先日のユーザー車検のために、家のフィットのブレーキ周りの点検をしました。
キャリパー周りは分解、清掃してグリスアップして組付け。ダストブーツ系は全く問題なし。スライドピンのグリスはかなり劣化していて摺動抵抗が大きくなっていたのでやっておいてよかったです。
12万キロ走っていますがパッドは70%以上残っており、この車はパッド交換する機会はなさそうです。
リアドラムブレーキのホイールシリンダーも確認しましたが、シリンダがアルミ製でさびないためか、こちらもいたって問題なし。ドラムブレーキのシューもおそらく一生無交換で行けそうです。
さて、ブレーキフルードの交換ですがフィットハイブリッドはブレーキバイワイヤになっており、ブレーキペタルを踏んでも直接マスタシリンダは動かず、車が踏み込み量を検知して自動的に回生ブレーキと油圧ブレーキに振り分けています。ペタルの反力もシュミレーターによって作られているものです。よって通常の油圧ブレーキ車とは構造が異なりいつものように負圧やIG OFFでブリーダ緩めてペダルを踏むだけではフルード交換ができません。
トヨタのHEVは診断機をつながないとブレーキフルード交換ができないらしい(うかつにブリーダを緩めると大惨事になる!!)などと噂を聞いていたので、フィットも自力は無理なのかもしれないな?と思っていましたが、諸先輩方の情報でどうやら自力で交換できそうな雰囲気です。
参考にさせていただいたURLはこちらです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2125398/car/1625913/4171042/note.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/2954404/blog/41349219/
http://www.team-mho.com/fithv-gp5-bfc/
https://seibishinote.com/post-1187/
簡単に手順を書くと
IG ONで右前→左前→左後→右後の順にペタルを踏んでもらってブリーダーからオイル排出(ペタルは軽く、ポンプ駆動で排出される)
IG OFFで3分待つ。その間ドアを開閉しない。
IG OFFで右前→左前→左後→右後の順にペタルを踏んでもらってブリーダーからオイル排出(通常よりペタルは重い。踏力で排出している模様)
右前から開始するのがどうにも変な感じでしたが、その通りの手順で実施しました。
作業の様子は
こちらの整備手帳をご覧ください。
参考にしたページには、ブレーキ関連の警告が出て消さないといけないと書かれていましたが、フルードを細かくつぎ足しながらMINを割らないようにしてみたところ、警告は発生しませんでした。
交換後、体感できるフィーリングの変化は何もありませんでしたが、今後を見据えつつすっきりできてよかったです。
Posted at 2023/08/19 16:15:17 | |
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