
前ブログの続き・・・
前置きが終わっていよいよロードインプレッションに入ります。
本文抜粋/要約:
ドライビングポジションはA110が文字通りレーシングマシンのコクピットに収まった様に低い。
ラリー3のそれは典型的な実用セダンの姿勢。ステアリングホィールは少々寝ており、ペダルは上から押し下げるように踏み込む形。
>こんな吊り下げ式ペダルじゃない車、昔は国産車にもありましたよね~(軽トラとか・・・)いわゆるオルガンタイプ?踏み難くてイヤだったなぁ(笑
しかもラリー3はアクセルとブレーキペダルの高低差が有り過ぎてヒール&トゥが出来ない。A110は段差こそ無いものの、そのレイアウトはレーシングマシンに近く、トゥ&トゥならば可能。ラリー3はそれすら出来ないのでワインディングロードでのアベレージをかなりマイナスしてしまう。
A110の走りはまさに刺激的。4000rpm以下では「ぐずり気味」のエンジンもそれ以上では7000rpmまで一気に吹き上がる。低めの設定のクロスミッションゆえ、そのシフトは忙しくちょうど多段儀やボックスを備えたモーターサイクルに乗っているような感じだ。1、2、3速までは文字通りあっという間にトップレヴまで登り詰めてしまう。
ちなみに低回転を続けさせるのは酷だ、水温計の針は短時間で上昇し始め、エンジン回転もラフさを見せてくる。
ラリー3のエンジンも実に小気味良く回る、ピークパワー・ゾーンは4500~6500rpmと言った処だが、その前後でもパワーカーブはさして大きな下降線を示さない。リーター当たり79.6hpにも達するハイチューン・エンジンでありながら、トルクカーブは比較的穏やかであり、市街地走行などでも扱い難さは感じられない。
ギヤリングは高く出足加速は緩慢、シグナルGPに勝つ事を無上の喜びとするようなドライバーには歓迎されないだろうが、本格派のスポーツユーザーには僅かな出足の緩慢さより、以後の速さと小気味良い伸びの方が歓迎されるに違いない。
短距離ならラリー3より速い車は沢山あるが0→1kmと言った長い距離を競うことになると、勝てる車は数台に限られてしまうだろう。もちろん同クラスだけでなく全ての国産車を対象としてである。
ちなみにメーカーデーターによれば0→1kmを31.6秒で駆け抜け、183km/hのトップスピードをマークすると言う。ハイ・チューンエンジンを搭載するとはいえ1.3Lの4ドアサルーンなのだから、その性能レベルの高さには恐れ入るばかりだ。4500~6500rpmと言うピーク・パワーゾーンをフルに駆使してのドライビングはまさにエキサイティングであり、我々スポーツ派ユーザーにとっては「喜び」以外の何者でもない。
>ココは興味深いですね~、僕のような田舎者は ともすれば(発進加速が速ければそれでイイ)みたいな考えに陥り勝ちですが、こんな考えもあるのか・・・と。もちろん欧州ではそれも普通の事として受け入れられているんでしょうね。
Posted at 2011/12/19 09:58:32 | |
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