先週末、三度目の正直でホイールと取り付けのための備品一式をもって再び秘密基地へいってきました。
前回、長さが足りなかったハブボルトは、別途パーツレビューにアップした通り、Amazonで首下45mmを調達。もうこれで完璧なハズ。
この週末も秘密基地は整備やら部品交換やらで、クルマが満杯。
にもかかわらず、作業の合間に無理やり自分のタイヤ脱着作業を突っ込んでもらいました。
純正ホイールの姿は当分見納め。
生憎この日はリフトが埋まっていたので、隣にあるフロアでジャッキアップ。
一輪ずつホイールを外し、チェンジャーでホイールからタイヤを剥がしては新しいホイールへ付け替えの繰り返し。近くで軽作業を手伝いましたが、汗が噴き出るような暑さでした。
交換作業終了後、顔馴染みの常連さん達と近くのテイクアウトで晩御飯を買ってきて事務所でみんなで一緒に食事。
それから深夜1時過ぎまで、事務所の中でクルマ談義で大盛り上がり☆
サーキット派でS15乗りの常連さんが…
『某ショートサーキットで、自己ベストをあと2.6秒削りたい。
そのためにはどうしたらよいか?』という店長への相談。
とある走行会で録画された映像を基に、その走行会でベストラップを刻んでいた車両の映像と比較しながら検討会。
店長は元々、某チューニングショップの店員で、そのショップのレーシングチームのメカニックエンジニアでもあった人。
『この速いクルマと比較すると、コーナリングスピードが5㎞/hくらい違うね。
(音が)アクセルを開けてる時間もこっちの(速いクルマ)方が全然、長い。
クルマの仕様を今のままで2.6秒は簡単には削れないよ。
手っ取り早くタイムを削るなら、まずSタイヤに交換してエンジンパワーを上げる!
これで軽く1.5秒は速くなる。その分、金もかかるけど(笑)
仮に足のセッティングやら何やらを煮詰めても、縮められてタイムの数%程度が限界。セッティングだけならその程度だよ。
1秒以上縮めるなら、クルマの仕様を何か劇的に変えるしかない。
例えば2.2Lにしてパワーを上げて同時にデフもやる。
デフもやらないと、幾らエンジンパワーを上げてもクルマが前に出ないからね。
あとはいっそのことNAにする。
ラグがあるから踏んでも出ていかないし、NAの方が長い時間アクセルを開けていられる。〇〇くん(他の有名な常連さん)のスペックSがそのいい例だよ。
NAだから軽くてコーナーで速い。軽いからブレーキも良く効くし、その分アプローチも決まる。コーナリングも姿勢が崩れにくい。ターボと違って一気にパワーが上がらないから、立ち上がりでいきなりパワーが出た結果、ケツが出ちゃうような事も少ない。
FISCOみたいなコース幅が広くて、ロングストレートでコーナー同士の距離がそれなりにあればターボの方が有利だけど、タイトコーナーが連続するようなミニサーキットだと、2LのFRシルビアクラスよりもタイプRとかロードスター、S2000とかの方がいいタイムが出ちゃうのは解るでしょ?
当たり前の話だけど、軽い方がタイヤにも優しいし、コーナリング速度も高くてアクセルを開けていられる時間が長いから。(一同納得)
ターボのままで早くするなら、純正タービンじゃダメ。レスポンスの良いタービンに交換しても、ミニサーキットじゃそんなにタイムは変わらないと思うよ。
それともアンチラグでもつける?劇的に燃費悪くなるけど(爆)
ブーストの立ち上がりはかなり良くなるはずだから、コーナーの立ち上がりは相当良くなるハズだよ~』
まるで基本のキの字のような講義ですが、実際にレース活動をちゃんと自分の仕事としてやっていた人の話は説得力が違うきがしました。
すっかり話が横道にそれてしまいましたが、とにかくこの日は有意義でとても楽しい時間を過ごすことができました。
で、その帰路の途中。
都内某幹線道路でホイール交換後の試運転。
スペーサーを入れた関係で厚み10mmのハブリングは付けませんでしたが、高速度域になるとやはりステアにブレが…。
仕方ないので翌日、自分でハブリングを取り付け。
意外とホイールセッティングツールがなくてもすんなり取り付け完了。
で、出来上がりがコチラ↓
前後ともに5mmスペーサーを入れた状態です。
ほぼ自分のイメージ通り。
欲を言えば、あと少しだけコンケイブがついてた方がぐっとスポーティーな感じになったかも知れませんが、まぁ良しとします。
明るめのシルバーに細かいスポーク。
自分がイメージしていたユーロエレガントな印象に仕上がりました。
(余計に純正サイドステップが入れたくなる)
真正面からだとこんな感じ。
ややはみ出し気味なので、ヘタすると車検でいちゃもん付くかも。
(車軸の中心から前側30度、後ろ側50度の範囲ではみ出し禁止)
真後ろからだとこんな感じ。
キャンバーの角度が自分の超好みの角度♪
立たせ過ぎず、寝かせ過ぎずでいい具合。
リアを真上からみるとこんな感じ
画像はありませんが、リアビューを少し離れた位置からみると、トレッドが広がった分、タイヤ幅が若干物足りない印象。リム幅8.5Jにして245/40ぐらいあったら良かったカモ知れません。
ハブリング装着後、再度試乗でステアリングのブレは無し!
純正ホイールと比較して、1輪あたりバネ下重量が2Kg弱軽くなっているので、クルマがすごく軽くなったようなフィーリングです。
DCCを切り替えた時の違いが以前よりもはっきりしました。
隣に嫁さんを乗せて買い物へ出かけた時も
『以前の純正ホイールよりもバタバタする感じがしなくなったから乗り心地がいい』とのインプレッション。
ホイールを仕入れてから1か月以上掛かりましたが、ようやくこれで完了です。