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2017年03月27日 イイね!

ミラのカタログ 9

ついに660cc時代に突入します。

L200系ミラのTR-XXシリ-ズになります。
標準系は今のところ手持ちがありませんので・・・。


因みに、当方はL200系につきましてはそんなには詳しくありませんのでそこのトコロをご考慮頂ければと思います。






↑軽自動車の規格変更時に合わせてフルモデルチェンジした唯一の車種ですので気合の入り方が凄いです。

TR-XXシリ-ズのほかに4WSモデルのTR-4 EFIも掲載。
因みに、このカタログは軽自動車のモノにしてはなかなか良い作りです。





↑フロントフェイス。
好評だった先代L70系ミラTR-XXのイメ-ジをべ-スにL100系リ-ザのイメ-ジも取り混ぜた感じになりました。
基本的にはキープコンセプトですが、洗練度はアップしたうえで、どう見てもミラターボTR-XXだと言うのがすぐ分かるデザインだと思います。

スタイルコンセプトは1.3Vital Boxだそうです。


↑サイドデザイン。
基本的にはL70系からの流れを汲むものですが、全長が100mm長くなったおかげで若干フン詰まり感が無くなりました。
バランスが良くなったと思います。

長くなった分はバンパ-で誤魔化すのではなく、フロントセクション、リアセクションともに延長されています。

規格改定には安全性の向上も目標に挙がっていたと思います。
ライバルたちもボンネットを伸ばしていたりするんですが、全体的にデザイン変更できたアドバンテージはあるかと思います。



リアデザインも基本的なイメ-ジは引き継いでいますが、灯火類は大型化されてリアゲ-ト辺りも丸みを帯びました。

”XX”の字が色違いなのもお洒落。


↑インパネ。
やはり、基本はL70系のイメ-ジですが、ちゃんとDIN規格が収まるコンソ-ルやなだらかなメーターフ-ドの採用が時代を取り入れて進化した部分ではないかと思います。

オプションですが、アナログ時計やオ-トエアコンや専用スーパーサウンドシステムも装備。


助手席付近まで伸びる横長な空調コントロ-ル部は少し個性的ですね。



↑室内。

この世代でTR-XXシリーズの主力グレードはライバルたちと同じくセダンタイプに移行しましたのでカタログもセダンモデルです。

特にシ-トの作りが良さそうなのが印象的でリアシートまでもバケットタイプです。
フロントシ-トもハイバックだった先代と比べてきちんとヘッドレストが使えそうな比較的大柄なシ-トになっています。





.

↑メカニズム。
一番のトピックは660cc化ですが、セダン系ターボは悲願?のマルチバルブ化を実現。
先代の登場時にはブッチギリの性能だったのが、気が付けばアドバンテージは無くなりスペックでライバルに差を付けるところも無くなっていたのでここはきっちりおさえて来た感じです。
当時の流行りの1本のカムシャフトで1シリンダーあたり4バルブの12バルブエンジンEF-JLエンジンは最高出力こそ据え置き(一応?)の64psですが、トルク値は9.4kg-mを達成。
ただ、どうせならDOHC(TWINCAM)を出して欲しかったのも事実ですね。
フリクションロスなどを考えるとこちらの方が良いのでは?とも思うんですが・・・。

また、バン系には旧EB系の流れを汲むシリンダーあたり2バルブエンジンのEF-XLを搭載。
61ps/8.6kgは先代のEB26の64psには見劣りしますが、このエンジンはキャブレター仕様なので実際にはEB20の後継にあたり、50ps/7.0kg-mからは11ps/1.6kg-mも性能アップしています。
EB26比で-3ps/+0.9kgですのでやはり+110ccの恩恵は大きいですね。


トランスミッションは5MTの設定は変わりませんが、ATはミラターボシリーズ初の3ATに進化。
3速?と思われるかもしれませんが、当時は3ATでも上級の多段ミッションでした。
セレクターもガングリップタイプでイカしてます。

サスペンションは基本レイアウトのF:ストラット/R:セミトレーリングアームの形式は先代と変わりませんが、ホイールベースの延長+30mmとリアのショックアブソーバーの上部取り付け位置が後ろに移動しています。
リアのショックアブソーバーの上部取り付け位置変更は次期モデルにも引き継がれますが、個人的にはちょっと・・・なポイントです。


ブレーキもフロントベンチレーテッドディスクに13インチホイールの採用と確実に進化。





↑ボディ解説等
日本初のサイドインパクトビームを装備。
今では当たり前の装備ですが、側面衝突に圧倒的に不利な軽自動車で初採用されたのは評価されるべきポイントです。


べダルレイアウトの最適化もされています。
乗ればわかりますがL70系のペダルは結構左寄りなのでロングホイールベース化(フロントタイヤ前出し化)が効いているのでしょう。

防錆鋼板の採用範囲が広がりました。
確かにL70系は結構錆びやすいので納得です。

ボディ剛性は先代より1.5倍高い模様です。





↑TR-XX EFI LIMITED
トップグレード。
何故か先代の特別仕様車の名前が正式グレードになった(笑)。

先代では特別仕様車の装備だったパワーウインドウ&ブロンズガラスが標準装備。
ハードサスにパフォーマンスロッドを採用。
ビスカスLSDも装備。(効きはイマイチだと思われるが・・・)

走りのモデルでもあるのにLIMITEDのネーミングは(意味は通じるんですが)どうなんだろうと感じたのも確か。

また、ABSならぬASB(アンチ・スピン・ブレーキ)も装備。
これは4輪アンチロック制御ではなく、後輪のアンチロックを行うものでフルブレーキ時でのステアリング操作や制動距離の短縮を狙ったものではなく、リアがロックすることを防いでスピン状態へ陥ることを回避するためのシステムです。
場合によってはフロントがロックする可能性も・・・。

当時の技術では4輪アンチロック制御はコスト的に厳しかったんでしょうね・・・。




↑TR-XX LIMITED
4ナンバーの商用登録ですが、けっして廉価版ではありません。

専用エンジンの6バルブ+キャブターボでこの時は唯一の設定のコンベックスタイプのムーンルーフを装備。
ボディラインより盛り上がったちょっと珍しいタイプのムーンルーフです。
もちろん、LIMITEDなのでパワーウインド&ブロンズガラスも装備しています。


このグレード、残念ながら1年後のマイナーチェンジで消えてしまうのですが、先代の売れ筋グレードのTR-XX LIMITED MOONROOFの後継となるための様子見的な所もあったんでしょうか?

これはこれで結構アリだとは思うんですが・・・。




↑TR-4
これまたクラス初の4WSモデル。
3代目プレリュードで人気に火が付いた4WSを元々小回りが利く軽自動車にまで設定してしまうあたりが非常にダイハツ的(笑)。

しかも、ターボエンジン登載モデルです。
このモデルは名前を変えてですがマイナーチェンジしても生き残りましたが、見たことが無いですね・・・。




↑なんと、このページだけ見開き仕様で気合が入っています。
アルミホイールやホイールキャップまでもが専用部品?です。
シートベルトフィーダーも装備(PADIにも装備)

最初回転半径は4.0m。
FF車でこれはなかなかの数値です。




↑これまた この時代に流行った専用サウンドシステムも設定。

音響はパイオニアと共同開発でサイドインパクトビームをドアの補強材として考えたりウェイブラインルーフ(ライニング)で不快な反響を防いだりと本格派。

L70のTR-XXの時はディンプル形状でしたが、一歩進化させた物となっているようです。

以上は標準装備で後は好きなオーディオユニットをどうぞと言う感じです。
パイオニア以外でも色々選べますね。

リアのスピーカーは、セダンモデルの横長のモノリススピーカーは結構有名ですが、バンモデルにも専用スピーカーのクオーターBOXビルトインスピーカーが設定されていました。

とにかく凝り方がハンパじゃ無いです。




↑ちらっとオプション品紹介

先代でも色々ありましたが、この代ではTVが格納式に!(しかもリモコン付き)

現在でもありますが、コーナーセンサーの設定もここからだと思います。
オートワイパーやオートエアコンまでもあり、もちろん金色のショックアブソーバーやインパネトレイにMOMOステなんかも継続。
フォグランプはCIBIEと凝ってます。

オーディオも3段積みのフルシステムと豪華です。

全部付けたらいくらしたんだろうか?(笑)

また、TR-4のエアロはたぶん専用品?標準車と共通?

.

↑グレード構成です

セダン、バン供にベースグレードと豪華版を用意。
プラス変わり種?のTR-4ですね。
でも、TR-4はどちらかと言うと、標準系かも?

セダンモデルとバンモデルは一見同じに見えてホイールサイズが違います。
わざわざ見た目のデザインがほとんど同じのインチ違いのホイールを創ってしまう所が凄く贅沢。
よく見るとスポークの一箇所に”XX”の刻印が。



↑主要装備&主要諸元

EFI LIMITEDは何でも付いてる最上級グレードのはずなんですが、実はパワステレス。
このあと設定はされるんですが、まだまだスポーツにはパワステは要らないという考えだったのですかね。

キーもXX専用だったり、サンバイザーがLIMITEDは普通のサンバイザーにさらにもう一段出てくる2モーションだったりとやっぱり凝ってます。

L70ではなかったフューエルリッドオープナーも装備(笑)。


諸元ではTR-4の最小半径が際立ちます。

車重は概ね10%アップですが、まだまだ軽い部類ですね。










と、言う事で観てみると日本初、クラス初などの装備品が多くいかに気合が入っていたかが分かります。

反面、3ATだったりパワステレスだったりASBだったりしますが規格変更に合わせて詰められる所は詰めてきているのが良く解ります。
この当時は最上級グレードのATでも108万円少々だったのでコスト的にも厳しかったのかもしれませんが、この後の改良でどれも変わって行きます。


この時代の日本車は軽自動車であれ普通車であれ、どれも拘りが強くかなりの仕上がりでした。






と、言う訳で続きます





2017年02月13日 イイね!

ミラのカタログ 2.5

先日、風邪でぶっ倒れて2日間寝込んでいました
ただ寝ていても暇・・・
気が付けばおもむろにカタログをスキャンしていたのでした。



と、言う訳でカタログシリ-ズ復活です。
相も変わらずの内容ですが、宜しければお付き合い願えればと思います。



前回から日が経ちましたが、その間にL70ミラの初期カタログをひょんなきっかけから手に入れてしまい、内容が自分的にあまりにも濃かった為にアップしてみます。


その2(L55Vターボ)とその3(L70V TR-XX登場時)の中間と言う事でその2.5としました。




表紙にはTV CMにも出演されていた市川猿之助さん(三代目)が出ています。
”新型”ではなく”新形”と言うのもナイス!

新しい形の提案であると言う事なのでしょうね。↓
  


で、いきなり車が出てこない・・・。(;^_^A↓




やっと登場しました(笑)
初期型のシンプルな感じに好感が持てます。

ぺージごとに漢字一文字で一言あるのも良いですね。↓





まだ、このスパッと切り落としたようなリアのデザインが少なかった頃なのでそこをアピ-ル。
ガラスハッチもこのCタイプは開閉可能でした。
ただし、これが付くとリアワイパ-レスになる(ワイパ-付きにすると通常ウインドウになる)のが残念。↓


内装です。
当時流行った赤内装(ワイン内装)。
この頃はボディカラーにより設定が有りました。
ところどころに黒を持ってきていてとても洒落ています。

Cタイプのメーター内にはグラフィックモニターまでも装備。
進行方向に半ドアモニター、そしてタイヤ切れ角を表示するものです。
これを見て運転した人がどれだけ居たのかは疑問ですが、先進性のアピ-ル度は高かったのではないかと思います。

今の基準だと全体的に素っ気無いのですが、空調の吹き出し口の配置なども普通車と遜色なく(ただし、エアコン装着車用のドア側の吹き出し位置は不便(笑))サイドデフロスタまでも装備。
セミ・コンシ-ルドワイパ-など、L55系から見たらこれでも凄い進歩です。↓



これまた流行りだったフルフラット可能なシ-ト。
TR-XXなどのハイバックシ-トではヘッドレスト部が一体ため出来ない技です。
コラムシフトはGRANでも書きましたが、それに伴ってパ-キングレバ-が引くと先端が折れ曲がる複雑なものになります。
いま時ならば足踏み式なんでしょうが、なにせ足元が狭いので無理だったのではないかと思われます。

リアシートは女性がくつろいでいますが、実際にはドライバ-が座ると絶対にこんなにくつろげません・・・。↓


クオーターボックスはTR-XX系にも付くのですが、この色だと何故か新鮮です。
使い勝手は実は意外と良くない(個人的には)のですが、スペシャル感はありますね。
隙間を利用した車検証入れと停止表示板格納スぺ-スはアイデアもんです。
ただし、意外と存在を知らない人も多いのでは?

クッショントレイ付きシ-トは便利そう。
シート自体の耐久性は疑問符が付きそうですが・・・。
初代ワゴンRの助手席のバケツが有名ですが、ここからきているのかも知れません。↓



この世代より登場のダイハツ製の軽自動車用(4ストローク)3気筒・EB型エンジン。
シャレードで培った技術と言うのが泣かせます。
スズキ以外の他社はまだ2気筒が主流でしたからアドバンテージになったのではないかと思います。

また、新設計サスペンションで四輪独立に。

ここで一気に近代化が図られました。↓


ターボTR

TRとはTRES(イタリア語で3の意) Run aboutの略らしいです(新型車解説より)

Automatic Turboとある様にこの時はイージドライブが可能な高性能車と言う位置づけだったのでしょうか?↓



4WDです

ここで新たな発見が。
TR-XX系で初採用かと思っていた前後の大型バンパーは実は最初は4WD用で登場していたと言う事。

しかし、スイッチ切り替え式の4WDで生活ヨンクを目指したかと思いきや、アンダーガードにクライノメーターとSUV志向、と言うよりもクロカン的ですね・・・。↓





装備品です

既にモモステは設定があったみたいです。
シンプルな2シーターでもなんとかなりそうな位の装備になりました。
この後さらに豪華化が進むのですが・・・。↓


グレード一覧です

カラフルです。

初期型は地元で良く見掛けていたのは赤や白の低めのグレードばかりでした。


それでも、L55Vから乗り換えても不自由しない程度の装備なので新型に乗り換えた人をよく見かけたのかも知れません。↓


主要諸元です。

裏表紙は表表紙と画像が繋がっております。

2シーターは530kgと軽いです。↓




初期型の登場時時点で初代アルトが提案していた徹底したシンプル路線から少しだけ豪華路線へと導こうとしているのがよく分かります。
いかに税制的に優遇された商用車といえども上を求めてしまうのが人と言うものなんでしょうね。

この後、豪華グレード追加や高性能化を経ていくのですが初期のシンプルながらも高品質を目指した感じがまた魅力的に映ったりします。

以上です
2016年05月31日 イイね!

ミラのカタログ 8

と、言うわけでL70シリーズはこれで最後にします。

特別仕様車(限定車)のパンフレット&リーフレットです。

この頃の特別仕様車は怖ろしいほど種類があるのでとてもじゃありませんがすべてを網羅することは出来ません・・・って言うか全部は多分知らないです・・・。

なので、手持ち&知っているヤツだけでご勘弁を。



先ずはある程度の年代からの方々なら”ミラ”と言えば思い出すとであろう思われる”MIRA PARCO”です。

実際、このシリーズは結構売れたのではないかと思います。
エアコン&カセットステレオ標準と今どき軽自動車のベーシックグレードでも紹介しなさそうな装備ですが、この時代の軽自動車としてはハイグレードでした。
因みにパワステやパワーウィンド(オプションであり)等はありません…。

クオーレパルコも一緒に紹介されています。

L70シリーズの外観の意外とビジネスライクな部分が上手くカモフラージュ(笑)されていると思います。
ブロンズガラスも上級志向で良いですね。



真ん中辺りはいったい何のカタログだか判らなくなりそうな感じですが、ターゲット(若い女性@当時)に狙いを定めた結果でしょうか。
カタログ中盤なのにダイハツロゴが出てきたりで非常に変わった構成のカタログです(;^_^A
この頃はこういうのがお洒落であるとされていたと思います。

しかし、なんとも派手なシ-トですね。
派手なデザインのシ-トに鉄板むき出しのドア・・・
でも、好きです この感じ。


グレード構成はミラは3ドアのみでLタイプ、Sタイプ、4WDと最後のページのヤツです。
4WDはやっぱりXXバンパーですね~。

クオーレはSタイプのみで3ドアと5ドア。
ベースはどれも最廉価版のようです。


アクセサリーとして、スピーカーやフロアマットやノースモーカーボックスまでもパルコシリーズ専用品オプションを用意!
バブリーです!
オクに出て来たら高騰しそうです・・・。



で、最後はターボモデル。
ベースはターボTR(バン)でしょう。
ターボでは廉価版ですが、そこそこの装備は付いています。

が、これは走っているのを見たこと無いです。

また、専用?のウインドブレーカーまでも設定。
DPFって言われたら今時はディーゼル?ですが・・・。
でも、ちょっと欲しいです(笑)。


街中でよく見かけたのはPARCO・L&PARCO・Sばかりでしたね。

かなりのバリエーションがあったCMも印象的でした。


お次はSAVVY。


これは わりと末期の追加モデルでしょうか?。

オシャレっぽくはして有りますが、装備はPARCOよりも少なめ・・・。
でも、安い!(笑)
そんな値段の車には見えませんね。
何気にドアトリムまでコーディネイトしているのはポイント高いです。

PARCOは派手すぎてちょっと・・・・と言う方 向けでしょうか。

余り見かけませんでしたが、免許を取ってはじめてのドライブで当時の職場の同期君が乗ってきました。
私の初代アコード(EX-Lのホンダマチック)+FF2代目カペラ(1.8SGサルーンのMT)+L70ミラSAVVY(4MT)と、全くまとまりの無いラインナップで初めてのプチロングドライブに行ったのも良い思い出です。


続いてはTURBO TR-XX LIMITED MOONROOF。


生き残っている70ミラは比較的このシリーズが多い気がします。


装備を見れば残っているのも納得です。
魅力的なグレードですよね~。
ルーフの地図(イタリア)は89モデルからで88モデルはブラックだったと思います。
天井に地図が書いてある車もそう無いと思います(笑)。
オシャレですね。

この後、赤色が追加になった模様。

最後はセダン・TR-XXリミテッド。
私も一ヶ月だけ(その後、殉職・・・)乗っていました。
ミラセダン・TRの外観をXX仕様にした感じですね。
マフラーは左右出しにしてほしかったけど、リアシートの使い勝手は抜群でした!。



最後はTR-XX EFI LIMITED。
手前味噌ですいません・・・。

内張りが専用メッキライン入りだったり、メタルライクなシ-ト柄も専用だったり、黒いアンテナまでも専用だったりしますが、天井は普通のディンプルなのでそこはMOONROOFのほうが良いですね。
オプションの金色のショックアブソーバーやグローブボックスも標準でもうヤケクソ状態です。

同じグレードにすれ違ったことは2~3回しかありません。
でも、ホントはムーンルーフ仕様をEFI化して欲しかったのは私だけ?

このグレード名はL200S前期型にも受け継がれました。



このほかにも、VIVIANとかシシリア シリーズとかタイガースミラとかCOTYとかありましたね~。(わりと”あやふや”です・・・)

この頃のダイハツは今のように多彩な車種構成ではない為に特別仕様車で華を持たせたのでしょうか・・・。
こうやって特別仕様車で何とか時期型(=L200S)まで繋いだ感はありますね。
で、新規格660ccへの移行と同時に新型投入となりました。
軽自動車の急激な進化して行った時代でなんとか持ちこたえたのも L70シリーズの当初の設計が革新的であったからではないかと勝手に予想しております。



と、言うわけでL70ミラのカタログ紹介はこれで終わりにしたいと思います。


L200シリーズはどうしようか?と、思う今日この頃です・・・・。
2016年04月03日 イイね!

ミラのカタログ 7

L70ミラの標準シリーズです。

実は標準車の本カタログはこれしか手持ちが無いので・・・。

前回のTR-XX 後期より時代がさかのぼり89年1月で、まだクオーレは健在の時です。

表紙からしてターゲットが女性だとわかりますね。


めくってみても同じ印象。
お兄さんが元気です(笑)。



やはり同じ印象。
なんというか、90年代な雰囲気・・・。

標準ミラに純正アルミはいい感じですね。



ミラでは初の3ATと電動パワステ。
L70ではSタイプ専用でした。
TR-XXだと、ドアトリム上部にカバー付きでAピラーもビニール?見たいなやつが付きますが、Sタイプは上級グレードなのに鉄板むき出し・・・。
ESSEやFIAT500(これはちょっと違う?)みたいにオシャレなものでは無く軽トラチック?なのが残念ですが、これがこの車の本質を表しているかと。

どうでも良いですが、ステアリングセンターがずれていないですか?


でも、リアのクオ-ターボックスは付いてきます(Sタイプ)。
ヘッドレストはこうやって収納するとベニヤ板みたいな内張りが破れそう。
余り知られていなさそうな停止表示板格納スペース(ラゲッジ最後部のポケット)も紹介されています。




それほど豪華ではないのがよく解るページ。
良いんです、これが自動車の本質ですから。
でも、何故かオプションにはオ-トワイパーやらMOMOステが!(笑)


さっきの尾根遺産とお兄さん?が再登場。
地味にストーリー仕立てです。
”洗車手伝って!” 
”ハーイ”
って感じでしょうか?
メカの解説なのにそれを感じさせにくい演出に脱帽です。


そのお兄さんは実はフルタイム4WDオーナーだった?
”スキーに行くなら4WDだぜ~”
的な感じでしょうか?
しかし、TR-XX仕様の顔面にアンダーガードとは・・・。
FULLTIME4WDEFIのターボレス仕様かと思いきや・・・。




4WD 5door FDにご注目。
4WDはこの前後バンパーが標準になっていた模様。

ここにも仲良し3人組が。



グレード展開。
2シータ-とAタイプはとにかくスパルタンと言うか何も付いていません。
この辺りはL55から余り変わっていないことが解ります。

しかし、FF系はともかく4WDは何ゆえこのバンパーだったのかわかりません。

遠い記憶ではAタイプあたりにTR-XXパンパー付けた特別仕様車(モデル末期)もあった気がします。
とにかくL70はモデル末期にこのバンパーを付けまくっていましたね~。
ヤケクソとも思えるほどに・・・。
今ではほとんど残っていませんが・・・。<=しかも、高騰(T_T)




画像の曲がりすいません・・・。
何も付いていませんが、とにかく軽量です。
2シーターで530kg。
もう少しで500kgです。





裏表紙には特別仕様車のAZBY。

あれほどビジネスライクだった外観がホイールキャップとストライプくらいで一気にオシャレになります。

実際、後期型でよく見かけたのはこのような特別仕様車ばかりでした。


TR-XX系(ターボ系)もバリエーションが増大しましたが、標準系もかなり増大傾向だったと思います。

次回でL70系は終了予定です。



2016年03月11日 イイね!

ミラのカタログ 6 

最初に謝ってしまいます。
いつもカタログの程度は良くありませんが、今回のカタログは特に程度が悪いです・・・。
どうかご了承下さいm(_ _)m

さて、L70系ミラは1988年10月にマイナーチェンジを実施しました。
本当はそのカタログで書きたいのですが、手持ちが無いため その後の
1989年4月にクオーレ廃止((涙)・・・因みにライバルのフロンテも同時期に廃止)に伴いミラにセダンシリーズ追加された時のモノです。
1988年の改良では見た目は変わりませんが、内容の濃い改良がなされています。



先ずは表紙から・・・ボロい・・・。

左上は多分
TR-XX EFI・TR-XX・TR
FULL TIME 4WD EFI・Turbo 4WD
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Sedan /TR・CR

で、あっていると思います


今まで散々書いてきた車高詐欺がなくなっています!←どうでも良い?(笑)
サイドデカールは少し地味な印象になりました。
ただしEFIの文字は赤になりました。


内装ではフロントシートが実は変更されています。
クション部分が前期中期はクッションに対してサイドが短い形状だったものが、一般的なモノに。
座った感じも少し違います。
因みに、個人的には前期中期が好みです。
後はEFIエンジン(EB26)搭載車両のタコメーターのレッドゾーンが7500rpmからになりました。



フルタイム4WDEFIもTR-XX EFIに準じた変更を受けています。

クオーレCR改め、ミラセダン ターボCR。
これはこれで渋くて良いんですが、ついこの前までクオーレだったのでなんとなく違和感が・・・。


メカの解説です

エンジンの改良点は・・・

バルブスプリング強化(全車)
オイルノズル追加(ターボ車)それに伴うクランクメタル変更(全車)
ピストンピン径変更16mm→18mmそれに伴うピストン及びコネクティングロッド変更(全車)

ノックセンサー追加(キャブ仕様以上はブロックに取り付け部が付いたものに変更、センサーはEFIのみ装備)


EFI(EB26)は
加給圧アップ
スロットルボアの拡大(ビッグスロットル?)
インテークパイプ(ターボチャージャー~インタークーラー及びインタークーラー~スロットル間)の大径化
電子進角式のディストビリューターを採用。

ただし、O2センサーはありません。
もちろん、触媒も無いです・・・軽トラなので・・・・。

でも、何故か最高速リミッターはエアクリーナーボックス内蔵リリーフバルブ式に退化?してます。




性能は
64ps/7000rpm(EB25比 +6ps/+500rpm)
7.7kg/4000rpm(同 +0.4kg/回転数同じ)
と なり悲願の?64ps達成となりました。

このエンジンはノックセンサーのおかげかハイオクを入れるとに少し進角するので変化を体感できます。

そのほかは

等長ドライブシャフトの採用(TR-XX EFI)

ATのセレクターも時代に合わせたデザイン?に変更されています。



デビュー後3年ちょっとの通常ならばモデル末期なのにこの内容はなかなかの濃さと思います。
L200Sミラで採用される4バルブヘッド(EF-JL)も多分あったのでしょうが・・・・。
やはり軽自動車の規格変更(660cc化)を見越して予算は掛けられなかったのでしょうか?
その割には結構お金が掛かった改良を施してあります。

ともかく、ライバル達のように飛び道具(マルチバルブ)も無く、ありあわせの技術を用いて意地で達成した感があります。

個人的にはそこが好きなんですが。


オプションのちょい見せが増えています。

因みにオプションのパワーウインドウスイッチが中期と後期でなぜか違います。

この時代の軽自動車のオプションにMOMOステ、TV(勿論アナログ)、オ-トワイパー、オートライト・・・はじめて見た時は驚きました。
TVは今時のガラケーよりも画面が小さい3インチですが、昔のカーTVってこんなもんでしたね。


更にワイドバリエーションに・・・。
セダンTRなんて見たことありません。
見ても気が付かないとは思いますが。
確か、この後カタログ落ちしたような気がします。

L70系ミラターボは最初からATが設定されていたのが特徴でしたが、この時期でもATが選べるのはTR-XX(非EFI)とTR(バン)のみと今から考えるとありえない感じでしたが、AT限定免許なんてありませんでしたからそんなモンなんでしょう。

実際、当時の尾根遺産の方々も結構マニュアル車に乗っていたと思います。

でも、この後2AT→3AT→4ATとこれまた怒涛の進化を遂げますね。






TR-XX EFIは遂に600kgの大台に乗ってしまいましたが、やはり軽いですね。
今まではこれが裏表紙でしたが、更に続きが・・・。
裏に特別仕様車の紹介
個人的にはこの構成はなかなか好感が持てます。

リミテッドの紹介は次回あたりで・・・。



これだけの改良をしたにも関わらず、このEB26エンジン搭載車両はあまり見かけませんでした。
この時期になるとさすがに目新しさはなくて、ライバルもアルトワークスは新型(C♯11系)になったばかり、ミニカも三ヶ月後に5バルブDOHCのダンガンになり、レックスもクローバー4のスーパーチャージャーVXになりで、ミラはスペックは良くても…な、感じになっていました。
カタログスペック至上の時代に2バルブSOHCターボ(全部あわせても6バルブ)では見劣りがして、走り重視の人にはあまり選択肢に上がらなかったのも原因があるのかもしれません。

チューニングの主力もアルトワークスに移ってしまったようです。

このEB26エンジンはミラTR-XX EFIとリーザTR-ZZ EFI(ダブルゼータ イーエフアイ)にしか載っていないので、余計なお世話ですが元は取れたのか心配です・・・。
しかし、車自体の出来は悪くなく 比較的低速重視の特性の為、そんなに遅い車では無い気がします。
エンジンもレスポンスはやや鈍いですが、吹け上がりは軽く レッドゾーンまで難なく回るのですが・・・。


実は結構”悲運の高性能軽自動車”かもしれません。


そんなわけで まだ続きます。



プロフィール

「@One night club さん
チルトホースはフロントカウル内なので位置的にパワステかステアリングリターン(ステアリングシャフトの下から作動油タンクに繋がる低圧)かもですね。」
何シテル?   07/13 22:27
booby_M+Sです。オンボロ車を複数所有・・・。どれも愛してますが、ただ単にものを捨てられないだけ・・・かも? さすがに全車両にナンバーを付けるのは残...

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