曲がり隊Cupでスパ西浦を走行した帰り道、高速道路を走っていて、不審な金属のゴリゴリ言う感じのバイブレーションを、ステアリングに感じました。
スパ西浦は低速サーキットで、特にステアリングの舵角が大きく、LSDやドライブシャフトなどの駆動系には負担が大きいので、もし音源がLSDだったら、とんでもない出費になるので、困るなあと思いながら、しばらく異音の発生する条件を観察しました。
その結果、左にハンドルを切っていて、エンジンブレーキ状態のときに発生していることが判明。僕のLSDは1wayなので、とりあえず、LSDの線は、可能性は低いなと考えました。
ステアリングと関係があって、駆動系とも関係があるとなると、残りは、ドライブシャフトのアウタージョイントだと考え、とにかく、家まで折れないでがんばってくれと、極力ハンドルを切った状態で、駆動力をかけないように努力しながら、だましだまし兵庫県まで帰り着きました(冷や汗ものでした)。
過去、ジムカーナ中に前車のゴルフ1で折った事があり、舵角の大きい状態でこじってアクセルを踏んでいくと、ジョイントが折れると言う記憶が焼きついていて、それ以外の可能性はほとんど考えていませんでした。
と言うわけで、今日までほとんど乗らないでGTIは置きっぱなしになっていたのですが、今日やっと時間をとって、
予備のドライブシャフトに交換しました。
作業開始が16時と遅く、日が暮れると分かってはいましたが、何とかなると思って、強引に作業開始。結果、見事に、左右ともシャフトをはずしたあたりで、完全に真っ暗になってしまいました。(だって、17時半には、真っ暗でしたから。)
まあ、一番時間のかかる、デフ側のフランジの締め付け作業は、どちらにせよ、下側からの作業となり、もともと明かりがないと作業できないので、開き直って、日が暮れても平気さと思ってやりましたが、ちょっとよそに置いた工具などが、暗くて見えず、やっぱり昼間作業したほうがいいなぁとおもいました。
幸い、大きなトラブルもなく、無事作業を終えることができました。
その後、期待の試運転に出てみると…。
あれ?直ってないじゃん!!
家を出て、信号1つ越えたあたりで、すぐに問題の異音発生。
ありゃりゃ、やっちまったよと思いつつも、しばらく走ってみると、どうやら別原因のよう。しかし、ドライブシャフトもだいぶダメージがあったらしく、走行中のロードノイズのような「ゴォー」と言う音が、ずいぶん静かになりました。
ここで、もう一度、異音が出る条件を考えると、
1、左カーブで出る。
2、エンジンブレーキ状態で出る。
3、ドライブシャフトではない。
ステアリングにゴリゴリ来る感触からして、本来接触しない金属同士がこすれているのは、間違いなさそう。うーん、なんだろう?と考えていたときに、タイベル側のエンジンマウントが、結構へたっていたのを思い出しました。
そうか!!エンジンマウントか。あそこなら、右側にあるので、左カーブで遠心力がかかったときに、負担が大きいし、エンジンブレーキ状態だと、エンジンが反力で動くので、そのときだけ接触するのも納得がいくと、納得がいきました。
と言うことで、十中八九、エンジンマウントが原因ではないかと言う結論に行き着いて、とてもスッキリした気分になりました。今日のドライブシャフト入れ替え作業も、もともとのシャフトが疲労していることを確認できましたし、問題点は、思うところからつぶしていかないと、解決しようがないので、必要な作業だったと思います。
エンジンマウント部で干渉が起こっているだけなら、我慢すれば、すぐに壊れることはないので、スパ西浦からの帰りにかいた冷や汗はなんだったんだと言うことになりますが、悪いほうの結果ではなかったので、まあ良しとしましょう。
マウント打ち替えとなると、油圧プレスはいりますよねぇ(笑)。
Posted at 2008/11/11 23:19:41 | |
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