新年早々、映画を観てきました

新年会で呑んでいて高校の同期に「観ておくべき」と薦められたこともあって、さっそく今年１本目の映画を観てきました。

『この世界の片隅に』

製作費をクラウドファンディングで募ったり、某あまちゃん女優が主人公の声をあてていたりと、そこそこ話題性もあったと思いますが、いかんせん社会現象化してしまったアニメ映画に埋もれてしまった感があります。

内容としては、終戦間際の呉に住んでいるごく普通の家族の日常を淡々と、でも丁寧に描いた物語。
絵柄のとおり強烈なメッセージというものはありませんが、そこが逆にじわじわくるものがありました。


うちの父親でも「艦載機から遊びで機銃掃射された」くらいの経験しか無い世代ですから（それでも十分危ないですけど）、だんだん生の記憶が失われて行く中でこれから一定の割合で必要な作品ですね。

内容だけに敢えて今の時期に観るものではないでしょうし、とらえ方も人それぞれだと思うので諸手を挙げてオススメとは言い難いですが、機会があったら観ておいて損はないと思います。
うん、今年から８月１５日近辺のアニメ映画は『火垂るの墓』じゃなくて、コレでいいと思う。
『火垂るの墓』は救いがなさ過ぎるのでねぇ…