弟のFJレースデビュー戦は、鈴鹿クラブマンレース第6戦でした。
ところで、ホンダのワンメイクレースは、今年までインテグラで、来年から先ごろ発売されたシビックタイプRに変わります。
インテグラのレースも行われていましたので、来年のレース車両が、参考に?展示されていたので、じっくり眺めてきました。

まずは、ドアを開けると、ロールゲージが圧巻の作りです。サイドバーがクロスしていて、接合部には半端ではない補強プレート。ダッシュ貫通の上に、斜行バーでアーチ部が補強され、そのバーがサイドバーと交差する部分は、丁寧に溶接されています。これぐらいやれば、スピンしたところを真横から突っ込まれても、大丈夫なんでしょう。
リアドアを開けて、後ろを見てみます。

当然リアシートはなく、斜行バーが走っています。Bピラー止めもお約束。さらに、Bピラー部でクロスが組まれています。この処理は、今まであまり見たことがありません。フロントのアーチ部の補強といい、シビック乗りはいったいどれだけ横転するつもりなんでしょうか(笑)。
リアに向かった斜行バーは、ホイルアーチではなく、トランクに向かっています。

トランク内で、フロアにボルト止めされていました。新車から完全にレース用に作られていて、何かを剥がした跡なんかが無く、まるで初めからこういう仕様であったかのように、きれいな仕上がりです。
市販車に試乗したときも、メーター回りは十分にスポーティーだと思いましたが、レースカーになると、さらにすごい状態です。

エンジンはかかっていなかったので、純正のメーターがそのまま動くのかわかりませんが、後付のタコメーターが無いところを見ると、ノーマルメーターで対応するのでしょうか。
あと、町乗り仕様車にも付けたい人が、いるだろうなと思ったのが、これです。

カーボンの造作が、とても美しいですね。パワーウィンドウスイッチも、純正がそのまま使われていて、きれいに収まっています。メーカー製品でフィッティングも完璧。
タイヤは、ヨコハマのワンメイク。

18インチのスリックタイヤです。すごい迫力。
タイヤは好きなので、近寄って観察すると、なかなか面白い表記を発見。

今までも、英語での表記は見かけましたが、これだけデカデカと日本語で書かれると、ちょっと面白いですね。
良い子の皆さんは、公道で使っちゃダメですよ(笑)。
シビックレースも、ベース車を買って、どこかのショップに持ち込んで、レース仕様にしてもらうわけではなく、出来上がった競技車両を買う形らしく、マンマこの状態で販売しています。
カーボン内張り、安全タンクなど、オプション一式フル装備で、
お値段
780万円なり。
カーボン内張りなどのオプションを装着しなければ、680万円ぐらいだったかな?
うーん、日本最速のワンメイクレースは、お値段もなかなかですね。ロールゲージや、カーボンの造作など、とても美しく仕上がっていて、780万円でもバーゲンプライスだとは思いますが、車両だけでそれと言うことは、参戦1年目のコストは、余裕の1千万円オーバー確実なので、冷静に考えると、どう考えても、僕には自前の資金では参戦できません。
本気で勝ちに来る皆さんは、どうせこの状態で買っても、また全部バラして、フルスポット増しだ、低重心化だと、しこたまお金をつぎ込まれるでしょうし。ボディは、封印するわけにもいかず、クラッシュ時の修理もできなくなるので、改造禁止は、無理ですよね。
ゴルフ5のGTI Cupが、車両400万弱、安く上げれば、年間コスト入れても500万円ぐらいとすると、さすがに2倍は、厳しいよなと思いました。
でもまあ、777万円のGT-Rは、売れまくっているようですし、1千万円払える人には、安いのだろうか…?アカン、金銭感覚が、狂ってきた(笑)。
ブログ一覧 |
モータースポーツ | クルマ
Posted at
2007/11/16 23:14:01