かれこれ1年弱ぐらい、
セルモーターを交換したり、
バッテリーやリレー等の部品を交換したり、
バッテリー直結のアーシングを追加したりと追いかけている、ロードスターのセルモーターが時々重い時がある問題ですが、どうやらついに解決できたようです。
どうやら、メインヒューズの下流側のフォグランプ用にプラス電源を取り出した部分、ボルトの締め付けトルク不足と接触部の表面劣化によって起こった接触不良が原因のようでした。
メインヒューズの足の接触部の掃除の様子は、
こちらの整備手帳をご覧ください。
メインヒューズは80Aでしたが、これだけの電流が流れるとなると端子はエッジではなく面での接触が必要なようで、足にボルトで締め付けられています。
ボルトをほどこうとすると、上流側は固く締まっていましたが、フォグランプ電源用にクワガタ端子を割り込ませた下流側はかなり低いトルクで締まっていました。
もし上流側がマツダの正規トルクだとすると、下流側は明らかに不足していますし、先端が開いたクワガタ端子ではこんなに締めると変形しまくって外周が外に出てきてしまうので(実際にこのトルクでも変形してフニャフニャになっていた)、できれば丸端子できちっと締めた方がいいですね。
フォグランプ電源取り出し部はまた今度丸端子で作り直そうと思います。
ヒューズの足も清掃して磨いたのち接点復活材をスプレーして組みなおしました。
この作業を行った後、かれこれ1カ月たちますがセルの回りが弱い時は発生していないので、おそらく完治できたと思います。
古い車は電気系統よく見てあげないといけないとは思いますが、こういった接触部分の抵抗増大って、馬鹿にならないんですよね。ゴルフ1で抵抗増大部が発熱して被覆が溶けていたこともありますし…。
この部分の接触不良を見抜けず、セルやらバッテリーやらリレーやら追加アーシングやらと余計な出費が発生しました…。
でもまあ、電気系統のリフレッシュでワイパーやパワーウィンドウも速くなったり、エンジントルクが増大したり、始動時の初爆までの時間が短くなったりといろいろ気持ち良くなったので、よかったとしますか。
Posted at 2022/08/13 12:41:51 | |
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