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※2017/1撮影

安曇野市穂高の広域農道沿いで「麺ちょびほた丸」や「ＡＢＣラーメン」などがあったログハウス風の建物で営業され、去年7月に現在の場所へ移転オープン。



順調に営業されている中、突如「11月末で閉店」というお知らせがありました。突然の閉店発表に驚きましたが、その後しばらくして「店長が店を引き継ぐ」と発表がありました。



幸い閉店は回避されましたが、この日は世代交代前の最後の日。以前から食べておきたいと思っていたメニューをいただきました。



“カレー節味噌󠄀麺(1,100円)”です。



“ライス 小(150円)”も併せてオーダー。

口にした瞬間はスパイスがストレートに効いて尖っている印象を受けるものの、味噌󠄀の効果で辛さや塩味は穏やか。



とろみのあるスープが細麺にねっとりと絡まります。そんな中でもローストポークのチャーシューはしっかりとした存在感。麺を食べ終えたところにライスドボン…間違いないです(笑)。

運営を引き継いだ新店主。聞くと12月からも営業時間を変えず、逆に定休日だった水曜日も昼のみ営業するかもしれないとか。新体制後の情報は下記「関連情報URL」でご確認ください。

今年6月で閉店した「餃子の王将 FC松本島内店」跡に11月オープン。



長野市と上田市で営業する「はっちゃき」の3号店。とはいえ過去にはJR平田駅の近くで営業されていたので、厳密には松本にカムバックという感じでしょうか。ちなみに経営は「ラーメン信長」などを展開する「醤丸フードサービス」です。



カウンター席に通されました。各席にさまざまな調味料が用意されています。







ラーメン以外にもチャーハンや定食、つまみ類も充実。



「一番人気」と書かれている“唐揚げ”には力を入れているようです。



オーダーしたのは店名を冠した筆頭の“濃はっちゃき(890円)”。





「薬味にお使いください」と、刻んだ生タマネギを別皿で提供。



少しとろみのあるあっさりとした豚骨スープで、背脂の量の割にコク自体はほどほど。途中で刻みタマネギを入れるとバランスが辛味に持っていかれますが、食感の変化が楽しめます。当たり障りない味と言えばそれまでですが、良く言えば誰でも親しみやすい味。



いずれの店舗も通し営業なのは嬉しい点。アサリがどっさり乗った“あさりラーメン”や、系列の「九州とんこつ はりがね屋」譲りと思われる“博多とんこつらーめん”も気になるところ。


松本市島内３４４３−１３ 妙高ビル1F
11:00～21:30（L.O.21:00）
第2第4日曜日・第1第3第5木曜日定休 ※不定休あり

11月の限定メニューを終了間際に滑り込み。



2019/12の限定メニュー“特濃かぼちゃとんこつ”をバージョンアップしたもの。※3年前とありますがおそらく4年前



“かぼちゃとさつまいもの特濃とんこつラーメン(1,100円)”です。



カボチャに加え、今回はねっとりとした舌触りの甘～いサツマイモが加わっています。



麺の絡み具合で分かる通りドロっとしたスープ。確かに味は甘いのですが、洋風寄りの仕上がりで円やかなポタージュと思えば違和感は全くなし。限定ならではの形式ばらないもので、初冬にぴったりのほっこりラーメン。

はじめに店名について。「KU-JO」をずっと「くじょう」と思って呼んでいましたが、正確には「くうじょう」と読ませるのだそうです。漢字で書くと「空条」になるのだとか…分かる人はピンと来るのかも。



概ね月2回のペースで営業していますが、この日は11月3回目の営業日。



この日のメニューはこちら。メインは醤油（承油）と味噌の2種類です。



ホワイトボードにはトッピングやご飯の案内がありました。



いただいたのは“承油ラーメンセット(1,500円)”です。



鶏油が表面を覆いますが、すっきりとしていて少し甘めのスープ。ビジュアルは今風ながらどこかクラシカルさも感じられます。



風味が強く歯切れ良い食感の全粒粉麺。それに生姜が効いたさっぱり餡の雲呑。途中で別皿のチャーシュー2種を乗せ、その脂が混ざるとスープは複雑な味わいに変化。



ご飯に合わせるのは山形村長芋のとろろと、赤かぶの漬物。

ところで前回の訪店時から、なぜ「醤油」を「承油」と表記するのかずっと疑問だったのですが、X（Twitter）でお店の方に聞く機会がありました。「くうじょう（空条）」の「承油」…どうやらあの方のファンなのだとか、合点がいきました(笑)。

今後お店は第3日曜・月曜・火曜が営業日になるようです。なので12月は17～19日に営業とのこと。詳細は下記リンク先でご確認ください。

その店名から、あの“ラーメンショップ”と関連があるのかずっと謎だった課題店。少し前に外観をリニューアルされたようです。



店内はL字のカウンターと小上がり、テーブル席。カウンター席はステンレスでピカピカ。天気が良かったこともあり、たまたま座った席は太陽光がもろ反射して眩しい位置(笑)。





ラーショといえば自由度の高さが挙げられますが、メニューを見たところラインナップの雰囲気は似たところがあります。



今回は“ネギチャーシューメン(960円)”と、事前に調べた際に評価が高かった、ミニ丼セットの“チャーハン(350円)”をオーダー。



スープは濁った豚骨ではなく生姜が効いた澄んだもの。この時点でだいぶ相違点があるものの、背脂やトッピングのネギの雰囲気はやはりそっくり。俗にいう“ラーショ”の気分だとやや物足りないかもしれませんが、どことなく共通点も見出せます。



ネギの下にはバラ2枚とロース2枚が沈んでいました。どちらもホロッとやわらか。麺は細めで、こちらは一般的な中華麺の様相。



セットのチャーハンは作り置きではなく、オーダー後に調理。パラリとして味も濃いめで美味しい。ボリュームも予想以上。



卓上には酢やにんにくなどが置かれています。

他に客がいなかったので会計時に少し尋ねてみたところ、店主の父親である先代が埼玉県内のラーメンショップで修行された経験があり、地元に戻ってからアレンジしたのとか。



とはいえ、現在も「ラーメンショップ」を名乗っていることから本部とは少なからず繋がりがありそうな雰囲気。ネギの雰囲気から「クマノテ」と呼ばれるオリジナルの粉末調味料を使っているのかとも思いましたが、そのあたりは『言えない』とはっきり返されてしまいました。

もともと縛りが緩い“ラーショ”ではありますが、そのDNAがほんのり感じられる不思議なお店でした。