
GMの高級ブランド、キャデラック。
そのパーソナル・カーがエルドラドで、このコンバーチブルの他にクーペを持つ2ドア専用車。
2ドアと言っても車両重量は2.2t近くあり、定員は6名、全長5.69m、ホィールベース3.21m、全幅は2m超の巨大さ!・・・E-Bodyと呼ばれるこの型は'78まで生産されましたから、これぞ最後の巨竜です。しかもエンジンは乗用車用としては最大の8.2L(!)と言う排気量を持つV-8。
同時に世界最大のFF車と言う変わりダネでもあります。
この型にこれほど接近できたのは初めてでしたから、岐阜まで来た甲斐がありました。
何よりまずその大きさに圧倒されますが、細部の彫刻的な造形はタメ息モンです・・・そのフロント廻り。
一段高いボンネットとクロームのセンターグリルは「クラシックへの回帰」、アクセントとしてあたかもリンカーンの様にフェンダーを尖らせてますが、それにしてもこの彫の深さ!!
クロームの5マイルバンパーが付いてますが、フェンダー先端は例のウレタン製です。
とてつもなく長いボンネット!彫刻的なボディラインを細いピンストライプがより強調しています。フェンダーの峰が鋭い故、先端のランプモニターが斜めになって付いてます。インパネは横スピードメーター+コラムシフト、当然タコメーターはありません(笑
分厚いドア・・・デザイン上「肩ロース」はありませんが・・・。
隣にXLRがいました。キャデのコンバーチブルと言う共通点以外は、数十年の時を経てあまりにも違いすぎる両車ですが、このエルドラドの大きさたるや!!
・・・縦テールが上品です。・・・え?下品ですって?
相当数シャッターをきりましたが、僕にとっては何十年も憧れて来た一台ですから変な部分も撮っちゃいます。
マーカーの下の丸いヤツは何なのか分りませんが、キャデの象徴「月桂樹マーク」入りです。テールランプの間にも「月桂樹マーク」がありましたが、こんな小細工に弱い僕です。
ニュースでは米政府がGMとクライスラーに資金援助を決めたと言ってましたが、とりあえず年は越せそうなんですね。
Posted at 2008/12/20 20:27:22 | |
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