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縄手通りの近くでの予定を夕刻に終え、ちょうど開催中の「松本城氷彫フェスティバル」へ向かう人波と逆行するかのように駅前へ。

お昼にうかがった「とりでん」同様、こちらも松本の老舗店。



去年5月に訪れて以来の「ラーメン 藤」です。今回は素面で(笑)。



週末とはいえまだ浅い時間帯だったからか客は4〜5人で、厨房内も女性1人で切り盛り。前回と値段は変わっていませんが、“カレーライス”の価格のところが綺麗に直されています。



素面でいただくのは久々なので、今回は基本の“藤ラーメン(850円)”を。



酔客が美味いと感じる化調ビリビリの感じではなく、良く言えばスッと滲みるようなある意味“普通”の優しい醤油味のスープ。麺はやわめの中細。独特な刺激をちょっと期待していましたが、やはり以前とは別物ですね。

10数年ぶりに訪れた松本の老舗店。



暖簾には漢字で「とり傳」。個人的には目の前の道の向かい側にあった旧店舗の方が馴染み深いです。小さいころ父親に何度か連れてきてもらいました。昔から『スープに馬の〇が入っている』なんて噂もありましたね(笑)。





建物は新しくなりましたが、その独特な雰囲気はどことなく残った店内。



いただいたのは“チャーシューメン 中(1,280円)”です。



濁りのあるスープは動物系と野菜が合わさった独特な旨み。スープはかなり塩辛く、チャーシューも濃い味付け。『チャーシュージューシー』ではないものの、これだけでちょっとしたおつまみになりそう(笑)。キャベツや人参は半生でなはいかというくらいカッチリ食感。そうそう、こんな感じだったな…と懐古の念。

未確認ではありますが、同じ名前の「トリデン＠安曇野市」や、野溝木工にかつてあった「とりでんⅡ」は親戚関係とかなんとか…？


松本市大手２丁目２−３−７
11:00～19:00 ※現在16:00までの短縮営業中
水曜日定休

オープン当初は『近日発売』だったメニューをようやく。



“雷二郎(968円)”です。



平日の14時過ぎでお腹が空いていたこともあり、ランチセットも。



餃子6個におかわり自由のライスが付いた“Cセット(319円)”です。



ライス食べ放題とありましたが、さすがにおかわりはできず(笑)。



ラーメンのビジュアルはかなり賑やかですが、スープは見た目ほど攻撃的ではなく甘めで意外と優しい。炒めたモヤシの香ばしさが味噌のスープやピリ辛の「雷蔵ミンチ」と合います。麺はモッチリと滑らか。がっつり堪能しました。

去年12月に店主が変わってから初めての訪店です。



1月の限定ですが記録としてアップ。



“ミルク味噌󠄀麺(1,100円)”です。



「ミルク」というネーミングに引っ張られますがミルク感はほとんどなく、出汁の代用として尖りを消して全体を円やかにうまくまとめている印象。そして粘度が高いので最後まで熱々を維持。卓上にある柚子胡椒をつけていただくのも合います。

2月の限定は“黒胡麻豆乳担々麺”を提供中。

新メニューが登場するという情報を得て、提供初日（1/20）のお昼にうかがいました。



メニュー表には『“あの”ラーメンを万咲なりに表現』とありますが、写真を見たらアレだと分かりますよね(笑)。



それが“背脂ニンニクもやしらあめん(900円)”。

いわゆる“万咲流 二郎インスパイア”といったところ。味などの好みも聞かれましたが、初日なので全て[普通]でお願いしました。



スープは通常の豚骨と同じながらカエシは醤油をベースにしつつ甘みを感じさせる別物。比較的ライトに仕上げています。個人的にはもっと尖っても面白そうだと感じましたが、卓上におろしニンニクがあるので、それでパンチを出すのも手なのかも。



メニューでは“あの”と濁していましたが、伝票には「ジロ」の文字(笑)。なお、こちらは限定ではなく様子を見ながら続けていきたいとのことでした。