『見栄消費』と『マイルドヤンキー』

『見栄消費』があるからクルマは売れる。

　今日オンライン記事で 「燃費のいいクルマを買って、かえって燃費が悪くなるワケ」 と言う記事を読んでいて、『見栄消費』という言葉にであった。　見栄消費は我々の団塊世代やバブル世代の世間体を気にして必要以上のスペックや価格の物を買ったり、意地でも男の美学を貫きとおすような消費構造を表す言葉であるらしい。　しかし最近の草食系男子は単純には見栄消費しなくなり、コスパを追求してクルマを選ぶ傾向が強まっているそうです。　…さらにコスパを追求すればクルマなんかいらないと、言われているような若者のクルマ離れに繋がってしまいます。

　ここで登場するのが『マイルドヤンキー』です。　マイルドヤンキーという言葉は2014年に博報堂の原田曜平氏が言い出された言葉ですが、ゆとり世代の若者で随一『見栄消費』の一面を持ち、今後のクルマ購買層の中心になると書かれています（一番マイルドヤンキーの欲しがるクルマは高級ワンボックスだそうです）。　写真のクルマ、エスクァイヤはこのマイルドヤンキーを標準に開発され販売台数を伸ばし続けているたクルマです。　販促資料にマイルドヤンキーの言葉があるのはこのクルマのマーケッテングに博報堂が一枚噛んでいたのだと思います。　

　見栄消費の象徴的な存在であった団塊世代やバブル世代には何時までも頼っていては生き残れない、自動車メーカーもマーケティング会社も生き残りをかけているのだと思います。　昔の見栄消費の世代からは醜いと見えるお顔も、見栄を張るマイルドヤンキーの方々には丁度良いのかも知れませんね。　…でも馴染めないな…、これが本音です。


だいぶ本旨からは外れましたがリンク貼っときます。
「燃費のいいクルマを買って、かえって燃費が悪くなるワケ」