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わんどらのブログ一覧

2020年12月25日 イイね!

新型VWゴルフRが気になる!

新型VWゴルフRが気になる!欧州のコロナ状況が悪化を続け、市民生活は再び制限が出てきている中でありながら、自動車メーカーをはじめとした各産業は止まる事なく積極的な経済活動を進めているといいます。
あるメーカーのグローバル販売支援系の方からお話を伺うと、このコロナ禍においてクルマの需要は、"個の空間を作る安全な移動手段"としてより高いものになっているけど(それは欧州での自動車販売実績値からも読み取れますね)、むしろ脅威はそのクルマが作れずに供給不足あるいは販売機会ロスになる傾向があるんだとか。
需要と供給がマッチしないというリスクはあれど、今年前半に一時的に開発を止めざる得なかった新型車を続々と登場させて消費を喚起続けることで、アフターコロナの市場イニシアチブを取ってゆくというのが、電動化と共にある自動車メーカーの戦略なんだろうと、近況を見聞しながら感じています。

そんな販売活性化にてこの晩秋に目立つのがVWの新型車リリース。
特に旗艦車種ゴルフ8のラインナップ拡充は、お約束ではあるものの注目してしまいます。
まずは今夏発表、秋の発売となったエステートモデル。

いろいろなモデルがSUV化したり、Cセグメントのワゴンモデルが淘汰されてゆく中、ちゃんとニューモデルをリリースするというのは、欧州ではまだしっかりとこのカテゴリーのニーズがあるということなんですね。

次に気になるのがこちらのGTIクラブスポーツ。

実質FFモデルとしては最もスポーティなグレードとなるクルマは、まさにシビックタイプRやクプラレオン、メガーヌR.Sのライバルとなるハイパフォーマンス系モデル。
ニュルブルクリンクレコードを塗り替えるべく盛り上げて欲しいところです!

そして、ゴルフシリーズで最もパワフルな"R"は、4輪駆動の最強モデルとのこと。

デフォルトの見た目はクラブスポーツよりも大人しく見えるけど、エンジン出力的には4気筒2Lながらも300馬力超えと、なかなかピーキーに出来ているんだろうなぁと想像できます。
ユニークなのは、走行モードに"ドリフト"と"スペシャル"があるんだとか。
ドリフトモードはその名の通り、リア側にパワーが掛かることで後輪駆動ライクな走りができる、そしてスペシャルモードは、サスペンション、スロットル、デフなどがニュルブルクリンク北コースを走行するのに相応しいセッティングになるんだそう。
それが果たしてニュルで最適なのかを試せる人は数少ない気がするのですが(まあ欧州の近隣地域のオーナーは一般走行時間などに試す事容易なのかもしれませんね)、どこでもその気になれる(かも知れない)のは興味津々です。

ところで私、最近メーカーショールームにてシビックタイプRを見る機会がありました。

今まで街で見ていた分には、ニュルFFレコードホルダーの凄いクルマだということは讃えつつも、何だかガンダムっぽいなぁ程度にしか感じていなかったのですが、そのショールームでまじまじと現車確認すると、これは良いかもと、このタイプRをファミリーカーにできないか?と初めてホームページなんぞ見てしまったのです。
しかし、あれれスペックを見るとマニュアルトランスミッションのみ。
イマドキはライバルのメガーヌR.S.だってDCTだし、あのGTRでさえデュアルクラッチのATモードがついてるくらいなんだから、このタイプRにもすっかりその手のトランスミッションが付いているだろうと思い込んでいました。
(まあ、マニュアルトランスミッションを楽しめればよいのですが…)
それを思うと、ゴルフはしっかりスポーツモデルにもDSGが装着されていて、走り方、乗り方によってシフトを使い分けできるというのが好感持てるものがあります(たまには芦ノ湖スカイラインを走りたいわんどら向き笑)。

こうして欧州ではラインナップの充実してきたゴルフ8。
日本にはどのような展開がされるのかVGJの情報はチェックしていませんが、実用的なエステート、あるいはとんがったRやCSといったモデル、さらにはGTEのようなカーボンオフセットモデルが多彩に選択できるのはさすがVWというところにて、上陸が期待される気になるクルマです。
2020年12月23日 イイね!

マイピカソを本気で走らせてみたら (箱根編)

マイピカソを本気で走らせてみたら (箱根編)まだそんなことやってるの?と年甲斐もなく、更にはそんなクルマじゃないよねぇ…というマイピカソで山道を攻める(ちょい大袈裟)という"本気で走らせてみたら"の3回目を書いてみたいと思います。
前回までは、ピカソの走りの面を試してみたいと"一度だけなら…"という言い訳付きで、初回は所有してまもなくの頃、2回目はムスケディアサスペンションに換装してのお試しと、神奈川県の山間部にあるドライブの名所宮ヶ瀬へとクルマを走らせてのインプレッションをアップしました。
(結局一度だけではなく、ちょくちょく行っちゃってるんですけどね笑)

恥ずかしながらもう何十年も前、高校生の頃に初めて買った愛車、ヤマハジョグ(50ccのスクーター)で友達とツーリングに通って以来、神奈川県民だった頃は長いことホームグラウンドだった宮ヶ瀬。
自身ここでバイクやクルマの挙動を学び、そして運転を楽しむことのできる場所でした。
ダムが出来、私が名古屋に転勤していた10年間にすっかり観光地化してしまったので交通量も増え、以前のように"攻める"場所ではなくなってしまいましたが、今でも山を走りたくなったら、時間さえあれば都心からでも足を向けてしまうし、湘南の実家に帰れば立ち寄りたくなる場所であることは変わりありません。

そんな、クルマ好き神奈川県民ならではローカルは話となってしまいましたが、今回はその神奈川県にあるドライブルートの本命、箱根で"本気で走らせてみたら"を試してみてしまいました。
観光地である箱根へは、これまでもマイピカソに家族を乗せてドライブへ出かけた事はありました。
しかし先月のある週末、家族とは離れひとりでの時間ができた機に、よし箱根へ走りに行こうとハンドルを向けてみました。
箱根は宮ヶ瀬同様、若かりし頃からよくドライブしていた場所。
特に初めてのマイカー、日産シルビア(S13型)やホンダシビック(EF3型)の国産メイク乗っていた頃は、若さゆえに"その手"の七曲コーナリングを試しに行っていたほろ苦の(笑)思い出があります。

そしてその後の輸入車中心の生活になってからも、箱根にはクルマを乗り換えるたび、一度はどうしても走り込みたくなるコースがあるんです。
それは、"芦ノ湖スカイライン"という、箱根のランドマークである湖の西側を通るワインディングコース。

*写真はオフィシャルホームページから引用
晴れた日は伊豆半島を従えた海から、裾野から広がる富士山を美しく眺めながら走ることができる絶景コースですが、走りを試すなら高低差と緩急あるカーブが続く、とっても走り甲斐のある道なのです。
そんな道に惹かれてしまうのは、私が幼い頃から自動車免許取得世代の頃に放映されていた"モーターランド2"という、自動車とオートバイ、そしてモータースポーツを取り扱った日曜夜の30分番組に刷り込まれてしまった印象があるから。
その番組では、自動車ジャーナリスト兼ラリードライバーの重鎮、日下部保雄さんによる新型車紹介が定番コーナーでしたが、その殆どがここ芦ノ湖スカイラインにて試乗、撮影されたものでした。
(余談ながら日下部さんとは、その後私が大人になってずっと経ってから、まさかの宴席をご一緒する機会もあり、"私はあのモーターランド2で幼心に自動車が好きになり、今に至るのです"ということを敬意込めて伝えてしまったのでした)
そんなことで、先日、家族から離れてひとりになれた時間を利用して、久々に"走りたい"思いを叶えたく、このザ・モーターランドを走り込んでみました。
(ようやくマイピカソの話しです!)

結論から言うと、ピカソで芦ノ湖スカイラインを駆け抜けるのは時々"怖い"ということ。
これはもちろん私の技量不足ということ、または老化?ということが大きな要因であるのは確かではありつつも、それは差し引きしつつも、なかなかのビビり具合は、自分でも引いてしまう程。
何が怖かったかって、タイトコーナーにおける前後のサス挙動がバラバラになる瞬間、"あれ、制御不能?"と感じてしまうこと。
マイピカソが苦手なのは、すり鉢状にアップダウンを伴う鋭角なコーナリングの時。
下り坂のブレーキングに荷重が前に来て、アンダーステアを感じながらもコーナー立ち上がりにすり鉢を登ろうとすると、前屈みの姿勢から急に後ろへの荷重変化することで、車体がバラバラになる(リアエアサスがグラングランする)感じになるのです。
これはピカソに合わない走り方…まさにそれを感じるのでした。
自分のブレーキング、あるいはコーナリングの度胸が足りないのか?と何度も続く鋭角なカーブで試してみるけど、やっぱり怖い。
あれ?宮ヶ瀬でも所有直後のノーマル状態では同じようなグラつきがあったものの、ムスケディアサスペンションに換装した後はそれらが解消し、鋭角なコーナリングも結構ピシッと走ってくれたのに…と思ったのですが、よく考えてみると、コーナーへの進入スピードが芦ノ湖スカイラインでは速くなってしまいます。
それは、下り坂の勾配がキツいせいでもあるし、周囲の景色が開放的でスピードが出やすいことが影響しているのかもしれません(宮ヶ瀬はガードレールもあり心理的に狭く抑え気味になる)。
そう、マイピカソは、緩やかなカーブをしなやかに走るのが性能を発揮する最も相応しい走り方で、鋭角コーナーにダイブするようなクルマではないってこと、そんなんわかっていたけど、やっぱり実感したのでした。
(当たり前だ!)

そんな事を感じつつも、マイピカソにはそれに相応しいセオリー通りのドライビングがいいよねとばかり気を取り直し、三国峠にてクルマを止めて景色を眺めると、まもなく冬景色となるだろう富士山のシルエットが夕暮れに浮かびあがりとても綺麗!

こんないい景色が味わえるなら、芦ノ湖スカイラインを急いで駆け抜ける必要なんてないよねと、マイピカソの本当の楽しみ方を噛みしめたのでした。
(遠くのタイトコーナーから華麗に駆け上がるケータハムスーパー7を横目に眺めながら…(笑))
Posted at 2020/12/23 19:38:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | シトロエン
2020年12月20日 イイね!

ルノークリオ5を試してみたら

ルノークリオ5を試してみたら私はDLR訪問をすると、対応していただいたセールススタッフに"たくさんDM送ってくださいね"とお願いをしています。
何故なら、ハガキだの封書のDMってミニカタログのような感覚で楽しめるから。
その大抵はゴミ箱に入ってしまう環境的にはイマイチのアイテムだけにイマドキではないのでしょうけど、風呂上がりにビール片手にDMを眺めて、掲載されているクルマたちに想いを馳せる…的な時が小さく楽しかったりします(笑)
最も、イマドキは郵送のDMなんぞや滅多に届かず、大抵はメールでの受信となり、スマホの画面で流し読みというつまらない状況でありつつも、時代はそれがスタンダードなんだと受け入れていますが、秋口から盛んに届くようになった気になる"郵送のDM"がありました。
それが今回ピックアップする、ルノールーテシアです。
秋のデビュー前後から、ある時はハガキで、ある時はミニ冊子風の封書で、毎週のように届いた誌面には、深い赤色のスタイリッシュなコンパクトカーが写し出されています。
そんなことで気になるわんどら、試乗へとDLRを訪れてみました。

今度の新型は見た目がキープコンセプトとのことで確かに一瞬は"ん、フロントのライト周りが例のヒゲがついただけ?"と感じてしまうのですが、実際にみると先代よりワイドになった分踏ん張りの効いたスタイリングとなり、その安定感の上に躍動的な曲線が絡んだグラマラスなボディが乗っかっていて、とっても魅力的です。
この試乗車のオレンジ色も鮮やかでとても綺麗(ちょっと日産テイスト?)。
私、この新型クリオに一目惚れしてしまいました。
それは、見た目の好みだけではなく、ステアリングを握ってみて確信に変わります。
まず内装の質感もなかなか良い。

トリム加飾の好みはありそうだけど、フィットのようなチープさはないし、208のような複雑さもない。
そこそこ落ち着く、リビング的なインテリアになっていると感じます。
しかしあれ、なんかこのインテリアデザイン、見たことがあるような…と思い出したのがこちら、現行日産マイクラ(N14型)です。


今回の新型はモジュールを新しく鞍替えしてしまったけど、先代クリオ4と同じ工場で生産されていた兄弟車とは、何だかトリムの巻き方とか同じように見えます。
これもアライアンスの成果?ということでしょうか(笑)
でも、個人的にはこの欧州マイクラも大好きなデザインだし、どちらも同じエッセンスであるならばより好感が持てるもの。
そんなインテリアに感心しつつ、走らせてみるとまずは7速になったDCTのスムーズさを感じます。
少し前に試してみたプジョーの8EATのシームレスなシフトチェンジまではいかず、さすがに若干のシフトタイミングでのショック(スイッチが入れ替わったかのようなカチッいう電気的信号を感じますが、気になるほどではなく)は無いとはいえないですが、オートマチックモードによるそのシフト変換は日本の道路事情にもマッチした経済走行に最適なチェンジが行われていて心地よいかと思います。
そして面白いのはスポーツモードにすると運動性能がガラッと変わり、見事にスポーティな加速感が得られるので、走り方はお好み次第です(まあどのクルマにも付いてるモードですが、こういうコンパクトはキビキビした感じが強調されて楽しいですね)。
こうしていろいろ試しながらも感心したのは、室内の静粛性。
必要な音だけが残り、余計な音は吸収されている作りは、上位車種の気配を感じます。
内装の落ち着きと相まって、208の元気ぶりとはまた違う方向性を示しています。

このクリオ、日本での立ち上がりは"おかげさまで"好調なようで、仕様によっては既に来春納車というモデルもあるとのこと。
実はすっかり気に入ってしまった私は、満足の試乗後にもショールームでの現車確認にてあれこれじっと見てしまいます。

観点は、今のピカソの代わりの役割を担えるかということ。
しかし、このBハッチはマイピカソとどう比べても、やはりMPVのユーティリティに叶うことなしで(当たり前ですが)、残念ながらクリオは今の私の手に舞い込んでくることは無さそうです…。
そうなると気になるのが新型カングーの存在。

もしこのクリオのテイストが新型カングーに移植されているならば、まだ見ぬMPVへの期待も湧きます。
ちなみにいつ国内導入?私のクルマは来年11月に車検迎えるけどそれに間に合いますか?と聞いてみると、まだDLRに入った情報としては、先般の発表はあくまでも外観のティーザーにて、スペックは一切発表されておらず、本国フランスでは来春発売だから、国内導入は2022年になるのでは…との想定なんだとか。
(私の通うルノー店舗は日産直営系なので情報は早いと思うけど…)
まあイマドキの輸入車は本国発売とのタイムラグが短くなってきているし、早期販売を期待してしまいます。
ルノージャポンさん、お願いします!

もし私のライフスタイルが今のファミリーど真ん中の状況になければ、このクルマを選択してしまうかもと真面目に思える好みのスタイリングと走りを感じさせてくれたクリオ5。
よく思い出してみれば私わんどら、その昔はこのクリオの祖先シュペルサンクを所有していたルノーユーザーだったのでした。
時々故障で困らせてくれたけど(笑)、あのカジュアルでオシャレなクルマは、私のクルマ遍歴の中でもいまだお気に入りのモデル。
そんなシュペルサンクとのクルマライフの良かった面影を、この最新型で再び享受できればいいなぁと思ってしまう、とっても気になるクルマです。
2020年12月15日 イイね!

プジョー208 II & e-208を試してみたら

プジョー208 II & e-208を試してみたら今秋のプジョーは3車種も新型車がラインナップされて、DLRショールームも一気に華やかな雰囲気になりましたね。
VWとまではいかずとも、フルラインメーカーのように多彩なモデルを導入している状況は、この秋の輸入車販売増に大きく貢献しているようで、フランス車の地位向上に大きな存在になっています。
そんな選択肢のひとつである208を試してみることができました。

昨年秋の六本木で行われたプジョーのプライベートショーで発表され、私自身その場で現車確認させていただいたこともありつつ、その後の国内発売含め、この1年の間にメディアでの接触もありもう既に外観は見慣れてしまった感もあり、イマイチ新鮮味に欠ける再会になった新型208。
先代の丸くて小さい感じからガラリとスクエアな雰囲気になったのは、言われ尽くされた"205の再来"を確かに感じる塊感があります。
(永遠のベンチマーク、205の何をもって再来なのかは解釈いろいろでイマイチよくわからず…笑)
個人的にはこのデザインがベストとは思えてないのですが、それは好みの問題にて、まあ私的にはフェンダーアーチにカバーのない"アリュール"のほうがいいなぁという第一印象を持っています。

そんなことでまず試したのは1.2LガソリンエンジンのGT Lineモデル。

鋭い目線にフェンダーアーチのボリューム(感)による踏ん張りの効いた見た目は、小さいのにとても強そう!
確かに205GTIっぽい雰囲気と、最新プジョーのアイデンティティがミックスされていて、走りそうな雰囲気があります。
何だか若い、アスリート系の雰囲気は、乗って走り出すと興奮を与えてくれます。
いやいやこれは何で軽快でパワフル!
あれこのプジョーの1.2L PureTecエンジンって初めての体験じゃなかったはずだけど…こんなに素晴らしいレスポンスだったっけ?と、少ない過去経験を思い出しながらも、その出足のトルクの深さとスムーズな加速に驚き、そして楽しくなってしまいました。
少しアイドリング時のカラカラという音が気になるのと、ブレーキが効きすぎる(ストッピングパワーが高いのは喜ばしいし、カローラツーリングのようなメカ制御感の強い不自然さは皆無)のは慣れが必要だけど、それは僅かな印象でありつつ、いやこれは実に運転してて面白い、小さくてキビキビ、そしてイマドキのトルクフルな走りはマイピカソを前世代の遺跡に追いやる衝撃があります。
約12年のテクノロジーの進化をこのコンパクトカーに感じ(いや本来はもっと前の3008あたりから明らかに違うんでしょうけど…)、あれ、マイピカソは無駄なエネルギーを消費しすぎだぞ?なんて焦りを感じたのでした。
なんだろうこの全体的にしっかりとした作りは。
それは新規プラットフォームのせいなのか、サスペンションセッティングのせいなのか、はたまたプジョーお約束の小径ステアリングがもたらす感覚的なものなのか、いずれもが作用しているのでしょうけど、そんな機構的進化など気にしない消費者にとっても、きっとわかるしっかり感があるように感じます。
これからのクルマはBセグメントだろうがこれだけのクオリティを示すのが当たり前なんだとしたら、ヤリスはもっと頑張らないと…なんて。

内装も質感あって、プラスティックな部分をうまくチープに感じさせないようになっていて、走りと同じくしっかり感を感じます。

いただけないのは3D i-Cockpitで、私の着座姿勢(個人的好みではシートを高くポジショニングする)ではメーターがステアリングに隠れてしまい見えないということ。
文字が浮き出ることのメリットもよくわからないけど(演出としては良い)、ドラポジがイマイチ定まらなかったのは残念な感じではあります。
スポーツカーのように着座位置を低く構えればいいんでしょうけどね…。

さて乗り換えにて体験したのは電気自動車バージョンe-208。

どうやら訪れたDLRではまだまだ電気自動車は積極販売には至っていないようで、試乗予約もギッシリというわけではなさそうな様子。
まあラインナップは揃ってきても、やはり実売はまだまだコンベンショナルビークルが担っているのは何処も同じにて、あの日産でさえBEVの国内販売シェアは約9%なのですから、PSAJにおいてもまだ入口に立ったに過ぎないというのは感じるところなんでしょう。
それでもたった数ヶ月で3車種もラインナップ(DS含む)してしまうのだから、フランスそして欧州のEVシフトがそのまま輸入された鮮度の高さは感心しどころです。

そんなニューラインナップの電気自動車は、夏に試乗したDS3クロスバックE-TENSEと同じ動力源を用いたものだろうし、まあ乗らなくても良いか、と思いつつ触れてみると、やはり味付けは若干元気な方向づけがなされているような手答えがあり、そのままひねりなく恐縮ながら、DS3はしっとり上品に、e-208は前のめりに…と、例え同じようなシームレスな加速感であっても、そのブランドや内装、足回りなどから得る体への信号が両者でかなり違う印象へと導きます。
(正直、正確に両者を比較できるほどの記憶はもう薄れてしまったのですけどね)

そんな元気な味付けに感じた新型EV(最も、その元気たる要因は小気味良いハンドリングと硬めのサスによるものと感覚を持っていますが)に乗ってみて改めて感じたのは、私はガソリンエンジンの208の方が良いなぁと感じてしまったのでした。
それは、何だかドライバビリティはほぼ一緒、外観内装もほぼ一緒ながら、EV車の持ち味であるリニアな加速感は何となく似たフィーリングをエンジン車からも感じることができてしまった感があり、より活気ある走りができるのはこっち(208)のほうなのかな…と感じたのです。
もちろん、EVが選択できる環境においてそれを選択しない未来はないと思うんですけどね。
特にe-208は400万円以下という戦略的な価格面でも普及車種に相応しいものがあります。
(それだけに"私だったらコンベ車を選ぶ"という発言も、イマドキは憚れる気もするので小声ではありますが…)
まあ、このコンパクトに何を求めるかという要素により選択が変わるんだろうし、今はインフラ的な課題もなんだかんだ言ってあるんだろうから(既述のように、我が家はマンション暮らしにて充電インフラがない環境…)、小声になる必要はないのかもですが、これからの時代を早くから捉えた、それぞれのニーズにあった選択肢があるのは良いことですよね。

試乗は"自由に乗っていいですよ"ということで、セールススタッフの同乗なしで思う存分楽しんでしまいました。
そんな新型208&e-208から感じるものはまさにこのクルマのキャッチコピー"Unboring the Future"を体現したもの。
走りがワクワクするコンパクトカーに久々出会えたことがちょっと嬉しくなる、そんな気になるクルマです。
2020年12月06日 イイね!

クルマ一期一会 #10 -2020 秋の収穫祭

クルマ一期一会 #10 -2020 秋の収穫祭普段暮らしをしていると、街でふと見かけたクルマが気になって目で追いかけてしまうことがあります。
そんな"その出会いはまさに一期一会⁈"というテーマの元、最近街で見かけた興味深いクルマをピックアップするシリーズ。
記念すべき第10回目は、晩夏からこの晩秋にかけて出会った気になるクルマたち。
最近雲行き怪しくなってきた新型コロナウィルス感染拡大第3波前の、"GoToなんちゃら"も盛んなお出かけシーズンは、沢山の魅力的な、思わずガン見してしまうようなクルマたちに出会いました!
ということで早速いってみましょうー。

日産マイクラC+C
まずタイトル写真にあるのは、船橋の市道でふとすれ違った可愛いクルマ。
完全に見なくなったわけではないけれど、なかなか見なくなってきたモデルは、今でもいいね!と思わせてくれる良い雰囲気があります。
個人的にはこのK12型がマイクラの中では一番好きなデザインだし、この頃は英国をはじめ、欧州にて結構見ることがあったヒットモデルだった記憶があります。
英国サンダーランド工場生まれの車体を、マイクラという名前と一緒にそのまま日本に連れてきた事も"やるじゃん、日産"と感じられる、今でも欲しいクルマのひとつです。

ホンダリッジライン

逆輸入車系からもう1台。
茅ヶ崎のあるレストランの駐車場に止まっていたホンダのUS向けピックアップトラックです。
このクルマは何だ?と、私自身初めて見たクルマにて、これこそ拘りのお取り寄せなんだろうと見入ってしまいました。
売れ筋F150やハイラックスよりも若干小さいかな?と感じられる車体からは、それでもアメリカンっぽい雰囲気が十分感じられるものがありました。

トヨタカローラII

その車名は何となく小沢健二のあの歌を思い出してしまいますが、早稲田の街で見たのはそのテーマソングを持つ4代目より遥か昔の、初代モデルでした。
個人的には第2世代のリトラクタブルヘッドライトを擁するコンパクトハッチが好みでありますが、こちらの初代はなかなか見られない絶滅危惧種なのかと思います。
普段から使い込まれた古さはあれど、見た目はほぼオリジナルという実は貴重な個体なのかと思える小さなハッチバックは直線基調ながらも可愛さがあり、ありがたく目で追ってしまったのでした。

いすゞジェミニZZ ハンドリングバイロータス

ノスタルジックな日本車をもうひとつ。
とにかく懐かしい、いすゞのコンパクトな乗用車に埼玉県の指扇付近で出会いました。
思い出すのはあのTVCM、"街の遊撃手"はCGなしのリアルスタントでパリの街を駆け抜ける映像は、幼い頃の出来事とはいえ忘れられません。

さらにはこちらの濃緑のモデルは、ロータスの名を冠したプレミアム感とスポーティイメージを与えてくれる、魅力溢れるクルマだと感じます。

シャア専用オーリス

日本車の最後はこちらの特別仕様車。
元々は欧州仕込みを全面的に売りにして、ACミランに所属していた本田圭佑をイメージキャラクターに展開していた正真正銘の欧州戦略車ですが、後期はその欧州ライクを諦めて(おそらくトヨタのお客様に欧州テイストは響かないのでしょうね)、路線変更の挙句に登場したのがガンダムネタというユニークな存在。
これまではチープなマル特(特別仕様車の事ね)だなぁ…と目線に入らなかったのですが、飯田橋の駐車場に停めてあったクルマをよく見てみると、あの馴染まぬ白いカッティングシートチューンのみだけではない、バンパーを塗り分けたり、エンブレムがジオン軍(?)だったりと結構凝った仕様だということを再認識しました。
まあ好きな訳ではないけど、これも一期一会ということで…。
*オーナー様すみません…。

さて、日本車はこのくらいにして、輸入車をいってみましょう。

ルノーキャトル

フレンチブルーミーティングなどのフランス車が集合した場所では比較的定番のオールドタイマーですが、普段はあまり見ない存在。
久々に出会った場所は、そんなキャトルには似合わない首都高、六本木付近をトコトコと走っていました。
モデルは後期のものと思いますが(別途キャトルの歴史を紐解いてみたくなりました)、見た目にかわいく、思わずニコニコ顔になってしまうのでした。
それにしても、キャトルを見ると"ビーチボーイズ"(昔の月9ドラマ)を思い出してしまうのですよ…。
今回はノスタルジックな思い出がつきまとうクルマばかりですね。

ポルシェ911

お次は横浜港北ニュータウンで見たこちらのクラシックモデル。
タイプ911のナローポルシェです。
前回はタイプ901の初代を発見して興奮していましたが、こちらの911も良いですね。
この世代だとレーシーな"73カレラRS"がとても有名ですが、私の見たフツーの911は、ダックテールスポイラーでなくとも十分な輝きを見せていたのでした。
私わんどら、最近何故かポルシェ欲が高まっているんですよ…独身時代の時みたいに2台持ちできれば、MPV+ポルシェ、やっちゃうんだけどなぁ…。

ポルシェ911 GT3

ということでポルシェをもう一台。
こちらは最新のタイプ992のレーシングカーホモロゲ仕様です。
九段下界隈を散歩中に交差点に止まったモンスターマシンは流麗かつスパルタンな雰囲気たっぷりで、フツーの911とは全く音も違うレーシーな要素満載で、いつまでも観察していたい気分になったのです。
いやカッコいい!それに尽きます。

バンデンプラプリンセス

さて変わって英国車の憧れ、バンプラに出会いました。
私、"実はミニマニア"というプログを書かせていただいているように、自身60年代のBMC(British Motor Corporation)製のミニを所有していたことがあることから、BMCマニアでもあるのです。
バンデンプラプリンセスは、そんなBMCミニに上位車種にて設計者は同じ、開発コードADO16という車種のひとつ(ちなみにミニはADO15)。
ADO16シリーズの中でも最上位グレードとして、上質な外観と内装を身に纏う"ベビーロールス"だったのです。
ポルシェ911 GT3と同じタイミングで九段下の交差点で見た個体は、綺麗なコンディションで快調な走りを見せてくれていたのでした。

オースチンミニカントリーマン

さて続けて、ミニマニアが跳んで喜ぶ久々の出会いがありました。
カントリーマン、今は日本におけるミニクロスオーバーの欧州名(本国名)ですが、その昔はミニを産んだメーカーBMCのひとつであった、オースチンというブランドのワゴンモデルの呼称でした。
ミニカントリーマンはまさにクラシックミニのエステートモデルにて、1960年代ミニのラインナップのひとつでした。
何だか思わず解説的になってしまいましたが、我が家の憩いの場、代々木公園で見たカントリーマンは、綺麗な色を纏ったレストア直後のコンディションにて、もっとじっくり見たいしオーナーに話しかけてみたい!と思ったのでした。
(ちなみに私が所有していたのはこちらのオースチンカントリーマンの兄弟車、モーリスミニトラベラーという車体後部に木枠のついた味のあるクルマでした(愛車紹介をご覧くださいませ!))

アルファロメオ156スポーツワゴン

変わってイタリア車の一期一会を。
ちょっと懐かしいアルファのDセグワゴンです。
アメリカには売らないからATなんて必要ない!と豪語していたそれまでのアルファが、やっぱり売ろうかな…とセレスピードトランスミッションなどを出してグローバル化を図ったクルマです。
当時のDセグってこんなに小さいの?と思うくらいにライトな雰囲気でありつつも、コンパクトでまとまりのある姿はもしや歴代のアルファDセグモデルの中で一番の魅力があると思います。
(156以外では60年代のジュリアスーパーが素敵!)
飯田橋で見た個体は、小さく低い車体がイマドキの大きなクルマの中に埋もれて見失いそうになりますが、赤い色がアルファのオーラを出していて、実にまとまりある好きな形だなぁ…と感心しながら走り去るのを見送ったのでした。

フィアット500ジャルディニエラ

最後はこちら、チンクェチェントの派生モデル、ジャルディニエラです。
(何だかイタリア語をカタカナで書くとまどろっこしい…)
あのフィアット500をストレッチしてエンジン上に荷室を設けたモデルですが、とにかく可愛い!
幡ヶ谷で珍しいモデルが通り過ぎるのを見ながら、こんなクルマで余暇を楽しむ余裕が欲しいなぁと、オーナーなカーライフを想像したのでした。
クルマ趣味、それも大事な心を満たす要素なんだと。

ということで、今回の一期一会は終わりです。
またいつか第11弾にて、街を歩き、ドライブしながら見つけた気になるクルマを集めて書き綴ってみたいと思います。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

愛車一覧

シトロエン C4 ピカソ シトロエン C4 ピカソ
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