大阪ガス 43-608というガスストーブを今春シーズンオフで安くなった頃に購入し、
放置していましたが、本格稼動を急に迎える事になったのでフルメンテします。
(画像はメンテ後に磨き出しをした状態です)
と、いっても、肝心要の部分はモノがモノだけに猿真似分解で事故起きると
「みんカラのブログで見て簡単そうだったから~」なんて言う残念な輩出るので、
詳細は割愛します。(滝汗
(ホント俄か知識で分解、整備するとガス使用機器なので、炎上だけでなく
大規模な爆発にも繋がりますので、要注意!)
先ずはメンテ前の状況解説。
・1993年秋ごろ購入し、大阪郊外で使用されていた物。
・メンテナンスの最終履歴は不明
(前所有者曰く10年位前に一度分解整備しているような記憶があるとの事。)
・外装破損 中度、内部よりの小規模炎上履歴あり。
・機器全体の異音大、異常振動が原因。
という一見すると完全ゴミ状態の本体ですが…送料込み¥1000という安さ
だったので即決(苦笑
(送料だけで譲り受けた様なものですね。)
早速分解しますと…(汗
炭!
まぁ、炎上履歴があるので…ね。
サクサク分解しますが、知恵の輪分解は大人の事情という事で察してください(苦笑
分解して台座の変形を見ますが…
(画像は洗浄、一部表面削り取り後のもの)
うれしい事に燃焼塔内部の炎上だったようで、
変形も無く綺麗なものです…ガス機にしてはかなり変色していますが、炎上履歴の
ご愛嬌という事で。
(灯油使用のストーブならこの程度の油焼けはあるんですが、コレはガス機種です
からネェ…。)
ココからは再度の炎上を防ぐ予防策といきます。
先ずは外した部品全てを入念に洗浄します。
ただし、
バーナーやガス弁、ガスポンプは絶対触らない事!
かなり高度な調整が必要になりますので、最悪、爆発事故や異常燃焼の
危険があります!
(灯油機でも同じ。 最近のファンヒーターは高圧噴射で混合気を霧散し、
それに着火させますのでね。 先駆けは某社のブルー何ちゃらという
キャッチコピーの機種だった記憶が。)
この機種も例外ではないですが、特に燃焼塔付近は機種により、200度
程度に熱せられますので、周辺雰囲気温度も相応になります。
また、燃焼塔全体に風当てる機種ですと、逆に周辺部位に埃が溜り
易くなるので、時には火災の一要因になり得ますので、入念に清掃
するのがベターですね。
特にこの機種の様に、燃焼塔内部に設置されているブロアファンで送風し
、バーナーで温風化するタイプは要注意で、ブロアファンの埃が即、
バーナーから霧散し、経年蓄積するヤニ油に引火、炎上するので、一度
完全に外して掃除する必要があります。
購入品の場合もほらこんな状態。
過去の炎上履歴も恐らくこの定番でしょうネェ…。
ついでにトラッキング火災で多い例として挙げられる基盤に積層した
埃も除去し、念のため、内部温度が高くなる機械にありがちなパターン
剥離や、ハンダクラックもチェックします。
ここまでやれば、安心して使えますね。
ただし、一週間に一度のフイルター清掃と、こまめな気遣いは旧い
機種ですので必要かナと考えておりますよ。
Posted at 2014/10/29 09:28:57 | |
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