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2020年6月オープンの“牛骨ラーメン”を売りにしたお店。



ラーメンの幟は立っていますが、外観はどう見ても学校の校舎…



というのも実はこちら、2018年に統廃合によって144年の歴史に幕を下ろし廃校になった旧「牟礼(むれ)西小学校」の校舎を活用した「いいづなコネクトWEST」という交流施設。









小学校の面影をそこここに残しながら、かつての「校長室」は誰でも自由に利用できるコミュニティラウンジ、「保健室」はランドリーとして活用されています。教室の一部は宿泊エリアにもなっているとか。玄関を入る際に「上履きに履き替えるのかな…？」なんて心配もしましたが、靴のままで入れます(笑)。



前置きが長くなりましたが、こちらが施設内にあるお目当てのお店「とちのき食堂」です。もともとは「職員室」なのだとか。



名前の由来は学校のシンボルだったトチノキ。かなり大きな木です。







開放的でおしゃれな空間にリノベーション。テーブルは図工室で使われていたもので、絵の具のような痕や傷がそのまま残っています。ガラスの外は以前の校庭。現在は人工芝のサッカーグラウンド「いいづなパルセイロフィールド（飯綱町サッカー場）」になっています。



ランチタイムのメニュー。小学校らしく「給食時間」になっています。ちなみにカフェタイムは「休み時間」、ディナータイムは「放課後」。放課後ではアルコールもいただけます。



今回は人気No.1とある“牛骨ラーメン しょうゆ(660円)”を。

牛100％というスープは牛骨らしいコクと甘みのあるもの。旨み強めながら雑味がなく後味は意外にもあっさりで、全体の印象はとても優しい味わい。チャーシューも牛肉（ローストビーフ）。熱が入ると黒ずむためか別皿で提供。ラーメンに乗せてもいいですが、そのままいただいても美味。



中太の縮れ麺は食感とスープ絡みが適度。やもすれば「すき焼き風」にも思えるスープをスルッと受け止めます。後半になるとスープの甘さと濃さに段々と気付かされますが、底に少量入った黒胡椒がビシッと引き締め。それにしてもこれで660円というのは破格。



せっかくなので“チャーシュー丼 小盛り(240円)”も。細切りのしっとりチャーシューに甘じょっぱいタレ。これは間違いないサイドメニュー(笑)。



豚と牛の2本立てスープとあって、両方食べてみたかったところ。ちなみに季節限定の“つけ麺”もあったようですが、現在は残念ながら提供期間外ということでした。ただ、近々提供予定の秋の新メニューも考案中なのだとか。学校の中という独特な雰囲気も相まってまた訪れたいお店です。


上水内郡飯綱町大字川上1535
営業時間は画像参照　※ラーメンは「給食時間」と「放課後」に提供
月曜日定休（祝日の場合は翌日）

月末になってから今月の限定ばかりですみません…



「諏訪麺’ｓクラブ」による月替わりのお題「煮干し」を使ったメニュー。



今月は“和牛ローストビーフのかつお出汁冷やしラーメン(1,200円)”です。

キンキンに冷えた和風スープはスッキリながら鰹と煮干しが効いていて旨み強め。



細麺は茹で時間2分のあと氷水できっちり締め、シコシコと歯切れ良い食感。油揚げや茄子の煮びたしなど出汁を吸った具材に、和牛のローストビーフもたっぷり。煮干しの南蛮漬けもさりげなく主張。



レギュラーメニューも豊富で魅力的ですが、なかなか辿りつけない…

今月の限定を月末ぎりぎりにようやく。



“乾燥エビを使った塩とんこつラーメン(920円)”です。



説明文には「ほんのりエビ香る」とありますが結構ガツンと甲殻感が感じられます。ベースは鶏多めの豚骨スープでクリーミィ。序盤はあっさりと思っていたら徐々にズッシリ。



海老の粉末が沈んでいると思い、食べ始めから混ぜながらいただいたつもりでしたが、それでも最後は濃い部分がいい具合に残るような濃厚さ。

食後は昼営業終了間際ということもあり、ここでは書けない話題も含めて店主といろいろ情報交換(笑)。ちなみに来月の限定はカレー×まぜそば？？

去年9月にオープンしたものの今年1月に閉店していた「麺屋いろり」が、2022/8/6に移転オープンしました。



新しいお店の場所は、移転前に入居していた居酒屋「いろりにんにく屋」と同じグループ店の「珈琲ノンノン」内。





店内は区分けされているわけではなく、喫茶店のスペースでラーメンがいただけるというスタイル。スパゲティやトーストなどのメニューと一緒にラーメンのメニューが入っています。提供するメニューは移転前と同様、ステルスラーメンチェーン「テイクユー」プロデュースのもの。

今回は「貝のみ」とある“貝麺(880円)”をオーダー。



オーダー直後にミニサラダと調味料（黒胡椒・黒七味・柚子胡椒）が運ばれてきました。



5分ほどで提供。上田市にある同系列の「貝出汁ラーメン 緑彩亭」でも同じ”貝麺”をいただきましたが、豚のチャーシューが大きいくらいで構成はほぼ同じ。



アサリとホタテを煮出した分かりやすい貝の旨みが凝縮。乱暴な例えをするとホタテの水煮缶詰の液をラーメンスープにアレンジ…というくらい貝全開のスープ。優しい口当たりで一緒に出される黒七味や柚子胡椒でシャープに味変。ホシの入ったやや細めの縮れ麺は軟らかめの茹で加減。



移転前は駐車場に難儀しましたが、移転後は30台ほど停められる共同駐車場があります。



駐車場の案内板では旧字体の「麵屋いろり」になっていますね。コロナ禍で時短営業中ではありますが、それでも10時間の通し営業なのはとても助かります。なお「珈琲ノンノン」でランチタイムに提供していた“トマトラーメン”はしばらく休止するとのことです。


松本市野溝西１丁目６−２７
11:00～21:00（時短営業中）
不定休

夏には毎年こちらのつけ麺を食べねばと。



昨今の状況を鑑み、7/20から一部メニューで価格改定。基本メニューで20円～80円ほど値上げとなりました。







レギュラーのつけ麺も食べたいところですが、今回はローカルテレビ番組で生中継されたほどの今年の話題作を。





それが“霙(みぞれ)つけ麺(1,100円)”です。



今回は“氷増し(200円)”で。この氷というのがミキサーで大根を液体にして凍らせ、それをカキ氷にしたもの。この日は大根の部位により3色（白・赤・紫）が選べ、デフォの白＋氷増し分を紫でお願いしました。



繊維質の残る大根おろしと異なり、ふんわりと滑らかな口当たり。大根本来の辛味と、凍らせた清涼感を両立させた楽しい薬味。



つけ汁も冷たく、味付けは節を効かせた醤油濃いめ。全体のインパクトある見た目に対し味は実に正統派。



つけ麺オーダー後、かなり悩んだ挙句に注文した一品。メニュー表下には「アブノーマルラーメン」の文字。これは自他ともに誉め言葉(笑)



デザートラーメンの“桃のラーメンパフェ(450円)”です。



トマトを練り込んだ麺に桃ソースをトッピング。トマトと桃、それぞれの甘酸っぱさと、「もち姫」という餅質小麦を使った麺の白玉団子っぽさが両立。底にはこれまた酸味のあるリンゴのソースで味変。



玄関メニューの上にはオレンジとモモのつけ麺のアナウンスも…さらに店主からイチゴの情報もチラリと。いずれも奇抜そうに思えますが味の足し算が完璧なのが「熊人」らしい。