオニックも、世界中のメディアが”プリウスハンター”や”プリウスキラー”とニックネームを打って取り上げています。
昨年末に本家プリウスも第4世代にモデルチェンジしたばかりなので、比較対象として話題的にもタイムリーなんでしょうね。

アイオニック、まずパッと見の印象は、なかなかカッコいいじゃん!ということ。
あくまでも私見ながら、新型プリウスより良い感じに見受けられます。
(以前のブログ”新型プリウスが気になる!”でも書きましたが、僕的には現行型よりもひと世代前のデザインがカタマリ感があって好きなのです)
そのスタイリングはこれまたプリウスと同じ5ドアハッチのパッケージングになっていて、ますます直接対決感が強い雰囲気です。

HEVやEV車種のように燃費や航続距離が商品価値となるクルマは、空力(いわゆるCd値ってやつ?)をかなり意識することが重要と考えると、自ずと同じようなカタチになっちゃうんですかね?(ホンダのHEVモデル”インサイト”も同じカタチだし…)
実際、アイオニックはこのボディラインが環境性能に効果的に影響してるようです。
そんなことで、わんどら的にはスタイリングはアイオニックに軍配をあげちゃいます。

アイオニックの環境対応車としての本気度は、そのラインナップにも現れているようです。
スペックなどは既に専門メディアにて書かれているかと思うので、現車を見ていない僕が詳細云々は語れないのですが、ラインナップがHEV、PHEV、EVと3つのモデルから選べるということ。
今までのヒュンダイ車にハイブリッドモデルがあったのかどうかもわからないけど、いきなりエコフルラインナップで勝負するなんて、チャレンジしています。
新型プリウスがハイブリッドモデルトップクラスの燃費を誇り、リーフもこのジュネーブショーで航続距離を伸ばしたアップデート版を出すことを考えると、やはりトヨタや日産の技術には一日の長があり、それが信頼へと繋がっている事を思うと、このアイオニックがどこまで支持されるのか、今後に注目ですね。
特にEVエンジンは今後2020年までに、ヒュンダイ&キアの22のモデルに搭載してゆくんだとかで、ヒュンダイのグリーンカーマーケットへの本気度は本物のようです。
ちなみにアイオニック(Ioniq)のネーミングは、まさにイオン(電解質)から引用し、PHEVやEVの仕組みと掛け合わせたイメージとのこと。
消費者の志向に合った環境対応車を選べるバリューを武器にマーケットリーダーを目指すに相応しいネーミングとしたんだそう。

ヒュンダイのクルマを運転することってなかなかありませんが、以前体験した現行型ソナタ/i40などは、スタイリッシュな外観に加え、内装の質感もなかなかよかった印象があります。
そんな、日本では体験できない間に、じわじわと良さを世界に広げつつあるヒュンダイが放つ最新の提案であるアイオニック。
いつかどこかで乗ってみたいと思うと共に、果たしてプリウスには勝てるのか、そして世界のマーケットにどのような影響を与えるのかという意味でも、気になるクルマです。
2016年02月19日 イイね!

美しき、フツーのオールドタイマー #5 シトロエンBX

美しき、フツーのオールドタイマー #5 シトロエンBXちょっと古いけど、ちょっと気になっていたクルマをあえてピックアップしてみるこのシリーズ。
これまでBMW2代目5シリーズ(E28)、アウディ100(C3)、プジョー505、そしてローバー800という、徐々にマニアックなチョイスで書いてきちゃいましたが、今回そのリストに加わるのが、80年代シトロエンの代表選手、BXです。

いつの時代も、シトロエンって魅了されちゃう何かがあります。
ひとつひとつの車種に詳しくなくとも、自動車の歴史上でも”独創的”なポジショニングにあることは何となく認知されてるのではないでしょうか。
僕自身、トラクシオンアヴァンから始まり、2CV、DS…と続く歴代の名車を見る度に、目がキラキラしてしまいます。
そんなシトロエンを自身が意識したのは、まだ免許を持たない高校生の時。
まさに今回ピックアップするBXを知ったことがきっかけでした。

BXとの出会いは、怪我で入院をしていた病院が舞台。
入院した大学病院の7階病室の部屋からは、階下に医師や病院勤務者のための駐車場が見えました。
毎日退屈な入院生活を送っていた僕は、よくその窓から階下にある駐車場の風景をみていました。
そしてその度に、駐車場にいつも赤い四角いクルマが止まっていることが気になっていました。
そこで、病室を抜け出し駐車場へとその姿を確かめた先で出会ったのが、このBXだったのです。


何だろうこの直線基調で未来感たっぷりの雰囲気は?しかも後輪が半分隠れてるぞ!…なんて強い印象を持ったことは今でも忘れません。
退院後、運転免許もない当時から自動車のカタログ集めを趣味としていた僕は早速、当時の西武自販に請求してカタログを郵送してもらいました。
そこで初めて、シトロエンとは何者かを知ることになったのです。
カタログを見れば見るほど、その未来的なデザインに強く引き込まれ(今も変わらず好きなデザイン)、ハイドロニューマチック機構を知り、これがフランスの洗練されたオシャレ製品なんだ!と魅了されました。
特にワゴンモデルのブレークは、デザイン的にその四角さが際立ち、もはや宇宙船や欧州の特急列車を思い起こさせる、とっても気になる存在。

さらに当時のBXは、シトロエン本来の自動車としての伝統や技術よりも、医師やアーティスト系の職業の方に愛用されている、バブル経済真っ只中でオシャレ度も満載の存在として雑誌などに取り上げられていたこともあり、”個性的にモテたい”人の選択肢として扱われていたんです。
そんなことで、デザインがカッコいいし、フランスだし、モテるクルマ、と今考えると相当浅い(笑)思考から、運転免許をとったらこのクルマ買うぞ!という筆頭候補となったものでした。
やがて運転免許を取得し、実際にクルマ選びをするようになると、10代の所有するファーストカーとしてシトロエンを維持するという勇気のなさと、もっと手軽に乗れる国産クーペのほうがモテるのでは?という下心に負け、BXを手に入れることはありませんでした。
当時のBXは、例え中古車でも学生の自分にとっては高価なものであったということも、入手に至らなかった要因です。

さて、10代半ばにして一度は魅了されてしまったシトロエンBXですが、その想いから数年後に思わぬ形で接近することになります。
それは、BXのデザイン意図をコンパクトにまとめたCセグメントハッチ、ZXの登場がきっかけです。

海外モーターショーに出品された写真を見た瞬間から、”これは!”という、かつてのBXで感じた魅力にはまってしまいます。
もちろん10代の免許未保有の頃と違うのは、自動車の事を多少は理解していたということ。
だから、クルマ選びの志向は全く違うし、モテるとかそういう尺度はもうありません。
BXは所有する勇気はなかったけど、ZXなら今の自分に合ってるかも…そんな事で数年後、それまで乗っていた国産ハッチからの代替にて、ZXシュペールというモデルを手に入れたのです。
(ボディカラーはかつて病室の窓から見たBX同様の赤を選択!)
ZXでのカーライフは、小さく壊れはするもののよく走り、よく楽しませてくれた、自分のクルマ遍歴の中でも1,2位となるよい思い出です。
そんな想いの源流となったのが、このBXでした。

シトロエンジャポンのホームページには、過去の名車アーカイブとして、CXやGS、BX、AXそしてZXなどの西武時代のカタログpdfが閲覧できます。
それを改めて見ると、BXの未来感、先進性やデザインの秀逸さなどを改めて感じることができます。
シトロエンBX、いいクルマってこういうのなんだよな、と思わせてくれる、フツーで、とっても特別な存在です。

Posted at 2016/02/19 11:45:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | オールドタイマー | 日記

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
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【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
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2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
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2018/11/26 22:35:36

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