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2020年03月02日 イイね!

新世代シトロエンアミが気になる!

新世代シトロエンアミが気になる!まさかこのカタチが市販化されるなんて、驚きと共にやっぱりシトロエンは独創的であるんだなという第一印象を持った新型電気自動車が遂に登場しました。
60年代の名車、"アミ"というフレンドリーな名前を受け継いだ新コンセプトのシティカーは、昨年2019年のジュネーブモーターショーでスタディモデルAmi Oneが披露され、その前後対称なデザインのクルマは、昨年11月に二子玉川で開催された"Comfort la Maison Citroen"の場において日本初披露されました。

私もそれを目の当たりにしては、"ああ、カボチャの馬車だ…"と思ったものでした。

そして今回登場した量産型は、そのコンセプトカーよりは若干自動車っぽい雰囲気にはなっているものの、そこで示した特徴的なものはホントに実現してしまった、驚きのモビリティとなりました。
全長2,410mm、全幅1,390mm、全高1,520mmという、スマートフォートゥーよりも小さな車体の四隅にタイヤが配置され、コンセプトカーの特徴だった前後対称のスタイリングをほぼ実現してしまったのはただただ感心するばかり。
左右で異なる変わったドアの開閉は、小さなクルマへの乗り込み易さを考えてのものでしょうか。

インテリアもシンプルで、中央にスマホを置いてそれが自体がインフォテイメント機器となるんだとか。

そして5.5kWhのバッテリーを搭載したモデルは、約70kmの走行が可能ということ。
最高速度も45km/hと原付バイクのような(いや、原付の方が速い?)性能というから、自動車でありつつもシティムーバー的な役割のようです。
実際に競合はシェアリング電動自転車ということで、フランスでは長期間レンタル契約のサービス(デポジットに€2,600(約30万円)、そして月々の使用料はたったの€19.99(約2,400円))も始まるようです。
まさにサブスクリプションビジネスですね!

こちらの新型アミはフランスにて3月から発売となるとのこと。
その後、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、ドイツという法規的&インフラ的に導入可能な国で販売されていくんだそう。
しかし残念ながら右ハンドルのモデルを作るのが難しい(時間を要す)とのことで、英国などには予定がないとのことなんです。
となると日本に導入されるなんてことはまだまだ先のこととなりそうです。
この手のシティコミューターは、日産もトヨタも既に開発して実際に実証実験として街を走っているので、日本でのニーズもあると思うのですが…。

21世紀のアミはとっても独創的で先進性に溢れていて、まさに101年前から続くシトロエンのブランドエクイティを体現しているようです。
私がこれを体験することはなかなか無いのが残念ではありますが、いつしかパリの街角で見つけることを楽しみにしたい、気になるクルマです。

しかしまあ、こんな時代になったのですね。
Posted at 2020/03/02 08:53:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン
2020年03月01日 イイね!

第2世代アウディA1を試してみたら

第2世代アウディA1を試してみたら1月ごろから始まった新型ウィルスへの警戒感が、ひと月経ってまさかこんな足元の生活や経済活動へ影響をもたらすなんて想像がつかなかったのですが、賛否は別として、今週発表された政府方針に基づき社会が制限を受容することで終息を迎えるのであればいいなぁと思います。
この流行風邪はいつ誰がかかってもおかしくない段階なので、もう特定の疾病患者の経路を探るなど不毛と覚悟しながら、他人任せだけでない自己防衛(できることは限られているだろうけど)が大事なのかと思いつつ、来週も通勤電車に揺られての予定…。
マスクは売ってないし、何だかチグハグです。
一方で、身近な自分の生活が制限された状態は(気分的にも)当然好ましくありません。
クルマの関連で言えば、前回のBMW3シリーズ体験のブログにも書いた通り、まずはDLR外での車両展示&試乗イベントの中止が相次ぐ状況にあります。
まさかのDLR試乗の自粛などは商売に直結するだけにないものと認識しますが(イベントではないし…)、これからの情勢次第では密閉空間での活動自粛は無きにしろあらずという感じかもしれません。
皆安心して健康的に暮らせる社会になることつくづく祈ります。

さて前置きが長くなりましたが、そんな中(というかちょっと前、2月初旬の出来事です)、"試したいのが試しドキ"の一台であるこちら、新型アウディA1を試してみました。
昨年は1年かけてたった4車種しか試せなかったのに、今年は2ヶ月で3車種試すなんで、自分的にはなかなかの行動力です(こんなレベルで自画自賛)。
目的はひとつ、先代から全く変わったスタイルのコンパクトカーの進化を知ることです。
先代の個人的評価は、カジュアルに徹した見た目や雰囲気はマルだけど、機能装備と質感(動的、静的共に)と価格感がアンマッチに感じたものでした。
標準的な5ドアモデルよりも、初期の頃に販売されていた3ドアハッチモデルのほうがスタイリング的には好みで、オシャレ!な感じが好感触でしたが、それ以外の動機が得られず、自身の手中には収まらなかった経緯があります。
そんな記憶を呼び起こしつつ新型に向き合ってみると、進化と疑問を両極端に感じた結果となったのでした。

まず進化や好感を持った点
・外観デザインの進化は素晴らしく、可愛いからカッコいいに変わりましたね。
まもなくフルモデルチェンジを遂げるA3と並べてもあまり見劣りしないアウディらしさが出ています。
・それに合わせてインテリア空間、そしてトランクルームは予想外に広い!

前回試してみたBMW1シリーズより圧迫感がなく、また使い勝手が良さそうで、これには感動しました。
・小さいのにしっかりと最新のアウディデザインが施されたインパネや、バーチャルコクピットの採用はなかなかスマートでいい感じ。

・1.5L4気筒TFSIエンジンは吹け上がりがよく、スタートからクラス相応以上の良いレスポンスを感じさせてくれます。
但しキビキビを得るために回しているなぁと感じながらの運転が、経済性にどう影響するのかはわかりません。
以上より、ワンクラス上の1シリーズより使い勝手もドライバビリティもいいじゃん!と感じたのでした。

一方で、共感しない気になる面もいくつか。
・インパネやドア周りの内装の質感がチープで、イマドキなら国産Bセグ車種のほうがもっと良い素材や仕上げなんじゃないかと感じてしまいました。
(A1に比べると今夏発売の新型プジョー208の質感の良さはかなりいい!)
・バーチャルコクピットやらADAS機能は最新のアウディを体現した興味深いものですが、一方で前述の内装質感に併せて、サイドブレーキがハンドタイプだったりと"え、ここがアナログ?"という違和感があります。
外観もリアのウインカーはアウディお得意のシーケンシャルタイプだったりと所謂ブランドイメージ優先の機能装備となっていて、そのコストをかける部分が"そこじゃないんじゃない?"と思える部分がいくつかあり、少し引いた目で見てしまいます。
それはベーシックモデル365万円という車両価格からはコストバリューを感じない、それだったらまだ選択肢は他にもあると思ってしまったからこその違和感なのかもしれません。
(イマドキはカローラツーリングだって新型フィットだって上位車種は300万円オーバーというから、プレミアムBセグが365万円というのはフツーのことなのかもしれませんが…)
兄弟車ポロにしたら類似装備仕様のR-Lineが約300万円ということで、もしやそちらの方がコストパフォーマンス高いのでは?なんて、乗ったこともないけど想像してみたりするのです。
(ポロ、試してみたいモデルが増えました)
まあ、アウディというブランドを持つ喜びにプラス100万の価値を感じながら乗るというステイタス感が良いということなんだと、そのあたりは結局先代に感じたアンマッチ感を拭えずに試乗を終えたのでした。

前述の好感触ポイントを踏まえると、かなり面白いクルマに進化したし、また最新のブランド表現と機能装備をこのコンパクトで享受できるというのは素晴らしいことかと思いますし、プレミアムブランド唯一のBセグモデルという事も踏まえると、その価値を志向するかたには良いクルマなんだと思います。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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