散らない枯葉のブログ一覧

日本メーカーも米国が主戦場

　米国の１～９月度の日本メーカーの販売台数を伝えてくれる記事に出会いました。　その記事の中で人気のある車名と販売台数が示されていたのを、グラフにしてみたのがタイトル画像です。　日本では過去の話のような月販２〜３万台も売れるクルマが並びます＜汗＞、日本では発売されてないクルマも並びます。　米国マーケットの規模は日本市場の約３倍、そこに日本を代表する自動車会社が、利益を出し続けるために必死になってシェア争いをしている様子が見て取れます。　「台数は追わない」と日本では強気の発言をしているメーカーも米国では、生き残りをかけた大ヒットするクルマ開発と台数争いのど真中にいる感じがします。


　日本車の米国販売価格を見て見ると意外に安い価格設定に驚くと思います。　日本よりも薄利多売の市場だと思われます。　モデルの新鮮味が失われるとたちまち販売が落ち込むので、毎年フルラインナップ車種のモデル刷新をしていく必要があります。　日本では新型車の投入が少ないと言われる日本のメーカーも、米国では開発費をかけて次々にモデルを刷新してシェア争いに奔走しているのではないかと思います。　・・米国で日本車の販売好調と言うニュースが伝えられるのは嬉しい情報ではあるが、反面、日本市場軽視は今後もより酷くなるのかもしれませんね。

日産・三菱は軽ＥＶ一番乗り宣言。

　日産と三菱は２０２１年８月２７日、共同開発中の軽自動車規格の新型電気自動車（ＢＥＶ）を、２０２２年度初頭に発売すると発表した。　新型軽ＢＥＶの車体サイズは現号「ディズ」とほぼ同寸法、電池容量は２０kWh、２０２１年度と同額の補助金を想定した実質購入価格は、約２００万円とされています。　航続距離２００Kmとしたときの、想定される補助金は２０～２２万円程度、逆算すると車両価格は２２０万円程度になるようです。　ホンダはまだ軽ＢＥＶの開発状況を明らかにしてないので不明ですが、脱エンジンを宣言しているので、日産・三菱同様に新型軽ＢＥＶを登場させるのではないかと思います。


　ダイハツは２０１９年に公表した "ＤＮＧＡ開発の進め方" の説明資料でＢＥＶの前にＨＥＶを発売するという計画を明らかにしている（上図参照）ので、私はＴＨＳ版のＨＥＶを開発中と思っていましたが、今回ダイハツの軽自動車とも共用するＤＮＧＡプラットホームを採用のダイハツ「ロッキー」に、独自のシリーズ式ハイブリッドシステム を採用したことで、ダイハツが進めている軽ＨＥＶの正体が見えてきたような感じがしました。　恐らく本格的な軽のＢＥＶ時代はまだ先と読んで、補助金など当てにしなくとも２００万円を大きく下回る軽ＨＥＶを来年にも出して来るかもしれません、さらに世の中が求めれば軽ＰＨＥＶの出現もありかもしれません。　・・残されたスズキがどう動くのか、来年は軽電動車のサバイバル競争が始まる年になるのかもしれませんね。

新ハイブリッドはｅ－Ｐｏｗｅｒ版！

　ダイハツは２０２１年１１月に発売予定の新「ロッキー」の情報開示をホームページで開始しました。　新「ロッキー」には、１００％モーターの力で走行するシリーズ式ハイブリッドシステム “ｅ-ＳＭＡＲＴ ＨＹＢＲＩＤ” を採用し、ハイブリッド用に最適化した新開発した１.２Ｌエンジンを搭載しますとさらっと発表されましたが、正にダイハツ（トヨタ）が軽自動車にも展開されるかも知れないコンパクトカー用のハイブリッドに、日産の生命線でもあるｅ－Ｐｏｗｅｒと同システムを採用してくるとは予想もしてなかっただけに驚きです。　エンジンの排気量まで合わせて来るなんてところは憎いですね＜笑＞。


　ダイハツは「小さなクルマに適したハイブリッド」と言っているので、ＴＨＳよりも軽量・コンパクトでコストパフォーマンスも優れたシステムを完成させたのではないかと思います。　売りは「モーターのレスポンスの良い加速性能」「アクセルペダルだけで走れるスマートペダル」と日産の売り文句に同じ＜汗＞、燃費は「高い燃費性能を実現」とだけ書かれているので、クラストップを狙いに行く予定は無いみたいですね。　日産を真似たと言われるのか、日産を抜いたと言われるのか、詳細発表が待たれるところですね。

前年同月比で５７％まで急減。

　部品不足で減産中のトヨタ、先月までは何とか前年水準を維持していたが、９月は減産の影響が諸に出たのか、前年同月比５７％の７４８６１台と大幅に販売台数が落ち込みました。　他社も同様に販売台数を落としていますが、受注生産の仕組みで販売しているトヨタにとっては厳しい結果になった様子です。　シェアも先月は６２％とじわりじわりと上昇を続けていましたが、一気に５２％と１０％もダウン、１０月度も減産が続いているので、この影響がどこまで続くのか、このトヨタの苦境にライバルメーカーがどこまで喰い込めれるのか興味がありますね。


　そうは言ってもライバルメーカーも事態は同じなので、総じて苦しい状態が続きそうですね。　その中で日産が前年水準の販売台数を確保しています、日産「ノート＆ノートオーラ」が好調とか、車名別販売台数で何位になるのか興味ある所ですね。　トヨタ以外ではマツダが前年同月比４９％の７６８９台と振るわず、マッダには新型車発表クラスのビックニュースが欲しい所ですね。

レクサスＬＣ５００ Convertible 。

　９月３０日にレクサスの「ＬＣ」の一部改良のニュースが報じられた。　私のテアトリィからは遠く離れたクルマなので興味を持って見たことは無かったが、日本でも「ＬＣ」のコンバーチブルモデルが販売されていることを今ごろ気付かされました＜笑＞。　米国でベンツやＢＭＷと競合するレクサスブランドとしては、たとえ僅かな販売台数しか見込めなくても、コンバーチブルモデルをラインナップの中に存在させることに意義があるのだと思います。　ルーフを取ればコンパーチブルにはなりますが、取る事で大幅にボデー剛性が落ちるので、開発は本家「ＬＣ」とは別グルマとして扱う必要が生じるほどに手がかかります、それを考えると日本でも買える貴重なクルマかもしれませんね。

　個人的には「ＬＣ」はたまに街を走るのを見ることがありますが「ＬＣ Convertible」を見たことは無いような気がします。　５Ｌ V型８気筒エンジン、１０速オートマチックトランスミッション、２ＷＤ（ＦＲ）仕様の車両価格が１４,７７０,０００円とのこと、買うにも乗るにもそれなりの覚悟が要りそうですね＜汗＞。　・・もう誰も振り向いてくれないフィールダーに乗っている方が、間違いなく気楽な感じがしています＜笑＞。