三菱自動車はトッポを復活させる。「ミニカトッポ」に始まるトッポの歴史は1990年にまで遡る。スズキ・ワゴンRが1993年の発売だったから、トールボーイ軽自動車の金脈を最初に掘り始めたのは三菱と言える。(しかし、大金脈を掘り当てたのはスズキ)ミニカトッポで2世代の後、軽規格改正にあわせて1998年に「トッポBJ」が誕生。それまでのファニーな雰囲気からゴツゴツとした雰囲気(ガンダムルック?)に代わり人気失速。2001年にはeKワゴンがデビューし、「トッポBJ」は2004年5月にひっそりと生産中止となった。.....時は流れて「トッポ復活」。本当に復活。何故なら、2004年に生産中止になったトッポBJのボディパネルが再利用されているから。リバイバルと言うよりはゴミ箱から拾ってきたと言うべきか。さすがに驚きましたね。話は複雑になるが、初代のeKワゴンはトッポBJをベースに作られた。そして2006年に発売された現行型eKワゴンもメカニズムは初代を踏襲。要するに、基本的には98年の規格改正時から変わっていない(必要な改良は適宜行われているが)。だから今回の復活も可能と..。低価格であることが必須の軽自動車であるならば、こういう荒技も許容されるのかも知れないが、ベースモデルの「S」(3AT/2WD)93.4万円~「ROADEST T」(4AT/4WD)156.9万円という価格帯から見ても驚くほどの価格メリットは感じない。メーカーにとっては開発費を安く済ませることで利幅が拡がるかもしれないが、少し消費者を軽視しすぎてはいないだろうか。販売目標台数は2,000台/月らしいが、こういうクルマは売れて欲しくないですね。せめてeKワゴンでトライしたスライドドアを採用するとか、リヤビューをeKスポーツから拝借して来たフロントマスクと整合性を取れる様にアレンジするとか、ミッションはCVTにする等の努力が全く感じられない。三菱自動車にはメーカーとしてのプライドが無いのか。とにかく驚くしかない。|
急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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