またもや暇つぶしネタ。
新着記事を見ていて、私のような元業界関係者、若しくは、現役の方々と
一般ユーザー、特に若年ユーザーとの知識差異が感じられたのでアップします
モノはこれ、ナンバーの封印についてになります。
陸送時代に、たまたま綺麗に分解していた三重支局のものがあったので、無意識に
集まってきた封緘を数個バラし解説しようかなと引っ張り出してきました。
先ず左端、お馴染みよく目にする封印状態ですね。
この隣、2個は内部の状態になります
真ん中は封緘がされている状態、これに支局名の漢字が刻印されている蓋が本来
ついているのですが、蓋だけ簡単に取れます。
しかし、その隣を見て判るとおり、内部に爪があり、尚且つ、きっちり勘合する様、
外郭にと封緘自体に仕掛けがあり、完全に封緘本体と台座を離合するのは、
封印後は不可能になります。
(撮影用に最後の一個をバラす為、15分もかかってしまいました(苦笑))
この様に、簡素ではあるが、簡単には外れないものなんですが、昨今、両面テープで
ついている飾りくらいの認識がとても多いんですよね。
先程閲覧したブログでも「4コあったはずの封印をいつの間にか紛失していた様で、
ボルトがさびてしまった(要約)」という記述も目にしました。
このブログ閲覧されたの機会に、あまり普段気にかけない細かい所もじっくり見て
構造を学習するのも、何かの修理の際に応用できると思いますので、是非観察して
みてください。
・余談
昨今こういう格好のマックガードボルト(商標)などの盗難防止ボルトが出回っており、
やはり若年層には「絶対外れないボルト」として定評ありますが、特殊ツールや、
キー溝の形状によっては、特殊ツールが無くとも、ある簡単に入手できる工具を使うと
簡単に外す事ができます。
もちろん普通の一緒に写っているプライヤーや通称ペンチと呼ばれている工具では
絶対外すのは無理ですが…。
一番はネジロック併用、そして封緘内にも使用し、更に頭を完全に削り取るくらいの意識で
使用するのがベストかなと思います。
(ただし、某メーカー某車種のようにバンパー裏からねじ山に直接アクセスできる
車種ですと、どんな事しても意味ありませんが…。(滝汗))
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2014/09/24 12:47:41