ルーフライニングの張り替え作業完結編です。
結局アセトンをトータル4.5L使って落とせた接着剤はこの程度…。
本当は凹凸の激しい箇所は念入りにやらないとならないのですが、綺麗には落しきれませんでした。

とりあえず生地を仮置きして位置決め。
新しい生地は表面がスエード調になっていて、3mmのウレタンクッションが付いています。なのでまた何年かの後に天井が浮いてくるカモ。
幅は135cm、一応念のため少し余裕をもって3m注文しました。
折り返し部分を長めにとっても80cmくらい余ったので、そのうち気が向いたら、Aピラーの内張りも貼り換えます。
ちなみに色は敢えてブラックにはせずにダークグレーをチョイス。
スプレー糊を一度、ライニング全体に捨て吹きして、ライニングに染み込んだらもう一度貼り合わせる箇所に吹き付けながらの作業。
貼り合わせるのはライニングの前後左右中心部分から外側へ向かって、出来るだけ生地にテンションをかけずに優しく抑えていく感じ。
生地の裏側にも糊が付いているので、かなりしっかりと接着されますが、シワが寄ってしまって、無理やり剥がすと糊が取れてしまいます…。
こんな時はスプレー糊をもう一度吹き付けて、接着力を確かめながらシワをのばしつつ張り合わせます。
で、出来上がりがこんな感じ↓
ほぼ全体的にシワ無く貼り付けができました。
ライニングの裏側は生地の幅に余裕があったので長め(10cmくらい)に折り返して、ここもスプレー糊を一度捨て吹きしてから貼り付け、Rが付いている箇所は適当に切り込みを入れて貼り付けました。
ちなみにライニングの裏側(ルーフ側)についていたフラットケーブルや、マップランプユニットのフレームはクリーニング作業の邪魔になるので全部剥がし、クリーニング作業が終わってからボンドでもう一度接着しています。
この時点ではまだ各ランプ類、バイザー取り付け部等には敢えてまだ穴を開けてはいません。
先に切り取ってしまうと取り付けた各ランプ類との隙間が気になったり、ライニングの下地が剥き出しになってしまうのを防ぐため、各ランプのユニットを取り付ける時に『Xの字型』にカッターで切り込みを入れて折り返すようにします。
そして生地の貼り付け後、最大の難関。車内への引き込み作業。
何とかしてナビシート側から引き込んでみようと思考錯誤しましたが、やはりリフトが無いと無理!
開いたドアの下から車内斜め上(ルーフ側)へ入れることが出来れば、折り曲げずに引き込めるのですが、車体を人の背丈ほどリフトアップしないとライニングを地面に擦りつけてしまう…。
ナビシート側のドアを目いっぱい開いてウインドウを下げてドアの上からとか、思考錯誤しましたが、諦めて左右に折り曲げながらリアハッチから入れました。
生地のウレタンクッションのお陰で一切シワが寄ることなく、引き込み成功。
車内にライニングを入れた後はひたすら、外したものを取り付けます。
Bピラーの窪みでライニングの位置はほぼ決まるので、全席側はウエザーストリップで押さえてから、バイザーのクリップを一番最初に取り付けます。
バイザークリップを留めるタッピングビスの受け側は、二重になっているルーフの板金
に留められている金属クリップになっていて、バイザークリップでライニングの車体前方をしっかりと固定する構造になっています。
しかしこの金属クリップの位置がズレやすく、タッピングビスを締め込んでも、金属クリップの穴にしっかりとハマらないと、いくらビスを締め込んでもライニングがしっかりと固定出来ません。
マップランプユニットの隙間からタッピングビスの先端と受けになる金属クリップの位置を確認しながらネジを締め込んで、タッピングビスがしっかりと締め込みます。
車体後ろ側はCピラーの内張りが上下2分割になっているので、先に下側の内張りに後席用のシートベルトを通しておいてから、上側の内張りを固定して、シートベルトを通した内張りを最後に固定すると比較的すんなり取り付けられました。
内張りの上下を先に合体させてしまうと、ラゲッジの内張りを抑え込むための突起があったりするので、なかなかうまく取り付けられませんでした。
(取り付け前に一度Cピラーの内張りを仮組みしてどの順番ではめ込むかじっくり確認すると良いカモ)
生地の毛足が結構長いので、天井に指で絵が描けますwww
色がブラックだと昼間でも車内が暗くなるので、ダークグレーにしてよかった。
スエード生地の光沢が適度に反射して、思ったほど真っ暗にならずにすみました。
<掛かった費用 合計:22,676円>
・ウレタンクッション付きシート(135×300cm):10,450円(送料込み)
・アセトン(4.5L):4,000円
・スプレー糊(3M 99 430ml) 1,644円
・断熱材(100×200cm):2,362円
・クリーニング用のブラシ、スクレーバーなど雑費:1,000円くらい
+
・小型ルーフアンテナ:1,740円
・GPSアンテナ(ナビ用):1,480円
ちなみに最も効果を感じたのはルーフの裏に貼りつけた断熱材。
雨粒がルーフを叩きつける音が静かになるのは当然ですが、音を逃がさずにしっかりと反射してるいるせいなのか、オーディオの細かい音まで以前よりもよく聴こえるようになった感じです…。(フラシーボ効果?)
オーディオをかけずエンジンも止めたまま、閉め切って一人で車内にいると、以前よりもシーン…と静かになったような気がします。
ルーフほどの広い面積をデッドニングをすると、それなりに防音・防振効果があるのかも知れません。
ライニング脱着ついでのアンテナ交換をしなければ、費用は2万以下で済みました。
仕上がりは当然、素人作業なので専門業者ほどの完成度の高さはありませんが、失敗した部分もふくめて、自分でやった満足感があります(笑)
え?もう一度やれって言われたらどうするかって??
もちろん、もう二度とはやりません(苦笑)
Posted at 2022/10/17 13:34:52 | |
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