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2022年07月09日 イイね!

[ファーストインプレッション]ホンダ・S660 "α"(6MT/MR)

[ファーストインプレッション]ホンダ・S660 "α"(6MT/MR) 私にとって2台目のホンダ「S660」が7年ぶりに納車され早くも2ヶ月が経過。そろそろファーストインプレッションを書いておこうかと。
振り返ると4台の軽オープンスポーツを所有(S660を2台・コペン・カプチーノ)しているから、このジャンルは大好物。先日も危うく(?)ダイハツ「コペン」の20周年記念車を衝動買いしそうだった。駐車場の確保を悩むうちに完売(笑)。あと数日販売が続いていたら「コペン」も購入していた。うーん「コペン」と「S660」を並べて写真撮りたかった....。閑話休題。
後期型のホンダ「S660」が納車されてから気づいた初期モデルとの違い。最も大きなポイントは外観(笑)。そんなに変わってないと思っていたが、実車を前にすると結構印象が異なって驚いた。
ボディ色をイエローからホワイトへ変更した効果もあるが、写真撮影をしていると、アレ??こんなにカッコ良いクルマだった??と今更ながら見直している次第。
Aピラーのボディ同色化、アルミホイルのデザイン変更、フロントバンパー内のアクセサリーランプ追加。文字にすると僅かな違いだが、これらが結構イイ仕事をしているな。
2台目の「S660」は3rdカーだから、地元の走り慣れたドライブコース専用のクルマとなっている。当然ほぼソロドライブ。送迎や買い物には一切使わないから荷物の収納に困ることはない。せいぜい麦茶1本とカメラ1台。
以前乗っていたときは、どうしても実用性を求めたくなる事が多く、結果「今日はS660では不便になりそう...」とドライブへ連れ出すことを躊躇してしまい出番が少なかった。
目下の悩みは、貴重な晴れた週末の朝。「ロードスター」と「S660」のどちらで走り出すべきか悩むこと。まぁクルマ好きにとってこんな贅沢な話はない。そう遠くない将来、ガソリンエンジンのスポーツカーを庶民がホイホイ乗り回すことが現実的ではない日が来るだろうから。今出来ることは全力でやる。将来老後の楽しみに...は妄想。
毎度前置きが長くなるがインプレを。
「S660」で通い慣れた地元のワインディングロードを流すと、相変わらずコクコクと小気味よく決まる6MTと、今となっては貴重な7000rpm付近まで苦もなく吹け上がるエンジンの組み合わせは古典的だが爽快。高回転型のエンジンは無意味(?)にシフトアップ・ダウンを繰り返せる懐の深さが魅力(笑)。
残念ながら、後期モデルになっても聞き惚れるエンジンサウンドではないし、回転落ちは割りと散漫で実用エンジンの出自を隠せない側面はあるが、もはや選り好みを出来るほどの選択肢はない。
クルマ好きの救世主「スイフトスポーツ」だって高回転域を捨てたターボエンジンになって久しい。安い・軽量・パワフル・高回転型・6MT・2ドアクーペ(笑)。もうそんな都市伝説みたいなクルマは出てこないと理解し受け入れるしかない。現実的に存在するモノを入手して楽しまなければ。
ボディサイスがコンパクトだから、いつもの峠道を幅広く使って走れるのが美点。ミッドシップらしいキレのあるコーナリングと、軽自動車にしては贅沢な4輪ディスクブレーキのガシッとしたフィーリングも悪くない。タイヤも贅沢なADVAN NEOVAをシレッと履きこなすのは大したもの。
発売から7年以上が経過したオープンカーだが、今でも剛性(感)に不満はない。全てが専用設計の贅沢なクルマ。実用性を求めなければ「S660」は根本的に楽しい。それを改めて実感。結局のところ「S660」はバイクみたいなクルマなんだろうね。アレコレ求めず走ることに専念するクルマ。
気に入らないこともある。クルマの中身よりも、メーカーであるホンダに対して。
ダイハツ「コペン」はめでたく20周年を迎えたのに対し「S660」は生産終了。長く作り続けることだけが正解では無いと思うが、やはりホンダは生み出したクルマを育てるのは下手だと思う。
先日もホンダからこんなメールが届いた。「インターナビポケットのDA機能サポート終了のお知らせ」。
これは「S660」にメーカーOPで装着した6.1インチのセンターディスプレーへスマホを接続し、internavi POCKETと連携させることでナビ画面を表示するもの。
ホンダの説明ではシステムの老朽化で最新のスマホOSに対応が困難となったためサービス終了とか。
「S660」の生産終了は仕方がないとしても、メーカーOPで装着したセンターディスプレーのナビ機能が、納車から僅か2ヶ月でサービス終了が通告されるのはあまりにもお粗末ではないか。せめて最終生産モデルの初回車検くらいまではサービス継続すべきだったと思う。やはり今後はAppleCarPlayを採用し、メーカー独自開発のナビからは手を引くべきだろうね。
色々不満もあるが「S660」みたいなストイックなクルマがこの価格帯で提供されることはもう無いだろう。折角縁あって購入出来た「S660」だから、存分に走り回りたいと思う。




↓ディスプレイオーディオ(DA)連携終了のお知らせ。

↓2015年7月納車「S660」の1台目。

↓あっという間に完売したダイハツ「コペン」の20周年記念特別仕様車
Posted at 2022/07/09 09:03:49 | コメント(3) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年05月17日 イイね!

[29台目の愛車が納車]ホンダ・S660 "α"MR/6MT【ファイナルモデル】

[29台目の愛車が納車]ホンダ・S660 "α"MR/6MT【ファイナルモデル】 納車から少し時間が経ってしまったが、29台目の愛車としてホンダ「S660」が納車された。
昨年11月にリリースされた、650台のファイナル限定生産モデル。650台の内、50台はインターネットで抽選販売が行われ、残りの600台は全国の販社規模に応じて割当られたと聞く。
私のクルマはその販売会社が持っていた枠分を購入させて頂いたものである。
伝え聞くところでは、首都圏で結構な倍率で抽選となったようだが、冬季間にハンデを抱える北海道ではそこまでの騒ぎとはならなかったようだ。
まぁ何にしてもご縁あってファイナルモデルとなる「S660」を購入出来たたことは大変喜ばしい限り。
2015年式の初期モデルを所有していたから、改めてファイナルモデルがどのような熟成と進化を遂げているのかを、あの頃とは違う、地元北海道のワインディングロードでじっくり味わいたいと思います。
思い出せば、「S660」の発売開始は2015年4月。ほぼ同時期にマツダ「ロードスター(ND)」の発売も開始されており、どちらを買うべきかかなり悩んだ記憶がある。結局 「ロードスター(ND)」を諦めて「S660」をオーダーした。
月日は流れ、2019年にマツダ「ロードスター」の30周年記念車を購入し、現在も保有している。そして、今回「S660」を再び購入したことで、2015年にあれだけ悩んだ2台を同時所有出来たことは感慨深い。
勿論、しがないサラリーマンの私にとって2シーターのオープンカーを雪深い北海道で複数所有するなんて暴挙(笑)としか思えないが、まぁそれこそクルマ趣味人冥利に尽きるという感じでしょうか。
分厚い「カーセンサー」を枕に将来のマイカー購入を夢見た中学生時代の自分にこの現況を是非伝えたい(笑)。
純然たるガソリンエンジンを搭載した軽量コンパクトスポーツカーを新車で駆る楽しみを庶民が楽しめるのは恐らくラストチャンスでしょう。さらに言えば、自分自身がサラリーマンとして現役で、趣味に興じる予算を工面することが出来るのもいまのうち。
いまフルスイングしなくて、いつするんだ!!...と勝手に発奮する次第。とはいえ、そんな馬鹿な選択を許してくれる妻には感謝しかない。
今回の「S660」は"α"の6MTでボディ色はプレミアムスターホワイト・パール。メーカーOPはセンターディスプレイを選択した。総額で260万円を超える。初期モデルより結構な値上がりだが仕方ない。当然ながら値引もゼロで端数までキッチリ。本音を言えば、車両本体より「S660」のために奔走した駐車場確保のほうが色々大変。都市部に合計3台分の駐車場を確保するのは至難の業。
GW直前に納車された「S660」だが、出張や天候不順で全然乗れておらず、インプレッションはもう少し走り込んでから報告したい。なにせGW直後にもう1台の愛車も納車されてしまう異常事態なのでテンヤワンヤしております。





Posted at 2022/05/17 21:04:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2021年03月19日 イイね!

[2022年3月生産終了]ホンダ「S660」ファイナルモデル"Modulo X Version Z"

[2022年3月生産終了]ホンダ「S660」ファイナルモデル"Modulo X Version Z"ホンダは軽スポーツモデル「S660」について2022年3月をもって生産終了すると正式に発表した。
主な理由は法規等の対応が難しいと色々なメディアで報じられている。まぁ同じラインを流れていたホンダ「アクティ・トラック」が間もなく生産終了となり、八千代(四日市)のラインは事実上「S660」専用になってしまう事情もあり、「S660」のモデル廃止は時間の問題と思っていたから驚きはなかった。
今後ホンダが生産する軽自動車は「N-BOX」系のプラットホームに統一されることになる。まぁ効率重視ならば当然の結論だろう。むしろ「S660」が他車と共用がほぼ無い贅沢な設計が許されたことが奇跡だったと思う。
振り返ると、ホンダ「S660」は2011年の東京モーターショーで「Honda EV-STER」として公開され、「ビート」の復活と話題を呼んだ。続く2013年の東京モーターショーでは「Honda S660 CONCEPT」として事実上の販売予告がなされ、私も発売され次第、即購入しようと資金繰りを始めた記憶がある。
実際の発売は2015年4月。ほぼ同時期にマツダ「ロードスター(ND型)」が登場したタイミングでもあり、どちらを買うべきか悩んだ方も多かったのではないだろうか。
2020年1月に「S660」がマイナーチェンジを受けたばかりだから、MC後モデルは希少かもね。
今回「S660」の生産終了を発表すると同時に、事実上のファイナルモデルとして特別仕様車「Modulo X Version Z」を発表した。価格は315万円。
特別仕様車の詳細は公式ページを確認していただくとして、ホンダ「ビート」が1993年12月に発売した(事実上最後の)特別仕様車も「バージョンZ」だったことはホンダの心意気と理解すべきだろうか。
まぁ本音を言えば、もう少し特別な演出なりチューニングを施したファイナルモデルの投入を期待したいのだが。それでも特別仕様車「Modulo X Version Z」は将来的にも高い価値を維持しそうだね。
面白い現象として、3月12日「S660」の生産終了が公式発表されてから連日私のブログもアクセス数が急増している。その原因を調べてみたら、2015年に私が乗っていた「S660」を売却したことを書いた記事が爆発的なヒットを記録していた。
あくまで私見だが「買った」記事より「売却した」記事が爆発的に読まれているということは、「S660」のファイナルモデルを「投資」として購入検討する方が多いということだろうか。まぁそれも昨今の国産スポーツカー市場を見ていると無理もないかな。
さて。「S660」が生産終了を迎えることで、軽自動車のオープンスポーツは再び「コペン」一択の時代に戻ることになる。個人的には、長期間の生産を前提に、既存のプラットホームを最大限活用しながら「コペン」を開発しているダイハツの姿勢はもっと評価されるべきだな...と再認識している。
結果的に短期間の保有となってしまったが、「S660」をマイカーとして迎えられたことは良かった。
是非ホンダには「S660」の後継として、「N-BOX」系をベースにしたもっとお手軽な軽オープンスポーツをリリースして欲しいな。そうすれば荷物ももう少しは積めるだろうしね。


Posted at 2021/03/19 17:17:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2020年01月26日 イイね!

[マイナーチェンジ]ホンダ「S660」期待に反し表面的なMC。

[マイナーチェンジ]ホンダ「S660」期待に反し表面的なMC。ホンダ「S660」がマイナーチェンジした。「S660」は2015年3月30日発表。4月2日発売だったから、間もなく丸5年が経過する。
個人的にも短期間ながら「S660」をマイカーにしていたから、今回のマイナーチェンジは大いに期待していた。
しかし結論から言えば、表層的な改良に留まったようで、期待していたスポーツカーとしての根本的進化については見送られた。
最大のライバルであるダイハツ「コペン」が、トヨタGRチームの力を借り「コペン GR SPORT」を送り出し高評価を得ている。このタイミングで「S660」も戦闘力がアップしていれば、軽スポーツ市場も大いに盛り上がったろうに。なんとも残念である。
今回の「S660」の主な変更点は以下の通り。
①エクステリア
・ボディーカラー同色のフロントピラー採用
・新デザインのアルミホイール採用
・国内初となる新色アクティブグリーン・パールを追加
・ヘッドライト/サブリフレクターの色変更
・アクセサリーライト追加 (αのみ)
・リアコンビネーションランプ/インナーレンズの色変更
・フロントグリルのデザイン変更
②インテリア
・シート表皮アクセントの変更(αのみ)
・シートヒーター追加(αのみ)
・ステアリングホイール/シフトノブ 表皮にアルカンターラを採用 (αのみ)
価格は上級グレード「α」が232.1万円。ベースグレード「β」が203.1万円。(6MT/CVT同額)
「ミライース」のプラットホームを基に開発されたライバルの「コペン GR SPORT」が238万円(CVT)~243.5万円(5MT)の設定だから、ほぼ専用設計の「S660」は決して高くはない。しかし「コペン」より実用性に劣るから、おのずと顧客層を狭めているのは否めず惜しい。
個人的には、色気のないエンジンノイズが最も「S660」を所有した際のガッカリポイントだった。今回の改良を経て、何かしらの改善が進んだとは思えないだけに、MC後モデルがマイカーになる可能性は低いだろうな。とはいえ、MC後モデルの熟成がどこまで進んだのかは大いに気になるポイント。最近のホンダが置かれている状況を鑑みると、「S660」が今後も頻繁な改良を重ねていくとは思えないだけに、ご興味の方はお早めに。私も雪が解けたら試乗に出かけたいと思う。


↓私が所有していた「S660」の初期モデル。

↓「コペン GR SPORT」
Posted at 2020/01/26 20:13:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2015年12月16日 イイね!

[売却しました]ホンダ・S660 当初予定よりも随分早く手放すことに。 

[売却しました]ホンダ・S660 当初予定よりも随分早く手放すことに。 まだ納車待ちをしている方には大変心苦しいが、私の「S660」ライフは終了とした。早い話が売却したのだ。購入当初からあまり長期間保有は考えていなかったが、このタイミングでの売却は想定外だった。
少し振り返ってみると、2013年の東京モーターショーで「ハスラー」と「S660」の購入を即決。「ハスラー」は諸般の事情により、OEM車のマツダ「フレアクロスオーバー」に変わったが、モーターショー閉幕後直ちに発注し、翌年2月末に「コペン」と入替で納車。一方「S660」は当初の噂より発売が遅れ、2015年4月まで待たされた訳だが、私が気がついた時には既に水面下での事前予約が殺到で年内納車は絶望的と言う状況の中、運良く(?)近所で初期配車枠が売れず持て余していた稀有な販売店をキャッチ出来たお陰で状況は一変。3月末発注→7月末納車となった。(まぁ逆を言えば、お祭り騒ぎの中でも売れ残る様な駄目な販売店でもある訳で、見事にアフターは最悪だった。)
ここで問題が発生。よもや「S660」がこんなにも早く手に入ると思わず、その直前にネットで発見した格安屋根開き物件として「二代目デミオ」のキャンバストップ仕様を衝動買いしていた。そんなこんなで自身初の経験となるマイカー三台所有体制に突入となった。まぁそれぞれそんなに高価なクルマではなく、維持費の安い軽自動車二台と、全てが気楽(笑)な激安中古「デミオ」だから助かった。(三台分の自動車保険はそれなりの金額になったが)なんにしても、今年はクルマ趣味を充分満喫出来たと思う。
さて本題の「S660」について、納車から約四ヶ月・2500km程を走行し売却となった。率直なところ、「S660」を買った事に満足しているし後悔は無いが、あまり深い愛着を感じる事が出来なかった。背景には棚ボタ的に「S660」が買えてしまった事があるかもしれない。
贅沢な話だがエンジンに対しボディや足回りが勝ち過ぎていて、スポーツカーとしての刺激や面白みに少々欠けた様に感じている。今後はもう少し癖があっても良いから、スポーツカーを駆る実感とか乗りこなすヨロコビを追及し、絶え間なく熟成を進める事をホンダには期待。特に、クルマのキャラクターにマッチしない事務的なエンジンサウンドは要改良ポイント。音量ではなく、音質の問題。パワーリアウインドウを積極的に下げて、エンジンサウンドを聴きたくなる様に作り込んで欲しい。過去のホンダVTECエンジンと同じにはならないだろうが、多少燃費を犠牲にしても手を入れるべきポイントだ。私の環境で「S660」の平均燃費は18.5km/L(満タン法)であった。あらためてMTは元来燃費が良いことを証明した訳だが、このクルマに低燃費なんて微塵も期待していない。もっとギア比をロー側に振って低速・低回転域の加速力を増しても良いのではないか。いずれ「TypeR(?)」をリリースする為にあえてやり残した部分なのかもしれないが、個人的にはもう少し辛口の味付けを期待していた。
正直、以前乗っていた「コペン」の方が全般的にドラマチックな味付けで、特にエンジンはサウンド・パワー共に(体感的には)スポーティだった。アチコチからギシギシ・ゴリゴリと低級音が鳴っていた事も許せるほど楽しいクルマだった。愛らしいスタイルも気に入っていたし。
一方で、「S660」の美点はミッドシップレイアウトの素性が生きるコーナリング。ハイグリップなネオバを履くこともあって、喜々としてコーナーに飛び込んでいけるのは大したもの。アジャイルハンドリングアシストの効果もかなりあるだろうが、不自然なフィーリングではなく、不必要に山道を駆りコーナーを攻めたくなるのは美点だ。また、軽スポーツとしては贅沢な四輪ディスクブレーキも特筆に値する。フィーリングも良く、実際の効きも素晴らしい。コーナーの立ち上がりでもう少し加速力が欲しくなるのは前述のとおりだが、やはりこのクルマはクネクネと入り組んだ山道を走り込んでナンボのクルマ。軽自動車初の6MTもショートストロークかつカチカチと節度感のあるシフトフィールはホンダスポーツの共通点で、「S660」を積極的に選ぶ理由となるものだ。私は約2500km程の走行距離に終わってしまったが、その大半を山道で存分に「S660」のコーナリング性能を楽しみながら距離を刻むことが出来たのは良い経験となった。世間では案外理解されない様だが、法定速度+α程度の速度域でも充分にスポーツカーを楽しめるのが軽スポーツの魅力である。
当然ながら全て承知の上で購入したつもりではあったが、やはりちょっとした手荷物なども全く積めないストイックなパッケージ(特に二名乗車時)はこのクルマに乗る回数を減らす要因となった。純粋にドライブを楽しみたい。そして物理的にもそれが許されるタイミングで有れば問題はないが、現実的にはドライブを楽しんだ先でショッピングをして帰る程度の事は日常茶飯事。そうなれば「S660」ではないクルマを選択するか、ドライブ終了後に別のクルマへ乗り換える手間が発生する。「コペン」と最大の違いはこの部分。また、折角のオープンカーであっても巻き取り式の「ロールトップ」は取り外し・収納が面倒で実際に屋根を外して走行したのは数回程度。どうしても短時間のドライブや雲行きの怪しいときは躊躇してしまった。まぁ同時期に簡単便利で大開口の「デミオ・キャンバストップ」が在籍していたから「S660」の不便さが際立ったのかも知れぬ。若い頃に乗っていたスズキ「カプチーノ」も屋根の開閉と外したトップの収納が面倒でほとんど屋根を開けなかった事を思い出した。もし私が遠方の職場までクルマ通勤をするとしたら、「S660」で通うのも悪くない。通勤なら荷物も限られる。
「S660」は未だ納車待ちが長く、今注文しても来年夏以降とか。そのお陰で買取価格も驚きの条件が提示された。車両本体はおろか、付属品や諸費用まで含めた支払総額にほぼ匹敵する買取金額だったのは助かった。現時点で「S660」の後継車は決めていない。これからは何かと動きが鈍くなる冬のシーズン。また来春以降にじっくり考える予定。とはいいつつも、「アルトワークス」が遠くの方からこちらへ手を振っている気がするのだが...。


Posted at 2015/12/16 14:28:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | S660 | クルマ

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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