2013年03月07日
続・オーテック車とはなにか?
調子にのって続編を書かせてもらいます(^^)
オーテック車ってのは、ざっくりとまとめて言うと、まぁ改造車とかカスタムカーというジャンルにくくられるとおもいますが、そのジャンルもいくつかの区分が出来ると思います。
もっとも一般的なのは車を買ったお客様本人が自分の色に染めていくやりかたで、ディーラーオプションや、アフターパーツを装着しながら仕上げて行くケース・・・ これをプライベートカスタムと呼ぶことにします。
パーツメーカーさんやチューニングショップさんなどが、自社のオリジナル製品やあるいは他社のものも含めてセレクトして完成車状態に仕上げた車も販売されていて、これはコンプリートカーって呼ばれてますね。 完全な、完成した、完結したとか言う意味。
コンプリートカーの魅力は、専門家がコーディネートしてくれているので、バランスやまとまりがよく法規上の問題などもきちんとクリアされていることでしょうね。
オーテックの場合、パーツを一点ずつ売っているわけではなく車一台を完成状態でご提供しているので、これもコンプリートカーなわけですが、メーカー(含むオーテック)から出荷された時点で改造済みということでファクトリーカスタムと呼ばせてもらってます。
前回の『オーテック車とはなにか』で書いたとおり、オーテックの商品というのは、日産の標準車では採用しにくい仕様や部品などを採用しているのが特徴ですが、これは、生産方式にも言えてて、日産の量産ラインでは組み付けることが難しいような仕様を、改造車メーカーゆえのノウハウを使って実現しているというのもあります。 自動車メーカーの生産ラインっていうのは、ものすごい効率化、機械化されていて、それによって手ごろな価格が実現されているということ以上に、安定した品質が約束されているんです。
また、自動車メーカーの信頼性の基準というのは(何処のメーカーも)とんでもなく厳しくて、普通のユーザーがまずやらないような使い方までカバーしてたりします。 もちろんちゃんとした使い方をしてもらうのは大前提ですが、故意でやることはなくても、ついやっちゃった、というような場合でも最悪の状態には陥らない・・・そんな仕様になっているってことです。レース用のパーツは、限られた場所で、使い方をわかっている人が使うものなので、攻めた仕様もできますが、ストリートで誰が使うかわからない商品の場合はそういうわけにはいきません。 オーテックの商品もそんな基準で作られてます。
その証拠・・・というほどのものではありませんが、オーテック車には改造部位に関する特別な保証書というのは別添されていません。 それは、改造部位も含めて、ベースの車まるごと一通の保証書でカバーしてるからです。 この意味では、改造車の常識を超えているかも。
量産車の限界と改造車の常識をちょっと超えたオーテックのファクトリーカスタムは、安心して手が出せるちょっと特別なクルマ。
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Posted at
2013/03/07 13:45:50