2013年06月10日
さて、今回の更新は私が最も苦手なECUです(汗
…一応電子基礎工学あたりの高校を末席卒業はしていて、
一時期自販機の制御設計補助にも就いていたはずなの
ですが、なぜか苦手です(爆笑
よくある定番でECUを書き換え済みのROMに変えるという
のがありますが、これにも危険が潜んでいます。
純正ECUは技術無い開発チームが書き込んだ劣悪な
データが書き込まれているゴミという評価を散見しますが、
必ずしもそうではありません。
先ブログコメントにも在るように、基本は”万人向け”です。
つまりどういう状況で、その開発車種が走行するかは
未知数ですので、必然的にマップ等々のデータも複数
書き込まれ、状況により自動的に選択されます。
例えば、エンジン制御ではありませんが、解り易い例として
一時期先進的と好評価受けたINVECSを挙げましょう。
INVECSは最初、ファジィ制御を盛り込んだ先進的な
CVT制御システムとして、E5~E8系のギャラン、エテルナに
搭載されました。
(実際の販売台数はギャランが主軸ですね。 プラザ扱いの
エテルナは衰退した時期でしたし。)
その後改良受け、ある意味AIに近い制御も盛り込まれて
初代FTOに搭載受けました。
この進化が意味するものは、究極は先に書いた”万人向け”
というものになります。
万人が気軽に運転しても、燃費の差が出にくく、尚且つ
軽快に走れる、これが根本のコンセプトだと、当時の
販売資料を後に縦覧した際に読んだ記憶があります。
エンジン制御もこれと同様で、いかなる状況でも、ある程度は
対応が幅広く可能なシステム構築が、一般車の場合は
必要不可欠ですので、ゴミと評価受けるような、安全マージン
を幅広くとったデータになるわけです。
ただし、その複雑に選択される為に用意されたマップが時に
命取りになります。
例えば設計時は想定していないアフターパーツの装着、
特にセンサーを殺さないと装着できないような、あるいは
正規以外の代用センサーで誤魔化す場合がそうです。
正規以外の入力や、そもそも判断基準が無い場合は
マップの異常な部分を誤選択し、リーン、またはリッチの
混合気コントロールを誘引する危険があります。
(それゆえにゴミ評価受けるのですがね)
だからと言って、ポン付けの吊るしECUで解決するか
というと、答えは否です。
なぜなら、吊るし品も純正以上に開発がアバウトで、
仕様が多種多様な物にあわせる部分があるため、
純正のデーターを一部リッチやリーンにする程度
であるにも拘らず、マップ選択の基本部分は純正
同様であるからになります。
つまり、異常なセンサー計測値が入力され、それに
対し万が一、誤った選択がされ、リーン状況が続く
データ読み込むと…御臨終なのは容易に想像付き
ますよね?
(実際、某大手が販売した吊るしECUを装着した
サンデーレーサーが所有する車両が相次いで
エンジンブローし、回収に至った事実が、過去記憶に
在る方もいらっしゃるかと思います)
で、その御臨終がもし、そういうアフターパーツ好む
向きが好む最高速だの、ドリフトだのの最中に起きて
エンジンロックしたら…そして、先ブログに挙げた様な
突発的な対応できない奇形化した、信用できない
操縦環境であれば?
もちろん行き着く先はクルクルドッカ~ン!ですよね?
更にその先、その被害受けるのは?
手前だけならまだしもですが、事故ですから当然
相手が発生しますよね?
道路管理者、道路設備所有者、周辺建築物や
設置物の所有者、相手車両があればその運転者や
同乗者とそれらの家族…
「任意保険があるからいーじゃん♪」では済まない
事は実際起きないと…なのかもしれませんが、
少しでも事起きる前に考えて欲しいなというのが、
私個人の率直な考えになります。
また、最近時々話題にする私の156に対する
在住地域等々でのレースを目的とした煽り行為に対し、
私自身恐怖感じるのも、今回3回分けて記載した
ブログの考えがあるからになります。
Posted at 2013/06/10 01:26:07 | |
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