2014年08月29日
ついで後学にと調べたところ、例のキャリパーカバーなる物、大問題ですね。
先ず重要な前置き。
"重要保安部品をユーザーが整備した場合、検査関連の簡略化により、整備記録簿への
記載を必須とし、実検査は作業者により行うのみとする。"
私らの時代のような、重要保安部品を分解整備したからといって、認証持ち込み
必須という話は前時代遺物なんですよね。
だからといって、カバー自体の装着含め、ブレーキに関する分解、再組立を気軽にやって
良いかというと、その答えはNO!というのが、やはり持論ですね。
では、有事として、例えば事故発生時に何が予見されるか、私より良いであろう皆さんの
頭を少しばかり使ってみて下さい。
先ず擁護派が記載している自身の被害だけ、この意見も発展して考え直しましょう。
ブレーキの周りにはタイヤが当然ながら存在する訳でして、カバーの材質がいくら
プラスチックといっても、破損した場合、タイヤ自体の損傷を誘引した場合バースト
しますよね?
タイヤが走行中バーストした場合、確実に周囲に被害与えず、無事である保障は
皆無ですよね?
更に幾人かは気づいてブログアップされているようですが、その破片が飛散した場合、
最悪周囲歩行者へ飛散し、負傷事故に繋がる可能性もあります。
また、取り付けに際し、ブレーキキャリパー本体に穴あけ加工し、特注のボルトを
使用したから絶対安全!という方も居られますが…ノーマルキャリパーって鍛造では
なく、鋳型を使う鋳造なんですよね…。
もし、ス穴がたまたま連続して存在する部分に穴あけしてしまったら?
当然クラック発生して…コレでも絶対安全と太鼓判押せますか?
昨今の風潮として”見た目がよければ確実に性能上がる”という誤解ありますが、
果たしてそうなのかと今一度、元整備畑出身として問いかけたいですよ私。
以上個人的雑感でした。
Posted at 2014/08/29 23:02:38 | |
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