
今年、旧車イベントでゲットした初代レパードのカタログです。
チェリー店にはTR-Xと言う兄弟車がありましたが、角目4灯もカッコ良かった・・・。
表紙と冊子中央の左右折込ページ・・・銀粉が手に付くんじゃないか?と思わせるような印刷です(笑
裏表紙には昭和56年7月現在 と印刷されています。Wiki記事によれば昭和55年10月登場、56年7月に「ターボ車を追加」となっていますが、ターボ車が載ってませんから これはその直前のものかも。
レパードはセドリック/ローレルの様な保守派ではなく 粋な大人の派手な高級パーソナルカーとして登場しましたが、結果 ソアラ人気には一歩及ばなかった・・・。
荻窪系(旧プリンス系)の設計だと言われていました。
4ドアがラインナップされていた事は、対ソアラ兵器としてはマイナスポイントだったのかも知れませんが、その試みはトヨタには出来ない冒険だったようにも思えます。
イメージキャラクターの加山雄三さん。
「自由に何を賭けるか」のコピーは大げさかも・・・囚人が脱獄に命を賭ける訳じゃあるまいし^^
2ドアには憧れました。アメリカ車の模倣にしては細部に不満もありますが、そのルーフライン/シルエットは当時の国産車としては非常に斬新だったと思います。
インパネは当時の日産車の匂いに溢れていますね。ステッチを模した柔らかいダッシュパッドや家庭用みたいなオーディオ、ドラコンも流行らなかったけれど(笑
Cd=0.37 と空力特性に優れていると強調しています。
ラインナップと装備群・・・
騒音レベルに応じてオーディオのボリュームを自動調整する機能、オートボリューム・コントロールは国産初。
注目すべきはL28搭載車ではなくZ18エンジンの最低グレード、180Fでしょう!しかも2ドアにもちゃんと用意されています(萌え
残念なのは2ドア・・・
2ドアのセンターウィンドゥがハメ殺しである事
せっかくの広大なクォーターパネルにガラスをはめ込んでしまった事
フルコンワイパーでない事
Aピラーの根元とショルダーライン~エンジンフード後端に破綻をきたしている事
勇ましいフロントに比べ、拍子抜けするほどシンプルなリヤが不釣合いである事(シンプルであってもアグレッシヴは可能では?)
その後、大きな変遷を余儀なくされたレパードですが、セフィーロとならんで日産の一時期に咲いた華と言えませんかね?
Posted at 2009/11/22 06:45:55 | |
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