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2009年09月02日

MF誌 '77/04号 ワールドニュース/リンカーン・ベルサイユ

MF誌 '77/04号 ワールドニュース/リンカーン・ベルサイユ ワールドニューカー情報と言う世界の小ネタを集めたページ。

その中で、当時かねてから噂のあったリンカーン・ベルサイユ発表のニュースが載っています。
レポートは米在住のボブ・ホールと言う、MF誌ではお馴染みの人(ボブ・ウォールではない・笑)。

「外観は’76年9月号のMF誌のスケッチそのものである。私は、最近ベルサイユを運転する機会を持ったが、個人的には好きになれなくとも、たいへん興味のあるクルマであることには違いない。」

「ベルサイユを形容するには、一言でじゅうぶんだ。『ソフト』なのである。シートがソフト、その表面の本革もソフト、乗り心地もソフト、そしてラジオからの音楽もソフト。アメリカ式ラグジュリーの典型的見本といってよい。」

「予期されたように、ハンドリングは頼りなく、標準の2バレル気化器つき4950ccV8の走りっぷりも速いとはいえぬ。」
後の文章はは画像の通りですが、この人は米国人でありながら旧態依然とした米車の乗り味に批判的ですね。いや、少なくとも多種多様なクルマに乗ってアレコレ評価する(出来る)のがジャーナリストですから、自国の進歩しないクルマに対してイライラしていたのかも知れません。
また「たいへん興味のあるクルマであることには違いない」と言うのは、もちろん先にデビューして成功を収めていたキャデラック・セビルの対抗馬としてって意味ですから、期待が必要以上に大きかったのでしょう。

一般的な米国人はベンツにもBMWにも馴れ親しんで無いはずですし、よしんば運転するチャンスがありその操縦安定性などに感激したとしても、ソレを必要としない人が大多数を占めるがゆえ、やっぱり彼らはシボレーやフォード、あるいはプリムスを選んだのではないでしょうか?

もちろん米国内でもそれら(欧州製高級車)は高価であるというのも理由でしょうが、キャデラック・セビルは年々増えつつあった欧州製高級車のインテリ・ユーザー層をも取り返した訳で、やっぱり彼らは自国の製品に絶大な信頼を寄せていたんだと思うんです。
クルマが一つの文化として醸成されてきた国ゆえに、それがいかに頼りないハンドリングで、懐古趣味のスタイリングであったとしても異文化車にカブレない・・・極東のどこかの国とは大違いです^^


「そしてラジオからの音楽もソフト」・・・謎ですね~(笑
ブログ一覧 | 書籍 | クルマ
Posted at 2009/09/02 07:17:03

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この記事へのコメント

2009年9月2日 14:49
知りませんでした、この車種。
どこもかしこも、いかにもアメリカ車然としたスタイルですね。

フェンダーの奥深くに収まってるホワイトリボンにクロームのリム、いかにもアメ車らしい演出です。
基本マッスル好きですが、こういうのもいいですね!
ケツをドカンと持ち上げて…なんて無粋な事は言いません(笑)
コメントへの返答
2009年9月2日 21:52
あらら、ご存じなかったですか。

>フェンダーの奥深くに収まってる

はい!特にこの時代のフォードは肉付きのよいプレスが特徴でしたから、余計にタイヤが奥まって見えますね。
何が何でもツライチ派には、このエレガンスが理解できないでしょう。

それにしても純正オーバーフェンダーも真っ青の張り出しですね~。

>こういうのもいいですね

ええ、『こういうの』をもっと好きになって下さい(笑
2009年9月3日 16:52
国産車で奥まったタイヤはかっこ悪いけどアメリカ車ではなぜか違和感がないです。

逆にツラツラだとがに股みたいでヘンだったりしますよね。
とは言え、乗っていたカマロのリアは285の10Jとゆうお化けサイズのタイヤホイルゆえツラツラでしたが・・・^^。
コメントへの返答
2009年9月3日 23:30
>アメリカ車ではなぜか違和感がないです

そうなんですよ!それでもタイヤサイズがP195とかP225とか・・・特別細くも無いんですよね?

>カマロのリアは285の10J

マッスルはやっぱり似合います!
しかしその上にケツ上げでは直進性が(汗
2009年9月3日 19:00
グラナダ、モナークを焼きなおして
セビルの二匹目のドジョウを狙ったフォードの戦略は余り良く評価されなかったようですね。

でも、日本では結構乗りやすいサイズだったようですけど、
当時のリンカーンブランドで一番の高額車だったのが解せませんね。(笑



ところで、次期愛車はベルサイユでは無いですよ。(爆
コメントへの返答
2009年9月3日 23:44
>余り良く評価されなかったようですね

前にも言いましたが、当時のフォードのプレスはファットで「浪花節」調だと思いませんか?
ホィールアーチの張り出しと言い、左右のフェンダー先端の「峰」と言い、もちろんセンターグリルのクラシカルな顔も・・・。

「セビルVSベルサイユ」と限って言えば、ナイフで切り落としたような造形のセビルは、斬新でした・・・ベルサイユとは対照的です。
フォードにはグラ/モナ兄弟が先にあった訳ですが、このクラスではコンセプトでも遅れをとったのではないでしょうか?

>日本では結構乗りやすいサイズ

これはもう100%正解だと思います。それでも充分に高級車然とした「押し出し」を備えたサイズで、スタイリング各部のツジツマも合ってますよね?

>次期愛車はベルサイユ

え?じゃぁ、タウンカーを!?・・・凄い!

2015年4月13日 11:36
因みにこの小型リンカンがフォードが初めてコンピュータでエンジン制御を始めた車輛と記憶しています。コンピュータそのものは12 bitsの東芝製で血の滲む努力の末完成させた賜物で、後にGMのCCCコンピュータコマンドコントロールに多大なる影響を与えました。あとこのくるま、米國で初めてクリヤコートのペイントを始めたんですよね。四輪デイスクブレーキやら斬新的なセヴィルに対抗する努力は見られたのですが、結局うだつは上がらず。。直結の後釜は矢張りリンカンコンチネンタルだと察しますが、彼方も80年代に入ると車輛の電気仕掛けも一層複雑になり、外観もロールスロイスやら同時期のセヴィルそっくりのフーパー調のテールにしたり、面白い時代でした。。
コメントへの返答
2015年4月13日 14:48
クリヤーコートのペイントの件

知りませんでした。
それにコンピューターが東芝製だった事も!

GMのCCCは'82頃に登場した三元触媒を用いた空燃比フィードバックシステムの名称ですよね?
元は「ボッシュのパテント」だとか言う未確認情報を聞いた事が有りますが、未だGMの当時の資料や実車に"BOSCH"の文字を見たことは有りません。

それにベルサイユ登場以前の'77頃には国産車が既に「達成不可能なほど厳しい排気ガス規制」と謳われた53年度排気ガス規制を、燃料噴射とO2センサーを用いて次々に達成しています。

しかし電子制御システムのサービスは困難を極めるがゆえ・・・
GMの場合"ALDL"コネクターをアクセスポイントとするダイヤグノシス・システムを既に70年代の終わりには備えていたと記憶します。
今で言うOBDⅡコネクターですね!

>フーパー調のテール

スロープドバック・スタイルですね!
流行らなかったのが残念です(笑



C3(CCC)で思い出しましたが、GMの全く別のシステムにC3i と言うのが有りましたwww
2015年4月13日 15:59
ぼくが整備学校に行ってた時が、丁度、どの会社も排気ガス規制の対策に頭を痛めていた時で、勿論未だ皆、真剣にキャブレターを使って対応しようとしていた時代でしたから、初期の排気ガス対策、色々学びました。ALDLコネクターですね、何と懐かしい!でもぼくが記憶している中で、米國で最初にコンピュータで診断できる装置を開発したのがフォルクスワーゲンでした。ビートルなんかのエンジンルームにある診断ソケットに巨大な診断装置から伸びるケーブルを繋げると何と圧縮比までプリンタに印刷されて出てくるんです。スパークプラグも抜かないでなんで圧縮比が解るのかと思っていたら、診断中に点火を切ってスターターでエンジンを回した時にスターターにかかる電流を測定して模擬圧縮比を算出しているのだそうです。。残念な事にこの診断施設は各デーラーに設置されたのですが、あまり長続きしなかったみたいです。ボッシュ開発のフィードバック式の空燃費調整装置はラムダゾンドと言って、ヴォルヴォのKジェトロニックに初めて採用されました。今から考えてもこれが矢張り問題解決の一番良い策みたいだったようですね。当時のコンピューターコマンドコントロールが支配する、ロチェスターのクワドラジェットの複雑怪奇だったのは、なんとなく今でも覚えています。。。昔は凄かった (良かった。。)。
コメントへの返答
2015年4月13日 17:14
>真剣にキャブレターを使って対応

なるほど。でもその燃量供給量の精度には限界がありますよね?
(燃料噴射も壊れなければ最高なんでしょうけど・笑)

>診断中に点火を切ってスターターでエンジンを回した時に

凄いですよね?考える事が!
長続きしなかったと言うのは残念ですねぇ。

>ラムダゾンドと言って

ええ、そのλと言う言葉すらGM資料には出て来ません(パクったのに意地張ってるのかどうか分かりませんが笑・笑)。

>Kジェトロニック

しかしKジェトロもVWで言えば'87で消えましたね、サーブなどにも有ったはずですが、皆結局はLジェトロに・・・。

>クワドラジェットの

これもアメリカ車ファンには懐かしい名前ですね!
素直に「4バレル」と言えば良いのに・・・そんなひねくれたトコも好きでした^^

プロフィール

「三菱ランサー/FCCM2024 http://cvw.jp/b/183514/47722863/
何シテル?   05/15 23:07
★時々「クルマいじり」しますが、新しい物には疎いです。 ★アメリカ車、旧車も好きです。 ★このHN見てピンと来た人は趣味が合うかも!?
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