2013年09月12日
その昔、MAという基本型式のエンジンが日産にありました。
もっと源流辿ればA型の派生で、発展にはGA型やCA型もあります。
そう日産の屋台骨のエンジンです。
コイツに使っているカムシール、A型からMA型にチェンジした際に、
基本使用車種がマーチとして部品番号与えられました。
15208-01B00だったかな?(不確。
このシール、実は、後々騒動起すんですよ。
開発当時は1980年、そう、化学合成? パラフィン系?なんて
オイルなんて存在しても、一般的ではありませんで、当然、
鉱物油ベースで、材質検討されました。
そして時が経ち、その数十年後、化学合成オイルが全盛になり、
トラブルになったのです。
長期間使用すると化学変化で硬化し、最悪、シールとしての機能を
損なうという大問題です。
アタリマエですよね~。
ざっくり言えば、アブラにしか対応していないもので、薬品を密封して
いるのですから。
ただ、日産は今現在も対応はリコール等々ではなく、一般的な交換で
対応している様です。
で、何でこんな事書いたかと言うと、或ブログにて以下の引用がある
からなんですよ。
>密閉性を高めて上げればOIL上がりはかなり改善します、
>スラッジ発生の多いOILを使用しているとシールに
>ダメージ受けます(通常硬くなり縮みます)
本来、エンジンは動燃機関、つまり燃料燃やして動くものですので、
煤等々は全く発生しないわけがありません。
それをスラッジ、若しくは古いメカだとスラヂリなんて言うんですが…
この文章ですと、スラッジが一切発生しないエンジンがアタリマエで、
スラッジが発生するのは安物オイルのせいだと、細分子加工されて
いないからだと。
また、上記、A系のシールの不良のように材質起因のケースも
材質ではなく、細分子加工で全て解決し、その要因を説明できると。
更には、実証云々公開せず、結果だけ明示して、暗にオイルの
温度変化による変化まで、細分子化で完全に一定にでき、
粘度の変化が一切ないオイルが開発できたというのですが…
(細分子化というので、どこかの大学、それも4大クラスでしょうね
実証機関は。)
ここで、手元に何かしらオイルがあるという私のような奇特な方は
それを一滴、指にとって、その指を刷り合わせてください。
だんだん、さらさらになっていくのが容易にわかると思います。
一番判りやすいのはATFや0W-30位のエンジンオイルですね。
体温でこの様に変化する程度の粘度変化ですから、その
粘度変化を一概に細分子化だけで完全に一定にできるのでしょうか?
そもそも、こういう低粘度オイルは全て化学薬品、パラフィン等々で、
純粋な油ではありません。
そして、既存以下の粘度の合成にまで成功しているようですので、
ベースオイルは同じ系統と考えて、本来は差し支えないでしょう。
しかし、どうやら、過去を重箱ヨロシク突っついて穴あけると、
原油ベースのようですコノオイル(苦笑
原油ではその粘度が実現できないからと、パラフィンに頼ったのが
化学合成油の始まりだったかな?
ちょっと無知曖昧で申し訳ないデス。
しかし、原油でそういう、極論0W-0なんてオイルまで製油できるの
であれば、世界的な発明ですよ…それも一般住宅の庭先でネ。
原油メジャーは精製前の原油は販売していないでしょうから、
どこから買い付けているのかも気になります。
無論、慌てて”化学合成だ!”と今更逆ギレしようモンなら…
ネットの世界には私より面倒な人間イッパイ居ますからネェ~
材料開示しろ!とか何とか…おおコワイ(苦笑
どう感じるかは個々の判断で。
そして私自身の文責も棄却しますワ…だって理解不能なんだもの。
(私は無責任な免疫不全君ですから。)
Posted at 2013/09/12 23:27:31 | |
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